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2006-02-16

スープカレーを作る

わが家の食料と日用品の一部は

 ポランの広場

http://www.pofa.jp/

に配達して貰っている。今週は紀州鶏骨付き股肉が来たので、

 チキンスープカレー

を作ってみた。

鶏は適当な大きさに切り、ガラムマサラと小麦粉をはたいておく。野菜は、人参・玉葱・大根を切り、舞茸はほぐしておく。馬鈴薯は皮付きのまま大きめに切ってレンジでチン、その後軽く揚げる。生薑・大蒜・林檎をすりおろす。シャトルシェフにバターを溶かし、鶏を炒め、さらに香味野菜・「炒めたまねぎ」・具の野菜を加えて、デグラッセしながら炒める。カレー粉とガラムマサラを加え、軽く炒めたあと、水を注ぐ。ゆっくり煮込む時間がないので、補いにマギーブイヨンと味覇を放り込む。他には、明宝のトマトケチャップ

明宝のとまとけちゃっぷ岐阜県が誇る厳選素材この甘さを知ったらあなたはもうヤミツキ!

を投入、沸騰したらあくを掬い、その後8分煮込み、馬鈴薯を投入して更に2分。それから保温を一時間弱。最後にもう一度火に掛けて、味を調える。今回はポルトガル産の海塩と紀州の天狗醤油をちょっとだけ足した。具材は、他にゆで卵とブロッコリ、チーズを用意した。

冬から春にかけての野菜のうまさは、幸田文も書くところではあるが、短い時間で、野菜と鶏の旨味がよく出た。スープカレーなど雑な食べ物なのだから、どう作ってもそこそこの味にはなる。

有機農法とのつきあいは京大女子寮時代からだから長い。寮にいるときは、京都精華大の槌田劭が主宰する「使い捨て時代を考える会」の卵を寮生で分け合っていた。二十歳前後の食べ盛りの寮生は、槌田理論はどうでもよくて、
 おいしい卵だから
という理由で、参加していたのだが、そのうち他の農産物の分配も始めたような記憶がある。当時は販売ルートが限られていた
 木次乳業のパスチャライズ牛乳
http://www.kisuki-milk.co.jp/product/product1.html
を扱ってたのが魅力だった。卵・牛乳から始めて、農場の農産物に手を伸ばす、というのがパターンだった。さらに寮生から、「使い捨て時代を考える会」に就職というか、専従になって、農場に住み込む奴が出た。今や、木次のパスチャライズ牛乳は、近所の薬局にも売ってるくらいポピュラーな牛乳になった。

槌田兄弟の劭の方だったと思うが、京都新聞に連載を持っていて、その当時は
 玄米正食を勧めるコラム
を書いていた。その頃の「使い捨て時代を考える会」は
 卵を産まなくなった廃鶏とちりめんじゃこ
を肉・魚の中心に据えていた。従って、肉が配達項目に入るのは、月に一度とか、その程度。あとは卵・ちりめんじゃこ・大豆蛋白で補うというサバイバル食生活だった。野菜も畑直送なので
 旬の時期に旬の物ばかり大量に来る
システムで、この頃の
 オーダーできる宅配有機野菜
とは懸隔がある。当然、虫は食い放題、泥付きの野菜で、野菜の始末は
 まず、虫の有無を確認してから
だった。同じ有機農法野菜でも、最近はポランの野菜の一部がスーパーの野菜並に
 ビニールパック入り
なのを見て、驚愕している。ま、ポランは
 時季はずれの野菜
も存在するし。全部露地物って訳じゃないからな、たぶん。
今でも、「使い捨て時代を考える会」は活動しており、blogがある。
 http://tukaiste.blog14.fc2.com/
農場の農産物も会員制で京都を中心に販売している。
 安全農産供給センター
http://www.anzennousan.com/
 安全農産blog
http://blog.anzennousan.com/

そこへいくと、ポランの広場は軟弱度が高い。菠薐草が日本の在来種かどうかも怪しい。いま、安全農産供給センターの菠薐草がどうなってなるか知らないが、園部の方に農場があった頃は、在来種の菠薐草を作っていた。霜のおりたあとの在来種菠薐草の甘さは、衝撃的ですらあった。

宅配野菜の利点は
 野菜が市価が高騰しても、値段が変わらない点
だ。おかげでこの冬の野菜の高騰は気がつかなかった。
有機農法の野菜ばかりを食べていると、余所で買った野菜の農薬に気づくようになる。今はそこまで限定的な生活をしてないのだが、一時期、アレルギーその他の関係で、全部を有機農法の野菜にしたことがあった。その時は農薬の味に敏感になった。いいような悪いような副作用である。

ポランの広場は、生協などと同様、日用品の一部も扱っている。うちでは
 台所や洗濯洗剤(太陽油脂のパックス)
http://www.taiyo-yushi.co.jp/
 アレッポの石鹸
などを買っている。台所用洗剤に石鹸を使うのは、これも女子寮時代からで、女子寮では
 手が荒れるから
という理由で、液体石鹸を食器洗いに使っていた。
 環境保全
とはいわないところが、女子寮である。あれは寮務交渉で支給されていたのかなあ? たまに備品担当の寮生が洗剤を切らし、合成洗剤をつなぎに置くと、てきめんに手が荒れた。

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