きな臭い話 マイヤヒFLASHの猫はいつからオリジナルキャラ「のまネコ」になったのか (その69) avexが公表している「コンプライアンスの中身」
最近、あちこちで引用されるのは、今年四月に発表されたavexのコンプライアンスだ。
速報 2005/04/11 19:46 更新 「全然変じゃない!」──エイベックス流コンプライアンス企業のコンプライアンス(法令遵守)方針と言えば堅い言葉が並びがちだが、MAX松浦が手掛けると「インチキするな」となる。
「インチキするな」「弱いものイジメはするな」──エイベックス・グループ・ホールディングスが4月11日発表した、グループの新コンプライアンス(法令遵守)ポリシーには分かりやすい言葉が並んでいる。企業のコンプライアンスポリシーは堅い表現になりがちだが、エイベックスのポリシーは「僕たち自身が本当に納得できる」(松浦勝人社長)という内容を身近な表現でまとめた。
ポリシーは「人の金で遊ぶな」「まねても盗むな」など12項目。各項目それぞれに具体的な「べからず集」が付いており、例えば「インチキするな」なら「サンプルCD・DVD・ノベルティや会社の備品を個人で使用したり、売ったりしない」といった具合。最後に「そして、才能に愛と賞賛を。(決して嫉妬ではなく」と結んだ。
(以下略)
このコンプライアンスは公表されているのだが、じっくり読むと、実は、もっとすごい中身なのだ。
エイベックス・グループの構造改革について
http://www.avex.co.jp/j_site/press/2006/050411.pdf
コンプライアンスは上記の16ページ目からなのだが、東証一部上場企業とは思えない文言が並んでいる。いくつか引用してみよう。
● インチキするな。
(略)
2. 会社の正当な利益に反して、自己や第三者の利益を図るような行為を行わない。
・会社と従業員との取引や、会社と従業員の友人・親族とのとりひきは、会社の正式な手続きを経ない限り行わない。
・領収書を改ざんしたり、会計帳簿に虚偽又は架空の記載をしたり、簿外の資産を築かない。
・サンプルCD・DVD・ノベリティや会社の備品を個人で使用したり、売ったりしない。
● 弱いものイジメするな。
2. 取引先に対しては、良識と誠実さをもって接し、公平かつ公正に扱う。
・下請け業者や取引先への支払を無理に遅らせたり、契約を突然キャンセルしない。
・下請け業者や取引先から無理な協力を要請したり協賛金をとらない。
(略)● 人の金で遊ぶな。
1. 取引先等と健全な商慣習や社会的常識を逸脱した交際をしない。
・会社の経費で遊ばない。
・取引先との間で、一般社会的な常識の範囲から逸脱する接待・贈答をしない。
・過度な接待やバックマージンを受けるなどして取引先にたからない。● 勘違いするな。
(略)
・自分たちだけが特別だと思って行動するな。● 真似ても盗むな。
1. 自社の知的財産権を保護し、他者の知的財産権を尊重する。● 「力」に頼るな。
1. 市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力及び団体との関係を持たない。
・会社の利益を図るために反社会的勢力を利用しない。
・反社会的勢力などから不当な要求を受けた場合、金銭等の授受による解決を図らない。
2. 政治、行政と透明度が高い関係を構築する。
・政治家や役人に賄賂を渡さない。● チームとしての誇りを。
(略)
2. 「良き企業市民」として、積極的に社会貢献活動を行う。
・お客様に感動を与える音楽、映像その他様々な商品やサービスの提供により、心豊な社会の実現に貢献する。
・地域社会との交流を深め、良好な関係を構築し、地域社会の一員として地域の発展に貢献する。
特に突っ込みたいところは赤にしてみた。
てか、
一般社会常識から著しく逸脱した反社会的行動をいちいちコンプライアンスで規定する
って、どういうことよ?
差別のない明るい社会を作ろう
とあちこちに書いてある自治体には、必ずなんらかの「差別問題」が存在する。このコンプライアンスに書いてあることは
これまでavex社内では行われたことがある事実なのか?
と勘ぐられてもしょうがあるまい。
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