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2006-04-04

Winnyのウイルスで北海道の武蔵女子短大04年度合否判定が流出 報道すりゃいいってもんじゃないぞ、毎日新聞

いつ発表されるかなとかなりドキドキしていた「仁義なきキンタマウイルス」による情報流出だが、やっとというか、とうとう報道されてしまった。毎日より。


北海道武蔵女子短大:受験生の合否情報流出 ウィニーで

 北海道武蔵女子短期大学(小林好宏学長、札幌市北区)の04年度受験生延べ約1000人分の住所や氏名、合否結果などの個人情報が、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を介してネット上に流出したことが3日、分かった。入試システムを開発した会社の社員(37)の自宅パソコンが暴露ウイルスに感染したためとみられる。前代未聞の事態に文部科学省は調査に乗り出すことを明らかにした。
 毎日新聞が入手した資料によると、流出したのは04年度一般入試と推薦入試の受験者の個人情報。氏名、生年月日、住所、電話番号、出身高校に加え、合否結果や試験の得点などがネット上に流れた。被害にあった多くが道内に住む当時18〜19歳の女性だった。また、保護者の氏名、住所、電話番号なども流出した。
 合否結果は「0」「1」などと数字で記述されているが、同じファイル内の別の項目で「0:不合格」「1:合格」などと、記号の意味が説明されている。
 入試システムを構築したのは、OA機器商社「大丸藤井」(札幌市白石区、藤井敬一社長)。流出させた社員は、自宅で仕事をするためパソコンにデータを入れていた。社員は流出について、毎日新聞の取材を受けるまで気付いていなかった。
 同社によると、今回流出した入試情報は、同短大から04年8月にシステム開発を依頼された際、「このようなデータを処理するシステムを作ってほしい」と言われ、参考資料として提供されたものだったという。実際の入試データを渡した点について、同短大側は「どんなデータを渡したか、(現時点では)把握していない」としている。
 同社の今村敏明総務部長は「個人情報が流出してしまい大変申し訳ない」と話している。同短大の小林学長は「個人情報が流れた人たちには本当におわびしたい」と話している。同短大は4日に行われる入学式後の保護者会で、今回の流出問題を説明し、文科省に対しても報告する予定。【サイバーテロ取材班】
 ▽文科省大学振興課大学入試室の話 パソコンから入試情報が流出したという話は聞いたことがない。個人情報が流出しているだけで問題だが、合否判定がネット上に流れるということに、危機管理はどうなっているのかと感じる。事実関係を確認してから対応を決めたい。
毎日新聞 2006年4月4日 3時00分


武蔵女子短大は以前、知り合いが勤務していた。学会で行ったことがあった筈。知らない短大じゃないので、流出元が先に気がつくのを期待して、武士の情けで黙ってたんだけど、マスコミにかぎつかれちゃったのではしょうがない。南無〜。それにまさか
 ホンモノの合否判定結果
だとは思ってなかった。普通、そんな重要な「学外秘」データは学外に出さないでしょ? 入試判定会議が終わったら、受験生の入試成績一覧だって、すぐ回収、速攻シュレッダーで処理するのが普通だろう。てっきりダミーだと信じていたのに。

武蔵女子短大の入試合否判定のファイルが流出しているのは、ネットでは3/19には確認されていた。【雑談禁止】仁義なきキンタマ ウイルス情報 Part28 スレッドより。


255 :[名無し]さん(bin+cue).rar:2006/03/19(日) 02:27:10 ID:lksiF8oe0
武蔵短大の合否プログラム(Excel)入りは既出かな
プログラムのテストに過去の受験生のデータ使ってる

つか内申だけで本当に通るんだな。

256 :[名無し]さん(bin+cue).rar:2006/03/19(日) 02:32:57 ID:IIH6b4sx0
>>255
ハッシュよろ

270 :[名無し]さん(bin+cue).rar:2006/03/19(日) 03:12:50 ID:lksiF8oe0
千人もニセデータ作るわけ無いから本物か。
住所、生年月日、etc...

訴えられたら株式会社つぶれそうだな。


結構な流出量だな。
で、今時の女子短大は、よほどのことがない限り、ほぼ全員合格する。

データを流出させたのは大丸藤井か。
それにしても、武蔵女子短大も外注に出すにしても脇が甘すぎる。入試情報は絶対に学外に出さないってのが、普通の大学の管理だと思うんだけど。
そもそも、システム構築のためにダミーデータを作ればいいのに、ホンモノの生データを渡した、ってあたりがすでに信じられない。1000件程度のダミーなら、わたしが作っても、一日かからんぞ。教務や入試担当の経験があれば、電話帳データ等を流用して、適当なダミーを作るのはそれほど難しい作業ではない。入試や内申書のデータがホンモノだったとしても、すくなくとも個人名や住所などはダミーに書き換えて渡すだろう。年頃の女の子の個人情報を外部の企業にそっくり渡す神経がわからない。女子短大生というだけで妄想を膨らませて、ストーカーするアホが毎年いるのに、外部に個人情報をそっくり渡すなどという、そんな恐ろしいことが出来るものか。まさに札幌らしい能天気さだ。
短大事務局の質が問われますね。で、今回は、個人情報管理をいい加減にしていたツケが回ってる。事務局長のクビが飛ぶ程度では済まないな。
文科省はカンカンだし、こりゃ〜、私学助成金減額とか、かなり厳しい措置を取られる悪寒。
それに、来年度入試からは受験生が集まらないだろう。この一事で、一気に短大が傾く可能性は少なくない。04年に娘を受験させた親にしてみれば、短大に受験料を払った上に「自分の娘の成績のみならず、住所や電話番号や生年月日まで世界中に晒されている」わけで、そんなところに安心して娘を預けられますか? 
だって、04年度入試の受験生って、この三月に卒業したばかりの20歳の女の子達じゃないか。新入社員として4月からOLになったりしてるわけだけど、早速、性犯罪者などにリストは狙われてるはず。会社の男連中だって
 Winnyで気になる新入社員のあの子の住所や家の電話番号が流れてる
となれば、必死になってダウンロードするかもしれない。道内の短大を卒業した新人OLだったら、大多数はたぶんそのまま自宅から勤務先に通勤してるだろうからな。これは、
 生きている情報
というわけで、とんでもないことだ。

毎日新聞よ、この事態が報道されてしまったことで、またWinnyで武蔵女子短大の合否判定資料を拾おうとする連中が増えることだろう。今後、二次被害が起きかねないのを深く憂慮する。ここに情報が載っていた若い女性たちやその家族が、流出報道を契機に、ファイルを手に入れた悪人によって、何らかの犯罪被害に遭ったとしたら、それは、毎日新聞が片棒を担いだのだ。そのことを、覚えておけ。それとも、「毎日新聞社員の娘は武蔵女子短大を受験しなかった」からヨソの娘や家族の危機など無関係なのか?

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