盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その11) 和田義彦氏の守護天使・美術評論家米倉守氏
この盗作疑惑に関して、どうも新聞の動きが鈍い。和田義彦展を主催した読売が取り上げたくない気持はわかるが、朝日も及び腰だ。何故だろう、と思ったら、森村誠一公式サイトにその答があった。
第25回安田火災東郷青児美術館大賞授賞式
http://www.morimuraseiichi.com/shashinkan/b/b_06.html
前列中央に和田義彦氏、後列左から二人目が綿貫民輔議員、そして右端が美術評論家の米倉守氏だ。
米倉守氏は、和田義彦氏の守護天使である。
今年の2月22日、SBC信越放送の「ちょっといい夜」という番組に、米倉守氏が出演した。米倉氏は平成14年4月に開館した
松本市美術館の館長
である。
館長あいさつ
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p1/p1-index.html
その関係で、この番組に出たのだ。で、紹介されている米倉守氏の経歴は次の通りだ。
【ゲスト】米倉 守さん(松本市美術館館長 多摩美術大学教授)《プロフィール》
1938年三重県出身 朝日新聞の美術担当記者を経て美術評論家、多摩美術大学教授そして松本市美術館館長。評論の他、美術展の企画を多数手がけている。
著書も多数、安曇野出身の萩原碌山と共に新宿中村屋サロンに出入りしていた中村つねの評伝も。
最近作は芸術随想「夢なら正夢〜美のつぎはひに誘う100章」(月間美術に10年近く書いたものをまとめたもの、松本も沢山出てきます)
なるほど、朝日の腰が引けてる理由は
大先輩の美術評論家米倉守氏のお気に入りの洋画家・和田義彦氏
だからか。「朝日人」なんて摩訶不思議な機関誌がある会社だからなあ。朝日は美術評論で米倉守氏の署名原稿載せてるしね。最近はどうだったかチェックしてないけど。
で、
和田義彦氏 1940年三重県生まれ
米倉守氏 1938年三重県生まれ
というわけで、二つ違いの同郷人だ。そりゃ、米倉氏が眼をかけたくもなるでしょうよ。
あとは、米倉氏が審査や推薦に関わってる賞や催しにどのくらい和田義彦氏が絡んでるかをチェックすると、結構面白いかもね。
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