すみれ 京都拉麺小路店
札幌ラーメンの店「すみれ」が、京都伊勢丹に隣接する京都拉麺小路に2/1に開店したので、伊勢丹に出かけたついでに寄ってみた。→Map
京都拉麺小路
http://www.kyoto-ramen-koji.com/
すみれ
http://www.kyoto-ramen-koji.com/shop.html#sumire
当然のように、
味噌ラーメン
http://www.kyoto-ramen-koji.com/komado/sumire_menu1.html
を注文する。札幌にいる当時から
うまい
という話は聞いていたが、自宅からだと行きにくい場所だったので、パスしていた。兄弟の経営している純連も行きにくい場所にある。最近は、ともに札幌の中心部に支店を出している模様。
現在実家はススキノに引っ越して、
欅から歩いて三分
という好立地なのだが、残念ながら帰省しても、ラーメンを食べに行く暇が無く、いつも指をくわえて、前を通り過ぎている。
出てきたのは、
ラードが上に浮く味噌ラーメン
だけど、革命的にうまい、というわけでもないなあ。支店だからしょうがないのか。その昔、大丸藤井で「味の三平」のおじさんが店に立ってた頃の味噌ラーメンとは違う系統のラーメンだけど、味噌の味が分かりにくいように感じた。薄味に設定されてるのかなあ。所謂
ベースとなるスープの腰が抜けている
印象。札幌ラーメンのベースになるスープは、もう少し腰がないと、味噌を受けきれないんだけど、上滑りしてるような気がする。そのため、ラードとのなじみが今一。ちなみに、札幌の家庭には
チューブ入りラード
が常備されていて、家でラーメンを作る際には、丼にラードを好みの量入れて、熱いスープを注ぐのが基本。だから、京都拉麺小路の「すみれ」のラードは
かなり上品な量
に思える。
で、値段は高く設定しすぎ。てか、札幌ラーメン自体が単価が高すぎるのだけど、それにしても
900円
は高すぎる。オプションは玉子100円。チャーシュー増やすと200円だったかな。味噌ラーメンには、乱切りにしたチャーシューが載る。
しかし、自作味噌ラーメンの方が、「関西の札幌ラーメンを名乗る店」よりはよほどおいしいという状態は変わらないのは嘆かわしい。材料費入れても、900円よりはよほど安いし。結局は、ベースになるスープの問題なんだけどね。札幌と水質の違う関西で、同じ配合の材料を使っても、同じ味にはならない。どうしても同じ味にしたかったら
硬い水でスープを取る
しかないだろうなあ。でも、そんな工夫をしてるんだろうか、すみれ京都拉麺小路店。以前、支店を出していたラーメン博物館は横浜にあって、まだ水は硬いから、札幌とそれほど変わらないスープが取れただろうけど、京都の水は、全く違うぞ。そこまでちゃんとリサーチして出店してるんだろうか。すみれ京都拉麺小路店は、「札幌ラーメン」のレベルとしては
札幌の観光用ラーメン
レベルですな。(地元民と観光客のラーメンに対する嗜好はかなり違う。観光客でにぎわうラーメン屋は、地元民に支持されているとは限らない)まあ、「京都拉麺小路」そのものが怪しげな観光ラーメンコンプレックスだから、そういう意味では「コンセプトに合致した出店」なのかもしれないけどね。ただ、京都市内のラーメンのレベルは高いから、この程度では客は呼べないんじゃないのかなあ。
開店したばかりで、まだ勝手がわからないのか、店員さんは右往左往していた。頼むから、ラードの浮いてるラーメンは、出来上がったら速攻で持ってきて欲しい。一秒遅れれば、それだけまずくなる。
おまけ。
すみれと純連の関係
については、以下が詳しい。
北海道ラーメン食べ歩き便利袋 純連(じゅんれん・すみれ)、純連系について
http://kiwame16.moo.jp/page571.html
最初に「純連(すみれ)」の名前を聞いたのは、一度目の閉店前で、タクシーの運転手さんが教えてくれた。(だいたい札幌でタクシーに乗るときは、「最近おいしいラーメン屋さんはどこ?」と聞くのが習慣になっている)確かに
「純連と書いてすみれと読む」
と聞いたのだが、その後
純連(じゅんれん)
という店が出来たので混乱した。上記リンク先を読むと
純連(すみれ)→閉店→純連(じゅんれん)として再開
だったわけね。
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