朝日新聞、毒草と食草の写真を逆にして説明
アブナイじゃん。
朝日新聞社:写真取り違え 毒草トリカブトと食用シドケを朝日新聞社は、15日付朝刊秋田版「山菜採り危険も色々」と題する記事の中で、毒草のトリカブトと食用のシドケの写真を取り違えて掲載した。読者の指摘を受けた同社は同日、ホームページ(HP)に正しい写真付きでおわび文を掲載した。同社広報部は「人命にかかわる事柄で誤った報道をしたことを深くおわびする」とコメントした。
記事は毒草の区別や山中のクマ対策などを紹介。食べると中毒の可能性があるトリカブトとシドケの見分け方が難しいとして葉の特徴の違いを説明したが、写真が反対だった。同社は「社内の確認作業が不十分だった」としている。HPのおわびは両方の写真を再掲したうえで「秋田版の写真は誤りです。お気をつけ下さい」と注意を呼びかけている。【小倉祥徳】
毎日新聞 2005年5月15日 19時25分
で、該当記事はこれ。
〈おわび〉山菜採り危険色々(写真に注意)手にしているのが食べられるシドケ
http://mytown.asahi.com/akita/images/pic1_6919_267.jpeg15日付本紙秋田版の「山菜採り危険も色々」の記事で、トリカブトとシドケの写真を取り違えて掲載しました。おわび申し上げます。アサヒコムのマイタウン秋田に正しい写真を載せました。山菜採りに行かれる場合はくれぐれもお気をつけ下さい。
(略)
◇毒草と混生
腐葉土たっぷりの地面は、ふわふわして気持ちいい。新緑の青臭さと土の湿気臭さが鼻をくすぐる。5分ほど歩くと、タラノメやワラビ、水辺にはオオバギボウシが自生していた。おひたしにするとおいしいシドケもたくさん。だが、シドケに紛れるように、よく似た野草が生えている。毒草のトリカブトだ。山菜にはトリカブトとよく似たものが多い。誤ってトリカブトを食べて中毒を起こす人もいる。トリカブトは4月初旬に芽を出し、地面すれすれの高さで葉を広げ、食用のニリンソウの幼葉と間違えられやすいという。さらに1カ月を過ぎて約50センチの高さまで茎を伸ばすと、シドケと区別がつきにくくなる。大きな違いは、トリカブトの葉に比べ、ニリンソウの葉には斑点があり、シドケの葉は輪郭が角張っている点。言われればわかる違いも、山の中で素人が区別するのは難しい。
県によると、県内では04年、毒きのこによる中毒が3件発生した。
(以下略)
マイタウン秋田のトップページにはトリカブトの写真が載っている。
毒草のトリカブト(注:15日付本紙秋田版の写真は誤りです。お気をつけ下さい)
http://mytown.asahi.com/akita/images/top1729.jpeg
しかし、秋田の朝日新聞購読者が、全員インターネットにアクセスできるワケじゃないだろう。山に山菜採りに行くのに、今回の記事を切り抜いて持っていったヒトもいるはずだ。
大丈夫だったのかなあ。。。
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