キトラ古墳天井画に黴? 文化庁が「29日未明」に発表の怪
4/29から
ゴールデンウィークの連休
にさしかかるから
あわてて4/29未明の異例の記者会見
をしたのか、文化庁。
よりによって
崩落というか剥離の危機にあるキトラ古墳天井画に黒黴
だという。
読売より。
キトラ古墳、またカビ?天井の天文図に黒いシミ文化庁は29日未明、奈良県明日香村の特別史跡、キトラ古墳(7世紀末〜8世紀初め)で、石室天井の天文図にカビとみられる黒いシミが発生したと発表した。
28日午後、定期点検のため石室内に入ったところ、天文図の星座「尾宿」周辺で、最大径7センチほどの範囲に黒いシミが確認されたという。
キトラ古墳では、カビやバクテリアにより極彩色壁画が描かれた漆喰(しっくい)が劣化したため、壁画のはぎ取りが行われている。
青龍、白虎、玄武、朱雀の四神と、獣頭人身十二支像、天文図のうち、朱雀と寅(とら)、天文図以外のはぎ取りはすでに完了している。残った天文図などは技術的にはぎ取りが難しく、日程が決まっていない。
天文図は、内規・赤道・外規と呼ばれる星の日周運動に平行な3円が、天の北極を中心として同心円状に刻まれている。
同古墳では、昨年10月、朱雀の一部にバクテリアの侵食と見られる最大横3ミリ、縦1ミリの穴が3個見つかっている。
文化庁記念物課は「絵にかかっている部分もあるので、対応は専門家と協議したい。昨年9月に発生した緑のカビも一部そのままにしているが増殖はしていない。危機的状況とは思っていない」と話している。
(2006年4月29日1時35分 読売新聞)
おやま〜。
黒黴だと色素が抜けないからアウト
なんですが。そもそも、天井画は鉛直方向に重力がかかっているわけで
いつ剥落してもおかしくない
と言われている。剥がすにしても、どうやるか、まだ決まってなかったんじゃなかったか。
ま〜、
不作為と隠蔽の犠牲
になったのが、高松塚とキトラの二つの終末期壁画古墳なわけで、このまま行くと、最悪の場合
黴による画像の汚損、剥落による画像の消滅
もあり得るな。
| 固定リンク
コメント