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2006-03-10

浅田真央、世界ジュニア選手権で惨敗 成長の痛み

今シーズン、シニア大会にデビュー、次々と有力選手をなぎ倒して、ここまで伸びてきた浅田真央が、一ランク下の世界ジュニア選手権で二位に終わった。結果は、24点以上離される惨敗である。
ISU公式サイトの世界ジュニア選手権 フリーの結果
http://www.isufs.org/results/wjc2006/SEG008.HTM
総合成績
http://www.isufs.org/results/wjc2006/CAT006RS.HTM
なんと97.25と、フリーで100点を超えない、久々の低い得点だ。シニアとジュニアでは演技内容が異なるとはいえ、シニア大会で出した自己ベストよりも35点以上少ない。いかに不調かがわかる。しかも、同じ曲で演技した予選で出した113.58にも及ばない。
優勝した韓国の金妍児は、ショートプログラムに続きフリーでも自己ベストを更新した。

当の浅田真央は、なぜ自分がこんな負け方をしたのかよくわかっているようだ。
毎日より。


フィギュア:浅田真央、得点伸びず2位 世界ジュニア


 フィギュアスケートの世界ジュニア選手権第4日は9日、スロベニア・リュブリャナで女子フリーを行い、ショートプログラム(SP)2位からの逆転優勝を狙った浅田真央(グランプリ東海ク)はジャンプが決まらず97.25点と得点が伸びず、合計153.35点で2連覇はならなかった。
 2003年に太田由希奈(同大)、04年は安藤美姫(愛知・中京大中京高)と続いていたこの種目での日本勢の連覇は3でストップ。SP1位の金妍兒(韓国)が177.54点で初優勝し、シニアを含めて韓国初の世界チャンピオンになった。
 浅田は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が1回転半となり、終盤のジャンプでもミスが出た。金妍兒は3回転−3回転の連続ジャンプを決めたほか、表現力を評価する5項目でも高得点を挙げ、浅田に24.19点の大差をつけた。
 SP16位の武田奈也(東京・日本橋女学館高)がフリーで挽回(ばんかい)して129.09点で4位、SP6位の沢田亜紀(京都・京都外大西高)は126.15点で5位だった。(スロベニア・リュブリャナ共同)
 ▽浅田真央の話 今シーズンで一番悪い出来だった。ノーミスでできなかったのが悔しい。真央はジャンプだけで、ジャンプを失敗したら負けちゃうけど、向こうはスケーティングが上手だった。ヨナ(金妍兒)はいいライバル。一緒に頑張っていければと思う。(共同)
 ▽金妍兒の話 ジャンプで少しミスがあったが、高い得点が出てうれしい。大会前にスケート靴に問題があり、足首を痛めていたが、勝ててよかった。(シニアデビューする)来季へ向けてはジャンプをもっと安定させ、表現力を高めたい。(共同)


毎日新聞 2006年3月10日 8時08分 (最終更新時間 3月10日 8時38分)


まあ、ジュニアは浅田真央にとってはすでに卒業したに等しいランクの試合だが、ここで金妍児に負けたのは逆に良かったと思う。
フリーは、
 浅田真央本人が演技内容を決めている
と聞いている。きちんとした振り付け師が構成したプログラムではない。とすると、どうしても
 審判に評価を得やすい演技構成
を組み立てるのは難しい。


トリノ五輪で、荒川静香の金メダルが示したのは
 スケーティング技術が評価される採点方式になった
ということだ。ただ、驚異的なジャンプを繰り返すだけでは、勝てないのだ。
もちろん、普段の浅田真央ならば
 得点が1.1倍される後半に怒濤のジャンプ攻勢
なのだが、今回はそのジャンプが決まらなかった。演技は精彩を欠き、いつもの笑顔がなかった。浅田真央は
 見ている人を、自然と微笑ませるスケーター
なのだが、世界ジュニアの浅田真央は、ショートプログラムでも、フリーでも、そうした力を失っていた。本人の内心の焦りのようなものが、演技に影響したのではないか。


浅田真央は、今回、マスコミや周囲に煽られるような形で
 四回転ジャンプに挑戦します
と語っていた。しかし、実際には四回転は完成せず、3Aも、ショートプログラムでは成功したものの、続く2Loは回転不足で、四点減点された。四回転と3A、三回転はまったくジャンプの質が違うという。
四回転ジャンプが中途半端なまま試合に臨み、プログラムの調整が十分ではなかった。あるいは
 ジャンプさえ跳べれば勝てる
という考えがあったのかも知れないが、調子は戻らなかった。


実は、少しほっとしているところがある。メディアが過熱しているからだ。
浅田真央はすでに二本のCMに出演している。もし、世界ジュニア選手権で圧倒的な点差で連覇したら、またメディアは浅田真央を追いかけ回し、本来必要な練習時間を削りに削ったことだろう。浅田真央が身につけなければならないことはまだ多いのだ。メディアに露出することは、アスリート本来の仕事ではない。
もう一つ、来季に向けて、スケート連盟が浅田真央の指導方針を変えるだろう、ということだ。もし、圧勝したままだったら、連盟も今の指導体制を変えにくいのだが、あろうことか格下レベルで惨敗した。これで、浅田真央の強化には、本腰を入れられる口実が出来た。
浅田真央周辺の世界ジュニア選手権への取組方には、批判されてもしょうがない部分がある。これは山田満知子コーチの指導力が問われる。あたかもシニアの大会では試せないことにトライできる場であるような発言があり、世界ジュニアを目標としてきた他の選手達には、非常に失礼な姿勢があるように感じられた。15歳のチャレンジを暴走にしかねない危うさがあった。
山田コーチの基礎的な技術に対する指導力は、これまでも疑問視する向きがあったが、今後は、浅田真央が身につけなくてはいけない部分を伸ばす指導が求められる。ひょっとしたら、夏にアメリカ留学ということもあるだろう。160cmと、急激に5cmくらい身長が伸びた浅田真央は、身体に余計な負担を掛けず、筋力をつけて、技術を磨く必要がある。子ども時代は終わったのだ。
シニアへの完全な脱皮。シーズンが終わった今、浅田真央のこれからの課題はそこにある。積み上げられなければならないものはまだ多いが、浅田真央は15歳だ。時間はたっぷりある。焦らず、着実に育っていくように、周囲は是非力を尽くして欲しい。

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