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2005-05-29

NHK「プロジェクトX」5/10放映分 NHK異例の早さで淀川工業高校に謝罪 (その4) 釈明番組放映

録画しておいた「土曜スタジオパーク」を見た。プロX5/10放映分についての謝罪をしている。

プロジェクトX:「事実確認不十分だった」とNHK謝罪

 NHKは28日の番組「土曜スタジオパーク」の中で、今月10日放送の「プロジェクトX」について「取材の事実確認が不十分な点があり、制作者側の思い込みが強すぎた面もあった」と述べ、改めて謝罪した。
 問題の番組は、大阪府立淀川工業高校合唱部の活動を扱ったが、放送後に学校関係者から「事実と異なる点がある」と抗議が寄せられた。
 経済社会情報番組部の黒木隆男部長は、イメージ映像に暴走族の資料映像を使った▽退学者が年間80人だったとした▽「合唱コンクールに警察官が来た」とした▽「求人はなかった」とした−−点について誤りや不適切だったことを認めた。【丸山進】

毎日新聞 2005年5月28日 19時48分


内容は、現在NHKのプロジェクトXのサイトに掲載されいている謝罪文を出るものではなく、杜撰な取材によって、淀川工業高校の名誉を傷つけたことを、改めてカメラの前で全面的に謝罪。「カメラの前で謝罪」というのが重要なのだ。
謝罪したのは、4月の役員人事に伴う管理職異動で、「番組制作局情報番組センター長事務代理」となった黒木隆男経済社会情報番組部長で、今回の人事異動で正式にセンター長になる。昨日の謝罪が、担当部長として、最後のおつとめ、といったところだろう。
黒木部長の口調や振る舞いからは、
 全く今井EPや池田PDを信用していない
ということが感じ取れた。微塵も庇っていない。
 放送人としてあるまじき行為をした
と苦々しく思っているのだろう。

これでプロXの命運は完全に尽きた。秋までには打ち切りだろう、と思っていたが、収録が済んだ分の放映が終わり次第番組終了、というセンかも知れない。
 杜撰な取材、思いこみで制作
というのは、NHKならずとも、番組制作倫理にもとる態度だ。池田PDは
 プロX班唯一の女性PD
ということで、講演に呼ばれたりしてたんだけど、なんだかな、な気はする。実は、プロX班「最初の女性PD」は別にいるからだ。今は別な番組を作っている筈。
番組が長寿番組となると、くだらない「内規」が出来てしまい、
 〜じゃないとダメ、〜は認めない
なんてことになって、番組がどんどん硬直化するのだが、プロXもその例に漏れなかった。番組としての勢いは、とっくになくなっていたのだが、「海老沢マター」として生き延び続けた。
海老沢会長が去り、プロXも打ち切られる。次は、
 7時のワイドショー、ニュース7など、ニュース番組改革
だな。で、昨日のニュース7は、
 ズーラシアの二足歩行レッサーパンダ「デール」
に結構な尺を取ってたんですけど。これって、浅谷部長の断末魔企画? 今度来る石田部長は、そんなにぬるくないと思うぞ。

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