平山、オランダ・フェイエノールト入り目指す

今年の世界ユースで、あまりにも役に立たず
　大学へ行ってヘタになった
と言われていた平山相太。オランダ・フェイエノールト入りを目指す。
海外で揉まれることはいいことだ。在学中の筑波大は休学する。

Ｗ杯出たい！平山フェイエ入り決断

昨年のアテネ五輪ではチームメートとしてともに戦った平山（右）と小野
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　Ｕ—２０日本代表ＦＷ平山相太（２０＝筑波大）がオランダのフェイエノールトへ電撃入団。２９日にオランダへ出発し、数日間ほど練習参加して問題がなければ、正式にプロ契約を結ぶことになった。小野伸二（２５）が在籍しているフェイエノールトは、昨年から平山の身辺調査を実施。ストライカーとしての能力を認め、ラブコールを送っていた。
　怪物ＦＷ平山が１年後のＷ杯本大会を目指し、飛躍の場をオランダに求めて成田空港から旅立つ。平山と親しい関係者によると、平山本人は「世界ユース選手権（今年６月、オランダ）で自分の力のなさを思い知った。これでは駄目だと思った」と話しており、かねて興味を示していたフェイエノールト入りを決意。既に恩師である国見高校の小嶺忠敏校長にも連絡を入れた。筑波大関係者によると、フェイエノールトのマルク・ウォッテテクニカルディレクター（ＴＤ）から練習参加を求める文書がこのほど到着。正式契約に至った場合、大学は休学扱いとなる見通しとなった。
　フェイエノールトは昨年から、小野に代わる日本人選手獲得のためユース世代の視察を積極的に行ってきた。昨年６月には強化担当責任者のウォッテＴＤがトゥーロン国際を視察。将来性抜群の平山にほれ込み「楽しみな選手。注目している」と話していた。今年６月の世界ユース選手権も同ＴＤが視察していた。
　学業とサッカーの両立を目指す平山は当初、フェイエノールトやスペインリーグのバレンシアからの誘いに応じることはなかった。しかし世界ユースでは４試合に先発フル出場しながら、得点は強豪オランダ戦での１ゴールだけ。世界との差を痛感した平山は帰国後すぐに一念発起し「２１歳でＷ杯に出たい」と若手育成に定評のあるフェイエノールト入りを決断した。
　アマチュア選手である平山を獲得する際、移籍金は派生しない。オランダ・リーグには外国人枠はないが、その代わり、プロ契約の最低年俸は３５万ユーロ（約４７２５万円）と高く設定されている。フェイエノールトは平山をしばらく練習参加させてプロ契約を結ぶ予定。
　フェイエノールトのＦＷにはカイト、カルーがおり、現状で平山がその２人を超えて先発するのは難しいが、カルーにはＰＳＶに移籍する可能性がある。２９日に日本を出発しロッテルダムに到着後、早ければ３０日にも練習に参加する。正式契約を結んでトップ登録されれば小野とともに試合に出ることになる。日本が誇る若き才能が、オランダで勝負する。
[ 2005年07月29日付　紙面記事 ]

まあ、あのプレイのままだと、来年のワールドカップには呼ばれないもんなあ。
　お前はゴール前に突っ立ってるだけか！
という印象だったもの。正月の高校サッカーから数ヶ月で、プロで揉まれてる選手とアマチュアのままの選手の間には大きな差が出来ていた。これからフェイエノールトに入って、来年のドイツW杯に間に合うかどうかは謎だが、本人がやる気になったのは評価できる。気が付くのがちょっと遅いような気はするけど、まだ挽回可能だろう。

慌てたのは磐田。

磐田仰天「聞いてない」

　特別指定選手として平山の受け入れ態勢が整っていた磐田にとっては、寝耳に水の話となった。鈴木政一強化部長（５０）は「そんな話はまだ聞いていない」と驚いたような表情。０４年アテネ五輪で平山を抜てきした山本昌邦監督（４７）の存在もあり、２月に初めて練習参加。サテライトの練習試合でアシストするなど手応えをつかんだ様子で平山は「磐田でやりたい」と話していた。ただ特別指定選手として登録した場合、３カ月以内にサテライトリーグを含む公式戦に出場させなければならず、磐田ではそのタイミングをうかがっていたところだった。
[ 2005年07月29日付　紙面記事 ]

でも、平山のためには、フェイエノールトの方がイイと思うけどな。