日本丸裸? 海自機密データ、Winnyのウイルスでネット上にばらまかれる (その13) 防衛庁は流出データを自ら「公開」 全公務員に情報リテラシー教育が必要なんじゃないの?
一体、日本の国防はどうなっちゃってるのか。コトは一昨日、3/2に起きた。
読売より。
防衛庁の流出データ、HPで自ら一時“公開”陸上自衛隊の地対空ミサイルシステムの研究開発データの一部が、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の傘下団体の幹部が経営する企業に流出していた問題で、防衛庁が今月2日、この問題に関する調査報告書を同庁のホームページ(HP)で公表した際に、1時間余りにわたり、流出したデータが閲覧可能な状態になっていたことが分かった。
誤ってHPに掲載されたのは、ミサイルの性能に関する数値。防衛庁によると、流出した1995年当時は「秘」扱いだったが、現在は「秘」データから外れており、同庁では「ミサイルの運用に影響はない」としている。
問題のデータは、同庁が地対空ミサイルの研究開発を委託した三菱電機から三菱総合研究所を経由し、朝鮮総連の傘下団体幹部が経営する企業に流出した。
同庁は2日夜、流出したデータが印刷された調査報告書を、数値部分を消したうえで記者会見で発表。同日午後9時ごろに、HPにも掲載した。
ところが、「PDF」ファイル読み取りソフトを使って、HPの画面をスクロールさせたり拡大したりすると、数値部分を覆う枠がずれ、数値が見える状態になっていたという。
公表から約1時間後に同庁内部から指摘があり、同庁広報課では掲載を中断。数値が見えないようにしたうえで再掲載した。
同課は「ホームページで公表する際の技術的な問題点を、改めて精査する必要があると認識している」と話している。
(2006年3月4日11時51分 読売新聞)
あまりにも、あほらしすぎるのですが。
もうね、全公務員は情報リテラシー講習、特にセキュリティ管理に関するものを毎年義務づけ。今流行ってる
山田オルタナティブウイルス
HDDの全内容を公開する「山田オルタナティブ」、Winny利用者以外も注意
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/03/03/11106.html
みたいに、Winnyをインストールしてなくても
HDDの中身が全部ネット上に晒されるウイルス
もあるわけで、そうした緊急事態が起きたら、その都度臨時講習。
情報リテラシーに関しては、講習終了時に試験して、公務員職務上の資格試験化する。それこそ「情報リテラシー何級」というのを作って、ある級に達しないとダメ。基準点に達しない場合は、 本人の能力を上げ、そこから情報が漏れないようにする何らかの処置を取るとか、何年以内に必要な級が取れない場合は、退職も含めた配置転換をするとか、もうそれくらいしないとダメなんじゃない? かつ、情報リテラシー能力のない公務員は昇進・昇給なしとか、賞与を減額するとか、逆に能力の高い公務員にはそれに見合った手当を付けるとか、はっきりした評価システムを入れるべきだ。今の状況は、
情報を漏らしても、首にならないシステム
に胡座かいてるだけ、としか思えないんですけど。ともかくも
公務員の情報リテラシー及びセキュリティに関する法令
でも何でも作って対処しないと、親方日の丸気質の人達は何もしないし、いつまでも、情報を漏らし続けるだろう。特に、50代以上はほぼアウト、40代でも半分以上はダメだろうね。
不良資産化している「働かない」中高年公務員をリストラするのにも、情報リテラシー試験は有効かもね。その分、若年層を雇用すれば、情報リテラシー能力があって、活きのイイ人材を、使えないオヤジ一人雇う税金で、二人以上は獲得できるだろう。少子高齢化の時代、公務員には、せっせと優秀な若年層を雇用していかないと、気がついたら、日本の役所は骨粗鬆症並にスカスカなんて、とんでもないことになりそうだ。
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