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2006-05-22

小学生が栄養失調寸前 両親はコンビニ経営 コンビニ残酷物語か? それとも「食育」の前提が崩壊してるのか

飽食の国、日本の首都東京で起きている話。
毎日より。


欠食児童:やせ細った新入生…校長、見かねて牛乳飲ます−−都内の公立小

 ◇やせ細った新入生…「家での食事は?」「おにぎり、菓子パン」
 ◇欠食児童に学校が悲鳴
 家で与えられる食事はコンビニエンスストアの期限切れのおにぎり、菓子パン−−。栄養失調が疑われる児童に、校長がこっそり牛乳を飲ませている小学校がある。「家庭のしつけまで学校が引き受けるのはどうかと思うが、(劣悪な食事の)限度を超えている」。食育基本法が昨年夏施行され、国は朝食を取らない小学生をなくそうと呼びかけるが、法の理念とかけ離れた現実に学校現場から悲鳴が上がっている。【高山純二】(26面に「新教育の森」)
 この学校は東京都内の公立小。校長によると、04年春の新入生に体がやせ細り、元気のない男児がいた。授業中きちんとした姿勢を保てず、ぼんやりしていることも少なくなかった。
 昨年4月、話を聞くと、コンビニを営む両親から販売用のおにぎりや菓子パンを毎日のように与えられているという。校長は栄養を補うため、給食の牛乳を冷蔵庫に保管、他の児童に知られないよう校長室で毎日飲ませた
 その後も児童の食生活に改善は見られず、児童も好き嫌いがあり、校長がスープを与えても飲まなかった。栄養失調も疑われたため、校長は今年3月、保護者を学校に呼び出した。
 母親は「(食事を)作っても食べない」と戸惑った。「食べるように(食材を)小さく切るなど工夫していますか」とたたみ掛けると、両親は責任をなすり合い、けんかを始めたという。
 同校には数年前、「一日の食事はおにぎり1個」という児童がいたが、栄養状態が切迫したため施設に保護してもらったという。今も男児と別の児童計2人に牛乳を飲ませている。
 都教委の昨年の調査で「朝食を必ず取る」と答えた小学生は79・7%、中学生は70・2%。逆に「食べない」「食べないことが多い」という小学生は5・1%、中学生は11%だった。
毎日新聞 2006年5月22日 東京朝刊


この記事の背景にあるのは
 子どもを育てる余裕すら奪われるコンビニの過酷な労働条件
 「食べさせる」 のはしつけ・教育だ、ということに無関心な親
という二点だと思う。24時間店を開けるコンビニでは、
 契約年数
 違約金の支払い(売り上げが目標に達しない場合)
 廃棄する食品は「産廃」として有料で業者に引き取って貰う
などで、フランチャイズオーナーは苦しい生活を強いられると聞く。
 儲かる場所には直営店
とか
 コンビニの一番の「顧客」は「フランチャイズオーナー」
という声さえ聞こえてくる。
 一国一城の主に
という甘い誘惑で、コンビニオーナーにはなったものの、儲かるどころか、違約金で首が回らず、バイトが雇えずに、夫婦が12時間交替でフルに働いている店は少なくないらしい。そんな中では、小さい子どもを育てることなど難しいだろう。
牛乳だって売ってるじゃないか、というが
 牛乳を廃棄するようなコンビニは全然売れてないから、早晩潰れる
のらしい。こうした労働で甘い汁を吸っているのは、当然本社だ。で、なぜこんな
 「コンビニ」哀史
が表沙汰にならないかと言えば
 新聞も雑誌もコンビニが流通経路
だからだ。もし、明日から朝日なり、毎日なり、読売なりを
 うちのコンビニで扱いません!
てなことになったら、慌てるのは新聞の営業だ。雑誌もしかり。絶対に
 コンビニの悪口は言わない
わけで、逆に
 コンビニ関係者をもてはやす
風潮すらある。

「食育」の前提となる「親の意識」が崩壊してるのは、この記事の話に限ったことではないし、社会階層に依存するわけでもなさそうだ。
ネタかも知れないが、2ちゃんねるで見つけた気になる書き込み。【社会】"無責任親はコンビニ経営" 栄養失調児を見かねた校長先生、こっそり牛乳与える★2スレッドより。

250 :名無しさん@6周年:2006/05/22(月) 10:22:22 ID:JSBtIPAU0 うちの両親は両方ともに旧郵政省の公務員で、年収はある程度あったはずなのに、 俺の朝食は両親が働いてて忙しいとか言っていつもインスタントラーメンか食パンだったな。

夕飯も疲れてて作るのが面倒くさいから、いつもチャーハンとスーパーの餃子とかだった。
仕事で遅くなるときは弁当置いていくお金も置いていかず、「ラーメンでも作って
食べなさい」
とか言って、年中こんな感じの食生活だった。

んで、「うちは貧乏なのよ!」と言って子供に粗末な食事をさせてた親は、実は両親で
1億近い貯金をして6000万のマンションを即金で買い、親父はBMWを3〜4年置きに買い
替え
て金を使いまくり。
貧乏なんてのは嘘で、自分たちの貯金を増やすために子供にこんな食生活をさせていた
だけだったと・・・。

この話が本当なら、旧郵政省の共働き公務員で一億貯められる、かなりの地位にあったと思われる教育ある筈の両親が、子どもには粗末なものを食べさせていたらしい。

「食育」とスローガンを唱えようが、家庭のシステムが崩壊しているのでは、何の意味もないだろう。そんな無意味なキャンペーンに国税を費やすよりは
 朝食・昼食の学校給食
をしたほうが、まだ子どもの身体のためにはマシ、というものだ。でも、
 不公平だ
とか言って、反対する教員や親が出てくるんだろうな〜。この記事の校長先生が、
 こっそり牛乳を飲ませている
のも、そのせいだろうね。捨て猫じゃないのに。

更に続き。不可解なコンビニのシステムに関する記事。
 食品を廃棄した方が「優良店」
というコンビニチェーンがあるという。
産経より。


食品捨てれば優良店!? コンビニ、30万円ノルマも

2006年 4月25日 (火) 03:02

 大手コンビニエンスストアに、一カ月に出す廃棄物の“下限数値目標”が存在することが分かった。その多くは弁当や総菜といった食品ゴミで、目標を達成すると、「優良店」となるシステムもあるという。
 産経新聞が入手した文書によると、「原価(仕入れ値)で(月に)三十万円以上(廃棄する)」と記されている。背景には廃棄を恐れずに品ぞろえを豊かにしなければ、「コンビニ戦争」を勝ち抜けない事情と、より新しいものを求める消費者ニーズの高まりがある。

 調査によると、一年間でコンビニ一店から出る生ゴミは平均で四−五トン。「食品リサイクル法」が施行されるなど環境対策の必要性が指摘されるが、経営戦略上、食品ゴミを劇的に減らすことは困難とみられている。


ぐえ〜。
 食べ物を捨てることを奨励するシステム
ですか。「コンビニ経営者の子どもが栄養失調寸前」という一方でだ。こりゃ
 日本は早晩滅びる
ぜ。

おまけ。
コンビニフランチャイズオーナーの問題について。
 フランチャイズ・コンビニ問題研究サイト
http://www2.ocn.ne.jp/~combini/index.html

 日経ビジネス 田中陽 「身の丈経済風景」 「新型」コンビニは救世主になる、どころか…2006年4月19日 
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20060419/101466/

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