現代人の拡がったルートに海ルート
陸よりも海沿いの方が進みやすいだろう。
現代人が広がった新ルート海ルートの画像
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/05/13/20050513000020003.jpg今の一般的な学説では、現代人の直接の祖先は、10万年ほど前にアフリカを出て、エジプトのシナイ半島を通って中東を経由し、主に陸地を移動することで世界に広がったとされています。今回の研究はイギリスやインドなどの2つのグループが▽インドの東側にあるアンダマン諸島と▽マレーシアのいずれも先住民族のミトコンドリアDNAという遺伝子を分析しました。その結果、これらの先住民族は、10万年ほど前にアフリカを出た現代人の祖先に近い遺伝子を持っていることがわかったということです。研究グループは、これらの先住民族は中東を経由したのではなく、アフリカ東部から紅海を渡り、インド洋沿いに海岸部を東に移動してきた可能性が高いとしています。今回の研究成果は、現代人が世界に広がった新たなルートを示すものとして注目されています。2つの研究は13日発行されるアメリカの科学雑誌サイエンスに掲載されます。
05/13 06:03
海ルートの問題は、人類の拡散だけでなく、文化史でも重要だ。でも、海ルートって、検証が難しいから、割と無視されがち。
今回の研究は、ミトコンドリアの分析だから、その点、いいよね〜。文化史は、基本的に文献資料か考古学的遺物で話を進めるわけで、それが出てこないと、ほとんど「憶説」の世界だ。
| 固定リンク
« TBSの部長、公式サイトのコラムに読売・毎日・朝日の記事を盗用発覚 (その4) その夜、筑紫哲也は沈黙した@5/11 | トップページ | JR宝塚線脱線事故 事故当夜、村田国家公安委員長が宴会へ »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント