ISU、新しい世界ランキング発表 浅田真央の驚異的な点数 天才出現を予想してなかった現在のルール
トリノ五輪への浅田真央参加問題が俄に沸騰している現在、ISUがフィギュア選手の新しいランキングを発表した。
日刊スポーツより。
世界ランキング美姫2位、真央は12位国際スケート連盟は17日、フィギュアのグランプリ(GP)ファイナル終了時点の世界ランキングを発表し、女子は安藤美姫(18=愛知・中京大中京高)が3780点の2位、荒川静香(23=プリンスホテル)が3630点の3位となった。
GPファイナル初出場優勝の浅田真央(15=グランプリ東海ク)は2765点の12位。昨季の世界選手権女王のイリーナ・スルツカヤ(ロシア)が4110点でトップ。
このほか、村主章枝(avex)が5位、恩田美栄(東海学園大職)が10位、中野友加里(早大)が15位。男子は高橋大輔(関大)が11位、織田信成(関大)が13位。
世界ランキングは過去3シーズンが対象。世界選手権優勝で1200点、GPファイナル優勝で800点となり、今季と昨季は100%、3シーズン前は70%の得点で換算する。
[2005/12/18/20:54]
昨シーズンジュニアに昇格して、ジュニアのタイトルを総なめにして世界ジュニアで優勝、今年11月のグランプリ中国杯からシニアにランクアップしたばかりの浅田真央の場合、ランキングの対象となる点数が出てきたのは去年の分から。
で、この二年分の得点で、上位選手を計算し直すと以下のようになる。
一位 スルツカヤ 3550点
二位 安藤美姫 3000点
三位 浅田真央 2765点
四位 ソロコワ 2725点
五位 荒川静香 2650点
六位 ロシェット 2500点
七位 恩田美栄 2480点
ほかに
コストナー 2300点
村主章枝 2200点
中野友加里 1590点
コーエン 1525点
といった感じになる。いかに
この二年の浅田真央の実力の伸びが凄いか
がわかるな。それこそ
一年でジュニアを卒業、シニアに昇格してすぐ優勝する逸材
が出現することは、ISUの想定外だったのではないか。で、点数を見ると
浅田真央がもしトリノ五輪に出たら、よほどのミスがない限り、イタリアのコストナーはメダル圏外になるのは確実
なので、同じイタリア人のISU会長が積極的に浅田真央を推さないわけだ。
しかし、
スルツカヤが安定している
のはイイとしても、
安藤美姫がトリノ五輪直前になって大失速
しているのがよくわかるな。
浅田真央は
常識を越えた天才
であることは間違いない。秀才養成システムを守株して、
滅多に出ない逸材のチャンスを潰す
のか、日本スケート連盟、そしてISU。
現状を見る限り
浅田真央の才能は「時分の花」
だ。今だからこそ咲き誇る才能をこのまま見捨ててしまうのか。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント