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2005-11-07

NHK記者、放火未遂容疑で逮捕 事件の蔭にある学歴差別

文字どおりのマッチポンプ野郎は、NHK大津局の入局二年目の記者だった。毎日web版から。



放火未遂:NHK記者、容疑で逮捕 大津の連続放火も供述−−滋賀県警・大阪府警

 大津市と大阪府岸和田市で今年4〜6月、12件の不審火が相次いで起き、滋賀県警と大阪府警の合同捜査本部は5日、岸和田市での火事1件について非現住建造物等放火未遂の疑いでNHK大津放送局記者、笠松裕史(ひろふみ)容疑者(24)=岸和田市磯上町2=を逮捕した。涙を流しながら「誠に申し訳ないことをした。(放火未遂は)ライターで火を付けた。大津の方もやりました」と大津市の連続放火も認める供述をしている。合同捜査本部は同日、NHK大津放送局や笠松容疑者が住んでいたマンション、岸和田市の自宅などを家宅捜索した。

 調べでは、笠松容疑者は6月5日午前1時ごろ、自宅近くの住宅建築現場で、玄関付近に置かれた段ボール箱にライターで火を付けた疑い。警戒していた警官が発見、消火した。

 大津市内では4月23日〜5月15日、週末を中心に不審火が11件、相次いで発生。うち8件が5月15日に集中した。同市朝日が丘1では住宅約120平方メートルが全焼した。

 軒下に火をつける手口などが共通しており、県警は連続放火事件として捜査。笠松容疑者は当時、現場近くのマンションに住み、第一発見者となった火事もあったことや、目撃情報などから捜査線上に浮上した。

 笠松容疑者はその後、仕事を休んで実家のある岸和田市に移り、6月5日の火事が起きた。笠松容疑者は昨年4月にNHK入り。大津放送局に配属され、主に警察取材を担当。関係者の話によると、同年秋以降、周囲に「仕事がつらい」などと漏らしていたという。火事が頻発する前から体調を崩し、5月16日から仕事を休んでいた。現在は休職扱いとなっている。【深尾昭寛、蒔田備憲】

   ◇

 今回の事件について、NHKの橋本元一会長が、6日午前11時の番組「永井多恵子のあなたとNHK」の冒頭で、視聴者に陳謝し、同日午後2時から、NHK放送センター(東京都渋谷区)で記者会見する。

 ◇心からおわび−−橋本元一・日本放送協会会長の話

 報道に携わる者が、このような犯罪を引き起こしたとして逮捕されたことは極めて遺憾で、心からおわび申し上げます。処分は捜査の進展を見ながら厳正に対処したいと考えています。

毎日新聞 2005年11月6日 東京朝刊



この記者の噂は、五月あたりから流れていたが、ようやく逮捕されたか。てか、「病気で休職」自体が、上層部の指示だったんじゃないか?NHK。「K記者の行くところに火事あり」という根強い噂があり、大津署に任意で聴取されたから、事情を聞いたわけでしょ? で、まずいと判断して休ませたわけでしょ?

放火に関しては、個人の資質という面が否めないが、火付けは重罪だ。

NHKはうすうす事情を知りながら、組織ぐるみで、放火の事実を隠蔽しようとしていたのではないか。


それに関するNHK側のいい訳。読売web版より。

聴取から半年、捜査見守ったとNHK…放火未遂事件

 「あってはならないこと」——。NHK大津放送局記者が放火未遂容疑で逮捕された事件で、6日、謝罪会見をした橋本元一会長ら経営陣は、沈痛な表情で頭を下げた。
 一方で、笠松裕史容疑者(24)が警察の事情聴取を受けたことを把握していながら、事実確認の独自取材や内部調査には慎重だったことを明らかにした。事情聴取の約20日後、笠松容疑者は、新たな犯行に手を染めた。
 午後2時から東京・渋谷のNHK放送センターで開かれた会見には、橋本会長のほか、原田豊彦・放送総局長、石村英二郎・放送副総局長が出席。事件が個人の問題か、組織の問題かを問われた橋本会長は「基本的にはこの記者に起因する事件」との認識を示したが、記者教育のあり方や、悩みを抱える職員への対策を再点検する考えを示した。
 石村副総局長によると、連続不審火のあった5月15日、警察から任意で事情聴取を受けた笠松容疑者は、同日深夜、大津放送局の上司からも約20分間、事情を聞かれ、「私はやっていません」と否定した。事情聴取を受けたことは、この日のうちに橋本会長にも報告された。
 しかし、笠松容疑者の言葉が本当かどうかを確かめるために「報道機関として取材したのか」との質問に、石村副総局長は「(事件への関与が)疑われている当事者サイドになっているので捜査の推移を見守った。NHKの通常の事件取材より、取材は少ないかもしれない」。
 さらに、内部調査について、「同僚や先輩に勤務状況や事情は聞いた。体調に変調をきたしている事実は浮かび上がったが、事件そのものについてはわからなかった」と語った。
 笠松容疑者は昨年4月、NHKに入局、滋賀県警担当だった。連続放火事件は地元で大きく報道され、今年7月、週刊誌が「『連続放火』で事情聴取された『眼鏡の記者』」と報じた。
 笠松容疑者は、体調不良を理由に今年4月中旬から週4日程度の勤務になり、事情聴取後は有給休暇をとり、5月21日から大阪府岸和田市内の実家近くの病院で入退院を繰り返していた。
 「配置転換などより、病気を治すことに専念してもらった」(石村副総局長)措置だったが、実家に一時戻った6月5日、段ボール箱に火をつけ、建築中の木造2階建て住宅を燃やそうとしたことが、直接の逮捕容疑になった。
 入院中、石村副総局長らが何度か笠松容疑者に話を聞いたが、医師の指示で事件に触れないことを前提にした面会だったという。

          ◇

 橋本会長は6日午前、NHK総合で放送された番組「あなたとNHK」の冒頭に出演。今回の事件について「信頼回復への取り組みに対する視聴者の期待に背くもので、誠に申し訳ない。今後、全身全霊をかけて信頼回復に努める」と陳謝した。
(2005年11月7日1時31分 読売新聞)


上記記事の週刊誌報道とは
 『週刊新潮』7/21号(7/13発売)
http://www.shinchosha.co.jp/mailmag/shukanshincho/20050712001.html

ところで、この笠松裕史記者だが、出身大学では有名人だったらしい。GREEのプロフィールを見ると、一期生で、相当無茶をやっていたことが書いてある。
記者職の多い東大・京大・早稲田に比べると、新設大学からの入局はかなりハンデがある。「みなさまのNHK」には
 職員の出身大学をある程度分散させる
という使命感があるらしく、時々、ビックリするような大学から採用されているが、笠松記者の場合も、その例だったのだろうか? しかし、笠松記者の出身大学で、記者職というのは、かなり辛いはずだ。(本人は「偏差値42」とGREEのプロフィールに書いているので、相当、大津局でいじめられていたのではないか、と思う。)しかし、最終ログインが三日以内って、逮捕直前にGREEに入ってたってことか?

いじめられていた件については、スポニチはこんな風に報道している。


放火記者ミスで上司から「死ね」

 滋賀県大津市の連続放火事件を捜査していた滋賀県警と大阪府警の合同捜査本部は5日、大阪府岸和田市の建築現場で6月にあった放火未遂容疑で、NHK大津放送局の男性記者(24)を逮捕した。男性記者は入局2年目の警察担当記者。関係者らの評判は「明るいムードメーカーで、取材も行動派」で一致する。「自分の記事が放送されるとうれしい」と、意欲的に話題ものや事件の現場に向かっていた。
 出身は大阪府岸和田市で、だんじり祭りが大好きな明るい性格だった。大分県の私大を卒業し、「災害報道がしたい」と昨年4月にNHKに入局した。同年5月から大津放送局で勤務。入局当初は、酒をよく飲み、カラオケでも盛り上げ役だった。同僚は「心が優しくお調子者」と評している。
 だが、連続放火が相次いだ今年春ごろから、その明るい性格が一変する。仕事のミスで「死ね。やめちまえ」などと上司や先輩にしかられ、「胃が痛い。酒の量も増えてきたし眠れなくて薬をのむしかない」と周囲にこぼし始めた。血尿にも悩んでいた。「最近の不審火、僕がやっているのかも」と連続放火を自ら話題に取り上げ、冗談ぽく笑うこともあった。
 今年5月、男性記者の自宅近くの住宅が燃えた際、住民らの消火作業を撮影した新聞記者と住民が口論になった。すると、その騒ぎを聞いた男性記者が自宅から出てきて「僕もNHKの職員。記者には報道の自由があるんです」とまくし立て、新聞記者に「気にせず撮ったらいい」と告げたという。近所の主婦は「目つきが怖かった」と振り返っている。
[ 2005年11月06日付 紙面記事 ]


まあ、マスコミなんてどこも体育会系だから、仕事でミスすれば「死ね、やめちまえ」くらいは普通に言われるだろうが、NHKの職場内いじめは結構執拗だったんだろうな。
ちなみに、「死ね、やめちまえ」は、大学院でもよく使われるが、最近はアカハラになるので、少なくなってるかも。

五月の任意聴取の時点では、職場の愚痴をこぼしまくったようだ。毎日より。


NHK記者逮捕:上司批判延々と 任意の聴取で供述

 大阪府岸和田市での放火未遂容疑で逮捕され、大津市の連続放火を認める供述をしているNHK大津放送局記者、笠松裕史(ひろふみ)容疑者(24)=岸和田市磯上町2=が、滋賀県警大津署に初めて任意で事情を聴かれた際、上司など職場への不満を何度も口にしていたことが6日、分かった。滋賀、大阪両府県警の合同捜査本部は、職場環境が放火の動機に影響している可能性が高いとみて、NHKや他の報道関係者から事情を聴く方針。
 調べでは、笠松容疑者が供述している大津市の不審火は、4月23日〜5月15日の計11件。最初の火事では笠松容疑者が第一発見者として119番通報。その後、何度も現場で目撃された。このうちの8件が集中した5月15日の火事の後、大津署が初めて任意で聴取。その際、笠松容疑者は「行く先でたまたま火事があった」と容疑を否認したが、職場の上司らを動物などに例えるなどして、激しい批判を繰り返したという。笠松容疑者は、今月5日の2度目の事情聴取後、逮捕された。
 関係者によると、笠松容疑者は昨年秋ごろから、周辺に職場での悩みを打ち明けるようになった。取材での失敗について、先輩記者から注意を受ける場面を他社の記者がたびたび目撃し、笠松容疑者が友人らに「理不尽だ」と不満を漏らすこともあった。「夜眠れない」と訴え始めた今春には、病院で処方された薬を服用して大津市の県警本部にある記者クラブのソファで眠ったり、腹を抱えて「痛い」とうめく姿が目撃されている。
 一方、合同捜査本部は6日、笠松容疑者を非現住建造物等放火未遂容疑で大津地検に送検した。調べに対し、一連の放火について「いずれもライターで火を付けた」と話しているという。【深尾昭寛、蒔田備憲、高橋隆輔】


まあ、大学時代はやんちゃでも、周りは許してくれたんだろうが、今は社会人で、かつ天下のNHKで報道の仕事についている訳だから、子どもみたいないい訳を繰り返しても、話にならない。

誰が採用したんだか知らないが、人事はアホですか。絵に描いたような「サークル系・アジア放浪・女好き・体力自慢野郎」な訳で、もし、これがコネ採用だったら、NHKは崩壊するぞ。

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