中国遼寧省で炭疽菌に感染して一人死亡
日本企業が多数進出している遼寧省で、ヒトが炭疽菌に感染、一人の死亡が報告されている。日本語ニュースは大紀元が出しているが、遼寧省衛生庁が発表しているので、この事実は間違いない。
遼寧省:皮膚炭疽菌で一人死亡【大紀元日本8月7日】中国遼寧省衛生庁は6日未明、瀋陽市に皮膚炭疽菌が発生した情報をネットで公表した。発見された12例の感染者の内、7人が炭疽菌による感染と確認され、5人が感染の疑いがあり、すでに1人は死亡したという。中央社が伝えた。
また、中新ネット今日の報道によると、感染は遼寧省新民市大民屯鎮で発見されたという。全ての患者は、牛に関わる仕事に従事していたという。
衛生庁の公式サイトによると、当局は、感染地域の感染された動物はすでに処分され、消毒などの処置を取り、病状はすでに抑えられたと発表したという。(05/08/07 06:22)
遼寧省衛生庁の発表(中文・簡体字)
http://www.lnhealth.cn/ReadNews.asp?NewsID=868&BigClassID=71&SmallClassID=306
続き。
エクスプロア上海もこのニュースを取り上げた。
瀋陽で炭疽、一人が死亡 〔2005年8月7日掲載〕
6日未明、遼寧省衛生廳がインターネットで公表したところによると、8月5日午後4時までに瀋陽市で炭疽病の患者が見つかったと発表した。このうち7例は確定しており、5例に関しては疑いが強いとしている。1例はすでに死亡している。これら患者はすべて隔離されている。
これら患者のすべては新民市大民屯鎮にある2つの村からで、患者らは最近食用の牛の解体、加工、運送などを行ったとしている。現在瀋陽市衛生部門では126人を派遣して、関係地区の調査を行っている。
炭疽は牛、羊、駱駝などの草食家畜を感染源とし、脾臓の急性腫脹と皮下漿液出血性浸潤が特徴で、人に感染すると皮膚に潰瘍ができる。一般に人が死んだ家畜などに触ると感染するが、人と人との間では直接感染しないと言われている。(「中医ドットコム」)
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