きな臭い話 マイヤヒFLASHの猫はいつからオリジナルキャラ「のまネコ」になったのか (その88) 「のまネコ」問題のワイドショーでの取り上げ方はおかしい! 新たな不買運動へ発展か
今朝になって
日テレ 情報ツウ!
フジテレビ とくダネ!
で、「のまネコ」問題が取り上げられたらしい。ところが、主眼は
2ちゃんねるで殺人予告
の方。
で、すでにネットでは
日テレ・フジの番組を出来る限り見ない
「情報ツウ!」「とくダネ!」の提供スポンサーの商品を、今後の展開によっては不買リストに入れる
という話になっている。
実は、今日の報道の仕方は、すでに予測されていた。avex関係者を名乗る人物が
月曜日からavexはメディアを使って
2ちゃんねるは悪、avexは被害者というキャンペーンを大々的に打つ
と漏らしていたからだ。
もし、2ちゃんねるが
一部の人間の閉じた掲示板
なのであれば、
2ちゃんねるを叩いて、評判を落とす
のは、有効かもしれない。しかし、実際は
誰でも書き込める場所が2ちゃんねる
なのであり、
2ちゃんねるという団体があるわけでない
のだ。つまり
2ちゃんねるにいるのは普通の人達
なのである。
今回のフジ・日テレの報道に続き、たぶん他の局のワイドショーでも、「のまネコ」問題を
殺人予告とからめて、2ちゃんねるを悪の団体と見せかける形で報道
するだろう。それは、真実ではないし、そうすることで
テレビ局は、視聴者を失い、スポンサーは消費者を失う
という実験が始まってしまった。ま、
ネットは一部の人間のもの
という観念から抜け出せない限り、テレビ局に明日はない。
で、avexの「お願い」になぜメディアが弱いか。
実は、「恋のマイアヒ」リリース時に、avexの担当者は破廉恥というもおぞましいマスコミ工作をしてたのである。
その時のお返し
を、マスコミがしているだけだ。以下に、
avexのなりふり構わないマスコミ工作
を、担当者自らが嬉々として語っている9/16付けの記事を引用する。突っ込みどころは赤で表示。
恋のマイアヒ 子供も歌う空耳ソング (ゲンダイネット)♪飲ま飲まイェイ〜キープだ牛、預かりDAY、並フェイスDE!——いま巷でこんな意味不明なフレーズがやたらと流れている。♪マイアヒー、マイアフー、マイアホーハッハーと、子どもまでも連呼するこの歌、モルドバ共和国出身の男性トリオ「O—ZONE(オゾン)」の「恋のマイアヒ」である。
彼らはルーマニア語で歌っているのだが、ミョーな日本語に聞こえる“空耳ソング”として大ブレーク。今年3月の発売からジワジワとチャートを駆け上がり、洋楽の新人アルバムとして33年ぶりにオリコン1位を獲得した。あのポール・サイモン以来の快挙で、通常1万枚前後の洋楽アルバムで70万枚以上売れているのだからスゴイ。お父さん世代も年末の忘年会シーズンへ向け、カラオケで要チェックだが、この曲、ヒットの裏話もちょっとおもしろい。
音楽業界では、洋楽のプロモーションはラジオで流す→音楽専門誌に売り込む→アーティスト来日→テレビ出演が通常の流れとされる。だがマイアヒの場合、きっかけはファンが作成した日本語の“歌詞”つき映像。それをネットで見た発売元のエイベックスが「おもしろい」とプロモーションに採用したことで、洋楽ファンを超え子どもにまで広まった。ネットがブームを先導するのは「電車男」みたいだが、エイベックスの今回のプロモーションは、六本木ヴェルファーレにキャバクラ嬢50人を集めギョーカイ人を接待する「クラブ・マイアヒ」を開くなど、異例ずくめで、こちらも話題になっている。仕掛け人の同社洋楽制作部、平松圭氏(35)がこう言う。
「ファンの方のFlashムービーをつかわせてもらったり、キャバクラ嬢を呼んだりしたのは、20くらいやった宣伝のひとつです。通常のプロモーションだけで無名の海外の新人の歌うマイアヒを聴いてもらえるとは思わなかったから、あらゆることをやりました。良い楽曲を一番に見つける作業と同様、プロモーションも新しい方法を試していかなきゃならない。ブームは待つのではなく、こちらからつくりだしていくものだと思ってます」
実は00年のパラパラブームも、平松氏が仕掛けたものだったという。ブームのでき方も随分と変わってきたようだ。
【2005年9月16日掲載記事】
[ 2005年9月19日10時0分 ]
avexのやった
あらゆること
のお返しとして、現在の
民放各局の2ちゃんねる叩きのスタンスに立った「のまネコ」問題報道
がある。もちろん、この土日には
各局のキーパーソンにavexがしっかりねじを巻く
というアクションもあったはずだ。
テレビは視聴者が見てなくてもいいのであれば、どんどんネット叩きをやればいい。どう考えても
一般消費者にネット利用者は増えているということをテレビ局もavexも信じたくないのだろう。 もし、いま2ちゃんねる叩きをしている局なり、avexが
ネット配信事業を始めたら、ネットユーザはそっぽを向くだろう。なぜか。
ネットに一度流れた情報は消えないからだ。いま、あちこちのネットユーザが
既存メディアに対する抗議の声を上げつつある。たぶん、「のまネコ」問題は、日本社会の消費動向に関わる、一つの転換点になるだろう。
avexがこれまで既存メディアで繰り広げてきた大衆煽動がネット社会で可能かどうか、そして
ネットの検証能力が問われている。
続き。
「とくダネ!」のスポンサーリストが出回り始めた。
で、その中に保険会社の
アリコ
が含まれる。このあたりに今日は電話での抗議が集中しそうだな。
あとは
佐川急便
など。うちは元々佐川使わないし、アリコの保険にも入ってないし。今後も入らなくていいな。
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