« NHK、内部告発者を処分 | トップページ | キトラ古墳南壁から十二支午画像の一部を発見 (その2) 配信された画像を印刷してみる »

2005-06-15

マイクロソフト、中国でのブログ検閲に協力 (その2) 続報

昨日の続き。
詳報が出ていた。

2005/06/14 14:05 更新 MS、中国語ポータルのブログを検閲

Microsoftは中国政府と協力し、自社のブログサービスMSN Spacesの検閲を行っているという。

シアトル(Associated Press)

 米Microsoftは、新しく立ち上げた中国語のWebポータルを検閲するために、中国政府と協力している。同社の広報担当者が明らかにした。
 MSNのグローバル販売&マーケティング担当ディレクター、アダム・ソーン氏によれば、この検閲は、MSN Spacesサービスを介して作成されているブログに対して行われているもの。
 同氏によれば、Microsoftと、中国政府が資金提供している同社のビジネスパートナーは、当局の協力のもと、幾つかの禁じられた表現の削除に当たっている。ただし同氏は、具体的な例は挙げなかった。
 ソーン氏はAssociated Pressの取材に対し、次のように語っている。「私は現時点では、禁じられた表現のリストにアクセスできないため、具体的にどのような表現が禁止されているのかについてはコメントできない」
 フランスの通信会社Agence France-Presseが6月13日に報じたところによれば、ブロガーはMSN Spacesに「民主主義」「人権」「台湾独立」といった語句をポストできないようになっている。こうした語句を入力しようと試みたところ、「そうした表現は禁じられている」との旨を伝えるメッセージが表示されたという。
 MSN Spacesは無料のブログスペースを提供するサービスで、MicrosoftのMSN Chinaポータルにもリンクされている。このポータルは5月26日に始動したもので、Microsoftによれば、それ以来、約500万件のブログが立ち上げられている。
 中国政府はビジネスや教育の場でのインターネットの活用を奨励する一方で、破壊的と見なされるコンテンツへのアクセスは禁じようとしている。
 また同政府は最近、Webサイトのオーナーに対し、6月30日までに当局に登録するよう義務付け、さもなければ罰金を科すとしている(6月7日の記事参照)。
 中国の検閲当局は、インターネットの掲示板やブログからデリケートな発言を排除するとともに、違反サイトへのアクセスを遮断している。一般市民がコメントを投稿できるサイトには、自主的な検閲が義務付けられ、違反した場合には罰金が科されることになっている。
 ソーン氏によれば、政府による高圧的な検閲は中国の規制体質の一環として受け止められており、Microsoftは自社のサービスが同国における表現を促進できると考えている。
 「たとえフィルターはあっても、当社は何百万人もの中国ユーザーのコミュニケーションや、ニュースの共有、写真の共有、関係の構築を支援している。当社にとっては、それがここでの最大のポイントだ」と同氏。
 国際的なメディア監視機関Reporters Without Borders(国境なき記者団)の広報担当者タラ・ダウラッシャヒ氏は、こうした取り決めは大手IT企業が中国でビジネスを行う際によくあることだと指摘している。
 国境なき記者団はMicrosoft、Yahoo!、Google、Cisco Systemsなどの企業に書簡を送り、各社の幹部らに対し、中国政府に表現の自由をめぐる改革を迫るよう促している。
 だがダウラッシャヒ氏によれば、中国の消費者市場には、そうした訴えを退けてしまうほどの大きな魅力がある。
 「現実としては、企業のこうした対処方法は、グローバリゼーションの拡大とともに今後も続くことになるだろう。だが私たちは各企業に対し、より民主的なプロセスを中国政府に迫るよう、常に要請を続けていきたい」と同氏。
 ソーン氏によれば、中国では国内の企業も、不敬な発言や性的に露骨な表現など、一部の表現については、Webへの投稿が禁止されている。
 「当社は多くの国々でビジネスを行っている。どの国の市場に参入するのであれ、それぞれ異なる規制状況がある。それを踏まえた上で、ビジネスとして最適な選択を下さなければならない」と同氏。
 MSN Chinaは、中国政府が資金提供している投資会社Shanghai Alliance InvestmentとMicrosoftの合弁事業。Shanghai Allianceは、上海など、中国の幾つかの地域で、新経済開発に投資している。

 中国のインターネット人口は推定で8700万人と、米国に次いで2番目の多さとなっている。


なるほどね、本音は

国境なき記者団はMicrosoft、Yahoo!、Google、Cisco Systemsなどの企業に書簡を送り、各社の幹部らに対し、中国政府に表現の自由をめぐる改革を迫るよう促している。
 だがダウラッシャヒ氏によれば、中国の消費者市場には、そうした訴えを退けてしまうほどの大きな魅力がある。

 もっと金儲けをしたい、市場規模の巨大な中国相手なら、多少の「倫理」などクソ食らえ
ということなるわけね。

上記で言及されている6/7付けの記事とはこれだ。


速報 2005/06/07 19:42 更新 中国、Webサイトとブログを登録制に——非登録サイトは閉鎖へ

中国当局は監視システム「Night Crawler」で非登録のサイトを特定して遮断する計画だ。「独立したブログが出版許可を得られる可能性はない」と告げられたブロガーも。

 国境なき記者団は6月6日、中国政府は正式登録されていない国内のWebサイトとブログを閉鎖させるつもりだとして警鐘を鳴らした。同国政府はリアルタイムでサイトを監視し、非登録サイトを特定する新システムを有していることも明らかにしたという。
 同団体によると、中国情報産業部は3月に、同国に本拠を置くWebサイトはすべて、6月30日までに登録し、サイト責任者の完全な身元情報を提出しなくてはならないと通達した。「国家を危険にさらす」情報を規制することが目的だという。
 公式発表によれば、中国のサイトの約75%が登録済みという。ロシアのInterfax通信が報じたところでは、中国政府はその後、非登録サイトを特定して遮断する「Night Crawler」と呼ばれる新システムを6月立ち上げに向けて開発していることを明らかにした。
 中国のニュースポータルをホスティングする通信企業は政府の依頼を受け、利用者に登録義務を通達、5月には多くのブロガーが登録を指示する電子メールを受け取ったという。
 国境なき記者団は声明文の中で次のように述べている。「中国当局は、特に率直な発言をするサイトを国外に追い出したいのだ。そうすればフィルタリングで中国からそれらサイトへのアクセスを遮断できる。国内で実名の下でサイトを続ける人々は、政治の話題を避けるか、中国共産党のプロパガンダを流さざるを得なくなってしまう。今回の決定は権力者によるオンラインのニュースと情報の効果的な統制を可能にする」
 ある中国のブロガーが同団体に匿名で語ったところによると、このブロガーは登録していないという理由で上海の警察からサイトを遮断された。そこで情報産業部に電話で登録方法を聞いたところ、「独立したブログが出版許可を得られる可能性はない」ため「手間をかけて登録することはない」と告げられたという。


ありとあらゆる言論弾圧を掛けてくるな、中国政府。

ブッシュが
 世界の保安官
を気取っているが、そのアメリカの景気を支えている優良企業のやってることといえばこんなこと。
結局は
 倫理なきマネーゲーム
が、21世紀を支配する、ということだろうね。国家政策が「無宗教」であるだけに、中国人の
 倫理観の欠如
は、これを修復するのは難しいのだ。暴走するグローバル化が利するのは、ひょっとしたら
 アメリカ人ではなく中国人ではないか
と思ってしまう。

|

« NHK、内部告発者を処分 | トップページ | キトラ古墳南壁から十二支午画像の一部を発見 (その2) 配信された画像を印刷してみる »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/109312/4558596

この記事へのトラックバック一覧です: マイクロソフト、中国でのブログ検閲に協力 (その2) 続報:

» マイクロソフト、中国当局のブログ検閲に協力 [素人考えなんだけどさ]
マイクロソフト、中国当局のブログ検閲に協力 日本経済新聞 四国新聞社 朝日新聞 [続きを読む]

受信: 2005-06-15 12:56

» MS、ブログ検閲に協力 [おもしろスポット日記]
MSが中国のブログ検閲に協力している事が明らかになった。中国でブログをサービスしている「MSNスペース」(いま、500万件のブログがある。急速に拡大中)は、「民主主義」、「自由」、「人権」、「台湾独立」・・・・などの政治的に微妙な言葉や卑猥な単語は「禁止されている言葉です。消去して下さい」のメッセージが出る。マイクロソフトは検閲に全面的に協力をしている。本当は、警告だけではないと思う。これは、... [続きを読む]

受信: 2005-06-15 21:16

« NHK、内部告発者を処分 | トップページ | キトラ古墳南壁から十二支午画像の一部を発見 (その2) 配信された画像を印刷してみる »