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2005-07-22

NHK番組改編問題 当時の番制局長がいつのまにかNHK厚生文化事業団副理事長に かつ興味深い「陳述書」の内容 国会工作はこうする

最近、あまり表立ってない

 NHK番組改変問題

だが、NHKが東京高裁に当時の関係者五人の陳述書を提出した。その概要を毎日が伝えている。

で、当時の番制局長は

 伊東律子氏

だが、伊東氏は現在

 NHK厚生事業団副理事

になっている。最近、元番制局長が関連会社に横滑りという話が


鬼職員 @PD限定@やめてほしい其の弐

95 名前:名無しさんといっしょ 投稿日:2005/07/14(木) 04:14:47 ID:Zc68kBQA

(略)

インター理事長は稲葉氏(エビ系)
N響理事長は田畑氏留任(元理事)
厚生文化事業団理事長は山下氏(5つ子の人)

律ちゃんはここの副理事長に横滑りしたみたい

あったのがこれだ。



社会福祉法人NHK厚生文化事業団

役員

理事長 山下 頼充  (元NHK放送文化研究所長)

副理事長 伊東 律子  (元NHK理事)

常務理事 有馬 大造  (元NHK青森放送局長)



ここの山下所長は、五つ子のパパだ。

で、陳述書の中には、伊東律子氏、野島直樹氏、松尾武氏らが口にした「興味深い」内容が盛り込まれてる。国会工作って、毎年、こんな風にやってるのね〜。

NHK:従軍慰安婦特番 海老沢前会長「慎重に」

 旧日本軍の従軍慰安婦を扱ったNHKの特集番組をめぐり、制作に協力した市民団体「『戦争と女性への暴力』日本ネットワーク」が「政治家の圧力で内容が改変された」とNHKなどに損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、NHKは東京高裁に、松尾武元放送総局長、野島直樹元総合企画室担当局長、伊東律子元番組制作局長ら5人の陳述書を提出した。海老沢勝二前会長が番組放送直前に番組の説明を受け、「慎重にお願いしますよ」と話していたことが初めて明らかになった。【NHK問題取材班】
■「騒々しいね」
 伊東氏の陳述書によると、番組放送当日(01年1月30日夜)の夕方、会長秘書から「なかなかご苦労されているようですね。今ちょうど会長の予定があいているので、いらっしゃいませんか」と電話が入った。当時、放送前から右翼団体がNHKに抗議に押しかける騒ぎなどがあったため、会長室を訪ねた伊東氏は1人でいた海老沢氏に「ご迷惑をかけていて申し訳なく思っております」と話した。
 海老沢氏は「なんだか騒々しいようだね」と応じた後、番組で取り上げる「女性国際戦犯法廷」について説明を求めた。伊東氏が「現場も慎重に扱っています」と伝えると、海老沢氏は「そうなんだ。この問題はいろいろ意見があるからな。なにしろ慎重にお願いしますよ」と話した。この間のやり取りは5〜6分だったという。
 伊東氏はその直後、海老沢氏と話したことを松尾氏に伝えた。松尾氏と番組内容について改めて話し合った結果、元日本兵や元慰安婦の証言シーン削除などの番組修正を決め、部下に指示した。
 伊東氏とのやり取りについて、NHKは東京高裁に提出した準備書面の中で「海老沢氏は記憶していない」としている。
■450議員に予算説明
 国会対策などを担当していた野島氏の陳述書によると、NHKは例年、NHK予算が国会に提出される前後の1〜2月、与野党の衆参議員のうち、総務委員会や放送通信政策関係の部会に所属する約450人に対し、個別に予算と事業計画を説明している。内訳は与党250人程度、野党200人程度で、全国会議員の約6割に当たる。総合企画室の企画グループの職員8人が中心になって面会するという。
 01年1月の場合、予算説明を開始した担当職員が古屋圭司衆院議員ら自民党総務部会所属の複数の議員を訪れた際、「『日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会』所属の議員らが『女性国際戦犯法廷』を話題にしている」「NHKがこの法廷を番組で特集するという話も聞いているが、どうなっているのか」「予算説明の際は必ず話題にされるから、きちんと説明できるように用意しておいた方がよい」などと言われたという。
 この報告を受けた野島氏は「どういう番組か確認しておく必要がある」と考え、松尾氏に相談し、番組の試写にも同席した。安倍晋三自民党幹事長代理は「若手議員の会」事務局長を務めていたため、1月29日の安倍氏への予算説明の際は松尾氏に同行してもらった。
■政治圧力は
 この番組をめぐっては朝日新聞が今年1月、安倍氏らが放送前にNHK幹部に内容の偏りを指摘し、NHKが内容を改変して放送したとする記事を掲載し、これを否定するNHKと対立が続いている。松尾、野島、伊東の3氏は陳述書で「政治家の圧力で番組内容が改変されたという事実はない」と強調している。
 陳述書について、原告側代理人の飯田正剛弁護団長は「政治家の圧力をどう評価するかだが、新たに出てきた古屋議員らの発言などは、我々は圧力と位置づける。海老沢前会長が事前に報告を受けて現場に圧力を加えた疑いも新たに出てきており、控訴審でさらに追及したい」と話した。
毎日新聞 2005年7月22日 3時00分


興味深いのは上記の

例年、NHKの予算説明には、予算提出前の1月〜2月までの間に総合企画室の企画グループ職員8人が全国会議員の6割にあたる450人の国会議員に「予算のご説明」に伺う

という点だ。つまり
 NHKは国会議員の過半数にとって「おいしい利権」
なわけ。何があっても潰れない、とNHK職員が高をくくっている理由はこのあたりにある。かつ
 総合企画室が政治家の犬
といわれるわけはこれでわかる。そりゃ
 予算のご説明
に行く職員の巣窟なのだから、
 ラグビー生放映中止事件

 国会議員からばんばん圧力がかかる

 二転三転の末、生放映に戻せる
のは当然。

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