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2005-06-22

ワールドユース、日本敗退

最後の最後でモロッコにやられた。

後半の後半、一番苦しい時間。日本もモロッコもバテバテの状態。ロングボールを蹴りこんでゴールを狙うしかない時間が過ぎてゆく。日本の交代カードはまだ一枚残っている。
ロスタイム三分。
誰もが延長を考え始めたその時、日本がゴール近くで兵藤が不用意なバックパスをした。
ダメだ。
そう思った。
あっという間にモロッコのヤジュールがボールを拾い、ゴールめがけて一直線に走ってゆく。日本のディフェンスは寄せきれず、振り切られる。斜めに蹴りこまれた球は、キーパーも止めきれず、ゴールに突き刺さった。
ロスタイム残り一分で、モロッコが幸せな一点をもぎ取る。
喜びを爆発させるモロッコチーム。
残り一分でなんとか同点に追いつかなくては。
最後の交代は森本。しかし、いかんせん遅すぎる。
勝利を確信したモロッコファンがピッチに乱入する。
その間に平山が体制を整える。早く始めなくては。
なんとか最後のプレーがコーナーキックに結びつく。そのチャンスを日本は生かし切れない。
終了のホイッスル。
負けた。
最後の最後に勝利への意欲を捨てた日本は負けた。
延長を期してプレイをする。そして負ける。
これまで、日本はこうしたゲームをしてはいけない、ということを学んできたのではなかったのか。
疑問の残る采配。勝利に結びつかなかった残り一分での森本投入。
もっと早く手を打てたのではないか。

これに引き替え、モロッコは最後まで勝利をあきらめなかった。ゴールを目指した。ロスタイムの決勝ゴールに至るまでに、何度も日本ゴールを脅かした。ヤジュールは、貪欲にゴールを狙い続け、そして最後に訪れた絶好の機会を逃さなかった。モロッコの誰一人として、延長のことなど、考えてなかったに違いない。
90分で決める。
モロッコの作戦ははっきりしていた。

40分以降、とりわけロスタイムに、不用意なゴール近くのプレイで相手にボールを奪われ、そのまま失点して負ける。
日本サッカーの悪しき伝統であり、平山の世代には無縁だと思っていたのだが、そうではないようだ。
今回のワールドユースで、決勝トーナメントに勝ち上がったモノの、日本は予選で一勝もしてない。
成績は一敗二分けだ。
勝てない。

今日もボールは枠に飛ばなかった。平山世代がこれだ。正直驚く。日本はこれから辛くならないか。
平山の次、森本の世代に期待するしかないのか。

てか、平山、大学進学してダメになりつつあるかも〜。

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