道路の有効利用
今の季節、玉蜀黍は収穫を終え、あちこちに積み上げられ、軸ごと、あるいは脱穀して乾燥させているところだ。ガイドの郭さんによると、玉蜀黍は、少しは粉にするが、ほとんどが政府にアルコールや油の原料として買い上げて貰うのらしい。
ここ河南省では、農村の道路に、幹線道路であろうが、村の狭い道であろうが、大々的に軸の着いた玉蜀黍や、脱穀された玉蜀黍が車道側に拡げられている。そう、車が走ろうが、道路は大事な「玉蜀黍の乾燥場」なのである。
車に踏まれるのを避けるために、玉蜀黍の区画の端には石が置いてある。ともかくも、わが村にある道路は、玉蜀黍の乾燥のために自由に使ってイイらしい。誰もが、大量の玉蜀黍を拡げ、脱穀された玉蜀黍は、誰かが熊手でひっかいて、満遍なく乾燥するようにしている。道路と雖も「為人民服務」なのだ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント