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2006-03-02

NHKスポーツ担当國光宏典記者の幸福 Nスペ「女子フィギュア "レベル4"への挑戦」「荒川静香 金メダルへの道」

NHK國光宏典記者は、記者として幸せだったと言うべきだろう。

現在、NHKでは職員を募集中だ。で。今年は

 NHK 100人メッセージ

http://www.nhk.or.jp/saiyo/message/index.html

という企画ページを設け、NHK各職種の現役職員を顔写真入りで紹介している。その中に

 トリノ五輪 フィギュアスケート担当の國光宏典記者

も入っている。

 國光宏典記者

http://www.nhk.or.jp/saiyo/message/05/21.html

 写真

http://www.nhk.or.jp/saiyo/message/05/images/photo21.jpg

を見てもらうと分かるけど、なかなかの色男である。というか、今回このページに登場する男性の中では、一二を争う男前だ。NHKにも「いい男はいる」と知り合いが言ってたが、記者の中にいるとは思わなかった。PDとか技術職では、結構見るんだけどね。ちなみに、同じページの他の記者を見ると

 脂っこい系

の人が男女を問わず多い。てか、このタイプがNHKの記者標準だと思ってたので、そういう意味では並はずれている。ま、スポーツなら、男前の記者の方が取材はしやすいだろうな。

で、國光記者は、

 女子では村主章枝以外に期待

してたみたいだ。



現在の仕事、そのやりがい

オリンピックで注目が集まるフィギュアスケートを担当しています。とりわけ女子は、荒川静香選手や安藤美姫選手ら世界一の層の厚さを誇りますが、トリノに向けた彼女たちの努力、葛藤を克明に記録するとともに、素顔に迫りたいと取材を続けています。トップアスリートであると同時に年頃の女性でもある彼女たちの取材には気を遣うこともありますが、トリノで輝く、その一瞬の裏側にあるものまで伝えられたらと思っています。



おお、荒川静香が金メダルを取って良かったね。直後の資料映像もメリハリが利いてたし、その点、取材力はばっちりでしたねえ。てか、恐らく、NHKには

 長野五輪以降の荒川静香の資料映像

はたんまりあっただろし、ローカルニュースで

 三回転を飛ぶ十歳の荒川静香

も紹介してたかも知れない。ある意味、資料には恵まれていたわけだな。

ところで、

 今回お蔵入りになった安藤美姫の取材資料

はどうなってるのかな〜。楽しみだなあ。今のままで行くと

 荒川静香に代わって、世界選手権出場もあり得る

ので、世界選手権に同行取材、で復活待ち? それとも

 さらに長い目で取材

ですか? 

國光記者の取材を元に制作されたのが、1/15放映のNスペ

 女子フィギュア "レベル4"への挑戦

http://www.nhk.or.jp/special/libraly/06/l0001/l0115.html

と、これを再編集して、荒川静香金メダル獲得直後に2/25に放映された

 荒川静香 金メダルへの道

http://www.nhk.or.jp/special/libraly/06/l0002/l0225.html

である。前者のエンドロールに

 取材 國光宏典

と出てくる。

なるほど、どちらでも村主章枝はほぼスルーされてるからな。ケガのせいもあるが、國光記者は

 荒川・安藤のメダル獲得両面待ち

をしてたんだろう、と思うよ。実際、安藤美姫の練習ぶりをつぶさに取材していたのなら、彼女がメダルのレベルに達しないことは分かっていたはずだが、取材対象に入り込んじゃったんじゃないのかな。ちなみに
「女子フィギュア "レベル4"への挑戦」は、見たことは見たけれど

 スケート連盟大本営発表番組

みたいな感じがして、当blogでは取り上げなかった。今見直しても、その感は強い。

國光記者が、金メダリストにメダル獲得前から取材を掛けていたのは、荒川静香が初めてではないそうだ。



自分にとって、NHKの魅力、仕事の魅力とは

以前から取材してきた北島康介選手。その北島選手が世界新記録を出し、アテネオリンピックでは金メダルをとりました。追い続けてきた選手の最高のパフォーマンスの場に立ち会い、全国の視聴者に伝えられるのは、何ものにも代え難いこの仕事のだいご味です。



夏は北島康介、冬は荒川静香か。スポーツ担当記者としては、この上ない幸福に恵まれたことになる。

で、NHKの浅田真央担当記者は誰? 今日、世界ジュニア選手権に旅立っていったけれども。

おまけ。Nスペ「女子フィギュア "レベル4"への挑戦」と「荒川静香 金メダルへの道」の番組紹介。後者は、トリノ五輪の映像やその後のインタビュー、ジュニアからシニアに上がった頃の荒川静香の映像がプラスされたのを除くと、基本的には、前の番組の素材をほぼ踏襲している。

結果の分からない時点で

 どのようにNHK(そして國光記者)が両面待ちをしていたか

は、この番組紹介を比較して読むと分かる。

しかし、村主章枝は四位入賞なのに、すっかり影が薄くなっちゃって気の毒だ。

「女子フィギュア "レベル4"への挑戦」


2006年1月15日(日) 午後9時〜9時52分

 

トリノ五輪代表の最終選考会に向けた会見

(12月19日)で抱負を語った選手たち

http://www.nhk.or.jp/special/pict/nsp060115a.jpg

 トリノ五輪で、メダルの期待が高まる女子フィギュア。
 その鍵となるのが、新たに採用された新採点法との戦いだ。スピン、スパイラルなど演技一つ一つに、レベル1からレベル4まで、明確な採点基準が設けられ、その合計が得点となる。最高ランクの「レベル4」の技術を身につけることが、金メダル獲得の鍵になる。選手たちは、自分自身の技をどのようにしてレベル4に引き上げるのか。苦闘を続けてきた。
 番組では、コンビネーションスピンでレベル4を目指した荒川静香選手、4回転ジャンプに頼らない演技を目指した安藤美姫選手の姿を通して金メダルに挑む選手たちの知られざる戦いを追う。


「荒川静香 金メダルへの道」

2006年2月25日(土)午後9時〜9時52分


 
 トリノ五輪で、日本中が待ち望んだメダル。女子フィギュアの荒川静香選手が見事に金メダルを獲得した。フィギュアでは伊藤みどり選手の銀メダル以来14年ぶりのメダルである。
 荒川選手は8年前の長野五輪に16歳で出場し、13位。おととしの世界選手権では安定感のあるジャンプと高いスケーティング技術で優勝を果たし、世界チャンピオンになった。しかし、その後新たに採用された採点法によって、荒川選手の持ち味であるスケールの大きな美しい演技が高得点に結びつかなくなった。最高ランク「レベル4」の技術をどうやって身につけるか、荒川選手は苦闘を続けてきた。金メダルは、「レベル4」の高い技術と演技の美しさを見事に調和させた結果であった。
 NHKがこれまで密着取材してきた映像を軸に、金メダル獲得までの、知られざる長い戦いを描く。

あの〜、「女子フィギュア "レベル4"への挑戦」の焼き直し番組なので、
 金メダル獲得までの、知られざる長い戦いを描く。
ってのは、吹きすぎだと思いますが。

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