NHKにとうとう民営化論 宮内議長の提言の後に、竹中総務相が出てきたぞ
まあ、ここまで事態が急速に悪化するとは、天下の特殊法人日本放送協会も思ってなかったんじゃないだろうか。
敗因は
橋本元一会長
であることは間違いない。こんな時期に
技術畑で実務経験が皆無に近い会長
を据えた時点で、NHKの命運は窮まった。
asahi.comより。
まずは、宮内義彦規制改革・民間開放推進会議議長が、
スクランブル化を提言
したのが昨日のお話。
NHKスクランブル化、経財諮問会議に提案へ 宮内議長2005年12月06日10時03分
6日にある政府の経済財政諮問会議で、規制改革・民間開放推進会議の宮内義彦議長(オリックス会長)がNHKの視聴を受信料を支払った世帯だけに限る「スクランブル化(有料放送化)」を提案することが明らかになった。スクランブル化すれば受信料制度が大きく変わることになり、経営形態の論議にも影響を与える可能性がある。
宮内氏は参考人として出席、規制改革の課題として、市場化テスト(官民競争入札)や教育の規制改革などと合わせ、NHK改革を提案する。普及が進む地上デジタル放送に加え、BS(放送衛星)デジタル放送でのスクランブル化が必要と説明。BSデジタル放送では04年3月の閣議決定で「06年度に有料放送化の結論を得る」とされており、早期の対応を迫る。
規制改革会議はスクランブル化を皮切りに、受信料制度のあり方や特殊法人としての経営形態も問題視していく方針。宮内氏としては、諮問会議でも議論になれば、今月中に出す規制改革会議の答申に、踏み込んだ改革内容を盛り込めるとの狙いもあるようだ。
NHKはスクランブル化について、放送の公共性を保つ観点から否定的な立場を貫いており、監督官庁の総務省もBSデジタルでのスクランブル化に難色を示している。
宮内議長がここまで言い切ってるってコトは、まさか
オリックスが放送事業に参加するつもり
になってるのかしらねえ。
で、一夜明けて、竹中総務相が登場。
NHK改革論議が本格化 政府・与党、民営化も視野に
2005年12月07日08時00分政府・与党内で、受信料収入の落ち込みが深刻なNHKについて、民営化を視野に入れた改革論議が本格化し始めた。竹中総務相が6日、有識者懇談会を月内にも設けてNHKの組織のあり方を検討する考えを表明。自民党の中川秀直政調会長も同日、党内で民営化も含めて議論を始める考えを示した。NHK側は来年1月に改善策を「経営ビジョン」で打ち出すが、政府・与党が不十分と判断するような場合、民営化の本格検討に発展する可能性も出てきた。
NHK改革の必要性については、小泉首相も6日夜、記者団の質問に「そうですね。受信料も滞ってますからね」と答えた。今後の首相の判断次第では一気に民営化論議が加速する可能性もある。ただ、NHKは報道機関の独立性や公共性を求められる立場でもあり、政府主導の早急な論議には批判も出そうだ。
竹中氏は6日の記者会見で、有識者懇談会について「この問題は除外するとか、この問題は重点的にやるとか、前もって決めるべきではない」と述べ、民営化も含めて抜本的な議論をする考えを示した。半年程度で結論を出すとしており、来年6月に政府がまとめる「骨太の方針」に盛り込みたい考えだ。
中川氏も6日、NHK改革について記者団に対し、党電気通信調査会の小委員会で議論していく考えを示したうえで「当然、民営化も含めて議論したらいい」と語った。小委員会委員長の片山虎之助参院幹事長も同日の記者会見で「党も問題意識を持ってこの問題を取り上げていこうと思っている」と述べた。15日に小委員会を開き、総務省やNHKのほか民放連などの意見も聴く方針だ。
でかい利権だからな〜。さぞ、豪勢に食い散らかされるだろうな、NHK。
宮内→竹中と出てきちゃうと、たぶん逃げられない。
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