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2005-08-16

春日大社萬燈籠・東大寺万灯供養会

昨日は、

 春日大社中元萬燈籠(14-15)

http://www.kasugano.com/kankou/mantourou/

 東大寺万灯供養会(15)

http://www.kasugano.com/kankou/toudaiji/index.html

だったので、六時前に出かける。萬燈籠は、節分とお盆に開かれ、3000円払うと、春日大社社殿や回廊のあちこちにぶら下げられている春日燈籠に蝋燭を献じることが出来る。早めに行くと、神事に参加でき、舞楽やお神楽が奉納される。

春日大社は大変に丁寧なお社で、一度でも萬燈籠に参加すると、一月と七月に次回の萬燈籠の案内を送ってくれる。3000円のお供えには、神事の参加・蝋燭二個・絵馬やお札・誕生日のご祈祷とその時期に送られてくるお洗米などが含まれている。

東大寺の万灯供養会では、事前に申し込むと、行燈に供養の内容を墨書してもらえる。行燈一つで3000円だったかな。家は、お盆は七月盆・八月盆と分かれていて、東大寺で供養していただくと仏さんが迷うかも知れないので、こちらの行燈は遠慮している。

歩いて春日大社の一の鳥居まで行くと、鳥居の手前に、鍵田忠兵衛・前奈良市長が門弟を引き連れて立っていた。これからお参りするんだろうな。宝蔵院流槍術第二十世宗家。これから衆院選で奈良一区の自民党公認候補として、郵政民営化反対派の森岡正宏前衆院議員の対抗馬として担がれたところだ。
参道はすでにヒトが多い。夕暮れ時なので、鹿だらけだ。鹿の方は、自分のテリトリーにこの二日だけなぜ人間が多いか、わかってないだろうな。子鹿や若い鹿が参道の回りにいて、参拝客に構われているが、この時間はもうそんなにお腹がすいてないので、せっかく食パンをもらってるのに、食いつきがわるい。もし、午前中だったら、食パンを手に鹿の群れに対峙するのは、相当勇気が要る。(どうなるかは、是非、鹿せんべいで実体験を)
参道のヒトがとぎれないので、参道脇の石灯籠のところで、子鹿が足をすくめていた。飛び降りようにも、次々人が来るので、困っている。
一の鳥居の傍では、頭に藤の花の飾りを付けた巫女さんたちが春日提灯を売っている。中元萬燈籠は、日の長い時期なので、思ったほど売れなくて気の毒だ。節分の萬燈籠は、神事の終わる頃にはとっぷりと暮れるし、夏ほどヒトが出ないので、提灯は欠かせない。
しばらく行くと、3000円以上で献燈する参拝者の申し込みテントがあるので、そこで3000円納めて、領収書を貰う。これが萬燈籠の必須アイテムで、この領収書がパスポートで、中に入って、神事に参加したり、献燈することができる。この時には、春日の石灯籠に貼る紙に、名前と願い事を書く。節分は一日だけなので、参道ににわか作りの行燈が立てられて、そこにも紙が貼られる。中元萬燈籠では、石燈籠に貼ってくれる。
本殿の石段下で、領収書を見せて中に入る。もう神事は終わった後だ。本殿脇で、領収書を見せて蝋燭とパンフレットを頂き、まずはお参り。本殿にぶら下がっている春日燈籠には、すでにお社の人たちの手で火が入っている。素人が勝手に火を付けると、火事になりかねないから、そのあたりの用心は怠りない。参道にも放水銃が用意されていた。
ぐるっと回って回廊に行き、蝋燭の入れられる燈籠を探す。一基の燈籠には、三つの蝋燭が入れられるので、根気よく探していけば、空いているところはある。下に点火用の雪洞が幾つか置いてあるので、蝋燭から火を貰い、献燈を終えた。
最近は、老若男女等しく携帯くらいは持っているので、あちこちで撮影会だ。一眼レフおやじも大量に出没する。今回14日に行かなかったのは、取材のテレビ局が邪魔だから。
春日大社から、公会堂側へ抜ける道を辿ると、東大寺はすぐだが、この時期、奈良では
 奈良燈花会
も開かれている。公会堂は会場の一つなので、小高くなっているところから全体を眺めてみる。芝の上にずらっと蝋燭を並べてあるのだが、なかなか綺麗だ。ちょっと広い場所には、竹をつかったオブジェ風の行燈もある。蝋燭の中を、蹴飛ばさないように気をつけて進みつつ、東大寺の参道に至る。
万燈供養会は、かなりの人出で、南大門に行き着く前から、行列になっている。待っていたら、突然
 大きな物が飛んできて、南大門の肘木にとりついた
のだが、暗くてなんだかわからない。周りの人たちがざわざわしはじめ、誰かが明かりを当てた。なんと
 ムササビ
がとりついている。もう一飛びするかとみんなで期待して見ていたが、小雨模様を嫌がったのか、するすると肘木の中に入っていってしまった。東大寺にムササビがいるとは知らなかった。
30分ほど待ったか、合間に雨が強くなったりはしたが、無事、中門をくぐる。今日は、大晦日と同様、
 大仏殿正面の観相窓を開いて、大仏さまのお顔を外から拝見できる夜
である。中門から拝見するのが、一番いい。
左右に分かれて、参道に並べられた行燈の間を行く。本殿では、法要が行われているところだ。声がよく聞こえるのは、スピーカーが設置されているからで、大仏殿で確認したら
 BOSEのスピーカー
だった。ううむ、誰かシャレの分かるヒトが選んだのか?
今日は大仏さまだけでなく、大仏殿内のすべてのお像がライトアップされている。拝みつつ進む。仏像写真ファンには絶好のライティングなのだが、思ったほどカメラを手にしているヒトは少ない。
帰りも徒歩。ちなみに、奈良の古い市街をぐるっとまわる循環バスは、萬燈籠・万燈会の時間には、通行止めになっている。バスに乗れる一番近いバス停は、県庁東になる。

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