官僚残酷物語 あれだけ残業してるのに
マイリストには、現役官僚諸氏のblogがいくつか集めてあるのだが、その中のpogemutaさんのblogから、涙なしには読めない話を。
七夕
(略)
一年生(社会人のね)当時、入省して3ヶ月。毎月150−200時間の残業をして、実際に着くのは十数時間分の3万円未満、俺の残業分の時給は100円台か、マックのバイトの5分の1かと、徐々に実態が分かってくる頃ですよ。電車でなんか滅多に帰れないと分かり、定期も買わなくなってくる頃ですよ。同じ局に配属された同期と、久々に終電1−2本前で帰れるということで、へろへろになりながら霞ヶ関駅の改札に着くと、七夕の笹&短冊が目に付くわけですよ。
同期と、「・・・何か書いていくか」と酔狂にも短冊を手に取ります。
書いた言葉は、私が「定時退庁」、同期が「満額支給」でした。
・・・10年±α経った今でも、願いはかなっていません。私の分も同期の分も。
(略)
う〜む。まだ残業代50時間は付く(記者以外)のNHKの方がイイですね。
ちなみに公務員給与は俸給表に従っているわけだけど、一度も見たことがない人は、これを見て驚いてください。
平成15年度 行政職俸給表(一)
http://www.jinji.go.jp/kankoku/h15/pdf/houritus-houkyuhyo.pdf
で、いわゆる国Iキャリア公務員の初任給は、上の表の
3級1号俸
じゃなかったかな?
国立大学の先生の俸給表の基準になってたのはこれ。現在は、独立行政法人化されたからちょっと違う筈。
http://www.u-gakugei.ac.jp/~kouhouty/gakuhou/02-12/kyo1.pdf
一級=助手、二級=講師、三級=助教授、四級=教授
じゃなかったかな。
で、助手から助教授になると、級は上がるけど号は下がるので、給料が下がることがある。
というわけで、官僚も国立大学の先生も、そんなに高給取りではない。京大医学部だと
病院にアルバイトに行っても、本給と同額以下
という規定があるそうだ。そうなると、
医者=金持ち
でもない訳。
で、この国家公務員の高学歴・薄給体制はこれまでプライドに支えられてたわけだけど、
年収100億円サラリーマン
などという人が出ちゃったからなあ。人材の民間or海外流出は進むのではないかなあ。
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