いいのか、ミッキーペンキ
世界で一番著作権にうるさい会社はディズニーだろう。たとえ街の小さなケーキ屋であろうと、ミッキーマウスの顔を許可なくケーキに描いてることを知ると、即刻脅して、止めさせる、という話を聞いた。
ミッキーは、中国でも人気者で、「迷奇」がその当て字だ。「迷奇」なんて、碌でもない名前がついているが、たぶん反米の時代的背景があるだろうからしょうがない。ま、「迷奇」と書いてあれば、誰がなんと言おうとも「ミッキーマウス」に決まっている。
ところがどっこい、中国は、ディズニーに取っては怨敵だ。ともかくも、著作権を守ろうという気持がない。国家的にしつこく指導して近代国家になろうとしてるけど、人民が一々聞いているもんか。
写真は、鄭州市内で見かけた「迷奇漆」すなわち「ミッキーペンキ」の広告だ。微妙なネズミがシンボルになっている。ひょっとしたら、以前は完全著作権無視で「ミッキーマウス」だったのを、ディズニーからのクレームで顔だけすげ替えたのかも知れない。誰が見ても、「ニセミッキー」である。
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