ニフティは儲け口を逃した? SNSと商用BBSの親和性
商用BBS華やかりし頃、一人勝ちしてたのは
Nifty-Serve
だった。実は、今void/Kusakabe氏問題が起きているmixiは、当初から
Niftyに似てるね
と言われていた。Niftyの特色は
フォーラム(mixiのコミュニティに相当するが、もっと多機能・大規模)が充実
シスオペ・サブシスオペが丁寧にユーザを誘導(シスオペ・サブシスオペはmixiのコミュニティ管理人に相当)
していた点だ。新たにフォーラムを作る場合は、ユーザの投票等で決めていたんじゃないかな。mixiが誰でもコミュニティを立てられるのとはちょっと違う。
BBSは文字ベースのやりとりなので、画像中心の現在、Nifty-Serveは利用者が激減、来年の3月31日をもって、
ワープロ・パソコン通信サービスを終了する
ことになった。現在残っている部分は@niftyが受け継ぐことになっている。ワープロ・パソコン通信に残っていたフォーラムも、@niftyに統合されるか、廃止された。
2005年2月16日
ニフティ株式会社
「ワープロ・パソコン通信」サービスの終了についてニフティ株式会社(社長:古河建純、本社:東京都品川区)は、1987年4月から運営してきた「ワープロ・パソコン通信」サービスを、2006年3月31日(金)をもって終了します。
同サービスは、1999年の@niftyサービス開始後も継続利用者が多く、運営を続けてきました。しかし、インターネットの普及とともに利用者数が減少している事実を受け、「ワープロ・パソコン通信」サービス(TTY接続および関連サービス)を終了することとします。これまで、多くの方にご利用いただき、心より感謝申し上げます。
なお、「ワープロ・パソコン通信」で提供しているサービスの多くは現在の@niftyでも提供されており、継続利用することができます。
(以下略)
しかし、今回のvoid/Kusakabe氏問題を見るに付け
Niftyは商機を失ったのではないか
と思う。
NiftyがもしSNSを展開すれば、商用BBSの運用で得ている長い経験がある。今回のvoid/Kusakabe氏問題に類したことは、しょっちゅうあることで、こうした問題を処理するノウハウは山のように持っている。
Niftyがダメだったのは
過去の資産を捨てきれなかった
点だろう。もし、SNSを運用するにしても
Nifty-Serveの過去
を引きずってしまうのだろうな。Niftyのフォーラムで分かることは
無料で読める2ちゃんねるやblogや個人サイトに落ちている
現在、過去の「資産」は資産として置いておき、新たなビジネスとして
SNSを運営する
のは、一つの手だったんじゃないのかな?すくなくともmixiのような不手際は犯さないだろう。
NIftyの体質には
無駄なくらいの余計なサービス
が昔からある。それがイヤで、NiftyのIDは持ちつつも、他の商用・草の根BBSを活躍の中心の場としていた人たちも少なくなかった。わたしもその一人で、
別なシステムに行ってもNifty方言の「会議室」を連呼してバカにされるNiftyユーザ
が好きではなかった。それでもNiftyのIDを取っていたのは
人数が多いが故の情報量
を尊重したからである。
実は近日、ココログを抜けたいとおもってるのも
過剰なサービスで、blogを書く利便性が損なわれている
と感じるからだ。
リッチテンプレートで重くする
というのは、
見た目重視で中身を書きにくくする、アホな仕様
だとわたしは思う。わたしのblogを楽しんでくださってる人から
ココログは重くて、読みに行くのが苦痛だから、もっと軽いblogサービスを探してくれない?
と頼まれたのが、移転のきっかけである。今βテスト中だが、そっちはさくさく動いてくれるので、読み手もストレスを感じないし、書き手も保存・公開に余計な時間が掛からず、楽しく書いている。
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