« 2ちゃんねるで幼女誘拐予告 | トップページ | スープカレー »

2005-12-05

耐震強度偽造マンション (その71) 大阪でも耐震強度偽造ホテル営業休止 施工の元請けはスーパーゼネコン大林組 経営はJR西日本子会社

今日も
 耐震強度偽造ホテルが営業休止
に追い込まれた。で、このホテルは
 天下のJR西日本の子会社が経営
しており
 施工の元請けはスーパーゼネコン大林組
で、かつ
 市の財政や運営を巡って何かとお騒がせな大阪市が一回目に再検査したときは「安全だ」と発表していた
という、
 豪華すぎる顔ぶれが揃っちゃったホテル
なのである。
asahi.comより。


新たに大阪市のホテルでも強度偽装が判明
2005年12月05日13時43分

 ホテルやマンションの耐震強度偽装問題で、大阪市は5日、同市淀川区のビジネスホテル「ヴィアイン新大阪ウエスト」(11階建て、435室)の構造計算書が改ざんされていたと発表した。同ホテルは5日から営業を休止した。一連の偽装が発覚する中、市住宅局は構造計算書の体裁などをチェックしただけで「安全宣言」を出していた。

 同ホテルは、設計を担当した平成設計(東京)が姉歯建築設計事務所に構造計算を依頼していた。大手ゼネコンの大林組(本店・大阪市)が施工を元請けし、自己破産した木村建設(熊本県八代市)が下請けした。
 大阪市は先月24日、姉歯建築設計事務所による構造計算書の偽造が発覚したのを受けて調査を行い、いったん「安全性が確保されていることを確認した」と発表した。
 しかし、ホテルを経営するJR西日本の子会社「ジェイアール西日本デイリーサービスネット」が民間検査機関に依頼して調べた結果、構造計算書の数値に疑問点を発見。12月1日、同社から連絡を受けた市が再調査し、一部に改ざんがあることを確認した。建築基準法に適合しているか、改めて調査する。
 市住宅局の菊植潤・建築指導部長は5日午前に記者会見し、「構造計算には費用も時間もかかる。構造計算プログラムそのものを改ざんしているとは想像できなかった。改ざんが見抜けず申し訳ない」と謝罪。1日に同社から連絡を受けたにもかかわらず公表が4日後になったことについて「民間の専門業者と相談していた」と釈明した。


 さすがだな、大阪市。報告があっても、迅速には動かず、
 費用も時間も掛かる
って、あんたら、身内でこれまでお手盛り予算ばかり組んでたくせに、とんでもないいい訳ですな。てか
 大阪市住宅局とゼネコンの関係
を洗った方がいいんじゃないの?

今現在(15:25)、大林組のサイトでは、この件について何の告知もない。
http://www.obayashi.co.jp/index.html

JR西日本の子会社、ジェイアール西日本デイリーサービスネットのサイトには、営業休止についての告知が出た。


ビジネスホテル「ヴィアイン新大阪ウエスト」の営業休止について
平成17年12月5日
㈱ジェイアール西日本デイリーサービスネット

  株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネット(本社:大阪市北区)におきましては、姉歯建築設計事務所による構造計算書偽造問題に関する調査、再計算による点検を進めてまいりましたが、 「ヴィアイン新大阪ウエスト」に対して、本日(12月5日)、大阪市より営業を自粛するよう要請を受けました。
 弊社としましては、建物の安全性が確認できるまでの間、本日(12月5日)より「ヴィアイン新大阪ウエスト」の営業を休止させていただきます。

これまでの経緯及び今後の対応につきましては次の通りです。

1.これまでの経緯

(1)大阪市の調査により建築確認申請における内容について問題が見当らないことを確認いたしました。
    (11月24日)

(2)弊社が依頼しました第三者機関による設計内容、構造計算書についての調査過程において申請時と一部異なる数値があることが判明し、大阪市にご一報いたしました。その後、最終調査結果を大阪市にご報告いたしましたところ、大阪市より建物の安全性が確認されるまでは営業を自粛するよう要請を受けました。

2.今後の対応

 現在大阪市において、さらに安全性の再確認を進めていただいておりますが、安全が確認されるまでは、「ヴィアイン新大阪ウエスト」につきましては、新規の宿泊受付・予約も含め、本日(12月5日)より営業を休止させていただきます。

既にご予約のお客様につきましては、個別にお知らせするなどの対応をさせていただきます。

お客様には大変ご迷惑をおかけ致しますことをお詫び申し上げますとともに、今後とも安全なサービスの提供に全社をあげて取り組んでまいりますので、なにとぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。


ジェイアール西日本デイリーサービスネットは、「ヴィアイン姫路」に続き
 ビジネスホテル「ヴィアイン姫路」の営業休止について
http://www.dailyservice.co.jp/company/20051130.htm
これで木村建設・姉歯設計事務所がらみのホテル休業は二軒目だ。
で、JR西日本のサイトには、こうした文言が。

 去る4月25日、弊社は、106名のお客様の尊い生命を奪い、500名を超える方々を負傷させるという、極めて重大な事故を惹き起こしました。ここに、あらためましてお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様には衷心よりお詫び申し上げます。また、お怪我をされた皆様には深くお詫び申し上げますとともに、一日も早いご快癒を祈念いたします。あわせまして、列車が衝突したマンションにお住まいの皆様、その他事故に関して多大なるご心労、ご迷惑をおかけいたしました皆様方に、心からお詫び申し上げます。

 弊社は今回の事故を踏まえ、あらためて安全を最優先する企業風土を構築するため、5月末に策定いたしました「安全性向上計画」※を着実に推し進めているところであります。これからも、私たち社員一人ひとりが、お亡くなりになられた方のご無念、ご遺族の皆様やお怪我をされた皆様のお悲しみやお怒りのお気持ちを深く心に刻み、全てのお客様に安心してご利用いただける鉄道の再生に、全力で取り組んでまいります。
西日本旅客鉄道株式会社
代表取締役社長 垣内 剛


旅客の安全も、宿泊客の安全も、どちらもちゃんと確保して欲しいのだが、
 安普請の「工期短縮工法」でイニシャルコストを下げる
方にしか、魅力を感じなかったってことだな。
京王電鉄といい、JR西日本といい、
 鉄道会社が顧客の安全を無視した「経済設計」のホテルを建てた
という事実は覆いがたい。要するに
 少子高齢化に伴う旅客数の減少を経営の多角化で補う戦略
なのだが、そこには
 利潤優先、顧客軽視
の経営態度しかなかった、ってことね。

しかし、今回の大林組といい、京都のホテルの鹿島建設といい、
 大手が元請けでも、下請けがどこかをチェックしないと安心してホテルにも泊まれない時代
になったな。もちろん
 マンションを買うときは、直接施工したのがどこかをチェック
しなきゃね。スーパーゼネコンの名前で安心していた人も多いと思うのだが、
 元請けの名前に騙されてはいけないという認識が、一般にも広まった
のは、結構なことだ。

|

« 2ちゃんねるで幼女誘拐予告 | トップページ | スープカレー »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/109312/7477106

この記事へのトラックバック一覧です: 耐震強度偽造マンション (その71) 大阪でも耐震強度偽造ホテル営業休止 施工の元請けはスーパーゼネコン大林組 経営はJR西日本子会社:

» だから、姉歯氏の命が危ないってば! [奴隷解放戦線異常なし???  ~海外でデイトレ生活~]
続編です。 引き続き、姉歯氏の命が狙われています。 ◆◆姉歯氏の命が危ないよ~◆◆ 昨日の聴聞会も欠席したようです。 国会からも呼ばれているらしいが、姉歯氏は、非公開を求めている。 彼自身、自分の命が狙われているのをよ~く分かっている。 思い出しちゃうね、... [続きを読む]

受信: 2005-12-05 18:03

« 2ちゃんねるで幼女誘拐予告 | トップページ | スープカレー »