合掌 Winnyのウイルスで火葬場の情報が流出 (その2) 読売が報道 この手の情報漏洩は派遣・外注の行き過ぎが遠因にある?
福井市の火葬場「聖苑」の情報流出だが、読売が報道した。
火葬1万人の情報、福井市営葬祭場の職員PCから流出福井市の市営葬祭場「聖苑」(福井市安田町)で火葬された1万285人分の個人情報が、ウイルスに感染した葬儀会社の男性職員の私有パソコンから、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を通してネット上に流出したことが、20日、わかった。
市によると、流出したのは2000年10月〜05年5月の間の日程管理用ファイルで、死亡者の姓と性別、年齢、住所や葬祭場到着時刻などが含まれていた。同社は市から業務委託され、職員は職場で使用していた私有パソコンを自宅に持ち帰り、業務用ファイルを消去しないままウィニーを入れ、ウイルスに感染したという。市は流出の事実を公表せず、遺族らにも伝えていなかった。
(2006年3月21日1時40分 読売新聞)
どうも福井市は、流出の事実を知りながら、バックレていたようですね。
この程度か、地方行政のモラルは。
今回も、流出元は
業務委託先の職員
だな。
なんでもアウトソーシングで、賃金を安く抑える、国を挙げての方針
が、裏目裏目に来ている。そりゃ
扱ってる情報の重要性に比して、給料が安ければ、現場の士気は下がる一方
だもの。
責任は賃金に比例する
のは世の習いだ。安い賃金で重い責任なんて、誰も取らない。
おそらく、情報流出がこれほどひどい原因には
安い賃金で重労働させられる派遣・契約社員が首を切られるついでに、Winnyのウイルスをわざと踏んで情報を流出させて意趣返し
なんてこともあるのかも。
派遣・外注使い捨て
が改善されない限り、Winnyが使われなくなっても
情報は外部に漏洩し続ける
だろう。結局は
過去最高利益を上げながら、働く人に還元しない貪欲な企業の姿勢
が、今日の
情報大量漏洩
を引き起こしていることに気がつかないと、日本は滅びるぞ。Winnyに漏れた情報を拾っているのは
日本人だけとは限らない
んだからね。
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