キトラ古墳南壁の朱雀剥離作業開始
今回が一番難しい。盗掘坑横の南壁に描かれた朱雀を剥がすのだ。
四神図・朱雀はぎ取り作業開始 奈良・キトラ古墳奈良県明日香村のキトラ古墳(特別史跡、七世紀末−八世紀初め)で文化庁などは八日、石室南壁の四神図・朱雀(すざく)をはぎ取る作業を始めた。
朱雀図は、縦十五センチ、横三十九センチ。保存状態が良く、頭部の飾り羽根や両翼が鮮やかな朱色で精密に描かれている。表面のしっくいを樹脂で強化した上で、周囲の絵のない部分をはがし、七月六−七日ごろ、朱雀本体を切り取る予定。
修復担当者は「今にも飛び立ちそうな朱雀図は、四神図の中でもとりわけ重要。分割せずにはがせるよう、万全の態勢で臨みたい」と話した。
朱雀のはぎ取り作業が完了した後、文化庁は調査研究委員会を開いて壁画の保存方法を決定。十一月にも北壁の玄武図に取り掛かる見込み。
この日は、石室内のカビの点検や、すでにはがした白虎の前脚部分などを同古墳の保護施設から修復作業をする奈良文化財研究所(奈良市)へ運ぶ作業を行った。(共同)(06/08 17:11)
今日はとりあえず、樹脂で漆喰を強化したとのこと。
うまくいくといいけどなあ。
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