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2005-11-14

忍び寄る鳥インフルエンザ 今年度中に新型インフルエンザに変異したら見殺し多数か? 厚労省の計画は「来年度中」の計画

対策が遅すぎる。

何が

 来年度中に準備する

だ、厚労省。

 H5N1型鳥インフルエンザがヒトに感染する型に変異するのが今年度中だったら、間に合わない

ってことじゃないのか? もし、そうなった場合、

 タミフルの備蓄量は不足

 病院の整備が間に合わず、見殺しになる患者続出

にならないのか? その点はどうなのか、はっきりさせてほしい。

産経より。



タミフル自治体備蓄4倍に 新型インフルエンザ対策

 出現が懸念される新型インフルエンザの総合対策を定めた政府の行動計画がまとまり、厚生労働省が14日発表した。

 政府と都道府県の分担が未定だった抗ウイルス薬タミフルの備蓄目標は、1050万人分ずつ(1人分は10カプセル)と決定。都道府県分は従来の4倍、政府分は30倍になる。厚労省は5年間での調達計画を前倒しして「来年度中に確保したい」としている。

 行動計画は、平常時から世界的大流行まで発生状況を6段階に分け、タミフルの備蓄強化や、大規模な集会の自粛勧告といった社会活動の制限など、具体的な対応を盛り込んだ。

 15日には関係閣僚会議を開催、都道府県でも対策本部や各地の実情に合った行動計画づくりが本格化する。しかし、薬や病床の確保を含め、事前の備えがどこまで進むかが課題になる。

 行動計画は、健康被害を最小限に抑え、社会機能の破たんやパニックを防ぐのが狙い。

 タミフル備蓄目標は、従来の約1.7倍の2500万人分とし、内訳は政府と都道府県が1050万人分ずつ、市場流通での確保が400万人分。行政による備蓄の割合を20%から84%へ引き上げた。1カプセルは薬価ベースで366円。

 1日で最大約10万人と推定される入院患者の病床確保も進める。

 新型が出現、流行した場合は、大規模集会や、映画、コンサートなど不特定多数が集まる活動の自粛を勧告。出勤停止の勧告や休校の要請を行うほか、強制的な入院も可能にする。厚労相は非常事態を宣言する。

 また、大流行時のタミフル投与の優先順位は(1)入院患者(2)医療関係と警察・消防など社会機能維持に必要な患者(3)基礎疾患などがある患者(4)児童、高齢の患者(5)一般の外来患者。薬事承認前のワクチンでも接種するとした。

 現在は、アジアで高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の人への感染が見られ、新型発生手前の第3段階に当たる。(共同)

(11/14 12:16)



間に合えばイイが、そもそも

 五カ年計画を前倒し

って、どういうこと?疫学的な認識が甘すぎる。それとも

 中国の鳥インフルエンザ発生に関する「大本営発表」を鵜呑みにしてる

のか? いつから

 厚労省は中国の情報を信じるようになった

んだか。


で、タミフルだが、
 ベトナムでタミフルに耐性のあるH5N1型ウイルスが発見された
という。
"Nature"に掲載された論文(英文)
Nature 437, 1108 (20 October 2005) | doi: 10.1038/4371108a
Avian flu: Isolation of drug-resistant H5N1 virus
http://www.nature.com/nature/journal/v437/n7062/full/4371108a.html

で、中国の状況。碌でもないことになってきた。同じく産経より。

中国新疆で新たな鳥インフルエンザ感染か 20万羽処分

 14日付中国系香港紙、大公報によると、中国新疆ウイグル自治区ウルムチ郊外とカシュガルで家禽(かきん)類が大量に死んだことが確認され、当局が鳥インフルエンザ(H5N1型)感染の疑い例として調べている。当局は周辺の鶏など20万羽を処分したという。
 同自治区では6月、塔城市で家禽のH5N1型感染が確認されている。
 同紙によると、ウルムチ郊外では今月11日の農業当局の検査で、鶏1400羽が死んだことを確認。死んだ鶏は9月と10月の2回、ワクチン接種していたため、当局は効果のない違法ワクチンが流通していなかったかどうかについても調べるという。(共同)

(11/14 12:16)


 ワクチン接種した鶏が感染
って、激しく怖いんですが。それって
 不完全なワクチン接種によって、耐性ウイルスを作り出してる
ってことになるんですが。

中国が何を接種させたか知らないが、ヘタをすると、どんどんH5N1型の変異が、
 人間にとってよくない方向
になっていくだろう。ウイルスは、宿主に死なれると増殖できなくなるので、そのうち弱毒化するだろうが、それまでは
 宿主の生死にお構いなしの増殖
をするから、流行一年目の新型インフルエンザは、あちこちに出血を伴うような劇症のインフルエンザになる可能性だってある。

で、厚労省の対策は後手後手。小泉首相は、旧厚生族なのだから、こういうときくらい
 緊急予算配分
する度量を見せて欲しいものだ。もし、今冬から来年にかけて新型インフルエンザが大流行することになれば、現在の推計よりも、大量の犠牲者を出すかも知れないのだから。そして、犠牲者は、弱い人達に集中する。
タミフルが万能でない以上、他の手だても考えて欲しい。

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