東横インの身障者用設備違法改造問題 (その3) 東横インと「内観」
身障者のことなんか知ったこっちゃない、という態度の西田憲正社長がいる東横インだが、実は
内観
という一種の瞑想法のようなものを行う「研修所」を
東横イン 箱根国立公園内観研修所
として設けている。で、自らも
『家族・友達・仕事のために自分を知ろう—人生を豊かにする内観』
なんて本を書いて、内観の研修者に売りつけているらしい。
サイトより。
家族・友達・仕事のために自分を知ろう−これからの人生のために−内観とは何か?
内観とは自分自身を知り、人生を前向きにいきいきと生活し、どんな逆境にあっても
楽しく暮らす方法を気づくトレーニングです。1.していただいたこと
2.してお返ししたこと
3.ご迷惑をおかけしたことこの3項目について、身近な人々との関係から自分自身を見つめます
内観は新しい自分の側面を発見し、人生をリフレッシュする方法として
現在さまざまな分野で役立っています一週間の集中内観を体験していただくことで、きっと<あなた>が見つかるはずです
だそうだ
内観の目的は、
内観の目的静かな環境で今までの自分自身を見つめなおしてみたい
自分の歴史を振り返り、生きなおすために
生活の原点に立ち返るためのきっかけとして
<こころ>と<からだ>のリフレッシュ
より円滑な人間関係を築くために
社員研修・社員教育の一環として
就職・結婚準備のため・退職後の人生を考えるために
心理学研究のための体験実習として
<こころ>の援助者としての資質向上のために
どんな苦しい境遇にあっても、幸せを感じて生きていくために
その他 内観におこしくださる方の目的はさまざまです・・・
と、今日の社長の記者会見とはおよそ180度違うような内容を謳う。
で、研修の概要とそれにかかる費用。
集中内観研修要項研修期間
-原則として毎週日曜日の午後4時に開始
-日曜日午前中に終了の7泊8日です持物
-洗面道具・時計
-着替え(楽な服装で)*洗濯はできません
-携帯電話の使用はできません
-シーツ・枕カバー・バスタオル・フェイスタオル
は無料でお使いいただけます条件
-自分で研修を受けてみようと決意した人
-他の人とおしゃべりせずに一週間すごせる人
-男女/年齢は問いません
-小学生・中学生・高校生は原則として保護者同伴です
-本や新聞を読むこと・テレビを見ること・ラジオを聴くこと・
手紙を書くこと・電話することはできません申し込み
-必ず空きがあるかどうか予約してお越し下さい
-名前・住所・FAX/電話番号・年齢・希望研修日程を明記のうえ、
お申し込みください(用紙はダウンロードしてください)
-各回、定員になりしだい締め切ります
-お申込みはFAX でお願いいたします。電話での申込はご遠慮ください研修費 (食費・宿泊を含みます)
一般 6万円 (割引券使用は4万円)
学生 5万円 (割引券使用は3万円)
派遣社員 5万円 (代表者が研修済の企業社員にかぎる)
短期研修は原則として実施していません
*割引券は東横インの各ホテルにご用意してありますのでフロントまで
お申し付けてください振込先
三井住友銀行 蒲田支店(239)
(普通口座)1865605
東横イン箱根国立公園内観研修所
(振込手数料はご負担ください)
ふうん、「一週間おしゃべりしない」ということは、洗脳と似た技法を使うみたいですなあ。しかし、これを
社員研修や社員教育に使う
というのは、使用法を間違ってると思いますね。基本的に、この手の技法は、集団に一律に課して効果がある、というものではないはずだ。で、
東横イン社員は必ず内観研修をやらされる
んだろうな。
で、内観に関する書籍。
内観についての本単行本
『家族・友達・仕事のために自分を知ろう—人生を豊かにする内観』 西田憲正著 内観双書
『内観への招待』 吉本伊信著 朱鷺書房
『内観法』 吉本 伊信著 春秋社
『内観法入門』 村瀬 孝雄編 誠信書房
『内観療法入門』 三木 善彦著 創元社
『東洋の知恵・内観』 金光寿郎著 光雲社
『愛の心理療法・内観』 柳田鶴声著 いなほ書房
『忘れていた心の宝と出会える本』 三木善彦著 東横イン箱根国立内観研修所
『一週間で自己改革 内観法の驚異』 石井光著 講談社
内観研修所の刊行物
『日常内観指導』 『内観法のしくみ』 『内観と精神衛生』
『内観の集い』 『高校生と内観』 『心の時代』
『内観の道』 『内観への導き』 『事業は人なり』
『自己の探求』 『精神医』 『心の探検』
『現代のエスプリ・瞑想の精神療法』 『新聞記者の内観体験記』
その他に内観学会の刊行物、カセットテープ、ビデオテープなどがあります。
どうも
西田社長が嵌っている疑似宗教
という感じがするのですが。
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