Winnyのウイルスで「日本宗教学会」の2004年頃の名簿が流出 (その2) 共同通信が報じる 流出名簿は2002年の学術大会案内発送時のもの
あらま〜。お膝元じゃん。
共同より。
宗教学者2000人の情報流出 ウィニーで、生年月日など国内外の宗教研究者らでつくる日本宗教学会(会長・星野英紀大正大学長)の会員2073人の氏名、住所などの個人情報がファイル交換ソフト「ウィニー」を介してインターネット上に流出していることが17日、分かった。
2002年当時の全会員分で、研究者や僧侶らの氏名、住所のほか、電話番号や生年月日、研究内容などの情報が含まれている。
同学会の説明によると、02年の学術大会の案内発送を手伝った男子学生が、作業のために受け取ったデータファイルを持ち出していた。この学生の家族が使っていたパソコンから流出。パソコンにはウィニーが入っており、ウイルスに感染したとみられる。
星野会長は「学術大会は年1回で、学生に手伝ってもらうケースが多い。今後は名簿の管理体制を見直さなければならない」と話している。
(共同通信) - 5月17日21時40分更新
だいたい、人文系の学会って開催校の研究室が貧乏だから、専属の秘書とか事務なんていないわけで、
学生のただ働き(場合によっては多少は手当が出せる恵まれたところもあるが)
で、学会業務が成り立っている。それにしても
家に名簿持ち帰る
のはアウトでしょう。普通は研究室から持ち出さない。それとも
研究室のパソコンが旧型で使いにくかった
ってことかな〜。あるいは、時間に迫られて持ち帰り残業をしたのか。どっちにしても学会開催校事務局の不手際であることは間違いない。
ま〜、日本の学会はこうした
アヒルの水面下の必死の水かき
によって支えられているわけだが、それで何とかなっちゃってるのがダメなのかもね。
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