« 知ってるヒトは多分驚く 学士会館分館でレストランウェディング | トップページ | NHK本日一般職異動内示 (その2) 後任補充が出来ない »

2005-07-13

土用の丑の日 中国産鰻は大丈夫?

これから土用の丑の日を前に、中国産の安い鰻が日本に入ってくるシーズンなのだが、大丈夫なのか。

ネタかホントかわからないのだが、結構恐ろしい話を見つけたので貼っておく。【社会】中国産ビールに、発ガン性物質?「ホルムアルデヒド」が多量にとの情報スレッドより。

529 :名無しさん@6周年:2005/07/12(火) 20:01:38 ID:lUxc67W0O 中国産うなぎの蒲焼きは農薬のような鼻に抜ける異臭のするものがよくある。うなぎの養殖池に何を入れてんのか食べられたもんじゃない。

629 :名無しさん@6周年:2005/07/13(水) 18:25:08 ID:hswZDwo30
>>529
知りたい?うなぎの養殖の話

上で誰か書いてたけど、まさに「どんな水で養殖しとるのか」という一語に尽きる
まあ、日本人がジャポニカタイプのうなぎを持ち込んだときに「多少汚れた水の方が、うなぎは住み心地がよい」ってマニュアルに書いたのが間違いの始まりなんだけどね・・・中国語では「多少」てのは「多」の意味を持ってるからw

日本じゃ地下水汲み上げて池に入れ、攪拌と微生物で適度な濁りを作ってたけど、○州の養殖場は、河川の水をじかに入れてる
しかも、養殖池の近隣にアパート群が立ち並び、ありとあらゆる汚物(糞尿&洗剤&廃油など)が流入してくるんだなこれが

そして、餌は水溶性の低い練餌ではなく、浮き餌を使ってるので汚濁と酸欠でレインボーカラーの錦絵のような池になってる

当然死ぬうなぎも多いので、そこは「抗生物質」たっぷりの餌でリカバーしてるんですよ

しびれるような、うな肝とか好き?


う〜ん。あながちウソではなさそうなところが怖い。
肝など内臓には、ヘンなモノが蓄積してそう。

以前、殺菌剤の件で、中国産鰻が問題になったときの話はコレ。


0660中国産加工うなぎと合成抗菌剤
2003年7月9日ニュース
中国産加工うなぎから検出された抗菌剤が安全基準量を上回る

今年の土用丑の日はうなぎの輸入需給バランスの大幅な乱れ(輸入供給が需要の倍以上もあります)が予測されており、安いうなぎが食べられそうですが、中国産加工うなぎから合成抗菌剤エンロフロキサシン(注1)が、安全基準量(注2)といわれる0.01−0.1ppm(残留部位によって異なる)の数十倍を上回る1.5ppm—1.9ppm検出されたことが話題となっています。
抗生物質や抗菌剤は牛、豚、鶏など食肉動物や養殖魚に多用されますが、耐性菌の増加、摂食者への副作用、病原性微生物の変異などの可能性があります。
エンロフロキサシンは豚、うさぎなど哺乳類動物の抗菌に使用されますが、投与によって皮膚疾患、嘔吐などの副作用が報告されています。
加工鰻輸入量の大半を占める中国産(注3)は過去にもメチル水銀や合成抗菌剤のオキソリン酸oxophosphoricacid、スルファジミジンSulfadimidineなどが許容量以上検出され、消費者から輸入鰻が敬遠される原因となっていました。
対策に苦慮した輸入鰻組合では昨年に特別委員会を作り(注4)、中国の生産者(主として広東省、福建省)と協議、養殖現場運営の指導、監視など、安全確保に努力してきましたが、今回は副委員長の会社からもエンロフロキサシンや陽性大腸菌が検出される騒ぎとなっています。
鰻へのエンロフロキサシン残留が予測できず、組合の検査マーカーになっていなかったことや、多忙な検疫所等からの情報不足も不幸な要因だったかもしれません(注5)。

注1)エンロフロキサシンenrofloxacin(ERFX)
ニューキノロン(フルオロキノン)系合成抗菌剤。キノン系Quinoids物質の一つとして定義され、動物用ではバイトリルBAYTRILという商品名でバイエルから発売されています。キノン系物質は食用色素も著名ですが、日本では食品添加物としての使用が禁止されています。最近発見された一番新しいビタミン、ピロロキノリンキノン(PQQ)もキノン系物質です。 >>ピロロキノリンキノンについてもっと詳しく>>

注2)安全基準量
厚生労働省が食品への抗生物質、抗菌剤、ホルモン剤などの使用規制作業を本格的に始めたのは比較的新しく、まだ7年くらいです。薬品が使用された農畜水産食品への安全性基準値研究(残留基準値MRL、無影響量NOEL、許容一日摂取量ADIなどの設定)には膨大な予算と時間(2世代にまたがる調査でも充分でないといわれる)が必要です。厚生労働省では、先進国のデータ等も参考にして、これまでに45種類の抗生物質、抗菌剤、20数種類のホルモン剤、神経薬他のガイドラインを発表しています。

注3)
加工鰻の輸入は中国産が圧倒的に多く、2002年は全輸入量約30.000トンの大部分が中国産でした。これに対して、2002年の活き鰻輸入量約10.000トン/年のうち中国産は約1.000トン/年で残りはほぼ台湾産でした。昨年春頃より中国産活き鰻は全量検査が実施されたために、以後中国産活鰻の輸入は事実上ストップしました。(日本鰻輸入組合調べ)

注4)
日本鰻輸入組合、安全鰻加工品製造工場認証審査委員会

注5)
最近は国際的な食の安全確保の動きに急速な進展が見られ、厚生労働省の関連予算も増額されていますが、いまだ十分ではありません。31箇所ある検疫所も全ての検体を分析検査できるのは横浜、神戸の2箇所に限られます。
消費者の対策*********
活き鰻は高価ではあるが加工品よりは安全性が高い。
鰻の肝は美味ではあるが、合成抗菌剤ばかりでなく、ホルモン攪乱物質のダイオキシンやその他有害化学物質の蓄積も予想されるため、摂食は避けたほうが無難。
化学物質は体内残留濃度が問題となるが、体重によって許容量の数値(許容一日摂取量ADI)が異なる。子供や小柄な人は摂食量の調節が必要。
胎児への影響の細かいデータは少ないので妊婦は摂食を避けるほうが無難。
水銀汚染の対策についてはこちらをご参照ください>>http://www.botanical.jp/library/news/063/

で、日本で売られている鰻の大半が中国産だ。
■■■■中国製品不買運動■■■■スレッドより。


828 :日出づる処の名無し :2005/07/06(水) 04:23:01 ID:IfqIFs9v
うなぎの6割は中国産
中国産活うなぎを国内で調理する場合(外食産業)と調理済み輸入
国内養殖用の稚魚は台湾と香港、フランスからの輸入だから実質9割強が輸入品
国内でとれる天然物は約4%

関空の検疫所が中国産の鰻とその加工品に課している検査は以下の通り。(平成15年度の資料による)


関空食監報 2003年(平成15年) 7月〜9月分

中国産及び香港から輸入される養殖活鰻及び鰻加工品(別途指示した養殖場又は加工場で養殖又は加工されたものであって中国政府が発行する証明書が添付されているものを除く。)
オキソリン酸
 
平成5年4月1日付衛乳第78号別添2「畜水産食品中の残留合成抗菌剤の一斉分析法(改定法)」によること。

オキソリン酸が残留しているおそれがあるため。

中国産鰻加工品(冷凍食品白焼き及び蒲焼き鰻に限る。)
成分規格(生菌数、大腸菌群)
 
昭和34年12月厚生省告示第370号「食品、添加物等の規格基準」によること。
 
冷凍食品の成分規格に適合しないおそれがあるため。

中国産養殖鰻及びその鰻加工品(白焼きに限る。)
(別途指示した養殖場又は加工場で養殖又は加工されたものを除く。)
スルファジミジン

別途指示したものについては別表2の7によること。
平成5年4月1日付衛乳第78号別添2「畜水産食品中の残留合成抗菌剤の一斉分析法(改定法)」によること。

スルファジミジンが残留しているおそれがあるため。

中国産養殖鰻加工品(白焼き、蒲焼き及び肝加工品に限る。)

エンロフロキサシン

平成15年6月5日付食監発第0605002号別添「鰻に対するエンロフロキサシンの分析法について」によること。

エンロフロキサシンが残留しているおそれがあるため。


え〜
 抗菌剤の残留とか、不潔なところで加工されたとか
ってことなんですけど、上の検査項目って。

こんなのもある。平成15年度の検査の結果だ。


神奈川県衛生研究所研究報告 No.34 (2004) Bull. Kanagawa Ins. of P. H. 食品汚染物残留調査結果(平成15年度)

1.残留農薬調査結果
 食品衛生法では, 穀類, 豆類, 果実, 野菜, 茶等130種類以上の農産物に対して, 一日許容摂取量 (ADI) を基にして, 残留農薬の規格基準を定めている. 平成16年6月現在240農薬について規格基準が設定されている1).
 我々は, 平成2年度より, 残留基準が未設定である農薬の残留調査と残留基準設定の対象となっていない加工食品に対する残留調査を並行して行っている. 平成15年度は, 中国産うなぎ加工品 (白焼きまたは蒲焼き) の有機塩素系農薬, 漬け物の有機りん系農薬, 輸入りんごのジフェニルアミン, チオファネートメチル, 有機リン系農薬について調査を行った. また, 規格基準設定農薬であるが, グリホサート, グルホシネートに対し輸入大豆の残留実態を調べる目的で調査を行った. 結果を表1に示した.
 中国産うなぎ加工品10検体中6検体から DDT 代謝物の pp'-DDE が検出された. 検出濃度は0.001〜0.005ppm であった. 定量限界 (0.001ppm 未満) の1〜5倍程度の濃度範囲であった. DDT 本体は検出されなかった. また, 濃度範囲も低かったことから, 現在農薬として使用されたものではなく, うなぎの生育環境の水質, 土壌等からの取り込みによるものと考えられた. うなぎ加工品には残留基準は設定されていない. 参考値として輸入食肉の脂肪中の暫定基準値は総 DDT として5ppm1)であり, 今回検出された濃度は1000分の1以下であった. 体重50kg のヒトが今回検出された一番高い濃度の魚介類を, 地域ブロック別食品群別摂取量 (関東1) の94.8g2)摂取した場合, pp'-DDE の ADI (0.005mg/kg 体重/日1)) に対する割合は0.19%であり, 食品安全上問題のない濃度と考えられた.
(略)


安全上問題ないとはいえ、中国の鰻養殖環境が汚染された環境下で行われている、という話は、ホントみたいだね。これまでにばんばんDDTを使ってきた場所で、鰻の養殖をしてる、ってことだろう。

|

« 知ってるヒトは多分驚く 学士会館分館でレストランウェディング | トップページ | NHK本日一般職異動内示 (その2) 後任補充が出来ない »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 土用の丑の日 中国産鰻は大丈夫?:

» ウナギとウンコ [そ〜と|ω・`) 2ちゃんねる的/ナナメの視線]
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4956066 [続きを読む]

受信: 2005-08-02 09:58

» 中国産 うなぎ [Vogue]
土用の丑の日にはウッカリうなぎを食べそこねましたが、値段の高い日に食べなくてもいいでしょう。みんなと同じことしなくても気にならないリタです、あなたは食されました?まさか、○ナマサあたりで中国産の丸々と太った養殖うなぎを買って食べたよ。なーんて方はいらっしゃいませんよ... [続きを読む]

受信: 2005-08-04 21:56

« 知ってるヒトは多分驚く 学士会館分館でレストランウェディング | トップページ | NHK本日一般職異動内示 (その2) 後任補充が出来ない »