ラグビー日本選手権 早稲田対トヨタ(速報)
今日の秩父宮は風が強い。前半早稲田が風上を取った。
早稲田史上、最強と言われる今年のチーム。果たして社会人相手にどのくらい通用するか、というのが今日のゲームの主眼だ。
あまり期待しないで見ているのだが、前半は早稲田が速さと風上の利を生かして、トヨタを翻弄した。最初の得点はゴールキック。その後、ドロップゴールを狙うが失敗。
驚きが襲ったのは、前半24分過ぎ、ラインアウトからの早稲田の攻撃だった。まさかのドライビングモールで、あのトヨタがトライを許す。伝統的にはトヨタは重量フォワードのチームで、学生相手に組み負けることはない、と思っていたのだろうが、早稲田が押し勝った。一方の早稲田は早いパス回しの展開のチームというのが伝統だったが、清宮が監督になってからの早稲田はフォワードが強くなっている。
ともかく前半はほとんどトヨタ陣内で試合が運ぶ。トヨタには、信じられない展開なのではないか。
前半終了。ワントライワンゴール差で、早稲田がリードして終わる。
後半は風下。早稲田がどこまでリードを守れるか。
後半最初の得点は、トヨタのパスをカットした早稲田のLO四番の内橋が独走トライ。フォワードが走ってトライだ。正直、総毛立つ。
その後、トヨタがターンオーバーで、得点を入れ返す。(時計が出ないんだよ、NHK総合)
後半20分、前半から快調に早稲田の選手を殴り倒していたトヨタのLO五番のフラベルがシン・ビンで10分間退場。まあ、他の奴も何人か、学生相手の試合なのにボコボコ殴ってるからな。線審からアピールがあった模様。
後半、風上を得たトヨタは廣瀬のキックが冴える。廣瀬は京産大にいた頃から応援してるが、相変わらず正確だし冷静。
後半の後半。息をのむ攻防。早稲田陣内深く入ったトヨタの攻撃を凌ぎ、ロスタイム2分、ともかくも攻撃を繋ぐトヨタを力でねじ伏せ、早稲田勝つ。28-24。
清宮、よかったね。
清宮の必ずしも順調とは言えなかった現役時代、社会人になってからのラグビー協会との確執、それらを思うと、今日の早稲田の勝利は何より嬉しい。
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