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2005-06-21

F1アメリカGP (その3) 約束を破ったのはジョーダン?

今回のアメリカGPのタイヤ問題。9チームが最初は参加しないはずだったのに、なぜか不参加は7チーム。一体何が起きた?

今回ポイントを得たジョーダンが原因らしい。
F1GPNewsより、ミナルディのコメント。

2005年06月20日(月) ミナルディ、レースに参加した理由 当初ミナルディもレースに参加しない意向だった。しかしながら、最終的にはレースに参加し、今季初ポイントを獲得している。ポール・ストダートは、この理由について次のようにITVのインタビューの中で説明している。 「9チームはシケインが出来、そしてミシュラン・ユーザがレースに出場しなければレースに参加しないと決めていたんだ。だけども、我々のマシンがレースに出て行ったのは非常にシンプルな理由だよ。9チームのうち、1チームが約束を破ったんだ、そしてそれが、我々がチャンピオンシップを争う唯一の相手であるジョーダンだったからなんだ。ジョーダンのマシンがレースをする限りにおいて、我々には選択の余地はないよ。」
で、ジョーダンの言い分。
2005年06月20日(月) ジョーダン、レースに出場した理由 ジョーダンの新スポーティング・ディレクターであるAdrian Burgessは、当初レースに参加しないとしていながらも、結局はレースに参加した理由について次のように説明している。 「多くのファンはかなりのお金を費やして、そして満足できないでいる。だけども6台のマシンで若干でもショウが出来ないかと思ったんだ。何かファンのために手助けしたかったし、レースをしたかったんだ。」
で、ジョーダンのドライバー二人にとっては、歴史的なレースになった。
ジョーダン 歴史に名を刻むグランプリ

ミシュランを装着するチームが安全の理由によってアメリカGPに参戦しないことを決断したため、ブリヂストンランナーのみがレースに参加した。2人のジョーダンドライバーはF1の歴史に名を刻んだ。ティエゴ モンテイロはポルトガル人として初の表彰台を獲得し、ナレイン カーティケヤンはインド人ドライバーとして初めてのチャンピオンシップポイントを記録した。スタート後、2人のドライバーは安定したリズムを掴み、同じピットストップ作戦でクルマをチェッカーフラッグまで導くことに集中した。

TEAM QUOTES ON THE UNITED STATES GRAND PRIX RACE

ティエゴ モンテイロ (EJ15/03) 3rd
「今日は複雑な気分だよ。変なレースだったからね。でも、ボクにとってはそれでもレースだった。序盤はチームメイトやライバルたちと戦わなければならなかったし、いつものレースと同じようにできる限りハードにプッシュしていた。今日最も重要だったのはフィニッシュすることだった。チームはずっととても一生懸命仕事をしていたから、彼らのことを思うととても嬉しいよ。ボクにとっては9戦連続の完走だし、ポイントも獲得することができたんだからとても嬉しい。奇妙な状況があったかもしれないけど、誰もボクからこの結果を奪うことはできないよ。アメリカでレースをしていたことがあるからファンのことを思うと残念だけど、決定は我々によって行なわれたことではないからね」

ナレイン カーティケヤン (EJ15/01) 4th
「ボクにとってはF1で初めてのチャンピオンシップポイントであり、それがどのようにやってきたかなんて本当に問題ではないんだ。インド人ドライバーがF1でポイントを記録したのは初めてのことだから嬉しいよ。あのような状況において、ボクらの主な仕事はミスをすることなくレースをフィニッシュすることだった。ボクのクルマは今週末とても信頼性があったから、それについてもとても満足している」

エイドリアン バージェス
スポーティングディレクター
「今日はジョーダングランプリにとって普通ではないレースとなった。異常な状況の中で、我々は2台のクルマをフィニッシュさせるという我々のベストを尽くしたし、ポイントも獲得した。いつものレースと同じ仕事を行ない、ミスをしたり不必要なリスクを冒すことのないようにした。今の我々の主な照準は、来週のバルセロナでのテストとクルマの向上を続けることに合わせられている」

TEST SCHEDULE
ジョーダングランプリはバルセロナにおいてテストを行ない、6月23日火曜日にはティエゴ モンテイロが、6月24日金曜日にはナレイン カーティケヤンがドライブする。


確かに「歴史的」だけど、あまり後味のイイものではない。てか、たぶん、将来
 トリビアねた
になるようなレースであったことは確かだ。

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