NHK、皇室典範改正慎重論者のはずの安倍ちゃんをナイスアシスト?
ワイドショーが分析した
紀子さまご懐妊の報道の速さ比較
のキャプチャ画面。ネットに落ちていた。相変わらずだ、テレ東。
どうやら
NHKが最速
だったようで、これはNHKも認めている。国会中継中にテロップが出たのは二時過ぎ。日刊スポーツより。
紀子さま懐妊発表30分前、NHKスクープ紀子さま懐妊は、NHKのスクープだった。宮内庁正式発表の約30分前、国会中継中の午後2時8分に「秋篠宮妃の紀子さま ご懐妊 宮内庁発表へ」の速報を流した。「確認したところ、うちのスクープと言っていいようです」(NHK広報部)。続いてフジテレビの午後2時16分。TBS、日本テレビ、テレビ朝日も立て続けに報じた。
[2006/2/8/07:42 紙面から]
ちなみにwebでは、なぜか
読売新聞が夕方過ぎまで特落ち状態
だった。
しかし、昨日は仏滅。
何だって仏滅に「慶事」の発表
をしたんだろう? 普通は大安に発表するだろうに。先週末あたりから情報がどこかから漏れてた?
昨日は、秋篠宮さまは山階鳥類研究所に出かけていた。常識的に考えれば、宮邸に戻ってきてから、今後のスケジュールを詰める筈だったと思われるのだが、
NHKの抜け駆け
によって、そのプランは崩れたように見える。しかも、
皇室内に連絡が入る前のテロップ打ち
だった。これは道義的にマズイだろう。
で、当然宮内庁は
憤懣やるかたないコメント
を発表している。読売より。
紀子さまご懐妊「両陛下はお喜び」宮内庁長官が会見
宮内庁庁舎3階の長官応接室で記者会見に臨んだ羽毛田信吾長官は、「両陛下は久々にお小さい宮様を迎えることを心よりお喜びのご様子でした」と語った。
その一方で「ご懐妊」が報道先行で伝えられたことに対し、「思いがけない報道で、妃殿下に与えた動揺やご負担を考えると極めて残念に思っています」と厳しい表情。とくに紀子さまが電話で秋篠宮さまに連絡される前に報道されたことに関し、「お父様も知らない段階で報道が出てしまっている。めでたいことでもありながら、残念でもある」「喜んで良い時期と待つべき時期がある。喜びたいのはやまやまだが(ご懐妊についての)コメントは控えたい」などと述べた。(2006年2月8日1時45分 読売新聞)
報道の暴走ですな。
妊娠六週目は、まだ安定期ではない。加えて紀子さまは39歳。報道はもちろんのこと、健康管理には一層の慎重さが求められる。その時期に先走った報道が出ること自体
ある意味政治的意図があるのではないか
と勘ぐる人達が出てきてもしょうがないだろう。折しも
皇室典範の改正
が今国会の一つの焦点だったわけで、NHKの報道は
皇室典範改正慎重論者に吹いた「神風」
となった。
安倍ちゃんとNHKは仲がいい、と言われている。現在官房長官の職責を負う安倍ちゃんは
小泉首相の推し進める皇室典範改正案の今国会内での成立
に表だって楯突くことは出来ない。安倍ちゃんのこれまでの発言等を勘案すれば、安倍ちゃんが現在の改正案に積極的に賛成しているとは思えないわけで、
いつ、安倍ちゃんが反攻に転じるか
をのんびり眺めていた。
ま、安倍ちゃん、NHKが抜いてくれて良かったね。
今日、小泉首相は、あれほど強硬だった今国会での皇室典範改正案成立に、慎重な姿勢を見せ始めている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060208i107.htm
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