盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その38) 「和田義彦展」を開催したつくば美術館、お詫びにもなってない説明文を掲載 しかも文書名がトンでもない状態
公共美術館のいい加減さが全面にあふれ出ている、すばらしい「説明文」をつくば美術館が出している。
「和田義彦展」について
茨城県近代美術館つくば分館(つくば美術館)では、平成17年11月26日から12月25日まで、三重県立美術館、渋谷区立松涛美術館とともに、公立美術館3館の巡回企画展として、読売新聞社と共催で「和田義彦展」を開催いたしました。
和田氏は、東京芸術大学大学院修了後から国画会展に出品し、平成14年に第25回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞するなど、洋画界で高い評価を得ていました。
和田氏は本年3月これまでの画業とこの巡回展の内容が評価され、平成17年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しました。ところが、周知のごとく「盗作疑惑」が発生し、本年6月5日、芸術選奨文部科学大臣賞授賞取り消しの事態となりました。
当館は、開催直前の情報により、和田義彦氏とイタリア人画家アルベルト・スギ氏の作品の間に、図像上、明らかに直接的な関連があることを認め、和田氏に確かめたところ、二人は長年にわたって親密な関係にあり、お互いに芸術上共鳴し合うものがあって、作品を見せ合う間柄である旨の説明がありました。それにより、当館では、両氏の交流関係があることなどを、パネル等で説明するとともに、図像上直接関連がある作品については、和田氏のスギ氏へのオマージュ作品であることを明示するなど最大限の対応をして、展覧会を実施いたしました。
ここにあらためて、上記展覧会実施の経過をご報告申し上げるとともに、今後、展覧会の開催にあたりましては、より慎重な調査研究を行ない、皆様方に信頼いただける美術館活動に取り組む所存でございますので、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
平成18年6月8日
茨城県近代美術館長 加藤 貞雄
あ〜、要するに
盗作のタレコミ投書をどうしてスルーしたかのいい訳
ですね、加藤貞雄館長。
ちなみにこの文書、わたしが見た時点では
一太郎10/9/8
とかいう文書名でアップされている。いや、もう、こういう
手抜き
が、
公表内容の信頼性を著しく損ねる
んですが。つまりは
うるさいこと言われてるから、とりあえずいい訳
って、やる気のない態度がアリアリと見えてますね。
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