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2005-06-28

忍び寄る鳥インフルエンザ (その7) 中国ではH5N1型が蔓延 こちらはヒトへの感染危惧のあるタイプ

茨城でH5N2型の高病原性だが弱毒性の鳥インフルエンザの発生が確認されたが、中国では強毒性でヒトへの感染が懸念されているH5N1型が相変わらず蔓延している。6/20にも新疆ウイグル自治区昌吉市で、H5N1型鳥インフルエンザで、アヒルやガチョウなどの家禽が死んでいるとの報告があった。

2005.6.28 中国で新たなトリンフルエンザ発生、ガチョウやアヒル128羽が感染、うち63羽が死亡

 中国で、新たなトリインフルエンザ(H5N1型ウイルス)の発生が確認された。5、6月で3件目となる今回の流行も野生の水鳥が犠牲になっており、ガチョウやアヒル128羽が感染し、そのうち63羽が死亡した。発生場所は前回同様、中国西部の新彊ウイグル自治区だった。相次ぐ渡り鳥の大量死により、ヒトへの感染拡大が懸念される状況がさらに強まっている。
 OIE(国際獣疫事務局、Office International des Epizooties)によると、中国は6月20日、新彊ウイグル自治区の省都Urumqi(=烏魯木齊)近郊のChangji(=昌吉)市で、120羽のガチョウと60羽のアヒルのうち、128羽が病原性トリインフルエンザ(H5N1型ウイルス)に感染し、そのうち63羽は死亡していたと報告した。
 報告によると、180羽すべてを処分したほか、周囲で飼育されていた家禽1373羽も処分した。発生日は報告されていない。
 これより先、中国は5月21日に青海省の青海湖で大量の渡り鳥が死んでいるのが発見され、死んだ鳥からH5N1型ウイルスが確認されたと報告していた。大量死が発見されたのは5月4日で、死んだ鳥の総数は519羽だった。
 感染が確認された鳥は、インドガン (Anser indicus)のほか、オオズグロカモメ(Larus ichthyaetus) 、チャガシラカモメ(Larus brunnicephalus)、アカツクシガモメ(Tadorna ferruginea)、カワウ(Phalacrocorax carbo)の野鳥も含まれていた。
 また、6月8日には、青海省の北西に隣接する新疆省でもガチョウの大量死(460羽)があったことを報告した。こちらもH5N1型ウイルスによるものだった。(三和護、医療局編集委員)


何度も繰り返すが
 鳥インフルエンザは鳥が運んでくる
のだ。ヒトが頑張っても、飛んでくる鳥を止めることは出来ない。

茨城の鳥インフルエンザ発生は、最初の感染から3ヶ月近く経ってようやく判明した。弱毒性だったからだ、と厚生労働省は言い訳をしてるが、鳥たちの間で感染を繰り返せば、ウイルスの毒性が強まる可能性もある。
どうも防疫体制にゆるみがある。
今後は、日本海沿岸などで、鳥インフルエンザが発生するかも知れない。その場合、すぐに対応できるのか。
猛暑が続いて、鳥も参ってるだろうが、こんなときに暑さによる死亡だと高をくくっていると、実は鳥インフルエンザが発生しているかも知れない。そのあたり、農林水産省・厚生労働省は養鶏農家の指導をきちんとしてるのか。

鳥インフルエンザの何が問題かと言えば、
 今は、H5N1型が散発的に鳥からヒトへ感染しているが、近い将来、ヒトからヒトへ感染するタイプに変異する可能性が高く、ヒトに感染するようになると、ヒトは免疫をもたないので大流行する
点だ。日本でもシャレにならない数の死者が出る、とすでに予測されている。昨年の厚生労働省の試算では日本国内での犠牲者数は
 6万9000人から16万7000人
だ。このあたりの話は5/18にも書いた。
だからこそ、わずかな兆候でも、見逃さないようにしておかないと、いけないのだ。

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