盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その28) 朝日新聞、和田義彦氏の名古屋芸大での「依願退職の理由」を取り上げる 6/6
「芸術選奨」に和田義彦氏を強く推したと思われる
日経出身・瀧悌三氏
と、このところずっと和田義彦氏を誉めあげていた
朝日出身・米倉守氏
は、二人とも新聞記者出身という共通点もあってか、個展のパーティなどでは揃って現れ
御神酒徳利
などと、陰口をたたく向きもあるようだ。
例えば、秦恒平氏が見た、平成11年6月21日の光景。秦恒平・私語の刻 3 生活と意見より。
* 六月二十一日 月* 表参道の画廊で橋本博英氏、青木敏郎氏らのグループ展、オープニングレセプションに行った。展覧会は予想通りのものだつた。美術評論家の瀧悌三が挨拶したが、いい加減なものであった。乾杯に、もと朝日記者の米倉守氏が出てきておやおやと思った。久闊を叙した。細川弘司が来ていなくてがっかりしたが、上杉氏、四ヶ浦氏らに会った。出掛けていった目当ての青木敏郎とも話せた。安定した力の人たちの展示ではあったが、穏やかに分を守って出ずという雰囲気だつた。その気になれば、どれも楽しめる繪であった。橋本さんの風景がやはり落ち着いていてよかった。青木氏のものも期待通りだった。他は、ま、どうでもよかつた。
で、この二人が一押ししていた和田義彦氏なのだが、朝日がやっと
名古屋芸大在職時の問題行動
について取り上げた。ま、今日発売の週刊朝日もセクハラ疑惑について記事があるみたいだし、所謂
雑誌との連動記事
ってことかも知れませんがね。
盗作疑惑の和田氏、教授時代もトラブル 02年に退職
2006年06月06日06時04分イタリア人画家の作品の盗作疑惑で芸術選奨文部科学大臣賞の授賞の取り消しが決まった洋画家の和田義彦氏(66)が名古屋芸術大学(愛知県北名古屋市)に教授として在職していた02年当時、入試の面接をした女子受験生に対し、自分に連絡を取るように伝え、「入試の公平性を揺るがす重大な問題」として、大学の調査委員会に取り上げられ、依願退職していたことが分かった。
和田氏は80年に同大の絵画科の助教授で採用され、86年に教授に就任した。
大学の説明によると、02年2月の入試の際、女子受験生の1人が面接終了後、和田氏から連絡するように電話番号を書いたメモを渡されたとの情報が、受験生が通う塾から寄せられた。このため大学は同年3月、調査委員会を設置した。
調査委に対し、和田氏は事実関係を認めたという。大学側は退職を勧め、和田氏も「一身上の理由」で02年6月8日付で退職願を提出、7月31日付で退職したという。
和田氏は朝日新聞の取材に、「大学を辞めたのは、作家活動に専念するためだ。こちらから受験生に声をかけたことはなく、複数の受験生に声をかけられ、大学の電話番号を教えたことはある。大学側に言っても聞き入れてもらえなかった。自分を攻撃するために勝手に言われていること」と反論している。
この事件は
まだマシな方
だ。
朝日新聞と週刊朝日が取り上げたから、次は週刊文春か週刊新潮あたりかな〜。フライデーが突撃するとか。しかし、漏れ聞こえてくる情報では
全貌はとても文章に出来るような内容ではない
そうだから、各メディアには、被害者が報道の二次被害に遭わないような報道姿勢を、強く望む。
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