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2006-02-25

トリノ五輪 氷の上のバイオリン弾き フィギュアスケート エキシビション

今日行われた
 トリノ五輪 フィギュアスケート エキシビション
は、永久保存の価値がある。それくらい凄い。
どうしてもわずかしか録画できないのであれば
 プルシェンコ
のところだけでも保存しよう。
 エドウィン・マートンのバイオリンの生演奏「トスカ」に合わせた、プルシェンコの演技
には、鳥肌が立った。エキシビションなのに入りのジャンプで
 4-3-2
のコンビネーションを軽々決めている模様。

マートンは、プルシェンコや、ペアで金を取ったタチアナ・ トトミアニナ/マキシム・マリニン組に曲を提供している、ハンガリーのバイオリニストだ。プルシェンコの前は、トトミアニナ/マリニン組で、アンコールの時に、ジャケットを着たマートンが出てきて、まずは挨拶代わりに"VI-vardi!"と告げる。何をやるかと思ったら、憎いことに
 四季・冬 第一楽章の頭の部分
だった。次いで「ロミオとジュリエット(フリーで使用)」を演奏。生のバイオリンに乗せたトト・マリの演技はよかった。
それを遙かに凌駕したのはプルシェンコだ。イタリアの作曲家プッチーニの「トスカ」をマートンの生演奏で見せた最初のプログラムはもちろん、アンコールで見せた
 パバロッティの歌う(これは録音)「カルーソ」に乗せた演技
がとんでもなかった。今回の男子フィギュアは
 プルシェンコのための大会
で、プルシェンコ一人が異次元だったのだが、今日のエキシビションで更にその感を強くした。
 生演奏のメロディに合わせて、演技を決めていく
のは至難の業なのだが、それを氷の上でこともなげにやっていったのが、今日のプルシェンコのプログラムだ。しかも、「トスカ」では、暗い照明の中を
 氷上のバイオリニストとぶつからないように細心の注意を払いながら素晴らしい演技
をしている。「トスカ」は今季のショートプログラムに使っていたのだが、五輪の演技は
 変なキノコを食べて踊るプルシェンコ
と言われるくらい、とんでもないステップ満載だった。エキシビションでは、マートンに遠慮した分、「変態度」が下がっていたのだが、その「不満」をはらしたのが
 アンコールで見せた「気が狂ったような」ステップ
だった。人間はここまでできるのか。広々と空いたリンクで、プルシェンコは、
 考えられる限り、可能なすべてのステップ
を踏んだ。

しかし、生演奏でフィギュアっていいですね〜。解説の五十嵐文男が
 日本でもやらないか
と言ってたけど、日本だとたぶん
 バイオリンは葉加瀬太郎決め打ち
だろうな。氷の上は寒いから、太めの葉加瀬太郎くらいじゃないと、バイオリニストがかわいそうだし。
ああ、でも、Avexが奥村愛でやりたがりそうで鬱。
 村主章枝 with 奥村愛
とかさ〜。村主章枝は最近巫女化してるから、こわいセッションになりそうだ。なんかが氷に降ってくるぞ。

閑話休題。
さらにプルシェンコの「変態度(褒めてます、イイ意味です)」がいや増しに増したのは、生放送ではフジがカットしてしまった
 グランド・フィナーレ
のゴールドメダリスト紹介部分。アイスダンス・女子・ペア・男子と、ゴールドメダリストだけが、単独で次々紹介されるシーンで、なんと
 トリプルアクセル(三回転半)→トリプルトゥーループ→トリプルループ
という三連続ジャンプを見せた。プルシェンコの紹介は最後なので、もう他のスケーターは、リンクの回りをぐるっと囲んでいて、真ん中の空いてる部分は、それほど広くない。それに、エキシビションだから、照明は暗い。そんななかで、この三連ジャンプを決めてくるプルシェンコは、
 宇宙人
と呼ばれるにふさわしい。ま、今回の新採点システムは
 プルシェンコのように、なんでも出来る選手には不利
なわけで、その鬱憤を
 制約のないエキシビションで晴らし、自らの技量を世界に見せつけた
というところなのだろう。
最後に、スケーター達が引き上げていくとき、他のスケーターの前に指揮者のように立つプルシェンコを一顧だにもせず、憤然と引き上げていったのは、銅メダルに終わったイリーナ・スルツヤカだった。フリーの自爆で、金メダルを取りこぼしたとはいえ、免疫系の難病にかかり、
 スケートをやめないと死ぬ
とまでいわれながらも、全身の痛みに耐え、強い副作用のある薬を飲んで試合に臨んだスルツカヤ。その落胆の強さが、スルツカヤの背中にはっきりと現れていた。プルシェンコは、スルツカヤの試合を客席で応援、彼女の失敗を我がことのように嘆き悲しんでいたと聞く。足の小指の骨折が治らなくて痛い、とか言ってる日本選手がいるが、だったら五輪を辞退すればよかっただけのこと。しかも、あんまり練習しない選手だそうだな。スルツカヤの爪の垢でも煎じて飲んでくれ。
 
おまけ。プルシェンコのエキシビションでは有名な
 Sex Bomb
http://www.youtube.com/watch?v=QN8oMuIOlIk
肉襦袢を着て、ムキムキ筋肉男に扮したプルシェンコが、コミカルな演技を見せる爆笑編。プルシェンコは、こんなユーモアとサービス精神も持ち合わせている。

さらにおまけ。プルシェンコのこれまでのショートプログラム・フリー・エキシビションの内容と衣裳。Arteさんのプルシェンコ非公式ファンページより。
 http://www.interq.or.jp/mars/siozaki/iprogram.htm

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» [sports]トリノオリンピック・フィギュアスケイトエキジビション [bewaad institute@kasumigaseki]
すでに天漢日乗にて取り上げられていますが、プルシェンコの人間離れっぷりがすさまじかったです。今回のオリンピックでもっとも銀メダリストとレヴェルが違う金メダリストではないかとwebmasterは思いました。 ちなみに紹介されているSex Bombは是非ご覧いただきたく。必笑ですので職場では決して観ないでください(笑)。 ... [続きを読む]

受信: 2006-02-26 04:28

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