北京市副市長、スポーツ観戦の態度を批判 って自己批判?
このままでは北京五輪が危うい。そう思ったかどうか、北京市の副市長が中国の観客のマナーを批判した。
中国観客のマナーの悪さ、北京副市長が痛烈批判【北京=末続哲也】10日の新華社電(電子版)によると、北京市の劉志華・副市長は同日、中国の観客のマナーの悪さを具体例を挙げて痛烈に批判し、2008年北京五輪を成功させるために振る舞いを改めるよう訴えた。昨夏のサッカー・アジアカップでの反日騒ぎも意識した発言と見られる。
劉副市長は「運動施設などのハード面の整備は順調だが、五輪成功のためにはソフト面でよりよい環境も必要だ。その中には、一流の観衆がいなければならないということも含まれる」と指摘。マナーの悪さの具体例として、「サッカー場で相手国の選手に盛んにブーイングを浴びせる」「卓球で相手のミスに拍手し喜んでいる」などと指摘。「それで中国選手が勝っても、英雄的と言えるだろうか」と問いかけた。
このほか、テニスの試合などで観客が試合中に携帯電話を切らなかったり、写真の撮影にフラッシュを使ったりしてプレーが妨害された例などを引き合いに出しながら、市民に「主催者としての風格」を示すよう求めるとともに、地元のスポーツ団体に対しても、良い応援の見本を示すよう求めた。(2005年6月12日1時20分 読売新聞)
はあ、そうですか。
アジア大会の時も大人げなかったけど、北京五輪では、更に大人げなくなると思われる中国人の応援に今から苦言を呈しておく、というのはポーズなのか、なんなのか。
留学生を引率して宿泊研修に行ったとき、
熱烈応援
の実態をつぶさにみた。たかがクラス対抗のスポーツ大会なんだけど、
ともかく熱烈に応援
負けると落胆
なのだ。まあまあなところまで勝ち進んだ学生に
よくやったね!
と声を掛けたら
負けて恥ずかしいです
という答が返ってくる。ううむ、競争社会中国恐るべし、と思ったのだが、どうもこれがデフォルトらしい。
クラス対抗でも何でも
競争
という言葉は、中国人の魂に火をつける。ましてや国対抗の競技会だ。
劉志華副市長の懸念はもっともだが、副市長の言で北京市民が日頃の行いを改めるとも思えないのだ。
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