JAL123便墜落事故の救出はなぜ遅れたか　一部にある噂: 天漢日乗

2005-08-13

JAL123便墜落事故の救出はなぜ遅れたか　一部にある噂

昨日はTBS・NHK・フジで、

　JAL123便事故検証番組

が放映された。TBSとNHKは全部、フジは一部だけ見た。NHKは事故原因については、事故調査委員会の報告をそのまま受け入れていたが、TBSとフジは一応疑義を差し挟んでいた。

ところで、墜落当日、米軍機が123便を飛行中から確認していた、と言われている。墜落場所も当日中に特定していた、と言われている。それなのに何故救出が遅れたのか。

それについては、以下のような噂がある。時々耳にする話で、真偽は定かではないが、一応貼っておく。

御巣鷹山ゲストブック

一度だけ書き込み　投稿者：鶴丸　投稿日： 8月13日(土)02時44分7秒 YahooBB219173232122.bbtec.net
します。
多分ＴＶみてここ来る人も多いと思うので。

当時私は航空関係の記者で運輸省番でした。

仲の良かった省内の人や、ＪＡＬの非公式定例会（非公式で旅客・貨物・整備等の責任者が集まる会議）で色々な話を聞きましたし、ヴォイスレコーダーも「絶対秘密にしてね」と少しだけですが聞かせてもらいました。（ウチの会社の役員が利光社長とイトコだった事も大きいのですが）

これから書くことは全てその関係者から聞いた話です。どれを誰から聞いたということも書けませんし、全て既出かも知れませんので真偽の程は皆様の判断に委ねます。

まず、墜落原因ですがこれは様々取りざたされてますが、私は隔壁の修理ミスに起因するものとしか聞いていません。

ただ、貨物については旅客機には搭載できないヤバイ貨物を積んでいたらしく、（放射性物質かどうかまで分かりません。当時は劇物と表現していました）

それの回収が人命より優先された事だけは確かです。通常のＵＬＤでは無く、特殊なコンテナだったので誰にでもすぐ分かってしまうので、その貨物の回収を最優先したのだそうです。

その「搭載物」があったために

「朝まで待てば、誰も生きてはいまい。それまでに回収」との官邸からの判断があって、米軍の申し出も断ったそうです。

ＪＡＬの人は、米軍の反応の早さに驚いていました。「だてにヴェトナムで経験積んでないな」

と言っていたのを覚えています。

私の見聞した範囲内での結論は

・事故は整備不良（金属疲労諸々）によるもの

・公にできない貨物を搭載していたこと

・それを隠蔽するために、争点を敢えて事故原因に向けたこと

この３点です。

政府は真実を調査・公表すべきだ。との声はあります。しかし「時により」国は体面の為なら１００万人死んでも平気です。大東亜戦争は昔話ではないのです。

最後に思いで深い話をします。

遺族相談係りに指名されたＮさんは（Ｎすら仮名です）、膨大な遺族とその関係者の対応に日夜追われていました。

夜中の２時に電話が来て「今から来い」というので行くと

「そこに座れ」と言われ、言われるまま座ると頭から水をかけられ

「帰れ」と言われるのだそうです。

１年後、Ｎさんは首を吊りました。報道もされませんでしたし、社内でも「事故」と通達されたそうです。

この話をしてくれた人の

「飛行機だけは落とすもんじゃない」

との言葉に、ご遺族を初め全ての関係者に「そこからの闘い」があることを知りました。

事故がもし消し去ることの出来ないエラーであるならば、それを体験するのはすべて生身の人間である。という大前提に立ち全力を尽くさねばならないと思います。安全のためと称し、核を世界中に蔓延させた人間の知性に僅かな望みを抱きつつ、祈らずにはおれません。