忍び寄る鳥インフルエンザ 「禽流感」に怯える台湾
台湾ではいま、「鳥インフルエンザ」に戦々恐々としている。台湾在住の友達の話では
連日のように、大陸から輸入された鶏肉が投棄されている
という。理由は
鳥インフルエンザに感染の疑い
だそうだ。どの程度正しい情報かわからないのだが
大陸の連中が、鳥インフルエンザに感染した鶏を台湾に輸入してるのではないか
と当局が考えているらしい。もし、そうだとしたら
感染した鶏を長距離輸送するなよ
なのだが、そのあたり、中国の衛生意識も滅茶苦茶だから、
あってもおかしくないぞ
と思っちゃうところが怖い。
そもそも
鳥を飼う
というのは、中国大陸では一種のステータスで、自慢の鳥を籠に入れて、公園や茶館に持っていって、互いに見せ合う人民の方々が随所にいる。で、中国政府は
飼われている鳥がH5N1に感染してるかどうかを、台湾からの問い合わせに一切回答してない
のだ。もちろん、鳥を飼ってる中国人民も、鳥インフルエンザのことなど気にしてない。
このあたり、10/22付けで台湾紙の記者が短くレポートしている。
http://news.yam.com/cna/china/200510/20051022422146.html
ちなみに、台湾紙のサイトを「禽流感(鳥インフルエンザ)」で検索したら、凄い数がヒットした。
http://nse.yam.com/bin/search.dll?k=%B8V%ACy%B7P&p=1&u=0
それに比べると、日本はのんびりしてるな〜。とうとうアフリカやヨーロッパにも鳥インフルエンザが流行し始めているようだから、今年は
鳥インフルエンザがヒトからヒトに感染するタイプに変わる
かも知れないのだが。台湾・中国・香港そして韓国とのヒトの交流を考えると、もう少しきちんと防疫体制を取らないとイケナイのだが。
そういえば、こんな記事が10/23付けで日経に出てたな。
(10/23)中国、鳥インフルエンザに警戒体制・内モンゴルで鳥大量死【北京=桃井裕理】中国が鳥インフルエンザの人への感染を防止するため警戒体制を強めている。鳥の大量死が発見された内モンゴル自治区では緊急に周辺住民の検診を実施、現時点では人への感染が認められないことを確認した。北京市政府は市内や郊外で渡り鳥などの観測を開始し、異常を早期に把握する体制を整えた。
内モンゴル自治区フフホト市にある鳥の飼育場で2600羽が死に、19日までに毒性の強いH5N1型の鳥インフルエンザに感染していたことが確認された。
20日に回良玉副首相が緊急対策会議を招集。「予防を徹底し、応急体制を整える」ことを呼びかけた胡錦濤国家主席と温家宝首相のメッセージを伝えた。
これからの季節は要警戒だ。
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