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2006-06-28

またも2ちゃんねるのほぼ全部のサーバダウン

また、2ちゃんねるのほぼ全部のサーバがダウンしている。
 2ch鯖監視所
http://users72.psychedance.com/

この間のサーバダウンは
 一秒間に五億回のDDoS攻撃
だったという話だが、今度は何が起きているのか?

ITmediaより。


2ちゃんねるがまた一斉ダウン

掲示板サイト「2ちゃんねる」が6月28日午前11時ごろからダウンしている。午後1時現在ではトップページも表示されない状態だ。

2006年06月28日 13時08分 更新
 掲示板サイト「2ちゃんねる」が6月28日午前11時ごろからダウンしている。午後1時現在ではトップページも表示されない状態だ。

 2ちゃんねるのサーバ監視サイト「2ch 鯖監視係。」によると、全63サーバのうち、午後1時現在で応答があるのは数サーバのみ。障害時に使われる「運用情報(超臨時)@2ch」もアクセスできないため、原因や状況は不明だ。

 2ちゃんねるでは、今月19日にも大規模な障害が発生。データセンターに対しDDoS攻撃(分散型サービス妨害攻撃)を仕掛けられたのが原因という。

現在は
 運用情報(超臨時)@2ch
http://sports2.2ch.net/operatex/
へのアクセスが時々回復している。

というわけで、2ちゃんねる中毒のみなさんは、
 やろうと思ってやってなかったこと、やりかけて放ってあったこと
などに手をつけておきましょう。余った時間は有効に。

 2ch 鯖監視係。
http://sv2ch.baila6.jp/sv2ch01.html
を見る限り、最初に落ちたのは
 画像掲示板
だったみたいだ。
今はかなりの板が復活しつつある様子だ。(14:08)

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高松塚古墳壁画よりも商売が大事 明日香村の人達が河合隼雄長官に腹を立てる理由

余人を以て代え難い職務がある。
河合隼雄文化庁長官にとっては
 文化財行政
だったはずだ。
ところが、今回高松塚古墳壁画損傷が明らかになって、文化庁の職員・元職員の処分が決定されるまでの約二年間、河合隼雄長官は、
 臨床心理学
の専門家であることを標榜していながら、
 傷ついた明日香村の人達の心を慰める
ための行動はなにもしなかった。そもそも明日香村に足を踏み入れなかったのである。臨床心理学者としては、どうかと思うのだが。

実は、河合長官は
 7/2に帝塚山学院大学で臨床心理学の講義をする
のだ。これは平成15年から例年行われている。
 平成16年度
http://www.tezuka-gu.ac.jp/info/daigakuin/counseling/counseling.html
 平成17年度
http://www.tezuka-gu.ac.jp/info/daigakuin/counseling/annai.html
 平成18年度 7/2
http://www.tezuka-gu.ac.jp/info/daigakuin/counseling/annai06.html

河合長官は、
 日本臨床心理士会会長
で、現在民間資格である臨床心理士を国家資格にするのに奔走している。国家資格化は河合長官の長年の宿願である。
最近はなにか事があれば
 心のケア
と称して、カウンセラーが派遣されるが、その中には河合長官が推進したこの
 臨床心理士
がたくさん含まれている。
臨床心理士の国家資格化をめぐるきな臭い動きについては、かなり前からあって、今は亡き
 噂の真相
が、詳しく取材をしていた。ともかくも
 利権
であることは間違いなく、もう一つのカウンセラーの民間資格
 医療心理師
とともに国家資格化をめざし、昨年は両方の国家資格化をめざす折衷案が出来たのだが、結局
 国会に上程されることなく終わった
のだった。これについては、昨年8月22日の読売の記事、
 解説 心理カウンセラー
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20050822ik0c.htm
を参考のこと。

で、帝塚山学院での大学院向け公開カウンセリング講座に、
 日本臨床心理士会会長の河合長官がわざわざ出てきて講義をする
のは、こうした一連の動きと無関係ではなく、帝塚山学院は
 大学院在学中の実習経験だけで修了後に臨床心理士試験の受験資格が得られる「第一種指定大学院」
なのである。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/臨床心理士
ま、
 会長が来るから
というのが、この公開講座の売りなんだろうな。帝塚山学院は、河合長官の以前の職場である国際日本文化研究センターの同僚だった先生が学院長をしたりしてるから、その当たりの関係はばっちりだったと思われる。

それはいいとして、
 明日香村で、怒り傷ついてる村人達は放置しても、同じ関西にある帝塚山学院の公開講座には、多忙な文化庁長官の職務の時間を割いても参加する
というのは、あまり感心した話ではない。高松塚もキトラも
 明日香村の人達が長年守ってきた文化遺産
なわけで、村人が文化庁に対して怒りを隠せないのは
 村人に一切手を触れさせない、見せない、という管理の下で、「以前とかわらず保存されている」と思っていた極彩色の壁画が、すっかり劣化してしまった
からだ。

まあ、臨床心理士のプロとして、河合長官の明日香村の村人達への対応は
 金のないクライアントには冷たいカウンセラー
と悪口を言われても、仕方がないのではないか。ご本人はどう思ってるか知らないけれども、世間はそれほど
 心理カウンセラーが何にでも効く
とは、最近思ってない。あれだけ
 心のケアでカウンセラーを派遣
してると
 カウンセラーなんて、役にたってへん
というのが、じわじわ認識されてきたからだ。奈良県田原本町で起きた
 高校生放火殺人事件
も、スクールカウンセラーがいた高校の生徒が容疑者だ。

今年の堺での河合長官の講義は


演題:『「初回面接」について』

クライエントに最初に会う「初回面接」は非常に大切で、このときにその後の面接経過の流れが決定づけられるほどの意味を持っている。実際例をあげながらそれによって初回面接のあり方について考えてみたい。


だそうだ。河合長官が、何より大切と説く予定の
 初回面接
さえ、してもらってなかった、明日香村の人達には深く同情したい。

昨日の朝日には、
 河合長官単独インタビュー
が載っていた。
 文化庁の抜本的改革
に取りかかったのは結構だが、
 これだけの不祥事があっても辞職しない
のは、まさか、
 「臨床心理士」が国家資格になるのを見届ける
ためじゃないでしょうね?

ちなみに、京大には
 教育学部・臨床心理系のカウンセリング

 保健管理センターの精神科医によるカウンセリング
の両方があった。わたしのいた頃は、臨床心理系のカウンセリングにはできるだけ行かないように、先輩に忠告された。本来、薬剤投与などの医療行為によって治療すべき症例が、教育学部のカウンセリングでは見落とされるというのがその理由だった。
田原本の高校生放火殺人事件の容疑者の学校では、生徒達は、定期的にスクールカウンセラーにカウンセリングを受けるようになっていたらしいが、教育学部出身の心理カウンセラーは、悩みを聞くことはできるが、医師ではないので、精神科への通院が必要なケースがあっても、「抑鬱状態」とか「鬱」などの診断は不可能だし、そもそも医学的助言はできない。現在の学校に必要なのは
 文系の「臨床心理士」
ではなく、
 青少年期に発症することがある心の病を見逃さない、精神科の診断もできる学校医
だろう。「精神科」には親の抵抗が強いだろうから、少なくとも
 心療内科の診断が出来る学校医
がいれば、不眠・摂食障害などへの適切な医学的アドバイスは可能だろう。医者でもない文系の「臨床心理士」では、深刻な病が隠れていても、なにもできないのだ。
 

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2006-06-27

三省堂『全訳 漢辞海』第二版

『五行大義』の研究班で、偶々となりあった宇佐美さんに勧められたのが
 三省堂 『全訳 漢辞海』第二版
だ。今日手元に届いた。宇佐美さんの教え子たちの間で
 角川の『新字源』を駆逐する勢い
なのだという。

特徴は
 字母が『説文解字』『釈名』に掲載されていれば、小篆の字母とともに、現代語訳が載っている
点だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/説文解字
 2000円台で『説文解字』の和訳が手にはいると思えば安い
という指摘に頷く。(定価は2900円)

問題は
 製本がダメなのがある
そうで、
 第二版第一刷なら大丈夫だけど、第二刷以降はダメかも
だというお話。今日届いたのは残念ながら第三刷。
 すぐに壊れたら、速攻で三省堂に送り返して、交換して貰う
ことにしよう。

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貧しさに負けた 黒龍江省の既婚・一児の母37歳、未婚24歳と偽り、日本人と結婚

いくら中国の経済発展がめざましいとはいえ、それは一部の話。
黒龍江省の農村と言えば、国内でも貧しい地域である。日本の
 中国女性との国際結婚紹介サイト
では、黒龍江省出身者は少なくないが、
 日本人と結婚することは、貧困から脱する手段の一つ
なのだ。

ところが、
 既婚なのに、13歳年齢を若く偽ったパスポートで入国、日本人と結婚した
となると、
 そのパスポートは一体何なのか
という話になる。ま、中国の田舎では
 為証 (携帯電話の番号をこの後に記す)
という落書きがあちこちにあるけれども、これは
 ニセの証明書類なんでもつくります
で、パスポートも含まれる。ところが、なぜか、
 記述内容はニセだが、パスポートとしてはホンモノ
だったりするわけで、こうなってしまうと日本の入管は見破ることが出来ないのだ。
読売より。


旅券年齢13歳サバ読み、中国人女性を容疑で逮捕

 ◆既婚隠し、日本人と結婚

 年齢を13歳、若く偽って取得した旅券で入国、不法滞在したとして、大阪府警国際捜査課などは中国・黒竜江省出身のエステティックサロン店員の葛静容疑者(37)を入管難民法違反(不法在留)容疑で逮捕したと26日、発表した。正規の旅券で入国した外国人を同容疑で摘発するのは異例。中国に住む葛容疑者の夫(41)が葛容疑者と日本人男性(38)の結婚を知って「帰国させて」と大阪入国管理局に手紙を出し、発覚した。

 調べでは、葛容疑者は2003年8月、虚偽の生年月日の旅券で入国、虚偽申告のため在留資格がないのに先月31日まで大阪市のマンションに滞在した疑い。

 葛容疑者は日本語の勉強を目的に就学ビザで来日していたが、年齢が高いと同ビザの取得が難しいため、ブローカーに約400万円で依頼し、生年月日を偽って旅券を入手したという。

 入国の4か月後、既婚であることを隠し、年齢も偽ったまま、エステ店で知り合った男性と結婚した。

 調べに対し、葛容疑者は「夫や12歳の息子らと暮らしていたが、貧しくて、逃げ出した」と話している。

(2006年06月27日 読売新聞)

というわけで
 正規旅券に虚偽の記載事実
なのですよ。えらいことですね。
外国人の身分保障の根本となる書類にウソが堂々と書いてあるのだ。管理もなにもあったものではない。
中国政府の信用が問われているワケなのだが、たぶん
 特異な事例
で片付けられることだろう。

そもそも
 就学ビザで入国してエステで働く
こと自体、入管法違反だ。男性と知り合うエステってことは風俗系だろうからね。就学生・留学生のアルバイトについては厳格な規定があり、それを知らずに、入国早々、勝手にアルバイトを始めて、入管法違反・強制送還になる就学生・留学生は毎年いる。
 1 アルバイトをしたい
http://www17.ocn.ne.jp/~lgis/contents/labour01.htm

しかし、こういう事件が起きると
 東北三省(遼寧省・吉林省・黒龍江省)のパスポートは、正規のものであっても信用できない
ってことになって、真面目な学生はいい迷惑だな。実際に
 東北三省からの私費留学生お断り
って大学は存在する。元々、
 南北問題
という言葉があるように、東北三省には、一部を除いて、貧しい地域が拡がっている。農村だと、日本との経済格差は優に10倍を超える。高い手数料をブローカーに払ってでも、日本に留学する理由は
 勉学ではなく、アルバイトで稼ぐため
という留学生が、ある時期、非常に多かった。こうした学生達は
 ある日、下宿や寮から姿を消す
のである。その後は東京などで不法滞在をしながら、中国では簡単に手に入らないような「高収入」を風俗営業などで稼ぐのだ。

不思議なのは、結婚した日本人男性(38)の方だ。「24歳未婚」の筈が、実際は37歳で12歳の子どもがいる人妻だったわけだけど、全然気がつかなかったのだろうか?それとも14歳下の若い女性と結婚できてラッキー、と思ってたんだろうか。偽装結婚というワケではなさそうなのだが。

来日当時は
 日本人男性なんて嫌いです
と言ってたのに、いつの間にか中国に置いてきた夫と離婚して、日本人と結婚している留学生がいて、驚いたことがあった。彼女の場合も
 中国での生活と日本の生活の格差
に、帰国がイヤになり、日本での生活を選んだのだろう。たしか、東北三省の出身者だったと記憶している。

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スティービー・ワンダーと空港のボディチェック

オアフ在住の友人は、よくハワイのあちこちで有名人に遭遇するという。仕事柄、顧客にも有名人がいるのだけれども、リゾート地ハワイだから、いろんな有名人が集まってくる。
先日は、ハワイ島のコナ空港で
 目の前にスティービー・ワンダーがいて、厳重にボディチェックをされていた
のを目撃したそうだ。

スティービー・ワンダーは、1950年に未熟児で生まれ、保育器に入れられたために、未熟児網膜症となって失明した。23歳になった1973年1月、交通事故に遭い、瀕死の重傷を負う。どれだけひどいけがをしたかというと、この時、スティービー・ワンダーは、
 味覚と嗅覚を失った
のである。人間の持つ感覚の内の三つ
 視覚・味覚・嗅覚
を若くして失ったスティービー・ワンダーだったが、家族の献身的な看護があって、立ち直ったと聞いている。

ひょっとしたら、スティービー・ワンダーの体内には、その時の事故の治療で埋められたボルトなどの金属類が入ってるのかも知れないな。

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2006-06-26

何が起きているのやら@asahi.com

16枚のイエローカードが乱れ飛び、両チームともに二名ずつの退場者を出した、
 オランダ対ポルトガル戦
の試合経過を見ようと思って、


l4人退場、記録的な乱戦に ポルトガル—オランダ戦
2006年06月26日10時08分

 ロシアのイワノフ主審が担当したポルトガル—オランダ戦は、イエローカードが16枚、レッドカードが4枚も乱れ飛ぶ荒れた試合となった。

 この警告数は前回大会の1次リーグ、ドイツ—カメルーン戦と並ぶ大会最多記録。1試合退場4人も今大会のイタリア—米国戦などの3人を塗り替える不名誉な新記録となった。(共同)


の下にリンクが張られている
 【速報詳細】ポルトガル—オランダ
をクリックすると、全く関係ない外部サイトである
 中野歴史館 中野・名曲喫茶クラシック
http://sakaue.vis.ne.jp/sanpo/nakano/nakano.classic.html
に飛ばされる。
一体、どういうリンクの張り方をしてるのか謎。(11:25現在)

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2006-06-25

W杯 クロアチア対日本 0-0 (その3) 放送時間変更について朝日が明後日の方向の記事掲載

酷暑の中の二試合目、クロアチア戦を放映したテレビ朝日とは密接な関係のある朝日新聞が、
 オーストラリア戦・クロアチア戦の放送時間変更を放映局が言い出したわけではない
と、謎の記事を掲載している。
まずは、事実確認から。
 オーストラリア戦・クロアチア戦の放送時間変更決定は2005年12月10日
だ。日刊スポーツより。


豪、クロアチア戦の開始時刻を変更

 国際サッカー連盟(FIFA)は10日、W杯ドイツ大会の日程変更を発表した。テレビ放送のため、当初の予定から各国の時差などを考慮した。日本戦の開始時間は2試合が変更され、次の通りに決定した。
 ▽オーストラリア戦(カイザースラウテルン) 日本時間6月12日午後10時(同13日午前4時から変更)
 ▽クロアチア戦(ニュルンベルク) 同18日午後10時(同19日午前1時から変更)
 ▽ブラジル戦(ドルトムント) 同23日午前4時(変更なし)
 同9日の開幕戦ドイツ−コスタリカ(ミュンヘン)は、日本時間10日午前1時にスタートする。
[2005年12月10日 21時23分]


そして、
 日本のテレビ局がどの試合を中継するかを決めたのは、それから10日後の2005年12月20日
である。
朝日より。

クロアチア戦、テレ朝中継 対豪はNHK サッカーW杯
2005年12月20日20時46分

 日本民間放送連盟は20日、サッカーの06年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の担当放送局を発表した。抽選の結果、1次リーグF組の日本戦は現地で6月18日にある対クロアチア戦をテレビ朝日が中継することになった。同12日の対オーストラリア戦と同22日の対ブラジル戦はNHKが中継する見通し。

 民放が放送するのは大会64試合中の20試合。日本対クロアチア戦のほかの主な対戦では、TBSが開幕戦のドイツ対コスタリカ戦、テレビ朝日が同30日、日本テレビが7月1日の準々決勝、テレビ東京が同5日の準決勝、フジテレビが同9日の決勝を中継する。

ということは
 試合時間が変更された2005年12月10日段階でテレビ放映に関する利害関係者は「電通」だけ
だ。

以上を踏まえて、下の記事を読むと、明らかにおかしい。


豪州戦、真昼の試合はTV考慮 NHK・テレ朝交渉否定
2006年06月25日08時40分

 サッカーW杯ドイツ大会で16強入りを逃した日本代表。1次リーグ3試合のうち2試合が日本では夜10時開始だったため、テレビの生中継を見ながら多くの人が声援を送った。しかし、7時間遅れのドイツはまだ暑い時間帯。組み合わせ抽選の際、日本でのテレビ放送時間を考慮して夜から昼に試合時間が変更されていた。その結果、日本代表は酷暑での戦いを2度強いられた。

 初戦の豪州戦(12日)は、ほぼ真上から照りつける強い日差しが選手の体力を消耗させた。終盤に3失点した時、日本選手の足は止まっていた。

 2戦目のクロアチア戦(18日)も晴天。ピッチ上は40度前後になるともいわれる。中田英寿は試合後、「お互い条件は同じ」と暑さを言い訳にしなかったが、日程を見ると公平とは言い難い実態も浮かび上がる。

 1次リーグは各チーム3試合。2戦目までの試合開始時間は、現地で午後3時(日本時間午後10時)、同6時(同翌日午前1時)、同9時(同翌日午前4時)の設定だった。

 参加32チームのうち、午後3時からの試合を戦ったのは17チーム。うち2戦とも午後3時だったのは日本、トーゴ、セルビア・モンテネグロの3チームだけだ。日本は3戦目まで16強入りの望みをつないだが、他の2チームは連敗して早々に敗退が決まった。

 ジーコ監督は、クロアチア戦後の記者会見で「こんな時間にサッカーをやること自体、間違っている」と批判。「サッカーはビジネスになっており、選手が犠牲を払っている」と指摘した。

 1次リーグの組み合わせは昨年12月9日に抽選で決まり、翌10日に国際サッカー連盟(FIFA)が各試合の開始時間を発表。日本の2戦目までの日程は当初、豪州戦が12日午後9時、クロアチア戦が18日午後6時だったが、FIFAは「テレビ放送の時差を考慮した」として、ともに午後3時に変更した。

 その結果、ビデオリサーチによると豪州戦の視聴率は関東地区で49.0%、クロアチア戦は同52.7%を獲得した。23日午前4時から生放送された3戦目のブラジル戦の前半は同22.8%と早朝では異例の高さだったが、前2戦の半分にも届かなかった。

 02年日韓大会で日本組織委員会の放送業務局長を務めたスポーツプロデューサーの杉山茂さんは「FIFAは放送局の意向を重視する。放送権者は自分の国の時差を考えて試合時間を要望できる」と打ち明ける。

 スポーツビジネスに詳しいジャーナリストの谷口源太郎さんは「NHKと民放でつくるジャパンコンソーシアムが支払ったとされる140億円の放送権料はアジアで突出している。それでFIFAのビジネスも成り立っている」と話す。

 放送権販売の国内代理店の電通は「試合時間はFIFAが決定するもの。放送局側の意向を伝えたとしても聞き入れるかどうかはFIFA側の判断」と言葉を濁す豪州戦を生放送したNHKの原田豊彦放送総局長は「開始時間の変更を働きかけてはいない」。クロアチア戦を放送したテレビ朝日の広報も「試合時間を交渉した事実はない」としている。


時系列を考えると、凄く変でしょう? それとも
 昨年12月10日の段階で、クロアチア戦とオーストラリア戦の地上波放映をするテレビ局は決まっていて、12月20日の抽選は八百長で単なるパフォーマンスだった
とでも? 朝日の言ってることは、そういう意味としか考えられないんですが。
 公正な抽選で地上波の放映局を決めた
んじゃないのか?

誰が考えても、今回放映したテレビ局がFIFAと交渉した訳じゃなくて、
 電通が自分の都合のいい時間帯に変更
だと思いますが。で、朝日の
 放送権販売の国内代理店の電通は、…言葉を濁す
という表現が、
 民衆のミカタ 朝日
の、せめてもの文辞ってことでしょうか。親愛なる母校の先輩、外岡秀俊編集局長に直接聞いてみたいものだ。電通抜きでは、大朝日と言えども、経営は成り立たないはずですよね。

ま、電通は今回もがっぽり儲けたわけで、よかったですね。
こうやってアジアの選手を収奪していくと、サッカー自体に魅力がなくなる。飽きられ始めたら、一般市民は速いぞ。日本での商売が今一になったら、
 13億人の中国の財布
を狙いますか? 著作権なんて無視しまくってる中国で
 日本のファンを騙したような著作権・商標ビジネス
は成り立たないと思いますが。
そういえば、
 電通が、中国で2004年にも広告専門大学を設立
って記事があるのですが、どうなりましたか? サーチナより。


電通会長が人民大学で講義、来年広告大学設立
2003/11/06(木) 14:54:52更新

  『中新網』5日付報道によると同日、株式会社電通(以下電通)の成田豊会長が、北京市内の中国人民大学で、広告業界の現状をテーマとした講義を行った。

  電通は8年前より日中広告教育交流プロジェクトの一環として、人民大学、清華大学、上海大学などの6つの大学で、広告の企画やブランディング構築など広告業界に関する体系的な講義を実施している。これまで、300人あまりの講師を招き、講義に出席した中国の大学生が4000人を超えた。

  今後について、同社は来年にも広告に関する専門大学を北京に設立する計画である。(編集担当:佐藤妙子)

で、
 放映権料140億円の大半を払っているのはNHK
で、もちろん出所は
 みなさまの受信料
なんですが。この点について、NHKはどう思ってますかね? 
 電通の放映権料つり上げに乗っかったのはNHK
という噂もあるのですけれども。

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受験エリートの復讐 親の望む一流大学に合格も、一度も行かずに退学、すぐに自殺

奈良高校生放火殺人事件がきっかけで、
 進学校に子どもを通わせている親が動揺
なんて記事を朝日が載せている。
 「他人事と思えぬ」進学校の子の親困惑 奈良放火殺人 2006年06月24日16時15分
http://www.asahi.com/national/update/0624/OSK200606240037.html
他人に責任を転嫁するのはよくないね。自分の子どもを親のエゴの代償としてる自覚があるなら、一日も早く改めるべきだ。それと、この記事を載せた朝日、実は自分たちが一番気になる話題なんでしょ? 東大出身者が異様に多いのが朝日だと聞く。現在、編集局長の外岡秀俊氏は、母校の先輩だが、東大文系から朝日だ。

で、掲示板で見つけた胸の痛む話。真偽は不明だけれども、本当だとすると、この
 自殺した受験エリートの友達
の心は、小学校の頃に死んでいたということになる。【奈良・母子惨殺】「人事と思えない」 成績悪ければつい叱る 進学校通う子の親困惑スレッドより。


828 :名無しさん@6周年:2006/06/25(日) 00:24:54 ID:BVmo1fU30
大変だよなぁ
俺の高校のときの友達がさ、私立中→私立高→トップ級大学行ったんだが
大学に入った途端に一度も授業行かないで、2年何もしないで退学→即自殺した奴がいた
なんか小学校の時にいい大学目指せって勉強ばっかさせられてた時からこうしようと決めてたらしい
しかも親の人は今だに原因気づかないみたいだしな
無茶させると絶対おかしくなるみたいだよなぁ

841 :名無しさん@6周年:2006/06/25(日) 00:29:03 ID:5v4W6FXP0
>>828
それ・・・今からでも教えてあげては・・・

862 :名無しさん@6周年:2006/06/25(日) 00:35:11 ID:BVmo1fU30
>>841
いやなぁ、一回ウチまでその親が来てさ
「おまいがゲームとかマンガとか教えたからおかしくなったんだろ」って言われたんよ(俺キモオタ)
むかついたから「おまえらが氏んだら解決してたんだよ氏ね」って叩き出したから言えなくってなぁ

俺キモオタだから結婚とか子供とか全く縁が無いから解らんが・・・なんで自分とか自分の子に原因が無いって思えるんだろうなぁ

870 :名無しさん@6周年:2006/06/25(日) 00:37:10 ID:crlAKguI0
>>862
考えるんだ、むしろそういう親のモトに生まれたから
そうなってしまったのだと。
別に責める気は無いが、君は何かしらカレを救済しようとは思わなかったの?

883 :名無しさん@6周年:2006/06/25(日) 00:43:09 ID:BVmo1fU30
>>870
そうなんだよなぁ、知ってる友達同士で何度か相談し合ったこともあったけどこれと言った案が出ないんだ
しかもそいつだけちょっと離れた土地の大学に行ったからな、なかなか接触の機会が無くてな
まぁ夜にチャットとかで「学校いけよー」「就職ねーぞー」「俺浪人だから大学ウラヤマシス」とか声かけるのが精一杯だったんだよな
今考えるとその辺もあるのかな、俺たちのグループが初めての友達だったみたいだし、一人離れて堪えられんくなったとか

991 :名無しさん@6周年:2006/06/25(日) 01:27:42 ID:BVmo1fU30
収入のある今なら『こっそり精神科作戦』も使えるんだがなぁ
学生自分に10割負担を完治まで、なんてどこにそんな金があるんだと

必要な時に必要なものを用意するってすげえ難しいよな、色んな意味で


以上の話が本当だとして、親が望む大学に合格して、一度も登校せず、退学して自殺しようと、小学校の頃に決めていたというのなら、酷すぎる話だ。たぶん、親は
 あの子にも、私たちにも落ち度はない
と思いこんでるだろうな。小学生の子どもを追いつめたのは自分たちだとは、気がつきもせず、これからも、一生、自分たち以外の誰かとか何かとかに原因を求め、怨んで生きていくのだろう。
子どもを追いつめると、誰も幸せにならない。

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2006-06-24

奈良高校生放火殺人事件 マスコミ報道の底流

6/20早朝、田原本町にある勤務医の自宅で火災が起きた。5人家族のうち、母親(38)次男(7)長女(5)の三人が一酸化炭素中毒で焼死、父親(47)は不在、県内の中高一貫男子校に通う高一の長男(16)が行方不明だった。
一昨日、長男は京都市左京区で保護され、放火を認め、逮捕された。

亡くなられた三人のご冥福を祈る。

連日、マスコミはこの事件を取り上げている。昨日あたりから、
 取材の自粛を
という医師の父親の要請が出て、報道は匿名報道になったが、火事のあった初日に、長男の名前を始めとして全部出てしまっている。

マスコミがこの問題を取り上げたがる理由は
 受験エリートであることを要請された16歳の少年が行き場を失って、爆発した
と見ているからだろう。それは、
 取材しているマスコミの人々が過去にかかえていた、あるいは現在向き合っている問題
でもあるから痛切だ。
 少年は過去の自分の姿でもあるし、現在の自分の子どもの姿でもあり
なおかつ
 少年の両親と現在の自分たちがだぶる
のである。
今の就職試験では、マスコミに入れるのは
 この少年同様、小さい頃から受験勉強を余儀なくされた受験エリート
だし、ニュースのダメ出しをしているデスクやプロデューサーは、
 自分たちの子どもの受験に悩んでいる世代
なのだ。マスコミで働いていると、家族とのゆったりした時間はもてない。特に報道担当者は、休みも、睡眠も、事件があれば、真っ先に削られる。家庭は仕事の犠牲になるが、なまじ親の学歴が高く、収入は高水準で教育費を掛ける余裕があるだけに
 子どもの教育には無関心でいられない
のである。父親(あるいは母親、あるいは両親)不在の家庭で、家族関係がうまくゆかず、子ども達が
 親の思うような「イイ子」
に育たず、
 お父さん(orお母さん)は東大(その他京大でもなんでも代置可能)なのにねえ
なんて、陰口をたたかれる可能性はいつでもある。親は昔、イイ子だったかも知れないが、子どもは親とは別人格だ。

今回の事件でも
 父親が自分の出た医大よりも、遙かに難しい医学部への進学を長男に要求していた
という話が出てきている。そのために
 ちょっとでも成績が落ちると、長男を殴っていた
とか、
 ICU(集中治療室)という名前の部屋をつくって、そこで長男の勉強を見ていた
とか、息が詰まりそうな話が聞こえてきている。そして、長男に焼き殺された母は、少年とは血が繋がっていなかった。少年の実母は、離婚時の条件で、少年には面会できず、少年は実母の元にいる妹と引き離されている。継母は、医師だったそうで、実母と父との離婚という家庭内のごたごたが小学校に上がる前くらいにあったのだって辛いのに、なまじ学歴のある専門職の継母が来て、医師の仕事をしながら二人の弟妹を儲けたから、難しいこともあっただろうと思われる。長男は、弟妹の面倒をよく見ていたというし、祖父母の薬局の手伝いもしていたそうだ。進学校に通っていて、家庭でそこまでやらされていて、なおかつ、上位の成績を要求されていたのでは、よほどの秀才でもない限り、パンクしてしまうだろう。「イイ子」の代償は無惨だ。

長男が左京区で見つかった理由はわからないが、他人の家に上がり込んで、眠っていたのを発見されたという。
 W杯が見たかった
というのが他人の家に入った理由で、
 日本対ブラジル戦の日程を一日間違っていた
というは悲しい。
今は父親がやっていた、という理由で剣道を続け、二段になっている長男は、小学校では
 サッカー少年
だったという。本当は、
 サッカーをやって、医者じゃないものになりたかった
んじゃないだろうか。
三人の家族の命を奪ったのは確かに凶悪だが、追いつめられた16歳の暴走は、そこに至るまでの過程を思うと、胸が痛む。どこにも彼の居場所はなかったのではないか。

いくら進学校の生徒と言っても、まだ16歳だ。自分のしたことの重さが実感できてないだろう。
どうか、罪を償って、更生して欲しい。時間は掛かるかも知れないが、一度は医師を目指したのだから、命の重さを認識して、立ち直って欲しい。

わたしもある時期まで殴られて育ったから、その恐怖は理解できる。勉強の出来る子は、幸せとは限らない。親は、成績が悪くなったら、自分をゴミのように捨てるだろう、という恐怖と闘っているからだ。自分が親に目を掛けてもらってるのは、成績がいいからで、それ以外には自分には取り柄がない、と思っているからだ。
NHKの九時のニュースでは
 親は子どものためと言って勉強させるけれども、実はそれは虐待だ
と専門家に語らせていたのは正しい。

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2006-06-23

NHKの地域スタッフ「本多勝一さんも受信料を払ってますよ」と大嘘

NHKの受信料支払いを義務化するだの、罰則を設けるだの、この頃
 NHKの受信料を取り立てようとする動き
が急だ。国会では、片山虎之助議員が、その急先鋒である。


NHK改革:受信料義務化、次期国会提出も−−片山・自民参院幹事長
 自民党の片山虎之助参院幹事長は25日、CS(通信衛星)放送の番組収録で、NHK受信料制度について「来年3月までに法律を直し、(支払いを)義務化しないといけない」と語り、支払い義務を盛り込んだ放送法改正案を、早ければ次期臨時国会に提出すべきだとの考えを示した。
毎日新聞 2006年5月26日 東京朝刊

NHKの守護神・自民党の片山虎之助議員は、
 息子がNHK記者
だ。たしか皇室担当だったと思ったけどな。猪瀬直樹の娘はクロ現のPDだった筈だし、
 政界や言論界から「人質」を取って、批判勢力を圧殺するNHKの人事戦略
って、まあ、ステキ。

一説には
 NHKの受信料収入の落ち込みは、公表されている数字よりひどい
とも言われる。その当たりのカラクリについては、こんな感じだ。NHK内部告発者「 立花 孝志 」 10スレッドより。


366 :立花孝志 ◆/FsopyQZxE :2006/06/19(月) 15:05:22 ID:pR2dBOIr
>>364から頂いた質問に対して
>>365で回答した以外の回答を現在鋭意作成中です。その間私が出演した朝日ニュースター 「ニュースの深層」での手持ち資料を書き込みますので、これを読んで受信料不払いが 決算に反映されるのは、「2年度後決算」であり、更にその決算が正式に発表されるのは、 3年後の5月であることを理解しておいて下さい。


決算書でわかるNHKの実態

NHKホームページでNHKの平成11年度から平成17年度までの決算書が閲覧できます。

1. 受信料について
不祥事などが立て続けに発生した平成16年度からみてみましょう。
★「紅白プロデューサーによる詐欺事件発覚」(平成16年7月)
★「ソウル支局長による 経費私的流用」(平成16年8月)
★「NHK国会参考人招致を生放送しなかった」(平成 16年9月)
★「海老沢前会長の顧問就任」(17年1月)
★「朝日新聞報道によるNHK番組 改編問題」(平成17年1月)
★「審判の胸に朝日新聞のロゴがある事が理由で、ラグビー 中継が生放送から深夜録画放送へ変更」(平成17年2月)
NHKの主な不祥事や問題は いずれも平成16年度中の出来事だったのです。ところが平成16年度の受信料収入は前年度 と比べて、たったの1%分の68億円しか減っていません。しかし、協会職員を大量動員してまで「視聴者信頼回復活動」と銘打った電話作戦や戸別訪問を行った平成17年度は、 逆に前年度と比べて、なんと6%分の386億円も受信料収入が減っているのです

ここで注目して頂きたいのは、「未収受信料欠損償却費」です。この「未収受信料欠損償却費」とは、簡単に言うとNHKの不良債権です。つまり、債権はあるのだけれど、 回収できませんと自ら放棄した金額です。
不祥事以前の平成14年度も平成15年度もこの「未収受信料欠損償却費」は約230億円(留 守番や子供が一回だけ払ったとか、引っ越し先がわからないなどが原因で約230億円は毎年あるベースの金額です)でしたが、平成16年度は約320億円(ベース+90億円)、平成 17年度は約610億円(ベース+380億円)となっています。平成16年の欠損より平成17年の欠損が実質4倍以上になっているのはなぜなのでしょうか?

367 :立花孝志 ◆/FsopyQZxE :2006/06/19(月) 15:08:26 ID:pR2dBOIr
カラクリを説明します。

NHK受信料はそのほとんどが前払いです。しかもその大半が「口座振替の12ヶ月前払い」なのです。
紅白チーフプロデューサー詐欺事件や海老沢前会長顧問就任に抗議して、受信料の口座振替を中止した方はたくさんいらっしゃいます。しかし受信料は前払い、NHKにとっては前受け収益なのです。受信料 の口座振替を中止しても、支払い方法が口座振替から訪問集金に変更になるだけで、NHKは前払い分の受信料の返金には応じてくれません。したがって口座振替を中止しても、すぐに不払いの対象世帯にはならないのです。不祥事当該年度である平成16年度決算にほとんど影響がでていない原因はここにあります。
更に翌年度の平成17年度決算にすべての影響がでるとも言い切れません。6ヶ月や12ヶ月の前払いをして翌年度分の数か月分を既に払っている方が大半なので、本当の影響は翌々年度の決算つまり、今年度平成18年度に平成16年度の不祥事による本当の受信料減収額が判明するのです。
特に海老沢前会長顧問就任は平成16年度分最後の受信料の口座振替日である、平成17年1月26日であった。(受信料の口座振替は奇数月の26日なのです、このあたりの計算は「おみごと」としか言いようがない)
したがって海老沢前会長顧問就任に抗議した視聴者の不払いの影響は平成16年度決算にはまったく影響していません。

しかも紅白チーフプロデューサー詐欺事件などに抗議して口座振替を中止した視聴者(平成16年7〜8月頃)
よりも、海老沢前会長顧問就任などに抗議して口座振替を中止した視聴者(平成17年2〜3月)の方がはるかに多かった。それは受信料を払わなくても問題ない、という情報が世間に浸透した時期(いわゆる不祥事便乗型不払い者)と海老沢前会長顧問就任の時期が重なったからです。このことは労働組合の機関紙に書いていました。『これまで金融機関からNHK各営業センターに「封筒」で送られてきた、口座振替中止の書類が、海老沢前会長が顧問に就任した翌月(平成17年2月)から「封筒」では入りきらずに「ダンボール」に詰めて送られてくるようになった』と。

368 :立花孝志 ◆/FsopyQZxE :2006/06/19(月) 15:10:15 ID:pR2dBOIr
このようなカラクリなので、平成16年度に発生した不祥事に抗議して口座振替を中止した視聴者の大半は、実は平成17年度の受信料を数ヶ月分既に支払ってしまっていたので、不祥事を理由に、不払いの意思を示した視聴者の影響が決算に完全に現れるのは、翌々年度の18年度、つまり今年度の決算なのです。
NHK受信料不払いに関するキーワードです。
NHK受信料は長期の前払い、したがって本当の減収額は2年後に判明する!

ちなみにNHKの先週(2006年5月23日)の記者発表では、平成17年度の受信料収入6024億円と前年度比マイナス386億円とだけしか発表していないので、386億÷6024億の6.4%つまり、受信料を支払っていたが不祥事を理由に不払いに転じた世帯は、約15世帯に1世帯であるかのように思わせる巧妙な発表をしています。

もっとわかりやすく、具体的に私自身の例をあげます。私は、海老沢さん顧問就任の際(平成17年2月)にNHKに電話で口座振替の中止を依頼しました。その時、既に平成16年11月26日に12か月分の受信料が前払い(平成16年12月〜平成17年11月)されていました。平成17年2月に拒否しても、前払いで平成17年11月分まで支払っていたので、平成17年度分を8か月分支払った訳です。
現在私のところには、平成17年12月〜平成18年3月までの4ヶ月分5580円の請求が来ています。この5580円は平成17年度未収受信料欠損償却費約610億円の一部に該当します。また平成17年度受信料386億円減収の一部に該当します。
このまま放置すると来年3月には、平成18年4月〜平成19年3月のまるまる12か月分16740円の請求が来ます。もちろん私はこのままのNHKに対して受信料払わないので、この16740円が平成18年度の未収受信料欠損償却費と受信料減収額になるのです。

369 :立花孝志 ◆/FsopyQZxE :2006/06/19(月) 15:11:43 ID:pR2dBOIr
私は、海老沢前会長の顧問就任に対して、受信料の支払い拒否を決めて口座振替中止の手続きをしました。
具体的な年月は平成17年2月でした。私の受信料支払い拒否に対するNHK決算への影響は、平成16年度0円 ・平成17年度5580円・平成18年度16740円となります。
私と同じ時期に受信料の支払い拒否を決めて口座振替中止の手続きをした方が最も多いと思われますので、 平成18年度決算はたいへん苦しいと予想されます。
こういう状況なので、NHKは職員の中にご子息がいる片山虎之助議員にお願いして、受信料の義務化や強制徴収や罰則規定を導入しようとしているのです。

わたしと現役NHK職員とで予想したところ、平成18年度の未収受信料欠損償却費は約1200億円になり、 受信料収入は約5435億円になります。これは不祥事発覚前の平成15年度決算額6478億円と比較すると1043億円
の減収となり、約16%の減額率になります。すなわち、不祥事が原因受信料を払っていた世帯の約6世帯に1世帯が支払いをやめた事になります。
これはNHK決算書に粉飾がない事を前提に分析していますので、実際はもっとひどい状況かもしれません。

2. 職員の給与について
次に、人件費決算額からNHK職員の年収を分析します。
人件費1366億円で出向者を除いた職員数は11073人なので NHK職員の平均年収は1234万円となります。
また人件費に退職金と複利厚生費の569億円を加えた、1936億円を11073人で
割る
と、NHK職員一人当たりにかかる経費、つまり受信料負担額は年間1748万円なります。
NHK職員を雇い上げるのに必要な経費は、年間1748万円にも上ります。

370 :364:2006/06/19(月) 16:00:35 ID:lYtx30QF
立花氏早速ありがとうございました。
口座振替利用率の件は了解しました。
12ヶ月前払いについては、
(立花氏)大部分が12ヶ月前払い
(NHK)30%程(H17口座振替の75%のうち)
と食い違っています。
「ニュースの深層」メモでもこの前提が崩れると、話の流れが変わってくると思います。
気になった点をお聞きしただけですので、回答はのんびりボチボチで結構ですよ。

371 :名無しさんといっしょ :2006/06/19(月) 16:12:46 ID:5o54kuEc
立花さん、NHKの不正について、(主に受信料の使い道の)真相究明させる署名運動とかやりませんか?
当方、神奈川在住ですが都合さえつけば動きますよ。
NHKの不正は絶対に許せない。


372 :立花孝志 ◆/FsopyQZxE :2006/06/19(月) 16:12:48 ID:pR2dBOIr
>>370
お待たせしました。たいへん大事なことなので、詳しく書き込み致します。

12ヶ月分前払いについて

週刊朝日記事
「NHK受信料の約85%は口座引き落としである。そしてその多くは1年分の前払いである。」

NHK抗議文
「実際の口座利用率は17年度末で75%弱、そのうち、1年前払いの利用率は30%ほどで決して多くはありません。」

私の反論
最初にこの「1年分前払いは30%」を見たときに感じたのは、どこまで私や視聴者をバカにしているのかと感じました。しかし冷静に考えると、反対にこんな事も思いました。倒産する組織からは既に優秀な人材が流出しており、受信料の収入見込みすら正確に見込めない職員ばかりが残っているから仕方がないのかな?とも・・・

という事で分析に入ります。NHK抗議文には、大きなウソがあります。「口座振替利用者の1年前払いの利用率は30%ほど」と書いてあります。これが大嘘なのです。
どこにそんなデータを公開しているのですか?NHKは「訪問集金を含めた」契約数全体に占める前払いのデータは確かに公開しています。しかし「口座振替に対する支払い区分」は一切発表していません。
私の分析では「口座振替利用者の1年前払いの利用率は43%です。更に6ヶ月の前払い利用者が26%いて、口座利用者の前払い利用率は69%になります」

私が営業関係者数名から聞いた情報では、訪問集金で支払っているのは、前払いをすると会計処理が面倒な法人と、受信料制度をよく知らなくて、集金に来た人にたまたま払ってしまった個人が中心です。だから訪問集金で6ヶ月や12ヶ月の前払いをしている企業や個人はほとんどないそうです。したがって訪問集金=2ヶ月払いと考えて問題ありません。

373 :立花孝志 ◆/FsopyQZxE :2006/06/19(月) 16:14:03 ID:pR2dBOIr
>>372つづき
週刊朝日記事では「口座振替の多くは1年分の前払いである。」と書きました。
確かに、この「1年分」のところだけは間違いでした。素直に認めます。しかし、私が強調したかったのは、6ヶ月払いを含む「口座振替利用者の大半が前払い」 であるということなのです。
6ヶ月前払いであっても、決算に遅れて反映される事には変わりありません。
私は、平成15年度末、口座振替総数2952万件を、2ヶ月払い907万件(31%)、6ヶ月前払い778万件(26%)12ヶ月前払い1267万件(43%)で計算しました。 その結果18年度受信料決算は15年度より1043億円少ない。5435億円と見込みました。

更にこの見込みは、平成18年4月に発生したカラ出張を反映していないので、更に受信料収入を下方修正しなければいけません。

参考までに、受信料は「訪問集金2ヶ月」と、「口座振替12ヶ月前払い」を比較すると、月にして150円・年間1800円も安くなります。(訪問集金→口座振替変更で 月50円の割引・更に2ヶ月支払い→6ヶ月前払いで月70円の割引2ヶ月支払い→12ヶ月前払いで月102.5円も割引になります)
つまり、NHKに安定的に受信料を支払っている個人の大半は、割安な、口座振替の前払い制度を利用しているのです。


ふ〜ん、なるほどねえ。

で、受信料を取り立てたいNHKの地域スタッフが、
 『NHK受信料拒否の論理』を書いた本多勝一が受信料を払っている
とウソをついて、受信料契約を迫っていたという。沖縄での話。
毎日より。


NHK:集金でウソ…「本多勝一さんも受信料払っている」

 NHK沖縄放送局営業部のスタッフが今年1月、受信料集金の際に「NHK受信料拒否の論理」の著書があるジャーナリスト、本多勝一さんの名前を持ち出して「本多さんはもう受信料を払っています」などと虚偽の説明をして、集金しようとしていたことが分かった。NHKは事実関係を認め、本多さんに文書で謝罪した。
 スタッフは、受信料の徴収についてNHKと業務委託契約を結び、個人事業主として活動。一昨年発覚したNHKの不祥事をきっかけに受信料を払っていなかった視聴者を訪問した際、本多さんの著書に言及する視聴者に「本多さんは滞納分も含めて全額払ったと聞いている」などと説明し、受信料の支払いを求めたという。不審に思った視聴者が本多さんに連絡を取り、事実でないことが分かった。

 ◇沖縄のスタッフ…NHKは本多さんに文書で謝罪
 本多さんは朝日新聞記者だった73年に著書を出版し、支払い拒否を公表した。本多さんが編集委員を務める「週刊金曜日」には数年前から、同様の問い合わせが複数あるという。本多さんは「そういう使われ方をするとは予想していなかったので、驚いた。私は受信料を支払わないとは言っていない。NHKが本当の公共放送であれば払う」と話している。
 NHK広報局は「スタッフの勝手な思い込みだった。事実と異なることを話して受信料の支払いを求めるのは、視聴者の信頼を損なうもので、あってはならない。他に同様の事例はない」とコメントした。【臺宏士】

毎日新聞 2006年6月23日 3時00分

受信料義務化なんてことになったら、本多勝一をどう扱うのか、大変楽しみにしてるのに
 本多勝一が受信料払ってる
なんて、ウソはいかんだろう。ちなみに、1972年6月15日に本土復帰した経過のある沖縄の受信料は、本土より安い。
沖縄の受信料
http://www.nhk.or.jp/eigyo/jyushinryo/ryokin_okinawa.html
沖縄を除く地域の受信料
http://www.nhk.or.jp/eigyo/jyushinryo/index.html

続き。立花孝志氏が受信料欠損について情報提供した『週刊朝日』6/16号の記事。片山虎之助議員の名前も出てくる。

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W杯 ブラジル対日本 4-1 ドルトムントの虐殺

日本が良かったのは前半44分までだった。
ミスの多い両チーム、その中で前半34分、玉田が鮮やかなゴールを決めた。
ブラジルにとっては、久々の失点。ここまでのブラジルは、半分眠っていた。
このまま前半リードで折り返すか、と思われた終了直前、中澤がマークを外し(というか見てただけか?)、フリーになったロナウドが得点をたたき込む。これで流れは一気にブラジルに傾いた。
後半は、完全にブラジルペース。玉田のゴールで自尊心を傷つけられたブラジルは、本気で日本に挑む。日本のディフェンスがまるで効いてない。
プロと中学生が試合をしているように見えた。
ブラジルのいいように、ボールを持たされる。

後半には、高原が巻に代わる。「なんだって高原?」とイヤな予感。すると代わったとたんに負傷、担架で一度ピッチの外に出て、わずか6分で大黒投入。これでジーコは交代枠をすべて使い切ってしまう。(その前に中田浩二を投入)あとは、川口が負傷しないように祈るしかなかった。

余裕の展開で、最後はGKを交代して見せたブラジル。
彼我の差はあまりにも大きい。
ブラジル戦前に勝ち点3をもぎ取ることが出来なかったツケは、重くのしかかった。

試合終了後、中田英寿は最後まで倒れ込んだままだった。今日はパスミスが多かったのだが、どうした?

続き。
心の強さが足りない。見ていて歯がゆかった。

先ほど前半33分から前半終了までをもう一度見た。
前半44分、加地にジウベルトが身体を当て、イエローカード。
フリーキックを中村が蹴るが、飛び出した巻にオフサイ ドの判定。こうしたセットプレーからの得点が確実にとれない
問題はその後だ。
普通なら
 集中!
の声が掛かるところなのだが、だらだらと守りに行く。何かが切れたようなプレーだ。
そして、ディフェンスが
 ブラジルのプレーを見守るだけのヒト達
になってしまった。キャプテンを任された筈の中澤は、ロナウドに詰めてもいない。鮮やかに決まるゴール。
川口が怒っているが、このまま同じことが後半も続くのだ。

信じられないくらい、勝負に対する意識のレベルが低い。最後まで戦い続けたのは中田と川口くらいだろう。
実力差はもちろん、始めから分かっていたことだ。
もし、ブラジルを出し抜くとしたら、心の強さ、勝つということへの執念が上回っていなくてはならない。
今日の日本代表には、それすらなかった。
負けて当然だ。

アトランタ五輪でのマイアミの奇蹟を思い出す。
あのとき、日本はともかくも、がむしゃらに走った。がむしゃらに闘った。
そのときのメンバーの何人かが、ピッチでまた相まみえた。負けたブラジルは、あの屈辱を忘れてはいない。
日本では中田と川口がアトランタ五輪のメンバーだった。アトランタ組が代表となって闘ったワールドカップで、ブラジルはアトランタの借りを返し、日本はマイアミの奇蹟が、奇蹟で終わってしまったことを世界に示した。
少なくとも、日本は代表レベルでは今でもブラジルに及ばない。マイアミの奇蹟の後、その世代を脅かす若い選手が育っていないことも露呈した。

次のW杯では、日本がアジア予選を勝ち抜けるかどうかすら危うい。

おまけ。
それにしても、行きの飛行機の中で風邪を引いたって、中村俊輔、ホントにプロなのか? ホントに日本代表としての意識があるのか?


川淵キャプテン、ざんげ会見へ…神様→貧乏神に
(略I

日本の10番・中村も今大会の戦犯の一人。大会前は「06年大会は、2010年W杯にむけた通過点」とコメントするなど、期待を一身に集めていた。とはいえ、「飛行機の中で風邪をひいた」とドイツ到着早々、不注意で風邪をひいたことを告白

クロアチア戦では「俊輔は39度も熱があったようだ」(川淵キャプテン)と日本の柱となるはずの中村が、3戦すべてで仕事をしなかったのが惨敗の大きな原因のひとつだ。またボン合宿中に「足が痛い」「熱がある」など、ちゃんとした練習ができなかった
(以下略)


体調管理が出来ないんじゃ、プロ失格。
てか、わたしでも海外調査に行くときは、飛行機の中で体調を崩すのが怖いから、風邪を引かないように気を配るし、現地でも、できるだけ体調を維持できるように、細心の注意を払う。アスリートでもない一般人だって、それくらいの配慮はするのだが、トレーナー・ドクター付きで、国の代表としてワールドカップに派遣されてる一流のアスリートだというのに、その
 甘えた自己管理
はどういうことだろう? いい大人なのに、信じられない。
中村俊輔に関しては、
 スポンサーとの関係で使い続けなくてはいけなかった
という噂まである。ホントかどうかは知らないけど
 前からCMに出てる選手を代表選手の中に見かける
という印象は受けますね。

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2006-06-22

地方国立大学と文化財 吉備塚古墳の象嵌大刀はいつ研ぎ出せるか

昨日は、奈良教育大で
 学内にある吉備塚古墳から出土した象嵌大刀の図柄について
の発表があった。
 吉備塚古墳の調査(平成18年3月31日発行)
http://www.nara-edu.ac.jp/KK/kibizuka2006.pdf(象嵌大刀についてはpp.15-17)
小規模な集まりで、たまたまお誘いがあったので、出席することが出来たのだが、ここで明らかになった深刻な問題は
 重要な文化財だと思われるけれども、それを証明するためのお金が奈良教育大にはすぐに出せない
ということだった。つまり
 象嵌を研ぎ出して、大刀の文化財的価値を証明したいのだが、研ぎ出し予算に数百万単位でかかり、一地方国立大の一学科がすぐに出せる金額ではない
のである。銀象嵌と思われる大刀は、今はまだ、研ぎ出しが不十分で、
 どれほどすばらしい絵が描かれているのか
がはっきりしない。

総合大学であれば、何らかの学内プロジェクトを作って、数百万円単位なら、学内で融通できる大学もあるかも知れない。しかし、奈良教育大学は、そこまで大きな規模の大学ではない。
研ぎ出して、文化財指定を受けたとしても、今度は展示場所がない。たとえば京大ならば、総合博物館があるけれども、一地方教育大では、これまでそうした要請がなかったから、作るにしても一から始めないといけない。
奈良教育大学の象嵌大刀は、
 仙人らしき人物像と青龍・白虎および雲気を伴った植物文が刃の両面に象嵌されている
非常に価値の高いものだ。もし、今はまだ錆に隠れている象嵌が、綺麗に研ぎ出されて、図柄の全貌が明らかになれば、他にもある、古代の刀身に象嵌を施した刀剣や
 安倍晴明が関わったという伝承で有名な、宮中にあった「百済献上の二振りの霊剣」
などと比較できるだろう。「百済献上の霊剣」は、平安時代に宮中の火事で焼け出されたため、作り直したことが、平安時代の貴族の日記に見えるし、岡野玲子『陰陽師』11巻の中心テーマになっている。

象嵌大刀は
 学内にある吉備塚古墳
から出てきたのだった。吉備塚、という名称は
 吉備真備の墓という伝承からつけられた
らしいのだが、もちろん、吉備塚の方が、吉備真備よりも遙かに古い。
 吉備塚の由来
http://kobunka.nara-edu.ac.jp/kibi/wkibi.htm
元々、
 以前、軍の施設だった場所で、古墳は墳丘が削られたりしていて、大したものはないかもしれないが、学生実習にはちょうどいい教材が学内にあって良かった
くらいの、軽い気持で掘られたものだろうと思う。京大でも、学内で
 昔の墓
を掘ってたりするけど、学生に掘らせるくらいだから、大した遺跡ではないようだ。
ところが、吉備塚古墳は違った。文化財科の考古学実習の一環として、発掘してみたら
 すばらしい文化財が出てきてしまった!
という経過がある。象嵌大刀以外にも、何振りか刀が出てきている。確定してないのは、今も全部を掘り上げてないからだ。
国立大学構内で、
 これから価値が明らかになる文化財
が発見されたとき、
 その価値を証明するにはどうしたらいいのか
という問題を、吉備塚古墳は投げかけている。発掘や出土品の整理には、大層お金がかかるからね。
企業の接待費で一晩に数百万とか一千万とか使うところがあるらしいけど、そういう
 次のでかい儲けに繋がりそうなところには金は出す
けど、こうした
 次代に伝えられる文化財にポンと金を出す
なんて奇特な企業はないからね。ま、日本の文化財への関心なんてこの程度。吉備真備の墓か、なんて言われてるところから出てきた
 5世紀後半〜6世紀前半にかけての日本と中国・朝鮮半島との文化交流
が明瞭な大刀って、わたしは凄いと思うけど。だって
 倭の五王の最後、武=雄略天皇の時代の大刀
なんだもん。倭王武は、当時の中国・南朝に使いを出していることが、中国側の史書に記されている。そんな時代のロマン溢れる大刀なんだけどね。

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2006-06-21

高松塚古墳壁画損傷問題 河合隼雄長官の「責任」と朝日新聞文化部

河合隼雄文化庁長官は、以前、京大教育学部にいた。学生部長をやっていた時期もある。その頃を知る人達は、
 河合先生が文化財行政に興味があるとは思えない
と感じているし、本人が
 『ウソツキクラブ短信』
という本をお書きのように
 食えない、「ウソツキ」だ
と思っている。すくなくとも誠実な人物だ、という印象は薄い。
文化庁長官になって、高松塚壁画古墳の褪色が明らかになってからは、あらゆる取材を拒否し、逃げ回っていたが、前科がある。
 学生部長時代、学生との交渉を嫌がって学内で逃げていた
のに、恩師が遭遇した。というか
 ○○先生、助けて〜
と、本部前にいらした恩師の後ろに隠れたらしい。ちょうどその直後が恩師の授業だったので、授業後に
 先ほど河合学生部長がわたしの後ろに隠れましてね。追っかけてくる学生諸君との楯にするつもりだったようですが。
と笑いながら、暴露されていた。その事件以来、
 面倒な問題は先送りするヒトなんだ
と思っている。

さて、文化庁にとって厳しい高松塚古墳壁画損傷問題についての報告書が月曜日に提出された。産経より。


文化庁長官ら謝罪、幹部ら4人処分 高松塚壁画剥落

 高松塚古墳(奈良県明日香村)の国宝壁画剥落(はくらく)事故などを検証する文化庁の調査委員会(委員長、石沢良昭・上智大学長)は19日、壁画管理で庁内の縦割り行政の問題点などを指摘した報告書を、河合隼雄長官に提出した。河合長官は「国民におわびしたい」と謝罪。小坂憲次文部科学相は同日、当時の文化庁幹部や担当者ら4人を減給や戒告などとする処分を発表した。
 報告書は、壁画担当の同庁美術学芸課と壁画以外の古墳全体を管理する記念物課で情報が共有されておらず、対応の不手際の積み重ねが隠蔽(いんぺい)の印象を与えたこと、公表などを判断する当時の幹部の責任−などを指摘。壁画劣化を「人災」と示唆した。

 これを受けて同庁は、文化財保護法の抜本的見直しを含めた文化財行政の再検討を表明。文化財部長をトップとするワーキンググループを設置する意向を示した。

 文科省と同庁は、湯山賢一・元美術学芸課長(現・奈良国立博物館長)を減給20%・1カ月▽林温・元同課主任文化財調査官(現・慶応大教授)を戒告▽木谷雅人・元文化財部長(現・京都大副学長)を訓告▽常盤豊・元記念物課長(現・文科省教育課程課長)を厳重注意−とする処分を発表。大臣の俸給全額、同庁長官は同20%、同庁次長は同10%(いずれも1カ月)を自主返納することを決めた。

 委員会には河合長官が問題発覚以来初めて出席。「庁内に総合的に判断できる人がいなかった。報告書を再生の契機としたい」と釈明。進退について「信頼回復に全力をあげ職務に取り組みたい」とした。小坂文科相は「当時の文化庁の不適切な対応が国民不信につながった」と同庁の体質を批判した。


≪説明責任、不十分≫

 小坂憲次文部科学相との一問一答は以下の通り


 −−処分の理由で「適切でなかった」こととは

 「本来報告すべき事項が上部に伝わっておらず、適切な処置が取れない原因にもなった。組織の長の責任を明らかにする必要がある」


 −−文化庁の取り組みに対して文科省としては

 「文化庁の担当者といっても、すべての文化財についての知見は持っていないことを自覚してほしい」


 −−報告書をみてどう感じたか

 「客観的に掘り下げた調査がされた。文化庁がしっかりとしたプロとして再生できるチャンスとして生かしてほしい」


 −−壁画保存は客観的に失敗だったか

 「報告書で指摘された点は反省が必要。開封された古墳がどうなるか、事前に国民に説明する責任があったが、それが十分ではなかった」


 −−今回は文化庁の組織上の問題だが、文科相の自主返納額が大きいのは

 「過去の事例も参考にしている。私としては責任を取った上で、文化庁への発言権を確保したいと考えた」


≪調査結果、厳しく受け止める≫

 河合隼雄文化庁長官との一問一答は以下の通り


 「文化庁の意識、体質に問題があったという調査結果を厳しく受け止めている。長官として国民にお詫びしなければならないと思う」


 −−この件で長官が公の場に出てきたのは初めてだと思うが

 「事実関係をしっかりふまえて話したい気持ちがあった。事実がはっきりしたので、これからは報道関係の方ともいくらでもお会いしたい。明日香村にもぜひ行ってお話させていただきたい」


 −−文化庁が確かに変わった、というのを監視する機関はどうするか

 「チェック機能はまだできていないが、どんどん情報公開するので国民の皆さんが監視できると思う。監視のための機関をつくる考えはない」


 −−壁画保存は客観的に失敗だったのかどうか

 「初めてのことで成功か失敗かというのは難しい。明らかな失敗、公務員としてしてはならないということはなかった」


 −−壁画保存は文化庁の直轄では無理だという指摘もあったが

 「やはり責任は文化庁が取るべきだ」

(06/19 23:39)

すでに、国家公務員じゃないヒト達を「処分」してどれほどの意味があるかは謎だ。せいぜい
 紫綬褒章や勲章などがもらいにくくなる
ってぐらい?

で、問題は、
 河合隼雄長官は月曜日の報告書提出と謝罪会見まで約二年間、明日香村には足を踏み入れてなかった
ということなのだ。河合長官の自宅は以前は奈良市内にあったし(今もあるかもしれない)、この6/2には
 奈良県立図書情報館でフルートコンサートを開催
http://www.library.pref.nara.jp/oshirase/20060504.html
しているのだ。この件については、以前書いた。
 2006-06-13 平城遷都1300年事業と文化庁 なぜ6/2に河合長官は奈良県立図書情報館でフルートを吹いたか
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/06/130062_1576.html
ただ、この時、わたしは
 関西出張という名目で文化庁から出張旅費も出ている筈だから、当然、県内の明日香村には出向いたんだろう
と楽観していたのだが事情は違った。
朝日新聞奈良版には
 問題発覚後、河合長官は一度も明日香村に足を踏み入れてない
という明日香村関係者の怒りの声が掲載されている。
さて、河合長官は、
 明日香村の人達の怒りに真摯に向き合うつもりがあるのか
どうか。
また、朝日新聞は、処分発表記事に
 千田稔奈良県立図書情報館長(紙面では「国際日本文化研究センター教授」の肩書き)のコメント
を載せて
 妥当な判断
としていたが、日文研(=国際日本文化研究センター)での関係を考えれば、千田先生が元上司の(国際日本文化研究センター所長だった)河合先生を公に批判することはあり得ない(たぶん、個人的にも親しい)わけで、
 一見、識者の公平なコメントを装った、河合長官擁護の紙面作り
であることは疑いない。てか、6/2の
 奈良県立図書情報館でのフルートコンサートは奈良県と朝日新聞が主催
したわけだから、河合長官も千田館長も
 朝日新聞文化部のお仲間
ってことだ。
最近、朝日では、小滝ちひろ論説委員が、歴史関係のいい記事を書いていて、密かに応援してるんだけど、たぶん、
 千田・河合ルートとはお友達
なんだろうな、と考えると、批判が鈍るのは当然か、と思っている。それとも、小滝論説委員が悪いんじゃなくて、親分の天野幸弘論説委員が
 千田・河合ルート擁護の指令
を出してる? まあ、天野さんは、あのラインとは仲がいい筈だからな。

ともかくも、河合長官は、
 長官を辞任しないんだから、文化庁の大改革を速やかに進める
ようお願いしたい。いくら俸給を返上しても、税金で
 ご自慢の木管フルートや、金製フルート(18金か12金かは不明)によるフルートコンサートを始めとする、さまざまな活動
をなさってるわけで、その分は国に恩返しするつもりで働いていただきたいものだ。記者会見では、さすがにおやつれのご様子でしたが。もっとも、77歳なんだから、
 晩節を汚さずに潔く勇退
というのも、一つの道なんだけどね。文化庁の後始末をしてご退官でしょうか。

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2006-06-20

W杯 クロアチア対日本 0-0 (その2) クロアチア戦後のジーコ発言を朝日も取り上げる

昨日のジーコ発言の記事をご覧くださり、またたくさんのトラックバックをお寄せ頂きありがとうございます。
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テレ朝が「不正確に通訳した」と言われているクロアチア戦後のジーコ怒りの声を、今朝の朝日が取り上げていた。

テレ朝の問題の発言箇所。YouTubeから。
 日本 vs クロアチア 試合後-2 ジーコ 「TV局の制限で不利な時間帯に2試合」発言
http://www.youtube.com/watch?v=wf22ov69oLI
ジーコはポルトガル語で話しているのだが、
 ポルトガル語→日本語の通訳
が、「テレビ局云々」の部分を省略しているのが分かる。ジーコが話した後、
 ポルトガル語→英語の通訳(ジーコの隣に座っている女性)
では、その部分をきちんと訳しており、内容は、昨日の記事で引用したBBC Sportsの記事と同様の厳しい内容だ。
 Japan boss angry at match timings
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/world_cup_2006/teams/japan/5044540.stm

朝日の記事。webでは署名がないが、サッカー関係の記事をずっと書いている潮智史記者の記事だ。


3時開始の試合、ジーコ監督批判 暑さ「選手が犠牲」
2006年06月20日09時15分

 ジーコ監督はクロアチア戦後の記者会見で、豪州戦に続いて試合開始時間が午後3時(日本時間午後10時)だったことについて、「こんな時間にサッカーをやること自体、間違っている。試合時間を遅くすることを提案したい」と厳しく批判した。

 1次リーグは1日3試合が行われる場合、午後3時、6時、9時のキックオフ時間が設定されており、午後3時の試合は気温が30度に迫る暑さとなっている。「体力的な準備を整えていても、動けなくなるし、ミスが出る。選手は守られていない。彼らが燃え尽きない日程を考えるべきだ」と話した。

 豪州戦とクロアチア戦は、昨年12月の組み合わせ抽選後に、日本のテレビ局の要望もあり開始時間が変更された。ジーコ監督は「サッカーはビジネスになっており、選手が犠牲を払っている」と指摘した。


テレビ放送のための試合時間変更は昨年12月に決定されている。

豪、クロアチア戦の開始時刻を変更

 国際サッカー連盟(FIFA)は10日、W杯ドイツ大会の日程変更を発表した。テレビ放送のため、当初の予定から各国の時差などを考慮した。日本戦の開始時間は2試合が変更され、次の通りに決定した。
 ▽オーストラリア戦(カイザースラウテルン) 日本時間6月12日午後10時(同13日午前4時から変更)
 ▽クロアチア戦(ニュルンベルク) 同18日午後10時(同19日午前1時から変更)
 ▽ブラジル戦(ドルトムント) 同23日午前4時(変更なし)
 同9日の開幕戦ドイツ−コスタリカ(ミュンヘン)は、日本時間10日午前1時にスタートする。
[2005年12月10日 21時23分]

今回の問題をOiraDesuさんが手際よくまとめている。
Here There and Everywhere 【 ジーコの放映権発言で電通の株価が下落している件 】
http://oiradesu.blog7.fc2.com/blog-entry-1310.html
TBありがとうございました。大変参考になります。

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2006-06-19

平成の大合併祝に歌謡ショー? 弥富市長の不思議な発想

地方の自治体にとって
 NHKのど自慢を招致できるかどうか
は、大問題らしい。市政何周年とかの節目の年には、
 威信を賭けて、あの手この手で誘致合戦
を繰り広げると聞く。以前、NHKスペシャルだったか、
 NHKのど自慢誘致
を取り上げていて、無関係な者から見ると、驚くほどの情熱を傾けている様子には、茫然としてしまった覚えがある。そんなにのど自慢って大事なのか?、と。

たぶん、似たようなノリなのだろう。愛知県の二つの町村が合併したのを祝って、
 歌謡ショーを企画
した市長がいる。議会に諮ったら、ブーイングの嵐で、ショーの予算を引っ込めたという。朝日より。


合併祝う歌謡ショーに2千万円 無駄と批判され予算撤回
2006年06月19日20時57分

 4月1日に愛知県の旧弥富町と旧十四山村が合併し、弥富市が誕生したのを記念した歌謡ショーを企画し、補正予算案に委託料2千万円を計上した同市の川瀬輝男市長が19日の市議会で、企画の中止を表明した。議員や市民から「財政難の中、無駄な支出だ」との抗議が相次いだためだ。市は同日、2日に提案した総額2942万円の補正予算案の撤回を提案し、議会も同意。市は歌謡ショー分を除いた予算案を再提出する異例の事態に追い込まれた。

 19日の市議会本会議では、佐藤博議員が市の考えをただした。川瀬市長は「議会や市民など各方面から多様な意見をいただき、総合的に判断して補正予算案を撤回する」と答弁。「今後は二度とこのようなことを起こさないように気をつける」と陳謝した。

 市などによると、合併前の旧弥富町時代の04年に同町は、周辺自治体との合併50周年を記念し、黛ジュン、三田明、あべ静江らの歌謡ショーや盆踊り、文化芸能大会などの記念事業費として当初予算に8400万円を計上し、それぞれ事業を行ったという。

 そのため、市議会では佐藤議員から「町村合併50年周年記念事業はどう評価しているか」との質問も出たが、川瀬市長は「好感を持っている」と答弁。佐藤議員が「市民は不信感を抱く」と反発する場面もあった。

財政難なのに、
 市になったから、2000万円かけて歌謡ショー
という発想には恐れ入る。こういうおじさん、おばさんたちが日本の自治体を牛耳ってるのかと思うと、
 日本の国家的赤字体質
はいつまで経っても改善されるどころか、こうしたおじさん、おばさんたちが
 自分たちだけイイ思いをして、莫大な借金を子孫に背負わせる
のではないか、という危惧がのしかかる。てか、少子高齢化なんだから、そうそう次世代の若者達は簡単に借金を返せませんよ? どうして政治家は目先のことしか考えないのか。

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朝日新聞の営業がやってきた「三ヶ月タダにするか、商品券つけます」特殊指定って「割引禁止・定価販売」ってことだったんじゃないの?

特殊指定継続で、胸をなで下ろしている新聞業界。
なぜか
 朝日新聞の営業
がやってきた。
 一年契約が切れるので、また更新して欲しい。三ヶ月タダにするか、商品券をつける
そうだ。
おかしいな。
うち、年間契約してないはずなんだけど? ひょっとしてダブルカウントされてる?
しかし
 三ヶ月タダにするか商品券をつける
って要するに
 新聞購読料をディスカウントする
ってことでしょう? いいのか、奈良の朝日新聞販売店。
 特殊指定の継続
してもらった意味ないじゃん。

朝日新聞に電話してみた。朝日の広報の担当電話は次の通り。


朝日新聞社や新聞紙面記事について問い合わせしたい。
(略)
【朝日新聞社 広報部】
(ご意見)03−5540−7615
(ご質問)03−5540−7616

※営業時間:平日は午前9時〜午後9時まで、土曜は午後6時まで。
※日・祝日はお休みとさせていただいております。


で、電話に出た広報のおじさんの言い分。blogに書いてもイイという了承はとってある。

販売店の自主的な安売りであり、朝日新聞は特殊指定を堅持している。
朝日新聞としては、ディスカウントになるような購入のさせかたは指導していない。あくまでも新聞販売店には決められた価格で卸している。三ヶ月タダなどという条件は、販売店が自腹を切って勝手にやっていることだし、「年間購読」という契約も販売店ベース。
朝日新聞としては、こうした景品やディスカウントを競う販売はしないように指導しているのだが、競争の激しい地域では、今でもなくならない。困ったことだと思っている。

だそうです。

わざわざ奈良からお電話下さったんですか?
朝日新聞は四本社体制でやっておりまして、大阪には大阪本社があります

って、おじさん、問い合わせのページに載ってるのは東京の電話だけでしょうが。

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丸写しレポート・論文発見ソフト ただし英文用

最近の
 他人の論文・レポート丸写し
は、目に余る。だいたいは
 googleで検索して、他人の文章をそのまま丸写しする
という手を使う。以前はせいぜい期末レポートくらいであった話なのだが、最近は
 卒論レベルでそれをやる
らしい。ひょっとしたら、修論でもそんなことがあるかも。
 他人の文章の剽窃
を見破るのに、採点担当者は苦労している。

で、イギリスで、こんな画期的なソフトが開発された。


論文の丸写しを見破るソフト 英国
[ 2006年06月18日 10時18分 ]

[ロンドン 16日 ロイター] 学生が誰かのエッセイを丸写しした場合はもちろん、一部分でも写した場合、その事実を指摘するソフトフェアが英国で使用されているそうだ。このソフトウェア、ネット上にある膨大な情報と、生徒の論文を照合することができるという。

資格授与機構エデクセルは『Turnitin』というソフトを使用し、GCSE(16歳で受験する全国統一試験)やA-level(高等学校の教育修了資格にあたる)試験を採点する際に、生徒が論文の剽窃(ひょうせつ)盗用行為をしていないか調査している。

論文の盗用が認められた学生は、資格が与えられないだけでなく、受験した全科目で獲得した点数が無効となってしまう。

エデクセル品質管理部のジョン・ブラック氏は、「不正行為を徹底的に排除することを決定しました」とコメント。さらに、「生徒の論文が盗用にあたるかどうか検討する場合、詳細にいたる情報と証拠が提示されるため、教師にとっても有益なソフトウェアなのです」と語った。

『Turnitin』は学生が提出した論文を、ネット上にある数十億ページに及ぶ論文や過去に提出されたものと照らし合わせ、疑わしい点を発見した場合にそれを報告する。

英国では今月初め、調査により学生の一部が「論文の代筆」をそれ専門の会社に委託していることが明らかになり、剽窃盗用行為問題が再浮上した。


詳細がわからないのでアレだが、日本語で同じようなのが出来ないかしら。

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NHK職員、プロジェクトX仕様の結婚式ビデオを「みなさまの受信料」で制作?

NHK職員が、局内の機材などを使って
 結婚式や宴会用ビデオを作成した
というのは、実際にあった話だ。
2004-08-06 みなさまの受信料で制作される「忘年会ビデオ」
http://d.hatena.ne.jp/iori3/20040806/p1
2004-08-06 みなさまの受信料でつくられるNHK職員の結婚披露宴ビデオ
http://d.hatena.ne.jp/iori3/20040806/p2
2005-02-24 みなさまの受信料はNHK職員(主にPD)の結婚披露宴ビデオ作りにも使われております
http://d.hatena.ne.jp/iori3/20050224/p1
後で、NHKの中の人に
 そこまでひどくない!
と抗議された。あなたの部署はそうかも知れないでしょうけど、ひどいところもあったんじゃないの?てか、その中の人は真面目な人物だからな。

でも、まさか
 プロジェクトXバージョンが存在
するとは思わなかった。
ホントにこんなことに
 みなさまの受信料
を使ってたんですかね?NHK内部告発者「 立花 孝志 」 10スレッドより。


46 :12階:2006/06/12(月) 16:08:17 ID:vGY4ighT
あとさあ、あれどうする?
プロジェクトX通りに作った「結婚式・寿ビデオ」
出演国井・久保、スタジオ104スタ、ナレ田口、音楽中島。
セットも編集も放送レベルのアレだよ。憶えてるだろ?
身内が結婚のたびに部下に作らせてたじゃん。
受信料相当使ったよなあ。何本作ったかなあ。

46さんの
 プロジェクトXバージョンの結婚式ビデオ
って、ホントか? これができる立場の人間ってものすごく限られてるんだけど。中島みゆきの歌は別として、田口トモロオをフィーチャーできるのか? ネタだと信じたい。
もっとも立花孝志氏は次のように書き込んでいる。

198 :立花孝志 ◆/FsopyQZxE :2006/06/15(木) 22:20:56 ID:V1WrbMHu
>>46
NHKのディレクターの結婚式は本当にこんなことしています。
局のカメラや編集機を使って、タレントなどのコメント入れて。
私も何人かの披露宴に出席して見ましたが、とてもおもしろかったです。
今にして思えば公私混同甚だしい行為ですね。

げげ、出来るんだ。

で、この書き込みがNHK内部で問題になったと見える。


276 :名無しさんといっしょ :2006/06/16(金) 22:26:44 ID:NBhmSMa5
結婚式ビデオを絶対に外に出すなという指令が下っていた。笑えた。
さんざん、ECSをさせられた俺としては、表に出て膿を出せばいいとつくづく思う。
記者もPDも特権階級気取りはいいかげんにしろよ。

286 :名無しさんといっしょ :2006/06/17(土) 01:14:45 ID:aAJKNiu7
(略)
>>276
報番の結婚式ビデオ、忘年会ビデオ(しかも公費で部長夫人のインタビュー収録)が流出したら
広島局長も無傷では済まないだろうな…


番制も報番もやってることは一緒かい。

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2002年日韓ワールドカップの頃の思い出@NHK編

2002年日韓ワールドカップでは、NHK職員の一部はサッカー観戦に明け暮れていた。てか、
 サッカーがあるから会議が一時間繰り上がった
なんてのもあったな。放映する局が民放だろうがNHK地上波だろうが、事情は一緒だったと記憶している。

で、その頃の思い出らしい書き込み。個人が名指しされてるので、その部分は伏せ字にした。ホントに
 みなさまの受信料
を使って、こんなことしてたんですかね?NHK内部告発者「 立花 孝志 」 10スレッドより。


45 :8階:2006/06/12(月) 15:48:38 ID:EpbWis1W
**ーーー、サッカー見てるか?
また、2002の時みたいにカラ出張でスタジアムに行ってるんじゃないだろうな。あの時は楽しかったな、サッカー協会からチケット貰って埼玉スタジアムとか鹿島スタジアムも行ったよね。チケットの半券も一緒に撮った記念写真もあるよ。

あの
 なかなか手に入らないチケット
も、メディアなら融通してもらえただろうね。

2002年日韓ワールドカップの立花孝志氏の思い出。


203 :立花孝志 ◆/FsopyQZxE :2006/06/15(木) 22:55:02 ID:V1WrbMHu
>>59
私はサッカー大嫌いなので仕事以外でサッカー中継を見たことはありません。
もちろん今回のワールドカップサッカー中継も一切みてません。
前回の埼玉での日本対ベルギー?も海老沢会長のかばん持ちでスタジアムに行きました。
試合前、海老沢会長に同行し、会場内のNHK中継車や放送ブース、前線基地をご案内しました。
NHKスタッフが統一された「スタッフ専用Tシャツ」を着用していることにご満悦されていました。
その後、海老沢会長を貴賓室にご案内して業務終了、観戦チケット持っていましたが、
サッカー嫌いなので、観戦チケットを外部技術スタッフにあげたら、とても喜んでいました。
サッカー嫌いな理由は、1.暴動が起こるのがイヤ2.放送権料が高価すぎて予算の確保に四苦八苦した。

エビちゃんのお守りをさせられましたか。それはご愁傷様。

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W杯 ブラジル戦に向けて

昨日のクロアチア戦で最高視聴率を狙ったテレ朝だったが、まったく届かなかった。


日本—クロアチア戦、関東の視聴率は52%
2006年06月19日10時10分

 W杯サッカーの日本—クロアチア戦(テレビ朝日系で18日夜放送)の視聴率が19日、ビデオリサーチから発表された。関東地区は52.7%、関西地区は48.9%、名古屋地区は48.9%、北部九州地区は44.1%だった。

 関東地区は今年のテレビ番組の中で最高の数字。また同地区の瞬間最高は、試合終了直後の68.6%(午後11時51分)だった。

 サッカー中継の最高視聴率は02年日韓大会の日本—ロシア戦(フジ系、関東地区)の66.1%。今回の52.7%は史上6位だった。

 テレビ朝日は、在宅率の高い日曜夜の試合という条件が、史上1位のロシア戦の時と同じだったため、「目標を67%」としていたが、届かなかった。

理由はいくつかあるが、その一つは、
 アナウンサーが角澤アナだから、敬遠したヒトがいた
のだ。角澤アナは、
 魂と魂のぶつかり合い
とか、定型句を連発するのもアレだが、スポーツアナとして最低なのは
 選手の名前が分かってない
ことだ。昨日も、何度も間違えていた。なので、
 ラジオ第一で角澤よけをした
という筋金入りのサッカーファンもいた。
てか、いつまで経ってもあのクオリティでしか実況できない角澤アナって、サッカー中継の適性がないんじゃないの?

もう一つは
 日本がオーストラリア戦を落としていて、盛り上がってない
というのが大きい。
てか、
 日本代表の決定力不足はお家芸
になるくらい、シュートが決まらない。クロアチア戦の前に2ちゃんねるに
 クロアチア戦でやらかしそうな事
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/eleven/1150324965/
という自虐スレッドが立ったのだが、


779 : :2006/06/17(土) 21:15:06 ID:ql8hrCXX
ヘナギのGKへのベルベットパスが何本見られるか楽しみ。

という予想はしっかり書き込まれている。柳沢のいい訳。朝日より。

柳沢、痛恨のシュートミス 後半の決定機逃す
2006年06月19日03時26分

 柳沢が痛恨のシュートミスをした。後半6分、ペナルティーエリア内に進入してきた加地から、ゴール前でパスを受けた。ノーマークだった。直接右足でけり込もうとしたが、ミートせず、ボールはゴール右へ外れていった。0—0で終わったことを考えるとあまりに惜しいチャンスだった。「僕が決めていれば勝てていた。もっと落ち着いたプレーをできれば良かった」。柳沢は、後半16分、玉田と交代しベンチに下がった。

交替した玉田にも、柳沢の
 ゴール前のパス精神
が宿ったのか、一対一で決めに行かなかった。
せっかく連れてってるんだし、ブラジル戦の最後でイイから、巻を使ってくれ〜。巻はラッキーボーイだったんじゃないのか。

さて、やっと二戦続いた酷暑の午後から、一転、夜の試合になった日本。今度こそ、90分間集中力を切らすことなく臨んで欲しい。
二勝して決勝リーグ進出を決めたブラジルにとって、日本戦は、消化試合。飛車角落ちでくるらしいからな。
日本は、予想の範囲内とはいえ、宮本が累積イエローで出場停止なのが痛い。宮本の穴を埋められるのか?


ブラジル、日本戦でロナウドやカフーら休養も W杯
2006年06月19日06時50分

 サッカーのワールドカップ(W杯)1次リーグF組で2連勝、決勝トーナメント進出を決めたブラジルのパレイラ監督は18日のオーストラリア戦後、1次リーグ最後の日本戦(22日、ドルトムント)に関し、何人かの主力選手を休ませる可能性を示唆した。「1次リーグ突破が決まったので、医師やトレーナーの意見を聞き、休ませた方がいい選手は休ませることもある」と語った。具体的な選手は明言しなかったが、体調が十分でないFWロナウドやカフー、ロベルトカルロスのベテラン両サイドDFらが対象になるとみられる。

 一方で同監督は「日本戦では集団としてもっともっといいプレーが出るだろう」とも話し、チームの連係プレーの向上に自信をのぞかせた。実際、豪州戦では交代出場のロビーニョ、フレジの両FWらが活躍。ロビーニョ投入がリズムをもたらし、フレジも初出場で初得点を挙げた。右DFシシーニョ、MFジュニーニョペルナンブカノらを含め、大会後半戦に向け、アピールしたい控え選手が出場機会を得て、日本にとって怖い存在となる可能性は十分にある。(時事)


強い相手には、力を発揮する日本代表だそうだから、健闘を祈る。
決勝リーグ進出には、二点差以上でブラジルに勝たないとダメなんじゃなかったっけ? 

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2ちゃんねる全サーバがアウト

日本戦があるので
 鯖落ちするんじゃね?
と言われてた2ちゃんねるだが、昨夜11時過ぎにおかしくなり、現在、
 全鯖落ち中
だ。サーバの「生存」状況はこちらで確認できる。
 2ch鯖監視所
http://users72.psychedance.com/
いや〜、見事に真っ赤

2ch中毒のヒトは、余った時間を普段やってない(もしくはやらなきゃいけないのに放置している)ことに充てましょう。未確認情報では、サーバの近所の電線がアウトなんだとか。本当だったら、復旧には時間が掛かりそうだな。

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W杯 クロアチア対日本 0-0 日本苦戦の戦犯は電通か?

(追記 6/20 16:00)
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(追記ここまで)


酷暑が互いの判断力と体力を奪った。クロアチアも日本も、決定的なチャンスにゴールを決められず、スコアレスドロー。次の戦いはブラジル戦だが、勝利が最低条件という厳しい状況になった。

試合後のジーコは怒っていた。
 こんな暑い中試合をするなんて。テレビ局の都合だが。
ピッチの上は35度を軽く越えていたはずだ。恐ろしいことに
 グループFのすべての試合で、現地15:00開始という酷暑の試合は二試合だけ
で、かつ
 その二試合はすべて日本戦
なのである。意図的なものを感じる。

テレビ局の都合。日本国内の放映権を持っているのは
 電通
である。
今回の放映権についての昨年5/16の記事。日経より。


(5/16)スカパー、サッカーW杯独大会放送権料で電通と合意

 CS(通信衛星)放送のスカイパーフェクト・コミュニケーションズは6日、サッカーの2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の放送権料について、電通と合意したと発表した。放送権料は公表していないが、十数億円とみられる。02年の日韓W杯の放送権料は100億円を超えたが、生放送でなく録画放送するため、前回の10分の1以下となった。

 全64試合を放送する。放送権料は高騰しているが、生放送でないうえ、放送回数を1回に絞り込むことなどで放送権料を抑えた。試合の開始時間が午前3時前後となる見通しのため、録画放送でも視聴者の要望にほぼ対応できると判断したとしている。

 電通は国際サッカー連盟(FIFA)から放送権の販売を受託し、交渉を担当している。地上波放送については、NHKと民放各社で構成するジャパンコンソーシアムが約140億円で放送権を取得している。


噂では、
 日本の視聴率が上がる時間に合わせて、現地ドイツでは酷暑で試合が行われるはずのない時間帯に、日本の2試合をごり押ししたのは電通
と言われている。なぜ日本の広告会社にそんなことが可能なのか。
 電通は、日本・東アジア・東南アジア・オセアニアのスポンサー権の販売も手がけている(欧米でも協力はする)
からだ。そのことは2001年に決まった。

(2001/12/11)2006年ドイツW杯、電通がスポンサー権の販売権

 電通は2006年にドイツで開催されるサッカーのワールドカップ(W杯)のスポンサー権の販売権を、国際サッカー連盟(FIFA)から獲得した。公式スポンサーとして企業広告にW杯のマークなどが使える権利で、主に日本やアジアに本社を置く企業に売り込む

 電通はスポンサー権を日本企業に対し独占的に販売。中国、韓国など東アジア、東南アジア諸国、豪州などオセアニア地域に本社を置く企業向けにも、FIFAの承諾を得てスポンサー権を販売する。欧米ではFIFA傘下のFIFAマーケティングがスポンサー権の販売権を持っており、電通は同社に協力する。

 電通は2002年の日韓共催W杯に関しては、スポンサー権の国内での独占的販売権を取得、東芝、NTT、日本ビクター、富士写真フイルム、富士ゼロックスの5社に販売した。2006年についてはアジア企業にも対象を広げる


[2001年12月11日/日経産業新聞

いまやFIFAと電通はビジネスパートナーだ。 次回・次々回のW杯の放映権は、日本国内だけでなく、アジアについても、電通が扱うことが今年の3月に決まっている。W杯だけでなく、2007-2014にアジアで開かれるFIFA主催のすべての大会も含まれる。読売より。
電通、2010年サッカーW杯のアジア放映権獲得

 広告大手、電通は18日、サッカーワールドカップ(W杯)の2010年南アフリカ大会と14年の大会(開催地未定)に関するアジア地域(日本を除く)での放映権を獲得したと発表した。


 国外での放映権取得は初めて。国内分はすでに昨年3月に獲得している。

 16、17日に開かれた国際サッカー連盟(FIFA)の理事会で、電通とスイスの国際スポーツマーケティング会社「Infront Sports & Media AG」が合弁で作る新会社が、同地域での放送に関する独占販売権を持つことを認められた。W杯に加え、07〜14年に行われるFIFA主催のすべての大会の放映権も含まれている。契約金額は公表していない。対象となるのは、テレビ、ラジオ、インターネット、携帯電話に関する分野。

(2006年3月18日13時42分 読売新聞)

いまや、アジアのサッカービジネスを動かしているのは、電通なのだ。
さすがにブラジル戦は、ブラジルの都合のいい時間を動かすことは出来なかったが、その御陰で日本はやっと
 普通の気温のピッチで試合が出来る
のだ。

もし、今回日本が予選リーグで敗退したら、その一番の原因は暑さ、そして、その時間に試合を押し込んだとされるのが本当なら、戦犯は
 電通
である。電通は
 日本が決勝リーグに進むことよりも、自らの営業利益を優先した
のだ。これを国賊といわずして何というのだ。
ピッチ上で闘うサムライブルーの日本代表選手達が不憫でならない。電通にとって
 日本代表など、商売のコマに過ぎない
のだから。自国の企業が、日本代表の足を引っ張ってる元凶だとすれば
 日本のモラルハザードもここに極まれり
だ。

続き。Yahoo!に配信されたジーコ談話は、少しトーンがゆるめてある。(追記 6/20 5:00 下に追い出してある記事を上に上げました)


ジーコ監督「我々はまだ生きている」
2006年6月19日(月) 2時40分 ISM
(略)
ジーコ監督(日本) 
「負けたら終わりという難しい状況での試合になったが、引き分けという結果になった。簡単なパスミスもあり、クロアチアに反撃されてしまった。ボールコントロールがあまりよくなかった。ただ、選手はよくやったと思う。敬意を表したい。15時からの試合が2試合続いた。誰もが動けなくなるほど暑いなかでの試合だ。サッカーはビジネスの側面が大きくなってきている。それによって選手が犠牲になっている部分もあると思う。30度という暑さのなかでの試合。選手は暑さにやられた部分もある
(以下略)

さらに続き。BBC Sportsも、酷暑の中の試合を二度も組まされたジーコの怒りを取り上げている。

Japan boss angry at match timings

Japan coach Zico criticised World Cup organisers after his side played their second consecutive match, against Croatia, in hot weather.
Japan drew 0-0 with their Group F rivals and will need to beat Brazil in their final group game to stand a chance of making the last 16.

"It's a crime that we had to play in this heat again," said the Brazilian.

"Our last game was at 3pm too but they want to do it that way for television. I guess business is business."

BBCはちゃんと
 テレビ放映のせい
と書いている。日本の新聞がこの発言をとりあげないとすれば
 電通様には逆らえない
からだろう。電通のメディア支配は成功してますな。
で、頼みの綱のように見える「公共放送」NHKは
 電通から放送権を買う側
なので、絶対に電通批判はしないはずだ。
というわけで、たぶんこの問題を、メディアは真っ正面からは取り上げたくないだろう。

さらに続き。テレ朝では、ジーコ発言の内、テレビ批判の部分を通訳しなかったそうだ。sifueさん経由。
ビデオジャーナリスト神保哲生のブログ
 ジーコの「テレビ局がそれを望んでいる以上仕方がない」発言の意味は?
http://www.jimbo.tv/commentary/000272.php
これが本当だったら、テレ朝の通訳が誰なのか、なぜそんな通訳をしたのか知りたい。
(追記 6/20 18:00 この記事の続き、「ジーコ発言」映像などは、以下にあります。
W杯 クロアチア対日本 0-0 (その2) クロアチア戦後のジーコ発言を朝日も取り上げる
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/06/w002_19b5.html)

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2006-06-18

新聞のスクラップ

ほったらかしていた新聞の山を片付けた。以前抱えていた仕事のクセで、つい、今の仕事と関係ない
 生活・国際ネタ
もスクラップしてしまう。まずは
 歴史
の分を整理し終わった。

スクラップを始めたのは中学生の頃だった。まだそんなに簡単に世界のあちこちには行けない時期だったが、道新に
 世界各地の特集
が載ってたので、それを集めたり、
 安楽死裁判として名高いカレン裁判の記事
を切り抜いたり、そんなことから始めたように思う。
高校でも、地理の記事スクラップは続いた。地理の先生は、道新の川柳撰者をされていた、塩見一夫先生で、定期的に溜まったスクラップブックを地理準備室に持っていった。その割に今でも地理が苦手なのは困ったものだ。母校に教育実習に帰ったとき、塩見先生はまだ在任中で
 あなたのスクラップはちゃんととってありますよ
と見せてくださった。先生とはありがたいものだ。
スクラップをしているわたしの横ではい回っていた赤ん坊だった従弟が、すでに二児の父になってるから、大昔の話なのである。幸司くん、元気にしてるか? 教育実習に行ったときは、その赤ん坊の兄がたしか高三だったはずだが、校内では出会わなかった。担任したクラスは二年生だしな。三年生はだいたいが一階にいるし、二年生は二階が中心だったから、会わないのも不思議ではない。

大学に入ってからは、スクラップもしばらく中断していたけれども、院生になってから、また再開した。
最近は、web版をマシンに保存する方が多いけれども、文化関係の記事はweb版には載らないことが多いから、どうしても落ちるものがある。それで紙のスクラップも続けている。写真はweb版の方がカラーで鮮明だから、忘れないように保存をしている。
歴史関係のスクラップは、考古学的なものならば、たいていは出土直後の記者発表が中心だから、それほど陳腐化しない。国際関係のスクラップはあっという間に古くなり、すぐに現代史資料になる。

スクラップの整理は、以前はスクラップブックに貼り込んだり、クリアファイルに入れてたけれど、今は
 ファイリング
で片付けている。
 個別ファイルに放り込んで、五十音順に並べる
という一番簡単な仕様だ。とりあえず、ボックスファイル三箱に収まった。
以前はハンギングフォルダーを使ってたんだけど、今は場所の関係で個別ファイルでしのいでいる。ほんとは、ファイリングキャビネットを一本買って、その中に詰め込めるといいんだけどな。キャビネットが重いのとA版とB版の二種類用意しなくてはいけないので躊躇している。

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かわいい「カーソル泥棒」

takechiさん経由。

カーソル泥棒なのですが、かわいいので、ついついたくさん盗ませてしまいます。
 http://www.tinsanity.net/vtoon.php?id=68

手の届かないところに置いたり、地面に置くと、いろいろ楽しめます。

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学力崩壊 2006年度入学の大学生

今は亡き畏友penさんが
 来年から新入生が大変だ
と言っていたのは、いつ頃だったか。
 新課程だよ、こんな教育内容なんだよ、ダメだよ、大学で補習しないと授業について行けない
おそらく10年くらい前だったと思う。確かに新課程の新入生は、前年度までの新入生に較べて、漢字も書けないし、数学も今一だった。そもそも習ってないんだから、彼らの責任ではないのだが。
今年からは、その新課程の学生が遙かに優秀に見えるくらい、すかすかの教育課程を経た新入生を迎えた。確かに、キャンパスの雰囲気がちょっと違う。妙にざわついた感じがある。
悪名高い
 ゆとり教育世代
なのだ。そもそも少子化で大学は入りやすくなった上に、大学教養程度の授業に必要な勉強をしてないんだから、大学の授業のレベルは下げなければ、学生が理解できない。文系はともかく、数学や物理や化学をいきなりバリバリ使って、講義をするつもりだった理系の先生方はつらいだろう。なんせ
 習ってない
のだから、マイナスから始まるのである。そのマイナスがどこまでマイナスなのか、それすら手探りだ。
ゆとり教育世代の高校生に驚かされたのは
 長岡京
を知らなかったときだ。日本史履修前の二年生だったけど、
 中学で習いませんでした!
と声を揃えて言われたときは愕然とした。わが母校札幌南高での話である。というか
 習わなければ、知らなくてイイ
という態度にも驚いた。普通、学校の勉強なんてつまんないから、日本史が好きだったら、さっさと自分でいろいろ調べるんじゃないのか? 教科書に書いてあることなんて、たいしたことないんだから。たまたま、日本史好きな生徒がいなかっただけかも知れないけれども、そういう意味では、
 ゆとり教育世代の高校生は、詰め込み教育時代の小学校高学年にも負けるかも知れない
と思った。好奇心の向かってるところが、違うのだろうな。ゲームのキャラクターには詳しいかも知れないけど。
今は、口を開けて待っていれば、知識は簡単に手に入る。googleで検索すれば、一々重い百科事典を引かなくても、必要な知識はすぐさま見られるのだ。ただし、苦労してない分、知識が身に付かないような印象がある。

で、こんな記事。
徳島新聞より。


ゆとり教育1期生の知識不足カバー 県内大学、補習実施

 「ゆとり教育」を掲げて三年前に導入された新学習指導要領で学んだ高校生が今春、大学に進学し、大学側は「二〇〇六年問題」と頭を悩ませている。教わる内容が旧指導要領より大幅に削減された科目があり、これまでの指導法では授業についていけない学生がいるため。理系の学生の事態は深刻で、徳島県内でも入学後、高校の学習内容を補習する大学が出ている。

 新学習指導要領では学習内容が三割程度削減され、数学では工学部に必修とされる積分方程式を教えず、生物でも光合成の化学反応式を教えないなど内容が基礎にとどまっている。理科は他大学と併願受験しやすいように専攻と異なる科目での受験が増えていて、専攻に必要な基礎知識を入学後に学び始める学生も少なくない。

 危機感を強めた大学側は、こうした事態を「二〇〇六年問題」と位置付け、昨年度から徳島県教委と情報交換会を開いて実態の把握に乗り出し、削減された学習内容の補習を始めている。

 徳島大学は、一年生前期の「共通教育」に卒業単位に含まれない自由科目「自然科学入門」を開講。大学教育に必要な高校レベルの数学、物理、生物を教えている。

 徳島文理大学工学部(香川校)も「工学のための基礎教育」で、新入生に数学と物理の基礎を教える授業を週三時限設けた。助手六人で構成する「家庭教師グループ」が交代で自習室に毎日待機し、マンツーマンで質問も受け付けている。

 同学部一年の武富美博さん(21)は「大学で物理が必要だが、高校で履修しなかったので補習で助かっている」と頻繁に自習室に通う。

 補習は高校で履修した学生には物足りない授業になるため、徳島工業短期大学では、他の学生の補習中、履修した学生に高度な内容のプリントを配って対応している。制度を設けていない鳴門教育大学や四国大学では、各授業ごとに教員が対応している。

 徳島大全学共通教育センターの桑折範彦教授は「学部の機能は、研究より教育の性質が強まり、研究は大学院に持ち越される可能性がある。一方、就職先が求める水準はこれまで通りのはずなので、送り出すまでが勝負」と話している。


ま〜、理系は大変ですよ。数年前でも
 京大の工学部で、とんでもない状態になっている
と肩を落としてたんだから。そこからもっとレベルが下がってるわけで、理系教育は崩壊の危機だろう。

掲示板ではこんな声が聞かれる。【徳島】大学悩ます「2006年問題」 ゆとり教育1期生の知識不足補うために補習実施スレッドより。

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2006-06-17

高松塚古墳壁画損傷問題 湯山賢一・現奈良博館長が黒黴発生の隠蔽を指示 文化庁に自浄作用はあるのか

産経が壁画損傷当時の美術学芸課長だった湯山賢一奈良博館長の名を上げて、責任を糺している。


高松塚カビ被害「やみくもに公表するな」 文化庁美術学芸課長

≪隠蔽体質浮き彫り≫
 高松塚古墳(奈良県明日香村)壁画で、平成14年秋に確認された東壁女子群像下の黒いカビについて、公表するよう進言した担当者に対し、文化庁美術学芸課長を務めていた奈良国立博物館の湯山賢一館長が「やみくもに公表してどうするんだ」とたしなめていたことが16日、わかった。このため、公表は4カ月後に先延ばしされ、壁画劣化をさらに進める一因になったとみられる。

 壁画剥落(はくらく)事故などを検証する同庁の調査委員会(委員長、石沢良昭・上智大学長)の報告書案で明らかにされた。問題の女子群像の黒いカビは、14年10月27日から11月1日の定期点検で発見。女子群像のスカートより下に、数センチ大のものが点々と見つかった。カビは粘り気が強く、現在でも除去されずに残っている。


 調査委が当時の美術学芸課主任文化財調査官にヒアリングしたところ「課長に『カビ被害を公表するしかない』と進言したところ、『そんなにやみくもに公表してどうするんだ』とたしなめられた。そのため資料の準備に時間を要し、4カ月後の公表になった」と述べたという。


 このカビについて同庁は、15年3月12日にようやく公表。これをきっかけに、壁画のカビ被害の深刻さが初めて明るみに出た。この発表を受けて、同庁は緊急保存対策検討会を同月18日に設置し、外部の専門家を交えた本格的な体制で、壁画保存に取り組むようになった。


 同庁の壁画点検記録によると、この4カ月間の“空白期間”に、壁画への新たなカビ発生はなかったが、カビの原因となるムカデやワラジムシなどが石室内に侵入していたという。


 カビの公表が意図的に先送りされたことによって、専門家で組織する「緊急保存対策検討会」設置(同月)も遅れ、壁画劣化をさらに進める一因になったとみられる。また、事故などがあっても公表してこなかった同庁の隠蔽(いんぺい)体質の一端も浮かび上がった。


 当時のやりとりについて湯山・奈良国立博物館長は「調査委員会に対する書面ですべて述べているので、改めて話すことはない」としている。


≪文化庁の改編必要 文科相≫

 小坂憲次文部科学相は16日の閣議後記者会見で、奈良県明日香村の高松塚古墳の国宝壁画損傷事故などを検証する文化庁調査委員会が同庁の縦割り行政の弊害を批判する報告書案をまとめたことに関連し「国民の財産を守れると信じてもらえる組織に改編することが必要だ」と述べ、文化庁の組織の在り方を抜本的に見直すべきだとの考えを示した。


 文科相は「報告書を契機に真摯(しんし)に反省し、大胆な組織的変革を含め今後、国民から信頼される文化庁に変わってほしい。今回のピンチをチャンスにしてほしいと(文化庁長官に)お願いしている」と強調した。


 壁画損傷問題での関係者の処分については「責任体制はしっかり明確に取らないといけない。当時の責任者と組織的な意味での責任を明確にしたい。最終的な報告書をいただいた後に会見したい」と述べ、19日に最終報告が示された後に処分を決定する方針をあらためて示した。

【2006/06/16 大阪夕刊から】

(06/16 16:08)


えええええええええ。湯山さんピ〜ンチ。ま、そりゃ課長が知らないわけないからな。

で、小坂文科相、文化庁改革を河合隼雄長官にお願いしたそうですけど、ご趣味のフルートの演奏活動を優先するような長官に何を期待しているのでしょうか。どのみち、河合長官が案を出す訳じゃなく、配下の優秀なる文化庁職員の文科官僚の皆様が知恵を絞るってことでしょうが、それってうまくいくんですか? 今度
 ヘタな改革案
が出ようものなら、本当に
 文化庁解体
になりますが。

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2006-06-16

忍び寄る鳥インフルエンザ 今度は深セン

また来たか。
今度は深センで鳥インフルエンザの患者発生だ。
産経より。


中国で19例目の鳥インフル感染者

 【北京=福島香織】中国衛生省は15日、広東省深●(土ヘンに川)市で入院中のトラック運転手(31)の鳥インフルエンザ(H5N1)感染を確認した。中国での鳥インフルエンザへの人への感染はこれで19例目(うち死者12人)。
 運転手は3日に発症、10日に入院し、現在危険な状態。発症前に締めたての鶏を地元の市場で購入していたという。

(06/16 08:44)

どうやら6/14に記者発表した段階では、まだ確定してなかった模様。香港の「預防禽流感(鳥インフルエンザ予防)」サイトを見ると、そのあたりの事情がわかる。

http://sc.info.gov.hk/gb/www.info.gov.hk/gia/general/200606/14/P200606140203.htm


新聞広報

衛生福利及食物局局長談禽流感
**************
  以下為衛生福利及食物局局長周一岳今日(六月十四日)在立法会大楼与新聞界的談話内容(中文部分):


周一岳:我們很関注在深圳有一宗禽流感個案,這是一宗人類感染個案而又没有很清晰接触到禽鳥的病歴。(今年)内地有三個病例,分別是広東省、上海和今次深圳的病人,都没有一個很顕著接触過禽鳥而爆発,這令我們懐疑到是否有一些可能性,特別是禽鳥方面,可能是没有病征但帯有病毒而伝染給人類。這是我們最関注的。我們会尽快了解情況,今日亦会派人到深圳与衛生局一起研究這病例;了解這病人接触過什麼家禽?去過哪些地方?和最重要的是他有没有接触過供港的車両、人和其他的物体?我們都希望這方面比較清晰些,譲我們可以在香港方面跟進和協助深圳方面来調查。



  第二方面,由于人類感染禽流感多数是従鶏隻或家禽伝染過来的,所以如果這個個案獲証実之後,我們可能在短期内要防止内地(活)家禽供港一段時间。今次我們会派漁護署的獣医去了解内地市場的情況。雖然我們知道供港的鶏場和鶏隻的処理和一般内地其他内銷或散养家禽是完全不同,但按照国際動物健康処理的準則,我們是要這様去処理。在這方面,我們和内地当局已作溝通,希望他們了解。我們会待他們確診了今次的病例後,我們才会採取這個措施。



記者:幾時会確診?是否一確診便立即開始停輸活鶏?



周一岳:我們今日会派人到深圳,了解情況。我們亦会和他們溝通,了解他們内部所做的調査,究竟情況是怎様。以上次的個案来看,我們都是会尽快作決定。



記者:如果現在真的是確診,応変計画会否比較詳細?即時停止(輸入活鶏)?停多久?



周一岳:在鶏隻方面,我們一般来説会停三星期。但今次因為是人類個案,我們亦都会関注這個人病発後接触過多少人?有否其他人会把這個病毒帯到香港?衛生署在口岸的体温測試正維持,另外最重要的是,我們亦和医管局所有負責急症室和伝染控制的職員説過,要提高現時的不明肺炎監測系統,如果香港真的是有一個個案,我們可以尽快測試出来和将個案隔离。


記者:如果今次是人類確診個案,会停鶏多久?



周一岳:上次広東省都是因為人類感染個案而停了三星期,所以今次我們也会考慮同一措施。



記者:政府有一個三級応変機制,今次情況下有没有需要提升応変機制?在什麼情況下才会考慮提升級別?



周一岳:在我們的三級応変機制下,第一級是在外地有個案,現時的情況正是這様;厳重的情況是香港本地有禽流感或鶏隻有禽流感発生,暫時来説,我們是没有需要提高到這個級別。我剛才亦説過,在口岸和医院方面,我們会提高警戒。



記者:化験結果最快幾時知道?



周一岳:要視乎内地。今次我看這個内地病人的化験是相当快速的,他是六月九日入院,十一日化験已有初步結果,十二日在広東省再証実,十三日已経通知我們,所以這方面我們都很欣賞。



記者:(其他措施)



周一岳:現時看来,是一個病例而没有其他的病例陸続出現,所以暫時来説,我們覚得警戒是不需要特別提高,但一定要維持在口岸和医院方面的措施。



(請同時参閲談話内容的英文部分)





2006年6月14日(星期三)
香港時间16時01分


で、昨日の夜、正式に
 H5N1型に感染
と診断が確定した。

深圳人類感染禽流感疑似病例獲確診
****************
 衛生署生防護中心今日(六月十五日)接獲生部通報,確診一宗出現於深圳,渉及一名31歳男子的人類感染禽流感H5N1病例。



  該名病人現時在當地一所医院接受治療,情況危殆。



  発言人説生防護中心会継続与内地生部門保持密切連携,以了解個案詳情。 他提醒市民厳格遵守個人及環境生,提防禽流感。


完

2006年6月15日(星期四)
香港時間20時48分

う〜ん、重態ですか。

というわけで、今日から香港は大陸から生きた鶏の出荷を禁止した。香港で発生した訳じゃないから、逆は問題ないそうだ。

しかし、深センで鳥インフルエンザの患者発生って、相当マズイですねえ。中国では
 個発的なもので、流行してる訳じゃないから大丈夫
って立場だけど、その鶏はどこで飼ってる鶏だよ?締めた鶏から感染したトラックの運転手がアウトなら、養鶏農家はもっとアウトだろうと思うし、トラックの運転手が鳥インフルエンザウイルスをあちこちにばらまいてた可能性があるんだけど、そのあたりが明らかにならないのが、怖い。てか、
 2008年北京五輪が中止
にならないように、
 鳥インフルエンザの大流行
だけは避けたい中国なので、こうした「不祥事」はできるだけ隠そうとする。しかし、季節は夏。北海道と沖縄で、季節はずれのB型インフルエンザ流行が伝えられたばかり。このまま、じわじわと
 H5N1型はヒト→ヒト感染の症例確定
まで、鳥→ヒトの感染を続けて、変異していくのだろうか。ヒト→ヒト感染の疑いのある症例がいくつか出てきている現在、深センの鳥インフルエンザの患者発生は、対岸の火事では済まないのだ。

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ダン・ブラウン 『ダ・ヴィンチ・コード』上中下 角川文庫

全部で1000万部売れたそうだ。本が売れない、という状況から見ると慶賀すべき話である。

内容に関していうならば、
 ベストセラーはいい本とは限らない
のを体現しているのが『ダ・ヴィンチ・コード』だと思う。確かに、キリストに子孫がいて、いまも血筋を保っている、という設定は衝撃的かも知れないけれども、暗号解読にシオン修道会とオプス・デイの暗闘を絡めた筋立ては、荒っぽさが目立つ。主人公ロバート・ラングドンの人物造型に魅力が感じられないのが一番の問題だろう。ハーヴァードの象徴学者ってこんなしょぼいか?と疑ってしまうわけで、「基づいた資料はすべて真実だ」と断られても、こけおどしに見えてしまう。それとも、宗教学者が英仏独の会話程度ならできると思ってるのが間違い?てか、フランス人が英語が出来ないのと同じ程度にアメリカ人はフランス語が出来ないのか?不思議で堪らない。(というかこういう専門だったら、少なくともかなりの数の言語が読めないと勝負にならないし、現代語であれば最低三つはアクティブだろうし、ハーヴァードに籍を置くなら、三つなんて筈がない)
結局は、
 作者はマーケットが一番大きいと思われる英語圏読者向けに物語を書いている
わけで、いくらなんでも、フランス人が秘密を守るために孫娘に英語を教え込んで、暗号が全部英語で解けて、という設定は
 悪しきグローバリズムの現れ
以外の何者でもない。てか、この場合
 ラテン語で暗号
なら、まだわからないでもないのだが、
 そうすると大多数の読者にはわからない
からな。ま、大衆迎合主義の設定なのである。そもそも、こんなにラテン語の出てこない「象徴」の話って、ヘンすぎる。
謎の構築に力を注ぐあまりに、人物は狂言回し以下におとしめられているし、謎自体も、それほどあっと驚くものでもない。う〜ん、
 ハリウッド映画的張りぼて
というなら、半分くらい当たってるかな?
該博な専門知識をちりばめつつ、人物造型する作品だったら、たとえば、パトリシア・コーンウェルの検屍官シリーズがある。こちらでは、専門知識に溺れずに、人間がそれなりに生きている。
人間が出てくる割に、人物が書き割りでしかないのが『ダ・ヴィンチ・コード』だな。暗殺者に外貌にかかわる先天異常がある、ってのも、安易すぎるし。
まあ、かかえてる謎の割に、謎解きに関わる登場人物があまり賢くなさそうに見えるのが、この小説の一番の欠点だ。全然説得力ないんだもん。

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2006-06-15

末木文美士 『日本宗教史』 岩波新書(古代の部分だけ)

とりあえず、古代の部分だけざっと目を通した。
う〜ん。なんかやっつけ仕事みたいに見えるなあ。もしくは
 授業のシラバス用メモ
って感じかな。たぶん、仏教伝来と日本の「神」との衝突について、末木さんが整理し切れてないんじゃないか、と思う。
あとがきには、「たたき台になれば」という趣旨のことが書いてあるが、古代については、確かにたたき台以外の何者でもない。てか、荒っぽすぎるよね。授業に使えるか、というレベルで考えれば、非常勤の授業ならこれもありだろうけど、東大で同じ内容で授業をしたら、たぶん学生に突っ込まれるだろうな。緩すぎる箇所がいくつもある。

これは岩波の編集部に問題があるのではないか、と感じるのだが。
岩波の編集者は、大学関係者にははなはだ評判がよくない。原稿を依頼したと思ったら、矢の催促。アイデアを練る時間もないままに、本が出てしまう、とは、複数の人から聞いた。

末木さんの『日本宗教史』は、古代に関して言えば、もうあと二回くらい手を入れれば、まだしも全体像が見えたんじゃないかなあ。岩波の新装赤版新書の口切りの企画なのだから、編集部はあまり著者をせかさないことだ。
しかし、古代がこれで通っちゃう編集は、勉強が足りない。

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2006-06-14

大人には聞こえない音

わたしは聞こえませんでした。

2典Plus経由
元記事は"Engaget Japanese"の
 大人には聞こえない着信音
http://japanese.engadget.com/2006/06/12/mosquito-ringtone/

ファイルはこれ。
 http://www.bbc.co.uk/wiltshire/audio/mosquito_sound.mp3

元々はノイズで若者避けに使った音を、学生が「大人には聞こえない着信音」に使っている、というお話。

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2006-06-13

「スタンド・バイ・ミー」は12歳の夏の話 同志社大生、線路に進入して送検「スタンド・バイ・ミー」に影響されて

Pui1
Pui2
Pui3
画像は現在放映中MBS「ちちんぷいぷい」から。

え〜、最近の大学生は
 頭の中味も12歳
なのか? 「スタンド・バイ・ミー」って12歳の夏の話だったよね?


「スタンド・バイ・ミー」まね線路に侵入 大学生4人
2006年06月13日11時30分

 京福電鉄嵐山線の線路内に入り込んだとして、京都府警堀川署は13日、京都市内に住む同志社大の20〜21歳の男子学生4人を鉄道営業法違反容疑と軽犯罪法違反容疑で京都区検に書類送検した。4人は米映画「スタンド・バイ・ミー」で主人公の少年たちが線路内を歩く場面に影響されたと話し、「青春の一ページをつくりたかった」などと供述しているという。

 調べでは、4人は5月23日午前1時10分ごろ、同市中京区の四条大宮駅近くの線路に立ち入った疑い。4人は近くのコンビニエンスストアでカップめんやジュースなどを購入。レールの上に2人ずつ向かい合って座り、約30分間飲食しながら話していたという。

 同線はすでにこの夜の営業運転を終えていた。4人が騒がしいと、近所の人が110番通報した。


その
 青春の一ページ
って何だよ? 二十歳を過ぎた四人が四人とも、その気になってるところがすばらしいというか、何というか。成人してもこの程度のモラルしかないのだとすると、日本の将来は明るいですね。
同志社大はミッション系、このアホ学生四人の再教育に期待したい。

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平城遷都1300年事業と文化庁 なぜ6/2に河合長官は奈良県立図書情報館でフルートを吹いたか

恐らく奈良県外の人にはあまり知られてない大事業を奈良県は現在計画中だ。
 2010年平城遷都1300年
http://www.pref.nara.jp/1300/
いつの間にか、こんな立派なサイトを作っている。
このサイトがやや張りぼて気味なのは、委員会名簿が奈良市長が大川靖則氏から鍵田忠兵衛氏、そして現在の藤原昭氏に代わったのがまったく反映されてないことからもわかる。更新されているのは、イベント部分だけのようだ。

昨日、ローカルニュースで
 千田稔県立図書情報館長が平城遷都1300年事業への出資をリーガロイヤルホテルで大阪の企業に説明
と流れた。この遷都1300年事業についての予算規模が、さきほどのサイトには書いてないようなのだが、こんな
 いかにもバブリーな「文化事業」
に集金しなくてはいけない千田先生も大変だな。

当然、文化庁がバックアップしてるわけで、6/2に河合隼雄文化庁長官が、高松塚古墳損傷問題や芸術選奨盗作疑惑で文化庁内がごったがえしてる最中に、わざわざ県立図書情報館で笛を吹いたのは
 遷都1300年事業との絡み
と勘ぐられてもしょうがないだろうね。「オトナの事情」ってやつだ。
奈良県はシルクロード博以降、来る人が減ってるそうで、たぶん
 平城遷都1300年事業で夢よもう一度
なんだろうけど、「なんと立派な平城京」で人が来ますかね? そもそも奈良に人が来ない理由の一つは
 まともな飲食店の数が少なすぎる
のと
 JR奈良駅前と近鉄奈良駅前がまったく整備されてない
からだ。ターミナルに下りて、
 目印となるような中核的施設がない駅
って、終わってると思いますが。まだしも大和西大寺の方が
 奈良ファミリー
があるだけマシ、な感じがする惨状である。

ま〜、企業収益が上がってるそうだから、千田先生の
 募金行脚(これからも続くらしい)
がうまくいくとイイですね。それにしても、日本の文化行政がここまで露骨に
 長官のご機嫌を取る
のは、戦後初めてではないのか。高松塚やキトラに話を向けられても逃げ回っている河合長官が、
 フルートの腕前を披露するためなら、奈良に来るのは厭わない
わけで、河合長官が提唱し、文化庁がバックアップする
 関西文化元気圈
http://bunka-ryoku.goo.ne.jp/
に関する資金の動きについては、是非マスコミに突っ込んで貰いたい。この手の
 どう考えても変な文化事業
が、最近奈良で多すぎるのだ。奈良県は財政がうまくいってるとは思えない自治体なのに、
 平城宮跡や東大寺などでの謎のイベント
がたくさん開かれている。謎というのは
 告知が遅いわりに、妙に大規模なイベントが多い
からなのだ。で、NHKや朝日新聞などがそのイベントについて報道するのだけど、奈良市内では、全然盛り上がってなかったりする。市民が知らないので、違和感が凄い。てか
 奈良はいつから貸し会場になったんだろう
と思う。ま〜、貸し会場になって、人が来ればいいと思ってるんだろうな。
イベントを開くからには、金を使っているわけで、その経費はどこから出ているのか、是非知りたい。

そんな「その後どうなったかわからないイベント」を開くくらいなら、高松塚やキトラの保存要員と調査・補修費用を増やしてくれた方がよほど世界文化のために貢献したと思うけどね。たぶん
 重要なのは目先の金
で、こうしたイベントに携わったエライ人の懐が潤うようになってるんだろう。高松塚やキトラは国の史跡だから、予算を増やしても、エライ人にはなにも返ってこないどころか、
 公務員を削減するという大目標を掲げた小泉改革
に反することになってしまうからね〜。

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W杯 オーストラリア対日本 3-1

どうする川口? 後半39分までの川口は、鬼神の働きといわれるにふさわしいスーパーセーブを連発していた。言葉を変えれば、それだけオーストラリアの攻撃陣はゴールを脅かしていた、ということなのだ。
「出たときにやられる」というのが、川口がゴールを奪われる時の常套句だ。そして、同点ゴールはその通りの形で入った。飛び出した川口の後ろに、交替して入ってきたケイヒルの放ったシュートが突き刺さる。これで、川口の中の何かが崩れた。
いいときの川口ほどアテにならない、とわたしは感じている。それまでが良すぎただけに、一度ゴールを奪われると、自らを失うのだ。オーストラリアの怒濤の攻撃は更に続き、二点、三点と得点を重ねる。二点目が余計だった。フリーになったケイヒルに好きにやられた。もう日本のディフェンス陣には詰めるだけの力が残っていなかった。

ジーコ采配には疑問が残る。なぜ小野だったのか。なぜ中田を上げたのか。小野が入ってからのディフェンスはボロボロだった。小野投入は後半34分。ずれたラインを修正できないまま、5分後に同点ゴールを奪われた。

いつもながら、日本のFW陣には危険な香りはなかった。柳沢に高原、この二人は、絶好のチャンスをゴールに向かわなかった。「なんでそこで行かない!」画面をみながら悲鳴を上げた。

中田のパスには、相変わらず合わない。あのパスに合わせられるのはデルピエーロくらいじゃないのか。中田の「理想」をチームが共有できていたとは到底思えない。それにヒディンクは徹底的に中田・中村をマークさせて、仕事をさせなかった。

後半の後半になって、ジーコができることは、消耗した戦力をいかに建て直すかだったはずだ。しかし、選手交代を見る限り、そのあたりが十分考慮されていたようには感じられない。

勝負に負けて、試合運びには勝った? オーストラリアのヒディンク監督は、徹底的に日本の良さを潰してきた。そうなったときに打てる手はあったはずだ。しかし、「いつでも点が取れる」という楽観的な気分が日本にあったのではないか? まるでアジア予選のような気楽さで、試合に臨んでいたのではないか?

98年フランス大会、02年日韓大会で、戦前から「楽な相手」と思って臨んだ試合はなかったはずだ。三回連続の出場となった今回、日本に心の隙が出来ていた可能性はある。つねに挑戦者の気持ちで立ち向かう、という雰囲気がまるで感じられなかった。マルタ戦で失われた気概が戻らないまま、W杯本番を迎えたように見える。

川口は大量失点をすると、その後立ち直りが遅い。クロアチア戦は、誰がゴールを守るのか。
そして、巻は投入されるのか。ラッキーボーイ的な使われ方をする男・巻の姿が今日はなかった。

3-1。
惨敗。
今日の敗戦は今後に重くのしかかる。

おまけ。
 日本の一点目は主審のミス
http://sports.jiji.com/cgi-bin/wcup2006/index.cgi?genre=index&code=2006061300040
二点目取らないから、こんなことまで言われ放題だ。

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2006-06-12

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その40) 和田義彦氏、国画会を退会

退会勧告を出されていた和田義彦氏から正式に国画会あてに退会届が到着、退会が認められた。
読売より。


盗作疑惑の洋画家・和田氏が「国画会」を退会

 盗作疑惑で芸術選奨文部科学大臣賞、損保ジャパン東郷青児美術館大賞を取り消された洋画家・和田義彦氏(66)が12日、所属する美術団体「国画会」を退会した。

 退会勧告をしていた同会事務局に同日、和田氏から退会届が届いた。

(2006年6月12日19時12分 読売新聞)


さて、これで
 和田氏は国画会会員ではない
と言って、営業活動に励みますか?国画会のお歴々の先生方。しかし、これまで和田氏の盗作を
 見過ご見逃していた過去
が消えるわけではない。

メディア、特に新聞社系の追求がグダグダになってるのは
 カルチャーセンターの講師に火の粉が掛かり、集客に影響が出るのが困る
 これまで開いた展覧会や、これまで掲載した「展覧会評」に「盗作疑惑」の矛先が向くのは避けたい
 今後も「美術関係」はおいしいコンテンツ(美術展開催やその周辺のメディアミックスでの展開、なにかと便利な「文化人枠」の人材確保、現役文化部記者・編集委員の退職後の「美術評論活動」の場を予約などなど)なので、できるだけケンカしたくない
というあたりで、要は
 メディアと画家と評論家が三位一体になって金儲けと「名誉欲」にたかってる
からだ。今回の米倉守氏・瀧悌三氏の例からわかるように
 新聞社の美術記者上がりの「美術評論家」がメディアとの関係を武器に、ある作家を持ち上げ、売り出す
という構図がなくならない限り、いつまで経っても
 「盗作・剽窃」疑惑のある画家や彫刻家
は減らないだろう。そして、こうした
 金儲けのための「売り出し」で地位を得た画家

 タニマチの有力者に推されて、文化功労者・文化勲章へ
というルートが確約されているわけで、ま、
 鎖国美術国家日本
らしい話である。

北斎のような独創的なグラフィックデザイナーがいるのに、なぜアメリカまで来てデザインの勉強をするんだ?
とNYの有名なイラストレーターが言ってたけど、結局
 目を養えない貧困な文化環境
が、現在の情けない状況を生み出し、再生産している。
 声のでかい画家の絵が高く、絵の高い画家がエライ
というのは、本末転倒で、
 画家の死後に絵の価格が下がる
のは、どう考えても
 作品ではなく「人物」につけられたご祝儀価格
だからだろう。

くだらない高い絵を買うよりは、不当に安価に売られている日本の工芸品を収集した方がまだしも日本文化のためになると思う。

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高松塚古墳壁画損傷問題 問題の補修すべてに林温氏が関与

おそらく、これまでの林温慶應大教授の言動を見ていたら、この調査結果には驚かないのではないか。
奈良新聞より。


元調査官が全補修に関与-高松塚古墳壁画問題  (2006.6.10 奈良新聞)

   明日香村平田の高松塚古墳の国宝壁画に多数の補修個所などが見つかった問題で、文化庁美術学芸課で絵画部門の責任者だった元主任文化財調査官、林温・慶応大教授が、これまでに判明している11カ所すべてに関与していたことが8日、同庁調査委員会の調べで分かった。

 うち九カ所については事前協議もなく、補修後上司への報告もなかった。調査委は、補修が現場の専門家の判断だけで安易に行われていた事実を重視。背景に組織としての管理体制の甘さがあったとみて検証作業を進める。

林温氏が文化庁在職時にどんなことをしていたかについては、以下に記した。
 2006-05-02 高松塚古墳黴問題 奈良県選出民主党前川清成参議院議員の質問主意書とその答弁書
 http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/05/post_b23c.html
2005/9/27 高松塚古墳壁画退色問題 誰がウソをついたか
 http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2005/09/post_ec6e.html
 2005/9/9 高松塚古墳壁画、白虎画像に黒黴 完全除去は不可能
 http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2005/09/post_5404.html
 2005/7/5 NHK クローズアップ現代 飛鳥美人は救えるか? 7/5 19:30-19:57
 http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2005/07/nhk75_19301957_1069.html
 2005/7/4 明日のクローズアップ現代に高松塚古墳壁画の黴を見落としていた林温氏が登場!
 http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2005/07/post_25c1.html

林温氏に失望したのは、昨年7/5のNHKクローズアップ現代に出演した際に
 役人らしい保身主義に走った姿
を見たときである。特に
 専任で担当する人員が必要だった
という責任回避の発言は今でも許しがたいと思う。古代絵画を扱ったことがあれば、学生であれ、研究者であれ、一度は林温氏に学恩を受けているはずである。それだけに失望は大きかった。その林温氏が
 自主判断で国宝に勝手に手を入れていた
のだから、文化庁の現場はどうなっていたのか。

これはマスコミに期待したいのだが
 文化庁では、文官のポストを増やすために、実務に当たる技官ポストを減らし、現場が回らない状態になっている
という噂がある。つまり、本来文化財修復に必要な人員を削って、本省からの官僚の椅子を増やした、というのである。これが真実かどうか、是非報道して貰いたいと思う。
先日、ある修復技術者の方がしみじみおっしゃっていた。
 芸大を出て修復の仕事をしているが、国が手当てする人間は全国で30人規模。一人前になるまでに20年かかる。こんな仕事を僕は若い人には勧められない。この国が、文化に払う敬意はこの程度だ。
と。京博・東博・奈良博と東文研・奈文研は独立行政法人化され、人員は削減の方向にあると聞く。技術者なくして文化財保護はできないのだが、一体、文化庁および文部科学省は、文化財行政を破壊するつもりなのか。技術者は一朝一夕で養成できるものではない。「教育」に金を惜しむ国は間違いなく滅びる。
それとも「中国人技術者」「ベトナム人技術者」などを海外から「日本の国宝・重文修復」に「技術移民」として積極的に受け入れるつもりか?

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違うシリーズになって三作目 パトリシア・コーンウェル『神の手』上下 講談社文庫

毎年年末恒例のパトリシア・コーンウェル検屍官シリーズの14作目なのだが、発売後すぐ入手したのに、車の中に放置してたので、やっと手に取った。
検屍官シリーズは、第12作目の『黒蠅』から、違うシリーズになった、と考えた方がイイ。
その点については、2003年12月に書いた。
 『黒蠅 上・下』 パトリシア・コーンウェル 相原真理子訳 講談社文庫
http://d.hatena.ne.jp/iori3/20031230/p1
ともかくも、初期の設定では
 1980年 ケイ・スカーペッター 40歳 ルーシー 10歳
だったのだ。これで行くと、『神の手』は2005年の事件だから
 ケイ 65歳 ルーシー 35歳
なんだけど、『黒蠅』で年齢変更しちゃったからなあ。
以前の年齢設定については、こちらで確認を。
 *GCB* 検屍官シリーズ年表
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/2221/cornwell/memorial.htm
ベントンは生き返っちゃうし、ケイの一人称から、三人称の叙述に変えちゃうし、
 同じ作者によって書かれているパラレルワールドの『検屍官』シリーズ
ということになる。よほどドル箱を失うのが怖いのだろう。

内容は、まあ、例によってご都合主義だは、整合性は取れてないは、マリーノはいつの間にかハーレー乗りの渋いオヤジに変身してるは、「多重人格の犯人」を持ってくるは、と何でもあり。そもそも
 スーパーハッカーという設定のルーシーが一年もパスワード変更してない
とか
 ハッキングに気づかない
なんてことはあり得ないわけで、要するに
 コーンウェルが自分んとこのマシンのパスワード変更と勘違いしてるんじゃね?
な訳だ。たぶん
 下垂体腫瘍でやる気がなくて
とか、つまらん理屈をつけるのかも知れないが、そんな管理者おかしいってば。だから
 情報がジョーにダダ漏れになってる
ってのは、その話自体成立しないくらい甘い。
多重人格者を犯人にするって、なんか、
 ダニエル・キイスの多重人格もの(『アルジャーノンに花束』は厳密に言えば多重人格とはちょっと違うかも知れないが、類似の設定)
がバカ売れしたので、そっちへ行きたいのかしら。全然こなれてない。多重人格の犯人の「モノローグ」部分は読んでいて、
 お前はメアリー・ウォーカーか!
とか思ってしまった。『凍りつく骨』とか『神の名のもとに』とかね。

ま、科学捜査が世に知られてなかった16年前に始まった検屍官シリーズは、それなりに意義があった。いまや、日本のテレビドラマで、鑑識ネタは当たり前に出てくる時代だ。検屍官シリーズがネタを持たせていた
 目新しい症例
というのも、みんながよく知ってたりするくらい、新鮮味は薄れている。ならばどうするか、というと、パトリシア・コーンウェルは
 脳科学
に行くらしい。って、危ないような気がするな。ということは
 これからはベントンがより重要性を増す
か?

しかし、講談社、どうした? 相原さんの訳がひどい。てか、今回はテクニカルアドバイザーつけてないんじゃないの?くらいひどい。日本語だけ読んでもおかしい、って思うんだから、どうなってんの? 術語の訳はきっちり出す、ってのが検屍官シリーズの良心だったと思うんだけど、担当編集者が変わった? もの凄く投げやり。

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2006-06-11

外務省、何を今更マニュアル化 中国のホテルは信用できないは常識じゃないのか

何か笑っちゃうんですけど。
読売より。


外務省、「上海事件」受け諜報対策を強化

 中国・上海の日本総領事館員が中国情報当局から機密情報の提供を強要されたとの遺書を残して自殺した事件を受け、外務省がまとめた諜報(ちょうほう)工作対応強化策の全容が10日、明らかになった。

 甘い対策や、政府内での事件報告のまずさに批判が出ていることを踏まえ、工作を受けた場合、複数ルートで直ちに上司に報告するよう義務付け、機密が漏えいしても正直に報告すれば人事上の配慮をすることを明記した。諜報対策研修の受講者を3倍に増やし、在外公館などでの盗聴防止も徹底する。

 外務省はすでに省内の主要幹部と在外公館に強化策を伝達し、諜報工作に揺さぶられない強い組織作りを目指すとしている。

 対応強化策は、意識面、制度面、物理面を三本柱として多角的な対策を打ち出し、「特に上海での事案を踏まえ、職員への諜報工作に組織としての対応を強化する」と強調している。

 本省や在外公館の職員が諜報工作を受けた場合の対応については、個人でトラブルを抱え込んで事態を悪化させないよう、「必ず組織として対処する」「複数のルートで直ちに上司らに報告、組織として情報を共有する」との基本的な対処ルールを「大臣訓令」で明確にした。

 工作を受けた職員が処分を恐れて報告しない事態を避けるため、正直に報告した職員には「人事上の配慮」をするとした。具体的には、〈1〉情報の漏えいがない場合は処分しない〈2〉情報の漏えいがあっても、報告によって漏えい拡大を防げた点を配慮する——としている。直属の上司に報告しづらい場合も考慮し、全職員を対象とした電話による相談窓口も設置した。

 諜報工作対策に関する研修の強化では、対象者を昨年度の約420人から今年度は約1200人に増やした。これまでは主に在外公館に赴任する直前の職員を対象にしていたが、本省の定期的な研修でも取り上げる。

 研修マニュアルの内容も更新し、旧ソ連などで行われていた女性工作員による「ハニートラップ」(甘いわな)対策として、「親しく接近してくる異性に注意する」などと明記した。

 首相や外相が海外で宿泊するホテルでは、従業員が工作員である可能性もあるとして、「部屋に鍵をかけていても、書類を置いて長時間部屋を空けない」「セーフティーボックスも安全ではない」などの具体例も挙げている。

 また、在外公館の現地採用職員が諜報工作を行う可能性を考慮し、機密情報を扱う部署に近づけないようにする「別室化」を徹底する。

(2006年6月11日3時3分 読売新聞)

 社会主義国家のホテルは諜報機関の出先
って常識じゃないの? そもそも
 ベッドメークに入れる状況
というのは、何でもありってことだ。五つ星ホテルだろうがなんだろうが、服務員のおねえちゃんは入ってくる。何しに来たのか謎なことはしょっちゅうだ。このいかがわしさは、中央アジアの旧ソ連の国々のホテルでも経験した。

服務員のおねえちゃんだけではない。夜になれば、怪しいおねえちゃんが声を掛けてくるし、カラオケなんか行った日にはあなた、KTVってカラオケを隠れ蓑にした「お持ち帰りシステム」なわけで、そんなことを野放しにしていた日本の在外公館は、危機意識がなかったと言われてもしょうがないだろう。
 情報漏洩で一番有効なのはソーシャルハッキング
というのは、今も昔も変わらない。特に
 若い美人に甘い日本の男達
は、足元を見られている。そりゃ、13億も人口があるんだから
 若い、優秀な美人工作員
くらい、簡単に数を揃えられますって。
 好みのタイプの女性リスト
だって、簡単に作れるでしょう。東京だろうが大阪だろうが、中国人はたくさんいる。外務省職員がどこで宴会をするか知らないが、その手の「外務省職員の好みの女性リスト」が密かに流れてたって驚かない。てか、そこそこの地位の職員をもてなす宴会なら、そういう女性を用意する場合があるだろうからね。で、リストに従って、中国に来たら、周辺に好みのタイプの女性工作員を用意すればいいわけだからな。日本語が出来る、インテリで美貌の女性工作員なんていくらでもいる。
ま〜、チャイナスクールって、何してたんですかね、中国で。革命的警戒心がまるでないのは素晴らしすぎる。これまで、ピロートークで、重要な情報を漏らしまくってましたか。
ひょっとしたら、そこらの日本人留学生(公費)の方が、よほど注意力があるかも知れない。
しかし、今まで、私費留学生や駐在員並の防諜対策しかしてなかったんですか?在中国日本公館って。それって終わってるってことなんですけど。

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W杯 スウェーデン対トリニダードトバゴ 0-0

当初からスウェーデンが勝つと思われた試合、後半一分でトリニダードトバゴは一人退場。どう考えても、スウェーデンが圧倒的有利なはずだった。
ところが、スウェーデンの動きがおかしい。暑すぎるのだろうか。後半20分あたりから、ボールが足につかない。
一方、トリニダードトバゴは、動きがいい。ピンチとなるとゴール前に駆け上がり、数少ないチャンスを三人で攻め上がる。GKは危ないシュートをつぎつぎセーブ。すばらしい反射力を見せる。

後半が押し詰まると、いよいよスウェーデンは動きが悪くなり、ピッチを駆け抜けているのは黒い疾風、赤いジャージに身を包むトリニダードトバゴの選手ばかりだ。黄色いジャージの北欧の白い巨人達は身体をもてあましているかのように見える。
スタジアムは、圧倒的にトリニダードトバゴに声援を送る。
ロスタイムは三分。途中、トリニダードトバゴの選手が一人ピッチを離れる。危ない。二人足りない。
一瞬、スウェーデンの攻撃が火を噴くかと思われたが、選手はあっという間に戻ってきた。スウェーデンは、圧倒的有利な状況にありながら、ゲームプランが見えない。
はらはらしながらロスタイムを見守るが、トリニダードトバゴの選手がドリブルを始めたところでホイッスル。

0-0のスコアレスドローで、トリニダードトバゴは歴史的勝ち点1を獲得した。スタンドの応援団は、まるで優勝したかのように大喜び。
一方のスウェーデンは、大敗してしまったみたいにがっくりと肩を落とす。勝てた試合を落とした、というのが偽らざる気持ちだろう。敵は暑さだったのか? 逃した勝ち点3は大きい。

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2006-06-10

ハワイのロコモコ

オアフ在住、パシフィック・アイランド・スキューバのりかさんが、blogを始めた。
 楽園ホロホロ日記
http://pis.blog.mo-hawaii.com/

りかさんの日記と言えば
 ハワイのお気楽日記
http://www.pacificislandscuba.com/nikki/002/nikki.htm
の方が古くからあるのだけど、どうやらモー・ハワイの編集長しゅんさんのススメで、blogを始めたらしい。

で、そこで見つけたロコモコの話。


2006年06月09日(金) ロコモコを食べる人々

先日何気なく日系のミニコミ誌を見ていたら、知り合いの保険やのオジサンが面白いエッセイを寄稿していました。題して「ロコモコを食べる人々」(だったかしら?)。日本から来たお嬢さん達が「だってガイドブックに美味しいって書いてあるんだもん」という理由だけで、わざわざバスに乗り貴重な時間を割いてまでしてロコモコを食べに行く気持ちがわからない・・・という内容でした。「お嬢さん、ハワイには美味しいもの&素敵なレストランが山のようにあるのに、そんなの時間の無駄じゃないですか」と彼は締めくくっていましたが。

さてさて、ハワイに美味しい店って存在するのでしょうか?はい、探せばイケル店はあります。更には、ハワイだからこそ美味しく感じられる店も。私は個人的に日本(東京)は世界で一番美味いもんが溢れている稀有なる都だと信じていますので、日本の方達の口は相当に奢っていると思うのです。そんな方達がフリフリチキンやアボガドバーガーやプレートランチを美味しそうに頬張るのも、旅情というものでしょう。ロコモコもフリフリチキンも一度も食べたことのないワタシにはえらそーに語る資格はありませんが・・・。

ハワイのレストランが何処にも負けないのは、セッティング!
素晴らしいオーシャンフロントのロケーション、爽やかな貿易風、モーニングシャワーの後にかかる虹、サンセット。極上の時間です。
(以下略)


ま〜、ロコモコって
 牛丼
みたいなもんだからな〜。奈良の三条通にはロコモコ屋が一軒あって、値段のせいか結構流行っている。

日本人がロコモコを食べに行くパターンは二つ。
 1. 単に「ガイドブック」信仰派 文字でおいしさを感じるタイプ
 2. ハワイ文化が好き、local foodのリサーチの一環として食べに行くタイプ
あとは
 3. ドライブの途中にロコモコ屋があったので寄ってみました
かな。わたしがハワイ島のヒロのCafe 100で
 ロコモコ発祥の店の味
とかいうロコモコをテイクアウトしたのは、ドライブの途中だった。
 ご飯の上に石井のハンバーグみたいな薄いパテが載っていて、それに粉末を溶かしたグレービーがかかっている
のがロコモコ。決して上品な食べ物ではないし、繊細でも美味でもない。ま、チープさを楽しむ食べ物なので、
 わざわざバスに乗って行く
のは、不思議かもしれないな。まあ
 ワイケレプレミアムアウトレットにザ・バスで行きたい
とか、
 ノースショアに女二人でザ・バスで行きたい
とか、摩訶不思議な質問が定期的にハワイ関係掲示板で聞かれるところを見ると、何て言うのかしら、
 ガイドブックで作った旅行
が好きな人はいるんですよ。今も昔も。昔って、たしか70年代初頭に
 an anとnon no
が創刊されて、旅行ガイドが毎号のように載り、そのプランにどっぷり乗っかって旅行する
 アンノン族という若い女性達
が大量発生した。その頃の20代だから、今は50代のおばさん達だ。要は
 いまハワイでガイドブックプラン旅行をしてるのは、アンノン族の娘達
ってことですね。歴史は繰り返す、てか
 親子して頭使わないのか!
と思っちゃうけどね。
若者よ、君のママの若い頃のアルバムを探索せよ。鎌倉とか清里とか萩とか、そんなあたりで、メルヘンな恰好(つばの広い白い帽子にカントリー調の長いスカートにふわふわの白いブラウスとか、が典型。ツレのおねえちゃんは、スリムジーンズにスニーカー)して写ってるママがいたら、君のママは間違いなく
 元アンノン族
だ。

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移民社会アメリカの度量

両親ともにまだ選挙権を得ていない外国人の子どもが、学校で一人しか選ばれない優秀賞、しかも大統領の直筆サイン入りの表彰状を貰う。シカゴの小学校で実際にあった話だ。
スポーツライターの梅田香子さんの上のお嬢ちゃんが、小学校を木曜日に卒業した。その時のエピソード。


2006年06月09日 アメリカ人は歩かない

  卒業式はないけど、前日に表彰式があった。毎年一人、Outstanding Academic Achievement が選ばれ、ブッシュ大統領の直筆サイン入りの表彰状をもらうのだが、なんとミッキーだった。
 うちはまだ選挙権を誰ももっていないのに。
 ちなみに隣の市はヒラリー・クリントンの出身地なので、ブッシュ大統領の人気はなし。でも、もらうものはもらっておこう。
 
 お向かいのジャレットはなんと1年ー5年生まで、欠席一日もなしで特別表彰されたそうだ。すごい!
 
 そして、ミッキーは送り迎えなしで、無事にもどってきた。ロードワークになるかと思って、走ったと言っている。手にもっているのは通知表だけ。「ドラマ」だけBで、主要教科は全部Aだった。
 ミドルスクールはもっと遠いので、有料のスクールバスか、車で送迎することになる。


優れた才能を公平に評価するシステムなくしては、移民社会は機能しない。差別はあるにせよ、日本のように
 みんな一緒
というヘンな悪平等がないだけマシだ。飛び抜けた才能を潰すのが日本の今の初等教育ではないのか。そもそも
 小泉首相の署名入り優秀賞が全国の小学校に一枚ずつ配布される
なんてことは、考えにくい。国民の代表大統領が、小学生を評価する(実際に決めるのは現場の小学校だろうけど)システムは、表彰される子どもには、夢を与えるだろう。

梅田さんのお嬢ちゃんの話を日本に置き換えれば、たとえば、
 日本に住み着いたブラジル人夫婦の子どもが、小学校の卒業式でただ一人首相の名前の入った優秀賞を受ける
ということだ。まず、日本では考えられない光景だろう。何より、文科省がそんな表彰は拒絶するに違いない。
アメリカ社会で多数を占める白人でも黒人でもなく、黄色人種の女の子、しかも新移民の子どもが、その小学校の誇りある生徒として大統領名の表彰を受ける。たとえ、形式的なものにしても、移民社会アメリカの度量が示されているエピソードだと思う。
少子高齢化で、移民受け入れを真剣に考えなくてはいけない日本に、これだけの度量があるのか。日本人同士ですら、鶏のつつき順位のような陰湿な序列確認に汲々としている日本では、飛び抜けた才能は嫉妬されることはあっても、伸ばされることはないのではないか。
優れた人材は得がたい、と移民社会アメリカは知っている。だからこそ、少しでも飛び抜けた才能があれば、それを大事にする。
これまでの多死多産型社会の発想から抜けられない日本の支配層は、才能には替えがあると思いこんでいる。若い才能を長時間労働と低賃金で食いつぶし、代わりがないのに、驚愕し、うろたえ始めているが、すでにそれは遅すぎるのだ。若い世代はどんどん減っている。一人を潰してしまうと、次が来るとは限らないのだ。
「子は宝」だ。

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京都新聞サイトから「考古学歴史関係」カテゴリが消えた

これもローカル紙のサイトリニューアルの話。この春から京都新聞の考古学歴史関係のカテゴリが消えた。
もともと、京都新聞の記事カテゴリは二重のカテゴリがあって、整合性がとれてなかったのだが、片方をやめた、ということらしい。そのやめちゃった方に考古学歴史関係のカテゴリが含まれていた。

京都新聞の考古学歴史関係カテゴリは
 京都府・滋賀県などの記事は自前の取材で
 それ以外の地域の記事は共同配信で
という内容で、かなり充実していた。共同配信の記事を選ぶのも、目配りが効いてたので、近畿で現説があるかどうかを確認したり、博物館の展示を見に行くのに、とても役に立っていたのだが、担当者がいなくなったのか、全部「京都面」「滋賀面」「大阪面」に分類して入れられてしまうようになった。つまり、
 三つの面を一々チェックしないと考古学歴史関係の記事が見つからない
ので、最近あんまり京都新聞のサイトを見に行かなくなった。これも
 Yahoo!ニュースだけ確認すればいいや
になりつつある。

ま〜、歴史関係って儲からないってことでしょうかね。普通の現説の参加者って、若者は考古学専攻の学生くらいなもので、残りはリタイアしたご高齢の方々ばかりだ。これから団塊世代がリタイアするけど、この世代が現説にやってくるかどうかは謎だ。
「歴史学の人気凋落」を京都新聞のリニューアルでひしひしと感じた。京都って
 ソロバンに関しては敏感
だからな〜。京都新聞が歴史関係の記事整理に労力を惜しんでるってことは、計算高い京都人が
 単なる歴史コンテンツは売れなくなる
と踏んだからではないか、と邪推してしまうのである。

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奈良新聞サイトのヘンな改悪

最近、奈良新聞がサイトをリニューアルした。それはいいのだが、
 記事を読みたくなくなる形式にした
のである。
 記事を途中まで載せて、残りは奈良新聞で
という形式なのだ。これって
 サイト訪問者を減らすだけじゃないか
と思う。

奈良新聞が間違ってるのは
 奈良新聞を購読できない地域の人達が、奈良の情報を知るためにアクセスしている
ということをまったく考慮してない点だ。奈良県内でなにか大きな考古学的発見があった場合、全国紙以外に参照するのは奈良新聞なのだが、どうやら、自社サイトに記事を提供することで講読部数が減る、と勘違いしているらしい。
たとえば、高松塚古墳壁画損傷に関する記事は、こんな具合だ。
奈良新聞のサイト。


新たに4カ所を独断補彩-高松塚古墳問題  (2006.6.9 奈良新聞)


文化庁の元主任文化財調査官が「2002年5月22日に高松塚古墳の壁画を保存処置した際に撮影した」と説明している写真(文化庁提供)

http://www.nara-np.co.jp/n_arc/060609/p060609b.jpg

 明日香村平田の高松塚古墳(特別史跡)の国宝壁画損傷問題で、文化庁美術学芸課の元主任文化財調査官だった林温・慶応大教授が平成14年、壁画の4カ所を補彩するなどの処置を行い、報告もしていなかったことが新たに判明した。

 同庁調査委員会が7日夜に実施した同氏への事情聴取で分かった。ヒアリングは非公開で行われ、林氏は「目についたところをきれいにしようとして補彩した。通常の維持管理作業の一環だった」と説明したが、当時の上司である同庁美術学芸課長、湯山賢一氏(現奈良国立博物館長)にも報告していなかった…

 〜この続きは本紙をご覧下さい〜 ⇒ ⇒ 奈良新聞を購読する ⇒ ⇒

Yahoo!ニュースに配信されている同じ記事。
新たに4カ所を独断補彩−高松塚古墳問題

 明日香村平田の高松塚古墳(特別史跡)の国宝壁画損傷問題で、文化庁美術学芸課の元主任文化財調査官だった林温・慶応大教授が平成14年、壁画の4カ所を補彩するなどの処置を行い、報告もしていなかったことが新たに判明した。

 同庁調査委員会が7日夜に実施した同氏への事情聴取で分かった。ヒアリングは非公開で行われ、林氏は「目についたところをきれいにしようとして補彩した。通常の維持管理作業の一環だった」と説明したが、当時の上司である同庁美術学芸課長、湯山賢一氏(現奈良国立博物館長)にも報告していなかった。
(奈良新聞) - 6月9日12時0分更新


三点リーダー(…)と「〜この続きは本紙をご覧下さい〜 ⇒ ⇒ 奈良新聞を購読する ⇒ ⇒」が、すごく邪魔。これだったら、奈良新聞のサイトを見ない方がマシ、ということで、
 同じ内容しか書いてないからYahoo!ニュースだけ確認する
というコトになると思うな。つまり
 奈良新聞サイトに貼ってある広告その他の「奈良新聞として見て欲しい情報」
には、アクセスされる可能性が減る、ってことだ。ま、ヘンな改悪というか、
 奈良県外のヒトにはちっとも嬉しくない余計な商売気
を出したばっかりに、サイト訪問者にイヤな気分を味わわせてるのが現在のサイトデザインだ。

講読できない地域の人はどうでもイイ、って態度なら、公式サイトなんてやめた方がマシ。
全国から奈良新聞のサイトを覗きに来た人は、たぶん、結構むかついてると思うので、小細工するよりは、別な方法を考えたら? それとも
 奈良新聞のサイトに貼ってある広告は、県外のヒトには見てもらわなくてもイイ広告
なんでしょうか? 広告主にしてみれば、
 わざわざサイト訪問者を減らす努力をしている新聞のサイト
に、広告を載せる必要性はなくなるんじゃないの?だって
 記事内容だけなら、Yahoo!ニュースを見ても一緒だし、むかつく「奈良新聞を購読しろメッセージ」はないし
ってことは、奈良新聞サイトには県外のヒトは来なくなる、ってことだろう。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その39) 6/8付け社説で朝日新聞が遠回しに読売批判 ちなみに芸術選奨取り消し騒動の最中の6/2に、河合隼雄文化庁長官は奈良で朝日と県主催のフルートコンサートを開催

朝日OBの美術評論家米倉守氏が持ち上げていた和田義彦氏の盗作疑惑を朝日新聞が6/8付けの社説で取り上げた。ところが、どうにも座りのわるい文章で、単に
 「和田義彦展」を主催した読売新聞へのあてこすり
にしか読めない部分がある。その上、冒頭の部分に
 産経の5/31付け社説を引用
してる態度が悪ふざけに近い。


盗作疑惑 並べて鑑賞してみたい

 色づかいや構図ばかりではない。2人の作品は、人物の動きや表情まで驚くほど似通っている。芸術選奨文部科学大臣賞を受けた日本の洋画家の絵とイタリア人画家の油絵のことだ。

 ゴッホは浮世絵に影響を受けたが全く異なる。魂の格闘があり、発展があった。この問題を自省の鏡に、原点に立ち返るべきだ。

 ——と、知らん顔して書いていったなら大問題になるだろう。なぜなら、この文章は5月31日付の産経新聞の社説から拝借したものだからだ。言い回しを多少は変えたからいいではないか、と言ったところで、黙っていれば盗作と厳しく指弾され、ただでは済むまい。ことは美術の世界も同じではないか。

 受賞した洋画家、和田義彦氏は、疑いを強く否定している。だが、そう見られてもやむをえないとして、文化庁は賞を取り消した。

 なぜこんなことが起きたのか。どうしてもっと早くわからなかったのか。

 和田氏はイタリア留学の後、大学教授などを務めながら油彩を描いてきた。近年、受賞が続いているが、必ずしも著名な画家とはいえない。一方のアルベルト・スギ氏は、日本では無名に近い。実際の作品に触れた人が少ない分、疑惑が表面化するのが遅れたようだ。

 スギ氏とは30年以上のつきあいであり、形を同化したうえで、独自の世界を創造した。これが和田氏の言い分だ。


 日本の近代美術は、西洋に学んで成長した歴史がある。多かれ少なかれ、かの地の芸術家の影響を受けている。どこまでがまねで、どこからが創造か。線引きが難しいのは確かだが、今回は多くの作品がそっくりに見える。

 和田氏がそこまで言うのなら、自ら2人の作品を並べた展覧会を開いてはどうか。文化庁も実物を見て、盗作かどうかについての最終判断を下せばいい。

 その文化庁は、高松塚古墳の壁画にカビが大量発生した問題でも批判されている。古代の遺産の保存で失策を重ね、現代の盗作は見逃す。これでは信頼をなくす。賞の権威にとどまらず、自らの足元も揺らいでいる自覚が求められる。

 どの賞であれ、候補者と審査員の人間関係が選考に影響することがある。ましてや芸術選奨の美術部門は、絵画、彫刻、写真、建築など幅広い。その分野の専門家でないと、作品を見ていないことだってありうる。審査員の人選を含めて見直しが求められる。

 解せないのは、昨年11月、茨城県のつくば美術館で開かれた和田氏の回顧展に先立ち、疑惑を告発する投書が届いていながら、「スギ氏へのオマージュ(敬意を払った)作品」として予定通り開催されたことだ。回顧展を主催した新聞には「独創性にため息」という見出しの記事が載っている。

 疑惑は限られた当事者の間にとどまっていたのか。朝日新聞も多くの美術展を開催している。自戒に努めたい。


え〜、まず
 産経社説を冒頭にいきなり引用で「黙っていれば盗作」
って、
 加藤周一の文章を「盗用」した朝日新聞OB米倉守氏への嫌がらせ
でしょうか?
この問題を「蒸し返した」今週売りの『週刊文春』6/15日号p.143から該当箇所を引用しておく。

なぜなら米倉氏にも「盗用」の過去があるからだ。『週刊文春』(90年6月21日号)「"盗作"で停職1カ月 朝日美術記者の評判」は、当時、編集委員だった米倉氏が書いたゴッホ展についてのコラムが加藤周一氏の文章のほぼ丸写しであったことを報じている。編集部の取材に、同氏はその事実を認めた。
 記事は米倉氏に停職1カ月という朝日では異例の重い処分が下ったところで終わっていたが、実は翌月、米倉氏は依願退職していた。

この「盗作」が、一般人の想像の範囲を超えて
 斜め上を行く
のは、加藤周一は朝日新聞文化欄にずっと連載を持っており、1990年当時は「夕陽妄語」の連載中だったということなのだ。自社の文化欄にコラムをもってる「大先生」の文章を文化担当の編集委員が「盗作」するって、倫理観以前の問題じゃないか。そもそもバレるに決まっている。

で、
 和田義彦展を主催したのは三公立美術館(三重県立・つくば・渋谷区立松濤)と読売新聞
なわけで、後半は
 主催した以上、読売は態度をはっきりせんかい
という揶揄である。ま、
 高松塚といい、キトラといい、今回の芸術選奨といい、失態続きの文化庁を批判しておく
のもいつもの手だけど
 朝日から本を出したり、講演や執筆をお願いしている、文化庁長官河合隼雄先生については言及しない
のがミソだ。営業的に困る訳ね。
で、河合隼雄長官に関しては、こんなヨイショ記事を関西版に写真入りで載せている。


文化庁長官・河合隼雄さんフルート演奏会 奈良市
2006年06月02日


フルートを演奏する河合隼雄さん=2日午後、奈良市の県立図書情報館で
http://www.asahi.com/kansai/news/image/OSK200606020063.jpg

 文化庁長官・河合隼雄さん(77)らによるフルート演奏会「四季花鳥図をめでる夕べ」が2日、奈良市の県立図書情報館ホールであり、約250人が四季をテーマにした童謡などに聴き入った。

 日本画家の上村淳之(あつし)さんが奈良の四季をイメージして描いた屏風(びょうぶ)絵「四季花鳥図」が同館に寄贈されたのを記念した催し。上村さんと親しい河合さんが「絵とフルートで共演したい」と提案。川口京子さん(歌)、平井裕子さん(ピアノ)と絵のかかる同ホールで共演した。

ちなみに、このフルートコンサートが開かれた「奈良県立図書情報館」の館長は
 千田稔・国際日本文化研究センター教授
である。このコンサート企画は、河合隼雄・元国際日本文化研究センター所長から声を掛けたのか、千田先生がお願いしたのか知りませんが、県の施設で開いたってことは、準備と開催その他に県民税を使ったわけでしょう? 勘弁してよ、千田先生。そういや千田先生は、今週水曜だったか、朝日放送の夕方のニュースで、高松塚古墳壁画損傷問題について、顔出しインタビューをされていて、いつもは愛想のいい千田先生が珍しく苦悩の表情でありきたりのコメントをしてたんだけど、それにはこんなあたりが影響してるんでしょうか。

で、県立図書情報館のサイトに、お詫びの文言すら書いてあるのは、利用者からクレームが付いたんでしょうね。なおかつ、よく見ると
 主催は朝日新聞
だ。やれやれ。


文化庁長官・河合隼雄さんのフルート演奏会「四季花鳥図をめでる夕べ」

日本画家の上村淳之さん作「四季花鳥図」が当館に寄贈されたのを記念して文化庁長官・河合隼雄さんのフルート演奏会「四季花鳥図をめでる夕べ」として平井裕子さん(ピアノ)、川口京子さん(歌)を招いて、四季をテーマにした童謡の演奏をおこないました。
当日はご利用者の皆様にはご迷惑をおかけしましたがご協力ありがとうございました。
主催
朝日新聞社、奈良県立図書情報館
日時 平成18年6月2日(金) 18:30〜20:00
会場 奈良県立図書情報館 2階メインエントランスホール
参加者数 約250名


しかし、6/2といえば、文化庁は大変な時期だ。
 高松塚古墳壁画の損傷問題聞き取り調査はラストスパート
 芸術選奨取り消しで揉めている
最中の6/2に、フルートの腕前を奈良で披露してたんですか、河合先生は。他にすることがあったんじゃないのかとは思うけど、
 文化庁長官は行政については責任を取らなくてイイ
らしいからな。たぶん、お咎めナシなんだろうな。もし、これが民間企業の代表だったら、一挙に退陣に追い込まれるような話だ。重大災害があった時にゴルフをしていた首長や自治体の管理職のクビは飛ぶけどな。
で、もう一つ問題は
 コンサートは平日の午後六時半から
開かれたということで、この日は
 関西出張に設定されてた
ってことですね? だって、東京から奈良まではどんなに頑張っても午後五時に出て六時半には間に合わない。てことは
 河合長官が笛を吹くのは公務の一部という認識
なんですか? 「文化庁長官」って肩書きでコンサートを開いているってことは、まさか
 出張手当が出ている
ということですか? それとも文化庁長官はそうした勤務時間その他とは関係がない活動を認められているってことなんでしょうか。所轄の職員の前でフルートを吹くのは、まあしょうがない。でも、「文化庁長官」って肩書きでフルートを吹く、しかも文化庁が相当ひどい問題を複数抱えてる時期に奈良まで出てきてコンサートを開くのは、いくらなんでも行きすぎだと思うけどな。それとも、河合先生の周囲はイエスマンばかりで、
 長官のフルートは大変素晴らしい、是非国民に広く聞かせるべきです
とか、おべんちゃらを言ってるんでしょうか。77歳のフルート吹きというのは、鍛錬を積んでいるプロであっても、演奏するのも、聞くのも、かなりしんどいのですが、長官室で、プロを凌ぐ練習をなさっているのでしょうか。
誰か止めろよ〜。
河合先生と同僚だったある先生は、「落語やな」とおしゃっていたことを申し添えます。

とまあ、6/8付け社説は、腰が砕けまくってるわけで、それもこれも一つには
 河合隼雄長官にはヘソを曲げられたくない朝日新聞文化部の事情
が絡んでいると思われる。
もう一つは、しょっちゅう美術展を開いて、メディアミックスで儲け、カルチャーセンターで絵画教室を開いて、結構な収入のある朝日新聞が、今回の件を叩きすぎると
 他にもいるかもしれない「盗作・剽窃」している現代作家の展覧会や朝日が出してる図録、カルチャーセンターの講師
に、コトが及ぶ可能性があるからだろう。いや〜、掲示板では
 某有名画家
についての噂で一部盛り上がってますけどね。あのヒトに後ろ暗いことがあるようだと、日本の洋画界は壊滅するかも。

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2006-06-09

商用webコンテンツの「価格破壊」 AFP BBの場合

世界三大通信社の一つAFPがなぜかソフトバンクと組んでできたのが
 AFP BB
だ。

2006/02/04 20:54:44 AFP、MOVIDA ENTERTAINMENT、クリエイティヴ・リンク、共同でニュースコミュニティサイト「AFP BB News」を開始

AFP通信社(本社:フランス、CEO:Pierre Louette(ピエール・ルエット)以下、AFP)、ソフトバンクグループのMOVIDA ENTERTAINMENT(モビーダ・エンターテインメント)株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:国枝 信吾)、株式会社クリエイティヴ・リンク(本社:東京都港区、代表取締役社長:古角 将夫)の3社は共同で、読者からの情報発信も可能にした双方向性の高いニュースコミュニティサイト「AFP BB News(エー・エフ・ピー・ビー・ビー・ニュース)」(http://www.afpbb.com)をこのたび開始しました。また、本年2月3日より、「AFP BB News」が提供するニュースを引用できるブログサイト「Actiblog(アクティブログ)」(http://www.actiblog.com)のサービスを開始いたしました。

ここで音楽関係の連載をもっていた烏賀陽弘道氏が
 原稿料の価格破壊が過ぎる
というのを理由に連載を下りた。以下の記事に、その顛末が詳しく書かれている。
みなさん、さようなら。ブログ連載から降ります。

ま〜、確かに400字詰め一枚1000円以下って凄いけどね。学術雑誌では
 論文掲載料が必要
という分野もあるけど、商用webのコンテンツでかつ一定の業績のあるプロの原稿をこの値段で買い叩いているのは、凄いとしか言いようがない。
好きで書いてる趣味のblogならともかく、物書きは、書くことで収入を得ているんだから、時給換算すると笑っちゃう額の仕事はしたくないだろう。でも、たぶん
 烏賀陽氏の後釜に座って、安くても記事を書くライター
というのは、きっと出てくると思う。
雑誌の連載の原稿料っていくらだったかなあ。前にやってたのは、8000字書いて17600円とか、そんなんじゃなかったっけ? 院生の頃のアルバイトだったから、気にせずやってたけど、時給換算すると、マクドナルドでバイトした方がよほどマシ、という感じだった。ま、物書きってその程度と思っているから、朝日新聞を退社して、世の中の「マクドナルドより安い時給で働くライター」という底辺事情とは縁がなかった烏賀陽氏の言い分は
 おお、いい媒体で、イイ原稿料もらってたのね、これまでは
と思うだけではある。ま
 これが基準になって、他のライターが買い叩かれないようにしたい
という気概はいいけど、たぶん、その通りにはならないだろうと思う。だって世の中にあまたある
 趣味で書いてるblog
の中には、
 タダなのにプロよりちゃんとしてる
ってのもあるからなあ。今後も恐らく
 商用webコンテンツの原稿料価格破壊
は続くだろうと思う。

物書きの特権って何だろうね?
(追記 6/10 1:43 webコンテンツ系では、他にも「記事一本 長さにかかわらず5000円」というところがあるそうだ。一本5000円というと鎌倉書房時代の『季刊 四季の味』の「素人ならではの思いつき」コーナーに創作料理が採用されたときの原稿料と一緒だな。)

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その38) 「和田義彦展」を開催したつくば美術館、お詫びにもなってない説明文を掲載 しかも文書名がトンでもない状態

公共美術館のいい加減さが全面にあふれ出ている、すばらしい「説明文」をつくば美術館が出している。


「和田義彦展」について

 茨城県近代美術館つくば分館(つくば美術館)では、平成17年11月26日から12月25日まで、三重県立美術館、渋谷区立松涛美術館とともに、公立美術館3館の巡回企画展として、読売新聞社と共催で「和田義彦展」を開催いたしました。
 和田氏は、東京芸術大学大学院修了後から国画会展に出品し、平成14年に第25回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞するなど、洋画界で高い評価を得ていました。
 和田氏は本年3月これまでの画業とこの巡回展の内容が評価され、平成17年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しました。ところが、周知のごとく「盗作疑惑」が発生し、本年6月5日、芸術選奨文部科学大臣賞授賞取り消しの事態となりました。
 当館は、開催直前の情報により、和田義彦氏とイタリア人画家アルベルト・スギ氏の作品の間に、図像上、明らかに直接的な関連があることを認め、和田氏に確かめたところ、二人は長年にわたって親密な関係にあり、お互いに芸術上共鳴し合うものがあって、作品を見せ合う間柄である旨の説明がありました。それにより、当館では、両氏の交流関係があることなどを、パネル等で説明するとともに、図像上直接関連がある作品については、和田氏のスギ氏へのオマージュ作品であることを明示するなど最大限の対応をして、展覧会を実施いたしました。
 ここにあらためて、上記展覧会実施の経過をご報告申し上げるとともに、今後、展覧会の開催にあたりましては、より慎重な調査研究を行ない、皆様方に信頼いただける美術館活動に取り組む所存でございますので、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
 
 平成18年6月8日
茨城県近代美術館長 加藤 貞雄  

あ〜、要するに
 盗作のタレコミ投書をどうしてスルーしたかのいい訳
ですね、加藤貞雄館長。

ちなみにこの文書、わたしが見た時点では
 一太郎10/9/8
とかいう文書名でアップされている。いや、もう、こういう
 手抜き
が、
 公表内容の信頼性を著しく損ねる
んですが。つまりは
 うるさいこと言われてるから、とりあえずいい訳
って、やる気のない態度がアリアリと見えてますね。

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最後に「オチ」が 内閣官房情報セキュリティ補佐官の中の人も大変だな

内閣官房情報セキュリティセンター
http://www.nisc.go.jp/
の「NISC NEWS」が昨日届いた。

で、
 「情報セキュリティにおける次の一手とは」(補佐官ノート)
というステキなコンテンツがあったので、いつもいるBBSで紹介したら、ギャグとして受けてしまった。中身はこれ。


     〜〜〜【「もし○○だったら」思考の大切さ 】〜〜〜

悪意あるプログラム(スパイウェアやウィルス等)は、色々なところからシ
ステムに入り込む可能性がある。その大部分は、利用者が何かをすることで
システムに入り込むケースだ。例えば、ファイル交換ソフトウェアを使って
手に入れたファイルの圧縮展開、ダウンロードサイトから落とした出所不明
ソフトウェアのインストール作業、SPAMに添付されたファイルを開く行為等
が挙げられる。

しかし、だからといって利用者に「見慣れぬファイルは開くな」と注意喚起
したところで、それだけでは悪意あるプログラムがシステムに入り込む事を
防止する事はできない。私がしてしまった実例を紹介しよう。

仕事で物品購入をしようとして、ある会社に見積りをお願いしていた時のこ
とだ。夜中にメールをチェックしていると、見積り依頼していた会社からメ
ールが送られて来ている。件名には「お願いされたもの」とかかれ、本文に
は「依頼されていた見積書です」とだけ書かれ、添付ファイルがあった。
「やけに素っ気ないメールだなぁ」と思いつつ添付ファイルをダブルクリッ
クで開いてしまった。「あ、もしかして…」と思ったときには後の祭り。私
が受信したメールは、送信アドレスを偽装したウィルス付きメールで、しか
もSPAMでばらまかれていたものだった。確かに不注意。確かに軽卒。そう言
われる方もいるだろう。しかし、心の隙間は誰でもできうる。そして、その
心の隙間にぴったりはまる状況が生まれれば、自分の手で何も疑う事無く素
性の分からないファイルを開いてしまう事もあるのだ。注意していれば大丈
夫というだけでは十分な対策にはならない。

私の場合には、ウィルス対策ソフトを導入しており、幸いな事にファイルを
開いた瞬間に、警告ウィンドウが表示され「ウィルス付きファイルは開けな
い」ということが表示され事なきを得た。

しかし、ウィルス対策ソフトウェアの導入だけで全部大丈夫だろうか。「も
しも、パターンファイルの更新を怠ったままの利用者がいたら」「もしも、
OSインストール直後のシステムが接続されたら」というようなことを考えて
いけば、ウィルス対策ソフトウェアだけではない、色々な対策を考える必要
があることは直ぐに分かるはずだ。このような「もしも○○だったら」を考
え、種々のリスクからシステムを幾重にも防護することが、最近の情報セキ
ュリティ対策では当たり前になっている。「大丈夫なはずだ」で自分を無理
矢理納得させるのではなく、常に「もし○○だったら」を考え、解決方法を
考える姿勢を持とう。

最後に一つ。「利用者は自分が考えた対策に従うはずだ」ではなく、「もし
も利用者が、自分が考えた対策に強い不満をもっているとしたら」を考える
事は絶対に忘れてはならない。実は、セキュリティ管理者が一番目をつぶり
やすく、本当は一番真剣に考え続けなければならない問題である。

             (山口 英 内閣官房情報セキュリティ補佐官)


記事内容は普通の話なのだが、
 最後の署名
を見て、大受け。てか、受けてた人達は、山口英さんと昔から知り合いでリアルで会ってたり、直接じゃないにせよよく知ってる人達だからなあ。お役目ご苦労様でございます。

ちなみに、それを見て受けてた人達は、セキュリティ関係のこともやってたりするのだけど、このメールマガジンは登録してないそうだ。

で、今でも生卵は苦手ですか?

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2006-06-07

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その37) 和田義彦氏の作品「湯上がりの女」ただいまヤフオクに出品中

今話題の和田義彦氏の作品
 油彩裸婦像「湯上がりの女」
が、なぜかヤフオクに出品されている。
和田義彦 油絵 絵画 「湯上りの女」 20号
ただ今の価格は
 99500円
だ。

説明は以下の通り。


今話題の和田義彦画伯の10数年前の珍しい裸婦の作品です。F20号で画面サイズ72,7x60,6cmです。 額は角に少しキズがありますので新品に取り替えてお送り致します。 真正は保証致しますが、話題の作家作品ゆえ他の理由での返品はご容赦下さい。宅急便の送料はご負担下さい。

「他の理由での返品」って何だろ? モデルが日本人とは思えない容貌なのでアレ、ってことでしょうか?
まだ、落札最低価格には達してない。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その36) 和田義彦氏の守護天使・美術評論家米倉守氏の旧悪を、明日発売の週刊文春が取り上げる

和田義彦氏を「東郷青児賞」に推していたと覚しい美術評論家米倉守氏だが、朝日新聞を退社したのには、あまり芳しくない理由があったと言われている。とても古い話なので、ネットで検索をかけても、ちゃんとした結果が出てこないのだが、明日発売の週刊文春が、その問題を取り上げる予定。


週刊文春 2006年6月15日号 / 6月8日発売 / 定価320円(本体305円)

「世紀の盗作」和田画伯を持ち上げた「元朝日盗用記者」

週刊新潮が、和田氏の盗作問題を取り上げるかどうかは不明。新潮社は
 芸術新潮
を持ってるから、そっちに期待しよう。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その35) 東郷青児賞取り消しで、各地の和田義彦氏の作品所蔵美術館はどう出るのか

和田義彦氏が2002年の東郷青児賞を取り消されたことで、9月に和田氏の作品を展示する予定だったひろしま美術館の悩みは解消された。まずは、取り消し前の状況について。中国新聞より。


和田氏作品 広島で9月出品予定 '06/6/6

 ▽ひろしま美術館 盗作疑惑に困惑

 盗作疑惑を指摘された洋画家和田義彦氏の絵が、広島市中区のひろしま美術館で九月から開かれる「損保ジャパン東郷青児美術館大賞と池口史子展」に出品予定であることが五日、分かった。同館は「展示を見合わせる可能性もある」と困惑している。

 出品リストにあるのは、和田氏が二〇〇二年に「安田火災(現損保ジャパン)東郷青児美術館大賞」を受賞した「想」。イタリア人画家アルベルト・スギ氏が一九九八—九九年に制作したとされる「交差点のバー」と、構図などの類似が指摘されている。

 展覧会は九月十六日から十月一日までで、ひろしま美術館と損保ジャパン東郷青児美術館、中国新聞社が主催。

 ひろしま美術館の渡部徳義副館長は「降ってわいたような話。展示するかどうかは、絵を所蔵する東郷青児美術館と相談した上で検討したい」と話している。(道面雅量)

今日、正式に東郷青児賞が取り消されたので、「想」がひろしま美術館に貸し出されることはなくなった。

で、損保ジャパン東郷青児美術館は、「想」などの和田義彦氏の作品を持ってるはずだけど、どうすんだろうね? 授賞取り消し、しかも理由は「盗作」だから、正規コレクションに入れておけなくなった。
三重県立美術館も、「郷土の画家」なので、たぶん作品を所蔵してるだろう。スーギ氏によれば、和田氏の「盗作」は最低でも60点はあるようだから、三重県立美術館のコレクションにも、この手の「スーギ氏模写作品」が含まれるだろう。
和田義彦氏の作品を所蔵している美術館が、そのコレクションを始めたのが、2002年の東郷青児賞がきっかけだったとしたら、これは罪深い。で、
 和田氏を持ち上げていた美術評論家が関与している公立美術館が、税金で作品買い上げ
なんてしてたなら、これは、市民オンブズマンに徹底的に追求されるだろうな。
去年の図録を手に入れて、現在、和田氏の作品をどこが持ってるか、調べてみるのはいいかもね。てか
 現代美術買い上げ
って、闇の部分が大きいからねえ。
 現代美術の錚々たる美術評論家と「公立美術館」のコレクションの関係
をあぶり出すのには、今回の事件はいい手だてになる。ま、国公立の美術館・博物館は
 贋作や盗作などを買わないように、買った後でわかっちゃったら、公表して謝罪するように
ってことですかね。個人寄託には時々「爆弾」があるそうだけど、
 わたしたちの税金で買い入れた作品
については、ちゃんと責任取ってよ。それこそ
 日本の文化水準を問われている
わけだから。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その34) 損保ジャパン東郷青児美術館、和田義彦氏の2002年東郷青児賞を取り消し→再検討には米倉守氏も出席

受賞作「想」が、アルベルト・スーギ氏の作品「交差点のバー」の盗作と指摘されていた和田義彦氏の2002年東郷青児賞だが、先ほど、損保ジャパン東郷青児美術館は正式に
 2002年東郷青児賞の取り消し
を公式サイト上で発表した。


News Release
2006年6月7日
財団法人 損保ジャパン美術財団
第25回安田火災東郷青児美術館大賞授賞の取消しについて
財団法人 損保ジャパン美術財団では、本日開催しました第 79 回理事会に
おいて、第25 回安田火災東郷青児美術館大賞(現 損保ジャパン東郷青児
美術館大賞)受賞者和田義彦氏に対する授賞を取り消すことを決定
いたし
ました。
関係者をはじめ、多くの皆様のご信頼を損ねる事態を招いたことを遺憾に
思うとともに、弊財団では、今後、本件を教訓として、より厳選した審査を
行い、再発防止と本賞の運営の充実に努めてまいります。

賞 :第25 回安田火災東郷青児美術館大賞
作 家 :わだよしひこ
 和田義彦

作 品 :《 想 そう 》2001 年、油彩・キャンバス、162.0 ×194.0cm (130 号F)
授賞日 :2002年3月20日
取消理由:
本賞は、1977 年に創設され、画業に優れ、優秀な絵画を発表した作家1名
に授与してまいりました。
和田義彦氏の授賞作品「想(そう)」は、アルベルト・スーギ氏の作品
「交叉点のバー」と極めて類似
しており、本賞審査基準に照らし合わせて、
「感覚の新鮮さ」「技法の確かさ」「独自の世界の形成」の観点から逸脱して
いると判断いたしました。

以 上


要するに
 盗作だから、授賞取り消し
ということですね。ちなみに
 東郷青児賞の選考委員の一人は、和田義彦氏の守護天使・美術評論家米倉守氏
である。
http://www.toonippo.co.jp/bunka/bun2005/bun20050326_2.html

で、米倉守氏は、どう
 和田義彦氏を推した責任を取るのか
が見物だな。それとも、
 イタリア現代美術の勉強が足りなかった
と言って、逃げますかね。

続き。読売が報じる。


盗作問題の和田氏、東郷青児美術館大賞も取り消し

 洋画家の和田義彦氏(66)がイタリア人画家アルベルト・スギ氏(77)の作品と酷似した絵を発表していた問題で、損保ジャパン美術財団は7日、和田氏に対する2002年の第25回安田火災(現・損保ジャパン)東郷青児美術館大賞の授賞を取り消した。


 同財団は選考委員会と理事会を開き、受賞作「想」(01年)がスギ氏の作品「交差点のバー」と極めて類似しており、「感覚の新鮮さ」「独自の世界の形成」などの同賞審査基準から逸脱していると判断した。スギ氏は自作を1990年代末の制作としている。

 同美術館の宇野智久館長は、「和田氏に裏切られたというのが正直な気持ち。見抜けなかった自分たち、審査システムについても反省している」と語った。

(2006年6月7日20時11分 読売新聞)

宇野智久館長、ちゃんと自分たちの責任に言及して反省しているところはエライじゃないか。

で、この東郷青児賞を受けて「和田義彦展」を三公立美術館と主催した読売新聞の文化企画関係の担当者は、どう考えてるのか。そろそろ、聞きたいのだけれども。

更に続き。朝日によると
 再検討には米倉守氏も出席
したそうだ。


「盗作」の和田氏 東郷青児美術館大賞も取り消し
2006年06月07日21時00分

 洋画家和田義彦氏(66)の盗作疑惑で、損保ジャパン美術財団は7日、02年に和田氏に贈った「第25回安田火災(現・損保ジャパン)東郷青児美術館大賞」の取り消しを決めた。

 同財団は選考委員を集めて再検討した結果、和田氏の受賞作「想」(01年)が、イタリア人画家アルベルト・スギ氏(77)の「交差点のバー」(97年)と酷似しており、審査基準の「独自の世界の形成」などに逸脱していると判断。理事会で取り消しを決定した。

 再検討には当時の選考委員5人のうち、陰里鉄郎・女子美術大教授、米倉守・多摩美術大教授、石井敏彦・元同館長が出席。同館の宇野智久館長は「和田氏に対しては、残念さを超えて悲しさを覚える。今後このようなことが起きないよう、選考方法を考え直し、不名誉を克服していきたい」と話した。

 同賞は77年に創設、実力のある中堅画家に贈られてきた。02年には、東郷青児美術館で和田氏の受賞記念展「和田義彦展 煌(きらめ)く刻(とき)」を開催。同展図録で作風について「深い内面性と象徴性を感じ取ることが出来ます」としていた。


委任状だけ出して「芸術選奨」の審査会を欠席した瀧悌三氏よりはマシですな、米倉守氏。で、米倉氏の言い分を是非お伺いしたい。瀧氏も米倉氏も、現代美術関係の媒体に執筆の場は大量にあるみたいだから、ちゃんと自らの不明を愧じる旨を表明してくれるだろうなあ。元新聞記者なんだから、
 誤報・誤認には責任を取る
って、身にしみてるでしょう?

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その33) フランスでも報じられる

今度はAFP経由で、フランスでも
 和田義彦氏のスーギ氏の作品盗作
が報じられた。


Accusé d'avoir plagié un peintre italien, un artiste japonais est sanctionné
05-06
09:55:37

Le ministère nippon de l'Education et de la Culture a sanctionné lundi un peintre japonais, Yoshihiko Wada, pour avoir plagié l'oeuvre du maître italien Alberto Sughi.

Suivant les recommandations d'un comité de sélection qui a reconnu à l'unanimité le peintre nippon coupable de plagiat, le ministère a purement et simplement annulé le prix artistique qu'il avait récemment adjugé à M. Wada, 66 ans.

C'est la première fois que le ministère de l'Education et de la Culture prend une telle sanction depuis la création du prix en 1950. Le prix annulé récompense chaque année les artistes japonais les plus méritants.

Le peintre japonais a avoué s'être inspiré des oeuvres d'Alberto Sughi (né en 1928) "sans son accord" mais sans intention de le copier, dans un entretien au quotidien Yomiuri.

"Mon style consiste à m'approprier les structures des oeuvres des autres artistes en y ajoutant mes propres idées. Seuls les artistes ayant étudié à l'étranger peuvent saisir les différences de nuance subtiles" avec un simple plagiat, s'est défendu M. Wada, qui avait effectué un stage dans l'atelier du peintre italien dans les années 1970.

Le ministère de l'Education et de la Culture avait ouvert une enquête après avoir reçu une lettre anonyme de dénonciation en mai dernier.


結構恥ずかしいぞ、この報道のされ方は。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その32) 和田義彦氏の「盗作」は確認できただけでも60点にも及ぶ

和田義彦氏がアルベルト・スーギ氏の作品を「盗作」した数は、日々増えている。
日テレのニュースより。


スーギ氏「ほかにも盗作らしき作品がある」
<6/6 18:37>


 盗作疑惑が持たれている画家・和田義彦氏について、文化庁が芸術選奨の取り消しを決めたことについて、イタリア人画家、アルベルト・スーギ氏は5日、「告訴しない」と温情を示しながら、ほかにも盗作と思われる作品があると指摘した。
 文化庁が今回、盗作の疑いが強いと判断した絵は23枚だが、スーギ氏はカタログなどから60枚に及ぶ盗作と思われる作品を見つけたという。

 一方、和田氏は、6日朝も日本テレビの番組で盗作を否定した。

文化庁認定の「23枚」だけでも相当な数だけど
 60枚に及ぶ盗作
って、
 想像を絶する数
なんですが。他の番組でちらっと紹介されてたところによれば、
 1. 構図も色もほぼそのまま
 2. いくつかの作品を「組み合わせた」もの
の二種類が確認されてるらしい。1はすぐわかるけど、2は切り貼りだから、つぶさに検証しないとね。

ちなみに、和田氏は
 名古屋芸大在職時に学生の作品をパクっていた
という噂もあるので、
 オリジナルの構想がまったくない
タイプなのかも。それこそ
 模写・修復の専門家
として生きれば良かったのに。ただ、模写・修復では
 名声も、金も、得られない
から、耐え難かったんだろうね。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その31) 和田義彦氏を「芸術選奨」に強く推したのは、欠席して、委任状を提出した瀧悌三氏

web版には載ってないのだが、6/6付け朝日新聞朝刊の文化欄に、はっきりと
 和田義彦氏を「芸術選奨」に推したのは瀧悌三氏
と書かれている。その部分だけ抜粋。


文化「賞」選ぶ難しさ 投書で発覚/知名度低く 対応遅れ
(山盛英司・西田健作)
(略)
 5日、選考審査員7人のうち4人が欠席した。1月の審査会で和田氏を推した美術評論家の瀧悌三氏までが欠席。これまで和田氏を弁護していたが、委任状には「和田君のオリジナリティーの考えは矛盾」し「通らない」と、授賞撤回の考えを示した。
(以下略)

ま〜、
 日本一の無責任男
ですな、瀧悌三氏は。今後も
 美術評論の重鎮
としてやっていくつもりでしょうかね。

で、和田義彦氏が「芸術選奨」候補に浮上するには、瀧悌三氏の推薦だけでは無理なので、
 国画会の大物とかそれ以外の「業界」の口利き
が功を奏したと考えられる。

例によって掲示板の書き込みだから、真偽は不明だが、こんな穿った見方もある。【盗作】和田義彦 その二【倒錯】スレッドより。


684 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/05(月) 16:51:58
芸術選奨に押したのは島○章三あたりだろうな。
瀧悌○あたりと事前に・・・

708 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/05(月) 20:33:34
763 :名無しさん@6周年:2006/06/05(月) 15:13:43 ID:5bHVpwd20
出席者
酒井忠康  選考委員長
美術評論家、世田谷美術館館長、美術館連絡協議会理事長、前神奈川県立近代美術館長
草薙奈津子
 美術評論家 平塚市美術館館長 元山種 美術館学芸課長 
建畠哲
 建畠 哲 美術評論家 詩人 多摩美術大学教授 国立国際美術館館長

欠席者
鈴木博之
 東京大学大学院工学系研究科教授 専門分野は建築史
瀧梯三
 美術評論家
福田繁雄  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E7%94%B0%E7%B9%81%E9%9B%84
 グラフィックデザイナー 東京芸術大学助教授 1997年紫綬褒章受章 東京国立近代美術館運営委員 日本グラフィックデザイナー協会会長 東京芸術大学美術館評議委員
吉田喜重 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E5%96%9C%E9%87%8D
 映画監督 2003年フランス政府より芸術文芸勲章オフィシエ賞

803 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/06(火) 13:17:53
まとめと疑問?

芸術選奨の選考委員全員に大いなる責任があるとして、
とくに問題は瀧梯三 (美術評論家、元新聞記者 )という選考委員のようです。
こいつがY倉という美術評論家で元新聞記者とツルんで和田を推した、がここまでのまとめです。

わたしは門外漢なのだがY倉とは?そして彼らがいた出身新聞社名は?だれか教えれ。

806 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/06(火) 13:35:43
Y倉は多摩美の教授。○悌三は日経じゃなかったろうか。
審査員は今をときめく評論家ばかりだね。○術の窓あたりにたくさん論説があるんじゃないかな。
会派内部裏では、島○章三が押しているだろう。会の大ボスだしね。

816 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/06(火) 14:11:01
Y倉って米倉の事か?元朝日

817 :わたしはダリ?名無しさん?:2006/06/06(火) 14:38:01
806 トンクス。暇なのでいま調べてみた。間違ってたら逝ってくれ。
瀧梯三(美術評論家)、米倉守(多摩美教授)、島田章三(国画会)
和田を強く推した3人のようだ。

選考委員の瀧梯三は日経新聞出身の評論家。

米倉守(多摩美教授、美術ジャーナリズム論)は
1938年三重県出身 朝日新聞の美術担当記者を経て美術評論家、
多摩美術大学教授そして松本市美術館館長。

国画会の島田章三氏(1933年神奈川県出身。東京芸大卒)は
芸術院会員、文化功労者ですね。いかにもってのが笑えるねw.

どいつもこいつも権力欲と名誉欲の塊みたいで胸が悪くなりそうだ。


裏にある構造としては
 1. 今回の芸術選奨洋画部門は「国画会」の年、「国画会」の重鎮がしかるべき人物を部内で推薦、会として更に推薦
 2. 日本現代絵画評論の重鎮で、芸術選奨選考審査員の瀧悌三氏が、国画会などの意を受けて、強く推す
3. 他の審査員で、「生きる日本近現代美術史」瀧悌三氏の意見を覆すだけの人物がおらず、「芸術選奨」授賞決定
てな流れですかね。で、罪深い話をするならば
 盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その20) 国画会は知っていた 2002年の東郷青児賞受賞時からすでに噂に
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/06/202002_7c68.html
で取り上げたように、
 アルベルト・スーギ氏の作品「交差点のバー」を「模写」した和田義彦氏の「想」により2002年東郷青児賞を受賞
したワケだが、この受賞がきっかけとなって、「芸術選奨」授賞理由となった
 昨年の和田義彦氏の回顧展が企画
されたのである。要するに
 スーギ氏の作品を「模写」して、東郷青児賞受賞→スーギ氏の作品の「模写」を大量に含む「回顧展」を三公立美術館で開催→「回顧展」が評価されて「芸術選奨」受賞
という流れなのだ。ま、今回「芸術選奨」取り消しになったのだが、もし、このまま和田義彦氏の盗作が見逃されていたら
 次は「文化功労者」→「文化勲章」受賞
ということになりかねなかったのだ。「芸術選奨」は賞金は30万円だが、年金のつく「文化功労者」への足がかりとして知られている。文化功労者への年金は
 文化功労者年金法施行令
http://www.houko.com/00/02/S26/147.HTM
によると、現在
 年額350万円
である。文化功労者に選ばれると、次は文化勲章が待っている。
で、
 他人の作品を盗作し続けて、文化勲章を受ける
という事態だけは、今回未然に避けることが出来た。

和田義彦氏の「盗作」事件は
 日本の文化「栄誉・金儲け」システムがいかに腐っていて、実力ではなく、「会派の根回し」で受賞者が決められ、かつ、「文化勲章」までの階段が作られているか
というのを、芸術業界に疎い素人にも、分かる形で示してくれた。いや〜、その意味では
 和田氏は優れた「反面教師」
である。もし、和田氏がこれだけあからさまな「盗作」ではなく、
 注意深く見なければわからない「剽窃」
で、画業を続けていたならば、本当に文化勲章を貰うまでに上り詰めていたかも知れないのだ。その点については、和田氏に感謝しなくちゃね。

しかし、
 盗作画家を芸術選奨に推薦しちゃった「国画会」
はどうなるんだろう。
 芸術選奨の「一回飛ばし」
くらいで、文科省は許してくれるんだろうか?
なおかつ
 国画会会員で、文化勲章をねらえる位置にいたエライ画家達
は頭を抱えていることだろうな。

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2006-06-06

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その30) 三重県立美術館、「和田義彦展」について館長名で謝罪文掲載

盗作認定により、「芸術選奨文部科学大臣」が取り消された和田義彦氏の受賞理由となった展覧会
 ドラマとポエジーの画家 和田義彦展
を開催した、和田氏の故郷三重県の三重県立美術館が、6/5付けで、謝罪文を公式サイトに発表した。


お詫び

三重県立美術館では、平成17年(2005年)4月9日(土)から6月12日(日)まで、「ドラマとポエジーの画家・和田義彦展」を開催いたしました。
和田義彦氏は三重県の出身で、東京芸術大学大学院修了後から国画会展に作品を発表するほか、個展開催や各種展覧会にも出品して注目を集め、平成14年(2002年)4月に第25回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞するなど洋画界で高い評価を得ていました。
こうしたことから、当館では和田氏の画業を紹介することに意義があると判断して、読売新聞社との共催により本展覧会を開催したものです。
和田氏は、本年3月にこれまでの画業と本展覧会の内容が評価されて平成17年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しました。
ところが、このたび本展覧会にイタリア人画家アルベルト・スギ氏の作品から盗作したと見られてもやむを得ない作品が出品されていたことが判明しました。
展覧会開催に当たって、当館では和田氏の画業ならびに出品作品について同氏との面談や美術雑誌、展覧会図録、その他関係の文献資料等を通じて調査を行いましたが、問題を把握することはできませんでした
本展覧会を開催したことによって、アルベルト・スギ氏、展覧会をご観覧いただいた方々並びに多くの関係各位にご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫びn申し上げます。
 私どもは今回の事態を真摯に受け止めて、今後、展覧会の開催に当たりましてはこれまで以上に慎重な事前調査を行うとともに、皆様方に信頼をいただける美術館活動に取り組む所存でおります。


平成18年(2006年)6月5日

                                         三重県立美術館長

                                               井 上 隆 邦

おお、三重県立美術館、素晴らしい。ちゃんとお詫びをしてるじゃないか。

では、同時期にこの展覧会を開催した他の美術館の対応はどうか。
 茨城県立つくば美術館
http://www.tsukuba.museum.ibk.ed.jp/2006index.html
今のところ、なんの音沙汰もない。

 渋谷区立松濤美術館
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/museum/index.html
独立したサイトがないんだな。今のところアナウンスは見あたらない。てか、和田氏は、
 松濤美術館審査委員
だからなあ。渋谷区は身内の不祥事にどう落とし前をつけるんだろ?

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その29) BBCが「受賞取り消し」を報道

BBCのサイトが、東京発で
 和田義彦氏の盗作、芸術選奨受賞取り消し
を報道した。

Last Updated: Monday, 5 June 2006, 17:56 GMT 18:56 UK Top Japanese artist 'plagiarised' By Chris Hogg BBC News, Tokyo

A leading Japanese artist has been told to return a major prize after it was revealed he had copied several works painted by an Italian artist.
Yoshihiko Wada initially denied he had plagiarised the work of Italian artist Alberto Sughi, saying the two artists had painted "in collaboration".

Now he has agreed to return the prize he was awarded by Japan's government.

It is the first time that has happened since the scheme was set up to reward artists more than half a century ago.

Yoshihiko Wada, as one of Japan's leading artists, became even more famous when he received the major prize in March.

Soon after, though, officials received an anonymous tip-off that questioned the authenticity of Wada's work.

Several of his paintings, it was said, were similar in colour and composition to those of Alberto Sughi.

'Subtle differences'

The Japanese sent investigators to Rome.

Wada claimed the two artists inspired each other and had drawn together.

But Sughi told a very different story. He said the Japanese man had come to his studio five times and photographed his work from different angles.

He had thought he was a fan, not a painter.

Wada is still somewhat reluctant to admit that what he did was really wrong.

"I borrow others' compositions and add my own ideas," he insisted. "Only artists who've studied abroad can understand the subtle differences in nuance."

The Japanese government disagrees - Wada, it says, must give the prize back.


ああ、恥ずかしいニュースだ。

和田義彦氏が
a leading Japanese artist
というのは語弊があるけど、
 文化庁が「芸術選奨」文部科学省大臣賞にふさわしい画家
と一度は認めたんだから、国際的な判断からすると、そう書かれちゃってもしょうがないわね。
で、BBCの取材では
 和田氏はスーギ氏のアトリエに五回行って、いろんな角度から写真を撮った
ということになってますね。もっと頻繁に行ってた、という話もあるけど、どっちが本当なんだろうか?

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忍び寄る鳥インフルエンザ ジャワ島地震で鶏舎に避難 鳥インフルエンザ蔓延の危険性

インドネシアは、鳥インフルエンザで死亡者が出ている国だ。
ジャワ島地震で、多くの家屋が倒壊、そのため
 鶏舎に避難
している人達が大勢いる。衛生状態は悪く、
 被災者が鳥インフルエンザに感染する可能性
が出てきている。憂慮すべき事態だ。
朝日より。


多数が鶏舎を避難所に 鳥インフルの危険、ジャワ地震
2006年06月05日21時52分
 先月27日に発生したジャワ地震による最大の被災地・バントゥル県の農村部で、家を失った被災者が養鶏場を避難所にするケースが目立っている。インドネシアでは、ジャワ島を含む広い地域で鳥インフルエンザの感染が多発しており、英国の医療支援NGO(非政府組織)は「養鶏場に残ったふんなどから感染の恐れもある」と注意を呼びかけている。

養鶏場での避難生活が続き、下痢が止まらない子どもに添い寝する被災者の母親=インドネシア・プントゥン村で
http://www.asahi.com/international/update/0605/image/TKY200606050343.jpg

 ジョクジャカルタの南約30キロにあるプントゥン村には、三角屋根の細長い養鶏場が点在する。

 オパ川に近いある鶏舎には、5家族約30人の被災者が横になったり、車座になったりしていた。地震で家が倒壊。2500羽いたニワトリを出荷して空いていた鶏舎に避難しているという。

 だが、高床式の鶏舎にはニワトリのふんが床から1メートル下の地面に積もっている。避難民のスタントさん(40)は「鳥インフルエンザは怖いけど、地震の後、雨が降り、屋根があるのはここしかない」。周囲の人たちも「どこに住めばいいと言うんだ」と同調した。

 今のところ、村での鳥インフルエンザの発生は確認されていないが、体調を崩す人もいる。スパルミンさん(43)の3歳の息子は前夜から熱を出し、下痢が止まらない。「食料も満足ではなく、心配だ」

 世界保健機関(WHO)は5日までに、インドネシアで37人の鳥インフルエンザ感染による死亡を確認した。37人目はジャワ島内の西ジャワ州バンドンで先月30日に死亡した15歳の少年という。

 インドネシアの死者数は、ベトナムの42人に次ぐ多さ。5月だけで12人が死亡し、勢いは止まらない。

鶏舎に住むのが怖いのは、感染するからだけではない。
鳥インフルエンザウイルスが人間に感染するのは、
 鳥との濃厚接触
が原因だが、こうしてヒトが鳥インフルエンザウイルスに感染しやすい状況が続くと、今度は
 鳥インフルエンザウイルスがよりヒトに感染しやすい型に変異する
可能性があるのだ。

災害は疫病を呼ぶ。予測される
 新型インフルエンザの大流行
を引き起こす元が
 ジャワ島地震での鶏舎での避難生活
にならないことを切に祈る。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その28) 朝日新聞、和田義彦氏の名古屋芸大での「依願退職の理由」を取り上げる 6/6

「芸術選奨」に和田義彦氏を強く推したと思われる
 日経出身・瀧悌三氏
と、このところずっと和田義彦氏を誉めあげていた
 朝日出身・米倉守氏
は、二人とも新聞記者出身という共通点もあってか、個展のパーティなどでは揃って現れ
 御神酒徳利
などと、陰口をたたく向きもあるようだ。
例えば、秦恒平氏が見た、平成11年6月21日の光景。秦恒平・私語の刻 3  生活と意見より。


* 六月二十一日 月

* 表参道の画廊で橋本博英氏、青木敏郎氏らのグループ展、オープニングレセプションに行った。展覧会は予想通りのものだつた。美術評論家の瀧悌三が挨拶したが、いい加減なものであった。乾杯に、もと朝日記者の米倉守氏が出てきておやおやと思った。久闊を叙した。細川弘司が来ていなくてがっかりしたが、上杉氏、四ヶ浦氏らに会った。出掛けていった目当ての青木敏郎とも話せた。安定した力の人たちの展示ではあったが、穏やかに分を守って出ずという雰囲気だつた。その気になれば、どれも楽しめる繪であった。橋本さんの風景がやはり落ち着いていてよかった。青木氏のものも期待通りだった。他は、ま、どうでもよかつた。

で、この二人が一押ししていた和田義彦氏なのだが、朝日がやっと
 名古屋芸大在職時の問題行動
について取り上げた。ま、今日発売の週刊朝日もセクハラ疑惑について記事があるみたいだし、所謂
 雑誌との連動記事
ってことかも知れませんがね。


盗作疑惑の和田氏、教授時代もトラブル 02年に退職
2006年06月06日06時04分

 イタリア人画家の作品の盗作疑惑で芸術選奨文部科学大臣賞の授賞の取り消しが決まった洋画家の和田義彦氏(66)が名古屋芸術大学(愛知県北名古屋市)に教授として在職していた02年当時、入試の面接をした女子受験生に対し、自分に連絡を取るように伝え、「入試の公平性を揺るがす重大な問題」として、大学の調査委員会に取り上げられ、依願退職していたことが分かった。

 和田氏は80年に同大の絵画科の助教授で採用され、86年に教授に就任した。

 大学の説明によると、02年2月の入試の際、女子受験生の1人が面接終了後、和田氏から連絡するように電話番号を書いたメモを渡されたとの情報が、受験生が通う塾から寄せられた。このため大学は同年3月、調査委員会を設置した。

 調査委に対し、和田氏は事実関係を認めたという。大学側は退職を勧め、和田氏も「一身上の理由」で02年6月8日付で退職願を提出、7月31日付で退職したという。

 和田氏は朝日新聞の取材に、「大学を辞めたのは、作家活動に専念するためだ。こちらから受験生に声をかけたことはなく、複数の受験生に声をかけられ、大学の電話番号を教えたことはある。大学側に言っても聞き入れてもらえなかった。自分を攻撃するために勝手に言われていること」と反論している。

この事件は
 まだマシな方
だ。
朝日新聞と週刊朝日が取り上げたから、次は週刊文春か週刊新潮あたりかな〜。フライデーが突撃するとか。しかし、漏れ聞こえてくる情報では
 全貌はとても文章に出来るような内容ではない
そうだから、各メディアには、被害者が報道の二次被害に遭わないような報道姿勢を、強く望む。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その27) Go! Go! 「盗作」バスターズ!

博士一万人計画は頓挫している。学位を出しても、就職先がない。少なくとも、アカデミックポストは長期減少傾向、学位のない「天下り教員」が更に学位持ちを圧迫し、企業は
 博士は使いにくい
と採用を渋っている。

しかし、今回の
 盗作問題
で、
 美術史学位持ちには新しいビジネスチャンス到来
かも知れない。美術史って売れないからねえ。一番売れないのは純粋美学だけど。
和田義彦によって露呈された公募展の弊害スレッドより。


199 :書跡 :2006/06/04(日) 13:28:18
んでも、一部の幹部の優柔不断で自己保身的行動のおかげで、沈没
寸前に追い込まれているわけでしょ?門戸が云々のレベルではなく、
無能集団と判定されても言い逃れできない状況に追い込まれている
訳さ。

まあ、国画の絵画は、沈没まで行かなくとも、公の場では当分割り
食うわな。幹部が全員辞めて、自ら先を切って盗作捜査会でも
外部委託で作るとか、綺麗さっぱり整理せん限りはね。

自分としては美術史出身で職にあぶれたOD/PDを集めてチェック機構
を作って、企業化するという、ビッグビジネスの予感
がして、誠に
かんばすい限りだがw。

203 :出品者つづき3:2006/06/04(日) 13:52:36
>>199
>自ら先を切って盗作捜査会でも
>外部委託で作るとか、綺麗さっぱり整理せん限りはね。
いいアイデアだね。そのぐらいやるべきだとは思うんだけど、俺がカキコした現状
でそれができると思う?まあ、やったら見直すけどね。

結局、和田も狭い美術界で保身に勤めているみじめな絵描きの一人だったというわ
けだが、今回の事件がマイナスではなく、日本の美術界がどう分断してしまってい
るか、閉鎖的であるか、市場が未熟であるか、様々なことを考えるいい機会になれ
ばと思う。
閉鎖的云々言えば何もアカデミズムに限ったことではない。現代アートと称するも
のにも閉鎖性(今回の事件だって海外のアカデミー美術の状況について知ってい
りゃみんなで見破れたでしょうよ)を感じるし、このままいくといち団体どころか、
日本のアートシーンそのものが沈没してしまう。

210 :書跡 :2006/06/04(日) 18:04:31
いや、美術史や美学の連中が、勝手連で乗り込んでいけば良いと
思うよ。若くて優秀な連中と意見交換もできるし。とにかく、
データとして個人アーカイブを持っている美術史の側と、実作の
のつながりがなさ過ぎた
からねえ。


そうなんだよね〜。
 絵描きは現代美術の動向を知らない
んだもん。研究者は
 IT技術発達のおかげで、個人でもでかい画像アーカイブをもてる時代
なのに。それに、なんだか知らないけど
 データベース科研は当たりやすい
と言われていて、
 〜の画像データベース
なんてテーマで出すと、大変に当たる確率が上がるという説もあった。で、そのデータベースをアーティストが使ってるかというと、全然、である。というか
 科研の画像データベースの利用者
って、
 そのデータベース関係者とその周辺
くらいじゃないのか? 著作権の関係で、公開されてるとは限らないし。あれだけ結構な額の科研費の成果が、埋もれてるんだからもったいない。

ともかくも
 盗作バスターズ
は、ビジネスになるならないは別として、是非やってもらいたい。てか、文化庁が
 美術研究者にこうした業務を委託する
のもアリじゃないの? それも、忙しい先生方じゃなくて
 若手研究者
に振るのがいいんじゃないのかな。勉強になるしね。すくなくとも学位を持ってる美術史研究者のデータベースは簡単に作れるでしょ、文科省。リストを作って、そうした研究者の助けを必要とする美術館などに
 個人情報の管理に留意しつつ、人材情報を提供する
というのはアリかもね。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その26) 芸術選奨に「強く推した」のは瀧悌三氏か?

和田義彦氏の芸術選奨受賞取り消しが決まったが、
 選考時に強く推した委員
は、毎日の記事によると、どうやら
 瀧悌三氏
らしい。


絵画酷似問題:芸術選奨取り消し決定 選考方法の改善指示

(略)
 文化庁芸術文化課の鬼沢佳弘課長によると、午前に開かれた臨時審査会では事前に意見収集した高階秀爾氏ら4人の有識者が全員「盗作とみられてもやむをえない」との見方で一致したことが報告され、3月の審査会で和田氏を推した美術評論家の瀧悌三氏(5日は欠席)から「(両氏の作品の)酷似は模写の一形態で、和田君のオリジナリティーに帰することは出来ません」などとする書面も示された。作品が酷似している23点を検証し、「構図、色彩、モチーフの基本が同じで、盗作したと判断せざるをえない」として出席した審査員3人の全員一致で取り消しが決まった。
 審査会は両氏の調書も検討。和田氏がスギ氏に謝罪し、酷似作品をイタリアに送るのに同意した部分からも盗作を否定する和田氏の釈明には説得力がないと判断した。
 和田氏に対し、5日から1週間程度の弁明期間を設けたうえで取り消しが確定し、賞状と賞金30万円の返還を求める。スギ氏には在伊日本大使館を通じて取り消しを報告し謝罪する。
 賞取り消しを受けて文化庁は「審査員の増員や、文化庁による候補者の調査の充実を検討する」(鬼沢課長)という。【米本浩二、手塚さや香】
(以下略)


しかし、3月の選考時に強く推したのなら、
 昨日は審査会に出席して自分の不明によって歴史ある芸術選奨の権威に泥を塗った
ことを
 自らメディアの前で詫びる
べきだろうな、瀧悌三氏は。なんでも
 日経出身の「美術記者歴四十余年」の大御所
らしいが
 エライ人ほど、潔く謝らなければならない
んじゃないの? それとも
 日本はこの「会長」クラス年代が謝らない国
になったのか? 世も末ですな。

文化庁は、在イタリア日本大使館を通じて、アルベルト・スーギ氏に謝罪するつもりらしいが、これを契機として
 イタリア現代作家企画展
を国立美術館で開けばいいんじゃないかな。こんな盗作が堂々とまかり通ってたのは
 海外の現代作家についてあまりにも無知
だったからだろう。スーギ氏だけでなく、日本でイタリアの現代作家を広く紹介すれば、今回の
 日本の文化行政の不手際
が、ケガの功名となって
 日伊文化交流の更なる深まり
をもたらすことが出来るだろう。かつ
 日本でイタリア現代作家をパクってる不届き者の洗い出し
にも使えるだろうしね。

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2006-06-05

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その25) 文化庁、和田義彦氏の「芸術選奨」授賞取り消し(速報)

テレ朝の昼のニュースでたった今(11:53)、
 文化庁が審査会を開き、和田義彦氏の「芸術選奨」授賞取り消しを先ほど決定
と報じた。


2006/06/05(10:58) 盗作疑惑の洋画家和田氏 芸術選奨を取り消し

 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した洋画家・和田義彦氏の盗作疑惑を受け、文化庁は臨時の審査会を開き、賞の取り消しを決めました。

 和田氏をめぐっては、イタリア人画家・アルベルト・スギ氏の作品、20点以上を盗作した疑惑が持たれています。文化庁は、5日午前10時から芸術選奨の選考に当たった委員7人のうち3人が出席し、臨時の審査会を開催しました。取り消し理由として、和田氏の受賞を取り消す決定をしました。芸術選奨の取り消しは、初めてのことです。4日夜、和田氏からは「賞を返上したい」という内容のファクスが文化庁に届いていますが、盗作疑惑については、これまで「作品はオリジナルで盗作ではない」と反論していました。

フジは村上ファンド会見中心で全国ニュースにこの話題を乗せなかった。

これからNHKの昼のニュース。
NHKは
 臨時審査会で「盗作と見られてもやむを得ない」と結論、受賞取り消しへ
という報道。(12:10)

少なくとも文科省と芸術選奨の審査会メンバーは、自らの不明を恥じ、アルベルト・スーギ氏に直接詫びるべきだろう。

続き。産経に短く一報。


和田氏の作品「盗作と判断」 芸術選奨を取り消し

 今春の芸術選奨文部科学大臣賞に選ばれた洋画家、和田義彦氏(66)の作品がイタリア人画家、アルベルト・スギ氏(77)の絵に酷似していた問題で、文化庁は5日、芸術選奨美術部門の選考審査員を再招集し、臨時選考審査会を開いた。
 文化庁の調査内容や和田氏側の主張を踏まえた審査の結果、「盗作と判断せざるを得ない」と全員一致で判断、芸術選奨を取り消す結論を出した。

 受賞の取り消しは、芸術選奨が創設されて以来、初めて。

 和田氏は4日夜になって「賞取り消しという不名誉を受けたくない」として賞の返上を文化庁に申し出ていた。また、2人の作品が酷似していることについては「(盗作と)受け取られても仕方がない」という旨の内容を文書で提出する一方で、一貫して盗作疑惑を否定。「私なりの手法で表現したもの」と強調していた。

(06/05 12:15)


毎日が「取り消しへ」を「取り消し」として記事を手直しして掲載。

絵画酷似問題:盗作認定、芸術選奨取り消す 文化庁

盗作の有無を審議する草薙、酒井、建畠の各審査員(左から)=5日午前10時5分、手塚さや香写す
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/images/20060605k0000e040037000p_size6.jpg

 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した洋画家の和田義彦氏(66)の作品がイタリア人画家、アルベルト・スギ氏の作品と酷似している問題で、文化庁は5日午前、盗作の有無を判断する臨時審査会を開き、「盗作とみられてもやむを得ない作品があった」として授賞の取り消しを決めた。同日午後、文科省が正式発表する。賞取り消しは1950年の芸術選奨の創設以来初めて。選考のあり方も厳しく問われそうだ。
 審査会には、3月に和田氏への授賞を決めた美術部門の審査員7人のうち、3人が出席(欠席した4人のうち3人が委任状提出)。終了後に会見した文化庁芸術文化課の鬼沢佳弘課長らによると、主な授賞理由となった回顧展「ドラマとポエジーの画家 和田義彦展」を中心に、和田氏とスギ氏の対面調査での発言、調書、図録などを検討。「盗作でないと証明する十分な根拠がない」という結論に至った。美術評論家の高階秀爾氏ら有識者4人にも意見を求めたが、「盗作の可能性をぬぐいきれない」との声が強かったという。
 今年4月に匿名の投書が社団法人日本美術家連盟と文化庁に寄せられたことから、疑惑が浮上。文化庁の聴取に対し、和田氏は「スギ氏とは長い付き合いで、一緒に習作やデッサンをして影響を受けた。作品はスギ氏へのオマージュ(尊敬から似た作品をつくること)であり盗作ではない」と主張。スギ氏は「和田氏は私の絵のファンだと思っていた。画家と思ったことはない。和田作品を見て驚いている。明らかな盗作」と述べ、全面的に対立した。
 さらに、和田氏は4日夜、毎日新聞社や文化庁に疑惑を否定したうえで賞を返上する意向を文書で伝えた。この中で和田氏は、「三十五年間に渡る深い交流を通じて啓発し合いながらの成果」「形を同化して私なりの空間、造形性を……盛り込み、独自の世界を創造することが、この時代のテーマだった」と説明したが、審査会では議論の対象にならなかった。
 和田氏は東京芸術大大学院を修了。美術団体「国画会」に所属していたが、盗作問題で5月31日に退会勧告を受けている。【米本浩二、手塚さや香】
毎日新聞 2006年6月5日 10時41分 (最終更新時間 6月5日 12時17分)


ところで、
 芸術選奨の選考過程で「ある委員が強く推した」
という噂があるのだが、今日出席あるいは委任状を寄せた委員は六人。一人だけ、欠席して委任状も出してない委員がいるのだけど、どうして? まさかその人が「噂の和田義彦氏を一押しした委員」じゃないよね?

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その24) 文化庁、和田義彦氏の「芸術選奨返上」願いに関わらず、本日審査会を開く予定

NHKが文化庁に尋ねたところ
 和田氏の「返上」願いとは別に、6/5の審査会を開く予定
だそうだ。
NHKニュースより。


盗作を否定 選奨は返上の意向

(略)
文化庁は、5日に芸術選奨の選考委員を務めた専門家らを集めて審査会を開き、盗作かどうかの判断を下す予定ですが、和田氏は、4日夜、NHKの取材に対し、5日に文化庁に賞を返上したいとする文書を提出する考えを明らかにしました。この文書で、和田氏は「構図が酷似しているのはローマの画家との深い交流の成果だ」として、盗作ではなく共同制作だとあらためて主張したうえで、「今の情勢でわたしの主張が聞き入れられるとは思えず、賞の取り消しという不名誉を受ける前に返上したい」としています。一方、文化庁は、5日の審査会で、この文書とは関係なく、盗作かどうか検討し、文部科学大臣賞の扱いを検討することにしています。

06/05 00:25


まあ、小坂文部科学大臣が
 6/5に審査会を開く
と明言してるんだから、当事者が何をやってもそれが覆ることがないのが官僚主義ってことなんだろう。

なんせ、高松塚古墳壁画損傷問題で、ただ今、文化庁は
 大臣に信用されてない
とびくびくしているらしい。
朝日より。


「報告した」「記憶にない」 国宝壁画損傷、解明足踏み

2006年06月04日12時08分

(略)
 文部科学省からもプレッシャーがかかる。小坂文科相は、調査委の結論を待って関係者の処分を検討する考え。文化庁単独で対応してきた。文化財のカビ対策について「専門家会合」を設け、省内に事務局を置く意向も示した。ある文化庁職員は「大臣は我々を信用していない」とショックを隠さない。
(以下略)


大臣に信用されてないというのは、官僚にとっては、驚天動地だろう。
芸術選奨も壁画の管理も、文化庁の
 美術学芸課の管轄
なわけで、新聞記事や記者会見を見ていると
 両方で同じ名前が出てくる
のに気がつく。
(追記 11:19)
例えばこんな記事。
朝日より。

「文化財保存、村民も」/高松塚古墳
2006年04月14日

(略)
 高松塚古墳の極彩色壁画(国宝)の劣化が発覚した04年6月以降、村は文化庁への不信感を募らせていた。今年1月、初めて村で開いた住民説明会で、同庁の加茂川幸夫次長が出席し、「情報公開が不十分だった。信頼回復に努めたい」と約束した。

 「文化庁からの連絡はそれ以降増えた。今回発覚したことは過去の文化庁の体質だと信じたい」。明日香村の脇田文化財課長は、同庁の変化を期待する。

(以下略)


スポニチより。

和田氏“盗作”否定 文化庁に文書提出
(略)
 芸術文化課によると、和田氏は約1時間にわたり同庁の加茂川幸夫次長と面談。酷似が指摘された作品について「スギ氏と共同制作したり、オマージュとして描いたものだ」と説明、スギ氏の「盗作だ」との主張に「きちんと反論したい」と疑惑を否定したという。

 同課は「芸術選奨の権威にかかわる問題なので早く結論を出したい。今後は選考方法の改善も検討したい」としている。
(以下略)


文化庁の実質的な「責任者」は、現在加茂川次長。前職は「高等教育局私学部長」だったそうだ。加茂川次長の前の素川富司次長は、2004年7月1日付で「スポーツ・青少年局長」に転出している。
第148回宗教法人審議会
和田義彦氏に文化庁の実質的トップが直々に話を聞いたわけ。官僚組織的にはでかい話みたいだけど、一般人にはこのあたりの機微は分かりにくい。しかも、和田氏は全然分かってなかっただろう。

そういえば、河合文化庁長官と以前同僚だった先生方に
 何で高松塚にしてもこの話にしても、河合さんは出てこんのや?
と聞かれた。一応、その都度
 長官は責任が及ばない職らしいです
と答えている。この点については、2005年10月に大地舜氏が確認している。


注1
文化庁長官は行政的な責任を取らなくてよい。したがって国会答弁なども次長が行う。だが形式的な人事権は所有している。(文化庁文化財課島田健治課長補佐)

(追記 ここまで)

ま〜、
 高松塚の一件で大臣に強い不信感があったところに、自分の名前を冠した「芸術選奨文部科学大臣賞」が盗作
とあっては、小坂文科相の怒りも宜なるかな、だ。いつものような
 官僚主導
というわけには行かないだろうね。

今回の「盗作疑惑」で傷ついた「芸術選奨」の価値を守るためには
 文化庁自らが、断を下す
以外に手はない。そして、
 同じことが二度と起きないように、事前の審査体制を抜本的に刷新する
必要がある。今まで絵画に関しては
 関係団体の推薦
などで決めてたようだけど、「盗作」疑惑はこれからも起きうるから
 類似した先行作品がないかどうかをチェックする第三者機構
に調査をさせないとね。また、国際的に恥をかくぞ。

しかし、和田氏のタニマチだったトヨタの奥田碩氏は、さぞかり腸が煮えくりかえってることだろう。せっかくF1に参戦して、多額の儲けをつぎ込み、会社のイメージアップを図り、ヨーロッパ市場の拡大を図ろうとしてたのに、この盗作事件は、今まで払拭しようとしていた
 やっぱり、日本人はヨーロッパの猿真似しかできない
という悪評を、ヨーロッパの人々に思い出させ、日本人を揶揄するネタになったのだから。それも贔屓の画家が引き起こした事件なのだから、念が入っている。フランス・イタリアの自動車会社あたりが、今回の経緯を知れば、トヨタの不見識をせせら笑うに違いない。
 やっぱりヨーロッパの猿真似をする奴は、イタリア人の猿真似をした絵がお気に入りなんだね。オリジナルを作る力もなければ、本物を見抜く力もないのだね。
と。トヨタのダメージは結構大きいかも。というか、ヨーロッパの階層社会では、このあたりの
 芸術に対する「見識」
は、F1に参戦するような自動車会社の経営者であれば
 当たり前に身に付いている教養
ではないかと思われるからなのだ。アメリカはどうだか知らないけど、ヨーロッパは手強い。

おまけ。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その23) 和田義彦氏、「芸術選奨」を返上(速報)

とうとう、和田義彦氏が腹をくくった。芸術選奨を返上するという。ところが相変わらず
 盗作ではない
と言い張っている。
文化庁や上級省庁の文科省のみなさまは、
 自分たちが「芸術選奨剥奪」という「前例のない不祥事」に荷担せずに済んだ
とほっと胸をなで下ろしていることだろう。なんせ
 前例がない
というだけで、官僚の世界では
 あってはならないこと
だからな。しかも不祥事。これで
 なんとか処分は免れた(もしくは、あったとしても軽くなった)
と思っているのかもね。でも、安心するのはまだ早い。問題は
 文部科学大臣名義で与える賞なのに、盗作のチェック機能が全くない
ってことで、今後は
 授賞に至るまでの過程を抜本的に改革しない限り、同じことは何度でも起こる
だろう。

共同通信より。


和田氏、賞の返上申し出 「不名誉受ける前に」

 今春の芸術選奨文部科学大臣賞に選ばれた洋画家和田義彦氏(66)の作品がイタリア人画家アルベルト・スギ氏(77)の絵画に酷似していた問題で、和田氏は4日、文化庁に賞の返上を申し出た
 和田氏はこれまで、文化庁の調査について「(盗作という)結果ありきだ」と批判していたが「今の情勢では主張が聞き入れられるとは思えず、賞の取り消しという不名誉を受ける前に返上する」と説明している。
 作品の酷似については「(スギ氏との)深い交流を通じて啓発し合いながらの成果」と主張、今後の作品で疑惑を晴らしたいとしている。
(共同通信) - 6月5日0時15分更新


賞の返上を決めたのは、誰かが引導を渡したんだろうね。守護天使の美術評論家米倉守氏だろうか?

しかし、81年から半世紀にわたって盗作を続けてきた画家が
 疑惑を晴らしたい
と言っても、
 他の作家を盗作するだけじゃないのか
と思われるだろうな。果たして、
 和田義彦氏のオリジナルと言える画風は存在するのか否か
だ。実際、
 スーギ氏以外の画家からも盗作しているのではないか
と95年頃に噂があったようだからねえ。和田氏が勘違いしてるとすれば
 今はインターネットで画像が公開されていれば、世界中どこからでも見ることができる時代になっている
ことだ。以前のように
 海外の作品にアクセスできるのは、洋行帰りだけの特権
ではないのだ。もし、画集が必要であれば、オンライン書店などに手配して、望みの画家の画集を手に入れることも出来るだろう。つまり
 真似しても真似しても、ネタ元を暴きにくる人達が狙っている
わけで、今までのような牧歌的な状況ではない。似た画像をピックアップできるソフトもあるようだし、
 疑いを掛けられたら、結構しんどくなる
だろうね、和田氏に限らず、日本の洋画家達は。

続き。毎日が詳しい記事を載せている。和田氏から芸術選奨返上のファックスが届いたのだという。


絵画酷似問題:和田氏、芸術選奨返上へ 疑惑は重ねて否定

 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した洋画家の和田義彦氏(66)の作品がイタリア人画家、アルベルト・スギ氏の作品と酷似している問題で、和田氏は4日深夜、賞を返上する意向を毎日新聞社などにファクスで明らかにした。併せて文化庁にも返上を文書で申し出た。盗作の有無を判断する文化庁の審査会が5日開かれるが、和田氏は取材に対し「賞が取り消される可能性が大きく、非常に不条理だ」と疑惑を重ねて否定した。
 ファクスは冒頭に「芸術選奨文部科学大臣賞 返上願い」と書かれたB4判の紙1枚。スギ氏の作品と酷似している理由を「三十五年間に渡る深い交流を通じて啓発し合いながらの成果」「出来る限り、形を同化して私なりの空間、造形性を技法とマチエール(材質感)で盛り込み、独自の世界を創造することが、この時代のテーマ」だったなどと説明している。
 その上で「今の情勢では私の主張が聞き入れられるとは思われず、賞の取り消しという不名誉を受ける前に、この際、芸術選奨文部科学大臣賞を私の方から返上致したいと思います」と記した。
 さらに賞は副産物にすぎず、今後の作品が疑惑を晴らしてくれるなどと創作活動への意欲もにじませている。
 和田氏は4日、電話取材に「取り消される前に(返上願いを)出すことで、私のメンツが立つ」と語った。【油井雅和】

毎日新聞 2006年6月5日 0時33分


人間、プライドだけが肥大するとこうなる、という見本みたいなファックスですね。

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2006-06-04

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その22) スーギ氏からのファックスを翻訳してみました 和田義彦氏の最初の翻訳は自分に都合のいい「超訳」という結論に

今回の件で一貫して、和田義彦氏を擁護してるのは作家の森村誠一だが、公式サイトに
 スーギ氏からのファックス原文
を載せている。
 和田義彦氏盗作疑惑について
http://www.morimuraseiichi.com/opinion/op_20060603.html

このイタリア語で書かれたファックスについて、疑問の声が上がった。【絵画盗作疑惑】和田氏の賞取り消しも 絵画酷似問題で文科相スレッドより。


485 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:05:38 ID:3I/fTEk90
森村サイトに載ってる「スギ氏からのFAX」ていうの見たけど、どう見てもこれおかしいよ。
和訳は「和田義彦へ」ってなってるけど、原文には宛先がない。
仮に和田宛だったとしたら、文中の「僕は和田義彦のことを追憶している」なんて不自然。
当然「君のことを〜」と書くよね。これ、誰に向かって、なんのためにわざわざ書いているのか
変な手紙だ。何か脅迫されて無理矢理書いたような感じ。
作家として、森村さんはそこらへん、何も感じないのでしょうか?

491 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:14:50 ID:JjXpxVHI0
>>485
スギ氏本人がそんなの送ってないって言ってるから誰が書いたのかさえ疑わしい。
一番重要なのは最後の署名が手書きじゃないってことだね。

http://www.morimuraseiichi.com/opinion/op_20060603.html

493 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:16:54 ID:aGz5LFVp0
>>485
激しく同意。

いちいち本人宛の手紙にフルネームを入れるのは不自然。
文中はtu(君)で表現するよね。それにしてもあの日本語訳は
意訳しすぎじゃない?

494 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:18:20 ID:JjXpxVHI0
>>493
イタリア語できるならだいたいでいいから訳してみてよ

495 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:21:50 ID:aGz5LFVp0
>>494
チョト待ってて。Aspetta un po'.

497 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:23:08 ID:3I/fTEk90
>>493

あと、スギ氏がご自分のサイトで発表している声明では、「義彦」をIoshihiko と
イタリア風の綴りで書いてるのに、この森村サイトのFAXではYoshihikoになってる。
原文で「Wada」と、書いているのも、かってに「君」なんて和訳されているし。
ひじょ〜にあやしいFAXだと思うんだけど。森村さん、そこらへんいかがですか?

という経緯で、昨夜、493=495さんが問題のファックスを翻訳した。
502 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:37:17 ID:aGz5LFVp0 私は「和田モシャ彦(フルネーム!)」が最初はチェゼーナ、そしてローマの スタジオで私と仕事をしていた時間をしばしば思い出す。 真の友情と文化的経験の交換が生まれ、そしてそれは、年老いたイタリア人 画家にも日本人の若い画家にも互いの仕事を充実させる機会を与えた。 このため、私たちの友情ーーもうかれこれ40年も続いているがーーは、 私たちの作品について意見を交換し、比較するための貴重なものである。 「ワダ」とのこの関係は、お互いに人生がくれた贈り物であると考える。

  おスギ

老画家なら、もう少しかっこいいイタ語を書きそうだが・・・。
乱雑な訳で失礼。

503 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:38:12 ID:JjXpxVHI0
>>502
どうもありがとん

506 :502:2006/06/03(土) 23:43:38 ID:aGz5LFVp0
連投ゴメソ
最後のほうの「貴重なもの」は「貴重な基準」の
ほうがいいのかなあ。riferimentoの訳語だけど
「基準」ってしっくりこないんだけどなあ。

508 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:57:41 ID:AwPUWFyF0
>>506
「参照点」って感じでは?
referenceと同じような意味だよね。


つまり
 共同制作
なんて言葉は一切出てこないのだ。で、この翻訳によって、このファックスの性質は
 和田義彦展への宣伝用メッセージ
だということが明らかになった。

509 :名無しさん@6周年:2006/06/03(土) 23:58:59 ID:6nhAqdqo0
>>485
仮に捏造ではないとすれば、おそらく「個展を開くんで祝電のFAXチョーダイ」とモシャ彦が
しつこいのでスギ氏の秘書かなんかが適当に書いたんでは。虚飾ばかりで空疎な文章で
親しい間柄なら、具体的にあの作品はどうとか、この前来たときは〜とか書くと思う。

で、FAXの下のほうに番号らしきものが書いてあるところをさして「スギ氏のFAX(番号)」
というようなことが書いてあって、スギ氏のFAX機から発信されたものだからホンモノと
主張しているようだが、FAXああいうのはFAX機の設定で実際の電話回線とは別の電話番号を
設定できるのでなんの証拠にもならない。

さらに40年来のつきあいならFAXが登場する以前は手紙のやりとりしていただろうで、
そういうのが残っていない、証拠として提示できないのはおかしいってことになる。

516 :名無しさん@6周年:2006/06/04(日) 00:50:00 ID:/yY7eevy0
>>510
いえいえ、こちらこそ。
私にはすぐ全文訳出なんて芸当はできませんで。お見事&乙でした。

>>511
ネットで拾ったテレビのキャプ画像を見ると、このファックスはタイプで打ち直したものじゃないのかな。
もう一枚スギ氏の手書きのファックスがあるように(二枚を)並べてある。差出人の刻印とかがあるのはこの手書きのほう。
転記する際に書き直した、とかいう言い訳が出てきそうな予感。


それにしても、2ちゃんねるは人材が豊富ですね。英仏独のみならず、イタリア語もすぐに訳出。493さん、508さん、ありがとうございました。

今朝の産経が別のヒトの翻訳を掲載、やはり
 これまで公表されていたのは「超訳」だった
という結論に。
産経より。


盗作疑惑、伊画家書簡を不自然翻訳 「共同制作」強調か

 盗作の疑いが出ている洋画家、和田義彦氏(66)の回顧展で掲示されたイタリア人画家、アルベルト・スギ氏(77)からの書簡の日本語訳の一部が原文の意訳を超えた不自然な文章になっていることが3日、関係者の指摘で分かった。翻訳は和田氏自身で行い、「このすべての同時体験に近い仕事が私たちの現在の基盤になった」などと「共同制作」を示唆する翻訳だったが、原文からは読み取れない表現だった。
 共同制作を和田氏は「あった」、スギ氏は「なかった」と主張している。盗作の認定には共同制作の有無が重要な争点になるとみられ、判定は5日の芸術選奨選考審査会で審議される。

 問題の書簡はスギ氏が和田氏にファクスで送った昨年11月23日付のもの。和田氏は昨年4月から12月にかけ三重、東京、茨城で回顧展を実施。これが芸術選奨受賞の理由となった。一連の回顧展の中で和田氏は、11月26日から始まった茨城での展覧会で、この書簡を、自身による訳文と並べて掲示した。

 この直前の11月15日、和田氏の作品がスギ氏の盗作でないかとする問い合わせが茨城の会場に寄せられていた。この後、和田氏がスギ氏に依頼して2人の親密な関係などを書いてもらったのが、問題の書簡だった。

 学習院大講師の押場靖志氏(イタリア語)が書簡原文を確認したところ、和田氏の翻訳で「友情を超えて、互いに絵画観について意見交換しながら、いくつかの絵画をうんだ」とあった部分は、「真の友情と文化的経験の交流が生まれ、互いの仕事を豊かにする機会が与えられた」が適切と認められた。


 また「このすべての同時体験に近い仕事が私たちの現在の基盤になったのだ」(和田氏訳)の部分は、押場氏の訳では「私たちの友情は、互いの仕事を対照し、作品についての意見を交換するための参照点(基準点)となっている」基盤の主語和田氏の訳では「同時体験に近い仕事」となっているが、押場氏は「『友情』が主語のはず」と指摘「すべての」は原文になく、共同制作のニュアンスを強調するために意訳された可能性もある。

 押場氏は「ある程度の意訳は許容できるだろうが、一部の訳し方は不自然。自分の思いを投影して都合のいいように訳しているように見える」と指摘した。


【2006/06/04 東京朝刊から】

(06/04 08:49)

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方 (その21) 「盗作」「著作権侵害」天国日本の実態 広告の場合

今回の盗作疑惑について、あちこち見ていたら、こんなサイトを見つけた。
 ソックリ広告博物館
http://www.artparadise.com/museum/index.shtml

日本の企業や自治体
 他人の著作物を勝手に広告に使用してバックレている実例
を大量に集めたサイトだ。

まあ、すごいものですね。広告のレベルでは
 他人の絵をパクるのは自由自在、自分たちはクライアントから制作費を濡れ手に粟のつかみ取り
ってのが、バレバレ。で、こうした
 広告クリエーター
って、しかるべき美大とか専門学校卒なんでしょ? 美術系の大学や専門学校って
 他人が作ったイイものを文字どおり「盗む技術」
も教えてるの? 

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2006-06-03

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その20) 国画会は知っていた 2002年の東郷青児賞受賞時からすでに噂に

和田義彦氏が所属している(まだ退会したかどうか不明)国画会の入会基準は結構厳しい。


Q6: 国画会の会員にはどのようにすればなれるのですか?

A: 先ず一般出品からスタートし、連続5回以上の入選、または10回の入選,あるいは受賞して 会友となります。さらに、受賞や経験を重ね作品審査の上絵画部会員全員の投票により準会員となります。(準会員はその後、無鑑査となり落選することはなくなります。)次に、準会員を対象に絵画部会員による作品審査、投票を経て、人柄なども考慮した上で会員推挙とその承認を得て会員となります。


つまり
 入選連続五回or入選十回で会友→会員の審査・投票で準会員(ここで無鑑査に)→会員の審査・投票で会員
という三段階を経て、ようやく「国画会会員」を名乗れるというわけだ。で、突っ込みどころは赤で示した通り
 人柄なども考慮
ってところか? まあ、和田義彦氏は、
 魅力的に映る人柄
なのだろうね。そうでなければ、あれだけ大量のタニマチを惹きつけることは出来ない。

で、実は
 スーギ氏の作品を「模写」したと覚しい作品が「東郷青児賞」を取っちゃった
ワケなのだが、この件について、どうやら
 国画会内部では、「アレはマズイだろ」という話になっていた
というのである。やれやれ。

まずは、「東郷青児賞」の疑惑について。5/31付けの産経より。


絵画盗作疑惑 東郷青児美術館大賞の作品でも酷似

自作「交差点のバー」の横に立つアルベルト・スギ氏=ローマ市内のアトリエ(共同)
http://www.sankei.co.jp/news/060531/sha089-1.jpg


≪スギ氏に同様の構図の作品≫
 今春の芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した洋画家、和田義彦氏(66)が、イタリア人画家のアルベルト・スギ氏(77)の絵に酷似した作品を多数発表している問題で、和田氏が平成14年に「安田火災(現損保ジャパン)東郷青児美術館大賞」を受けた作品も、スギ氏に同様の構図の作品があることが31日、分かった。

 スギ氏の画集やホームページには載っていない作品で、類似作品の数はさらに増える可能性がある。

 問題の作品は、和田氏が13年に個展で発表した「想」。「深い内面性と象徴性を感じさせる代表作」と評価され、翌年の大賞に選ばれた。ところが、スギ氏は構図などがよく似た自作「交差点のバー」をアトリエに所蔵しており、1998〜99年に制作したとしている。サイズは「想」より小さい。酒場の風景とみられ、テーブルや柱、人物の配置や姿勢、瓶やグラスなどの小道具もほぼ同じ。

 和田氏の「想」は、芸術選奨の主な受賞理由となった平成17年の巡回展「ドラマとポエジーの画家 和田義彦展」にも出品された。

 文化庁が多数の酷似作品について調査を進めているが、和田氏は「盗作ではない」とし、スギ氏は「自分の作品の模写だ」と主張するなど言い分は対立している。

(05/31 17:00)


Togo
拾いものの比較画像。産経の記事では正面から絵を撮ってないので、補正してくれたヒトがいる。

で、国画会関係者とか国画会会員の教え子がこんな書き込みをしている。和田義彦盗作疑惑スレッドより。


37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/31(水) 22:44:27
国画会の内部では、「和田の作品はヤバイよ」と以前から噂だった。
アルベルト・スギの画集は日本では手に入らないので、イタリアから取り寄せて、
和田の図録と見比べていた、まさにそのタイミングでマスコミに
出てしまった。
「あれは盗作と言われても弁解の余地なし」
と、国画会所属の東京芸大出身の先生が話してくれた。

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 11:50:37
出品者です。けど特にシンパシー持ってません。芸術の「学校」みたいに
思ってます。
2ちゃんにある無知でアサッテの会への中傷には腹立つけどね。

>>37
なんたって、4年前損保の賞貰ったときから国画で噂になってたらしいよ。
あれはヤバイって。

じゃあなんでその時に調査しなかったのよ。セクハラ疑惑も含めて、前から
問題児だったんじゃないのか
ね。
…どこの団体もそうだろうと思うけど、そう簡単に首を切れない事情っての
はあるんだろうが、損保ジャパン大賞を前に会のメンツが優先してしまった、
と思われても仕方ない。80周年どころじゃないだろ。なんか手元に記念誌
とか来たけどさw。
これは団体展だけでなく、日本の美術全体を揺るがす重大問題だよ。
(絵描きの端くれとしては、これでウミがでて、少しは風通しよくなるかな、
と期待していたりする)

「ばれなきゃイイや、会員が賞取れば、国画会としてもイイ宣伝だし」ってことかな〜。
しかし、各地のカルチャーセンターなどで
 油絵・デッサン 講師(国画会所属)
というヒトがたくさんいるわけですが、今頃、頭痛いんだろうなあ。ま、ついてる生徒さんたちは善良な素人さん達だろうから、センセイを疑うなんてことはしないけどね。
この問題を、あまり新聞社が追求しないのは、
 各社がそれぞれカルチャースクールを運営していて、そこからの実入りが大きく、講師をお願いしている洋画関係者に火の粉が掛かると大変
というソロバン勘定が先に立っているというのも理由の一つだ。たぶん、どの新聞社のカルチャースクールにも
 国画会会員のセンセイ
は複数いるはずだ。なんせ、カルチャースクール絵画って、
 素人絵描きさんからお金を巻き上げるための、大事なシステムの一角
だからね。

国画会ではないが、母がある団体展の会員だ。彼女は60歳になって、腱鞘炎がひどくなったので、それまでやっていたお花の先生を辞めて、絵を始めた。それから20年。この数年は、団体展の常連となり、毎年の団体展図録に作品が掲載されている。入選する度に、いくつかの画商から電話が掛かってきて、
 先生の作品をお預かりしたいのですが
とか
 先生の作品をカタログに掲載して、皆様にご紹介したいのですが
と言ってくるのだが、画商はタダで預かったり、カタログに掲載してくれるワケじゃない。母はその都度
 わたしは主婦で、素人ですから
と言って断っている。去年の入選作は今までで一番いい出来だったから、電話の本数も多かったけど、横で見ていて
 おお、こうやって素人絵描きから金を巻き上げるのか
と感心した。
わたしもあの絵は好きだ。その内額装して、家に飾ろう。100号以上あるから、普通の民家であるわが家では、壁一面になるけど。

公募団体展というのは
 高級カルチャーセンターの胴元
みたいなもので
 その団体に所属する先生について絵の勉強をする
 そこそこの腕になると「何々展」に出品しないか、と先生から声が掛かる
 作品を何点か(母の場合は毎回100号くらいの油彩を3点くらい)出品
 審査には、先生が参加していて、弟子の作品をプッシュ、他の審査員がイイ作品だと認めれば、入選
というのが、母の「趣味の絵描き」生活から見えてくるパターンだ。もちろん、先生は
 出品作の元になる写真選び(自分で撮った写真を一枚いくらで売りつけることもある)
 出品作の制作過程での助言
などはしてくれる。入選を繰り返し、ある程度の段階になると、「カルチャーセンターでついてた先生」からは離れるようだ。母の場合も、たまたま近所の絵画教室でついた先生の団体に出品してるだけで、最初からその団体に興味があったわけではないらしい。ま、入選すれば別に先生にお礼を包むし、ある意味
 日本の家元制度の悪いところを引き継いでいる
のが
 現在のカルチャースクール絵画とそこから新たな「出品者」を募っている「団体展」
だと思って間違いない。で、善良な素人絵描き達に君臨するのが
 芸大・美大出の正会員の先生達
というわけである。

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2006-06-02

盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その19) 文化庁に電話してみました

渦中の文化庁に電話してみたヒトがいる。【絵画】和田氏の盗作疑惑、スギ氏「画家だとは知らず、私の大ファンだと信じていた」「完全に私の作品の盗作だ」 [6/1]スレッドより。


866 :とおりすがり ◆PaaSYgVvtw :2006/06/02(金) 11:30:31 ID:qpzO06/g0
文化庁に電話したら、月曜に審査会を開くと言っていた。
今回の事件を重く受け止めているようで、できるだけ
迅速な対応をしたい
とのこと。電話は込み合っている模様。
ただ、現時点では公正な判断がでていないので、文化庁
としては、贋作認定はできないとも言っていた。

〒100−8959
東京都千代田区丸の内二丁目5番1号
電話 代表03(5253)4111


国際問題だからな、文化庁。
てか、和田義彦氏って
 イタリア政府給費留学生
として、最初イタリアに渡ったんでしょう?つまり
 イタリア政府の金=イタリア国民の税金
で留学しておいて、
 イタリア人作家の盗作
をしたってことは、
 恩人の家に泥棒に入った
ってのと一緒ですね。
同様の
 留学先から泥棒して「創作」活動
をしている画家が他にもいそうで、激しくイヤですな。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その18) 事件の波紋 長崎県美術館でのワークショップは講師変更、メナード美術館は作品撤去、国画会は退会勧告

現在開催中の「没後20年 鴨居玲展」のワークショップ「自分を描く」は、当初、和田義彦氏が講師として招かれていたのだが、一連の騒動を受けて、急遽講師が変更された。


ワークショップ「自分を描く」
 講師:滝純一(福岡教育大学教授、二紀会委員)

友達の美学研究者が教えてくれたのだが、長崎県美術館の館長
 伊東順二氏
館長あいさつ
って、あの
 小川知子
の夫なのね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/小川知子_(女優)

また、今日6/2から、メナード美術館は、和田義彦氏の作品展示をやめた。


絵画盗作問題:和田作品を撤去 愛知・小牧の美術館

 愛知県小牧市のメナード美術館で開催中の「国展80周年記念 国画会の画家たち」展に展示されている和田義彦氏の作品「卓上静物」を、同美術館は2日から撤去することを決めた。
 和田氏の所属する国画会が、今回の問題をめぐり退会勧告を出したため。同展では会員の作品約50点を展示している。
毎日新聞 2006年6月1日 22時51分 (最終更新時間 6月1日 23時31分)

これより先、和田義彦氏が所属する国画会は、退会勧告を出した。和田義彦氏の絵の展示を予定していた高島屋も、和田氏の作品を除外することを決めた。


盗作疑惑:和田作品は盗作、断定し退会勧告−−所属の美術団体

 芸術選奨文部科学大臣賞に決まった洋画家、和田義彦氏(66)の複数の作品が盗作した疑いがあると文化庁が調査している問題で、和田氏が所属する美術団体「国画会」の絵画部・会務委員会は31日、「盗作行為」と断定し、退会を勧告する文書を和田氏に送った。応じない場合には除名する方針。
 会務委員会には15人の委員のうち10人が出席。「仲間として盗作は許せない」との声が相次ぎ、全員一致で退会勧告を決めたという。一方、百貨店の高島屋は7日から全国5店で開くグループ展に、和田氏の作品を出展しないことを決めた。
毎日新聞 2006年6月1日 東京夕刊


もっとも、国画会は、かなり早い時期に
 和田氏の作品がアルベルト・スーギ氏の作品の盗作である
という告発を受けていたのに、本人が「盗作でない」といったからお咎めなし、というトンでもない甘い処分をしていたわけで、何を今更、だ。要するに
 和田氏を国画会会員としておくことで、「同類」と見なされ、自分たちの絵画の市場価値が下落するのを恐れての処分
なのである。高島屋の場合は
 こんなもん売って、客に損させるつもりか!
というクレームを未然に防ぐためで、どっちにしても
 欲の皮の突っ張った話で、まったく芸術性とか倫理観に基づく処置ではない
のである。ま、日本の絵描きもデパートを含む画商も、一皮剥けばこんなもんだ。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その17) 和田義彦氏の経歴の謎 和田氏が生まれたという三重県の神社のヒト発見

mixiの日記検索をしていたら、なんと
 和田義彦氏が生まれたという「三重県の神社」はウチです
というヒトがいた。なんでも、その地域にある神社は一つしかないのだそうだ。和田氏とそのヒト一家とは血縁関係はないという。
昨年の三重県立美術館で開かれた和田氏の展覧会図録の解説に、同館の毛利伊知郎学芸員は次のように書いている。


ドラマとポエジーの世界

 1940年、和田義彦は三重県北牟婁郡引本町(現海山町)で神社の神職を父に生まれている。(略)しかし、三重県での生活はさほど長くはなかった。和田家はその後現在の中国東北部(旧満州)に移住、終戦後引き揚げてからは愛知県名古屋市に居を構えることとなった。1959年(昭和34)に愛知県立旭丘高校美術科を卒業した和田は、現役合格できなかったら父の跡を継いで神職に就くという約束で東京芸術大学油画科を受験、見事に現役合格を果たすことになる。


和田氏が幼くして離れたと言う三重の神社には、取材の電話が掛かってきたそうだ。

不思議なことがあるものだな。
神社なら、歴代宮司の記録が残っているはずだ。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その16) 和田義彦氏はなぜ名古屋芸大を辞めたのか ネットに流れる不名誉な噂

昨日までmixiでは直接閲覧できた、あるヒトの日記に
 和田義彦氏が名古屋芸術大学在職時に行った問題行動
について、詳しい経過が書かれていた。それはそのヒトの友人が、名古屋芸大在職時に実際に見聞きし、体験したことをmixiの日記に書いたものを、更に編集したとのことだった。内容は
 セクハラとパワハラに関するもの
である。現在、そのページにはアクセスできなくなっているのだが、もし、これが真実だったとすると、何故、
 名古屋芸大のサイトからは、和田義彦氏の在職した形跡が抹消され、名誉教授にもなっていないか
が、腑に落ちる。だって、おかしいでしょ? なによりも「賞」が画家の値打ちを決めるというのに、以前在職した教員が
 東郷青児賞・河北倫明賞・芸術選奨文部科学省大臣賞
と退職後に立て続けに受賞していることにまったく触れてない、というのは。

芸術系の大学では、セクハラはそれこそ枚挙に遑がないくらい、日常茶飯事だ。パワハラに至っては
 学生の将来を教員が潰す
というのも、これまたよくある光景だ。和田義彦氏が名古屋芸大在職時に行ったとされる問題行動が、マスコミ沙汰にならなかったのは、上記の日記によると、
 自主退職するように大学側がし向けたから
だそうだが、これが芸術系じゃない大学での事件だったら、こんな処分では済まない内容だ。和田氏が問題行動を起こしてから、そうしたことが表沙汰にならなかったのは、大学の上層部との結びつきが強かったから庇ってもらえた、ということらしい。自主退職に追い込まれたのは、学長が替わってからだそうだ。
この問題については、名古屋芸大は今後も黙りを決めるだろうから、噂だけがあちこちで流れていく。
ちなみに、上記mixiの日記は、そのまま引用されて、ネット上のあちこちに貼られている。

実際に、パワハラの現場にいあわせたというヒトの話。例によって掲示板の書き込みだから、真偽は不明だ。【絵画】和田氏の盗作疑惑、スギ氏「画家だとは知らず、私の大ファンだと信じていた」「完全に私の作品の盗作だ」 [6/1]スレッドより。


199 :名無しさん@6周年:2006/06/01(木) 16:14:52 ID:BOXNBUzj0
昔、こいつ講師かなんかしてて、生徒がスポーツ観戦に行くと口にしたら、その生徒は個室に呼ばれた。
1時間たっても戻ってこないから様子みにいったら無理矢理そのチケットをよこすようにと恐喝されてた。
その生徒は混乱し、半泣状態。
この様な変態行為が都度問題になっていたので毎年被害者の生徒達が学校に文句をいってたんだが、学長とのつながりが強く、解雇される事はなかった。
くそったれだ。

mixiでは、和田義彦氏が名古屋芸大に在職した当時の教え子達が、その当時にあった問題について、mixi内で日記に書いたり、コミュニティで話題にしたりしている。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その15) イタリアの美術専門サイトでも「盗作疑惑」が報じられる

文化庁がぐずぐずしている間に、イタリアの美術専門サイトでも、今回の「盗作疑惑」が取り上げられた。


Alberto Sughi plagiato in Giappone? [01.06.2006]

Un incredibile caso di plagio vede protagonista Alberto Sughi.
L'artista giapponese Yoshihiko Wada è stato infatti accusato di avere realizzato una serie di dipinti estremamente rassomiglianti ad altrettanti lavori dell'artista cesenate.
La notizia sta riscuotendo enorme interesse in Giappone dal momento che tocca direttamente il Ministero della Cultura Giapponese e
il Sompo Japan Museum of Art di Tokio (noto per aver acquistato i Girasoli di Van Gogh) che hanno di recente insignito Wada di premi e spazi museali e che ora si rendono conto che il lavoro di Wada comporta la piu' completa rassomiglianza al lavoro di Alberto Sughi.
Nel frattempo la Painting Division of Kokugakai, un' associazione d'artisti Giapponese, ha deciso di chiedere a Yoshihiko Wada di lasciare l'organizzazione o di rimuoverlo nel caso l'artista rifiuti.
A seguito del clamore suscitato dalla vicenda, il sito di Alberto Sughi ha ricevuto solo nella giornata del 31 maggio ben 58.000 dal solo Giappone.
La notizia nei siti giapponesi, con l'immagine di uno dei quadri esaminati.

Segnaliamo anche che sono da oggi integralmente pubblicate nel sito albertosughi.com "L'uomo, la societa', l'artista", tre interviste di Sergio Zavoli con Alberto Sughi fatte tra gli anni 1981 e 2006.
Riportiamo nel seguito un breve estratto che ci pare emblematico dell'uomo e dell'artista Alberto Sughi:

Tra tutti gli arbítri che l'arte si può prendere non c'è quello di essere autoreferenziale. Troppa pittura, nel nostro tempo, prende il centro della scena perché afferma chiassosamente la sua esistenza. E' solo stoltezza, manifestazione del vuoto culturale in cui siamo precipitati. L'arte è un'altra cosa: è la ricerca ansiosa della strada che dovrebbe portarci dove si intravede la verità. La verità resterà, forse, sempre nascosta, ma il lavoro dell'arte testimonia sul viaggio intrapreso per conoscerla.


あ〜、みっともない。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その14) 文化庁、できるだけ「責任」を取りたくないので、「自発的受賞辞退」を画策?

問われているのは
 日本の国家としての「文化に対する見識」
だというのに、その所轄官庁であるはずの文科省、文化庁の役人達は相変わらず
 自分たちが直接手を下すのはイヤ
と、逃げ回っている、という噂だ。これが本当なら
 高松塚・キトラ古墳壁画損傷問題でも逃げ回っていた文化庁の体質はいっこうに改まっていない
ってことだ。今日は金曜日、週を越すつもりか?
【盗作】和田義彦【似てるだけ】スレッドより。


836 :書跡 :2006/06/01(木) 18:50:06
さっき、文化庁の関連団体に勤めてる後輩の所にダベリに行って
きたんだが、文化庁の受賞も、安田の受賞にしても、また国画にし
ても、自ら退会や自体や返上させて、穏便にすませるべく水面下の
工作に躍起
になっているらしい。でも、だれが引導渡せばおとなし
く引き下がるのかねえ?

837 :書跡 :2006/06/01(木) 18:50:52
自体→辞退。


穏便に、ですか。
 賞を取り上げて、自殺でもされたら責任問題
とでも考えてますかね、文化庁。

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盗作疑惑 芸術選奨受賞画家の行方(その13) 「開運! なんでも鑑定団」出演永井氏の永井画廊、サイトから和田義彦氏関連の記述を削除

つい昨日までだが
 テレ東の「開運! なんでも鑑定団」の鑑定士永井龍之介氏
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kanteishi/nagai.html
の画廊
 永井画廊
http://nagai-garou.com/
では、和田義彦氏の作品を強力にプッシュしていた。キャッシュを拾っておく。


いま最もホットな作家たち

永井龍之介氏メッセージ

和田氏は、天性に加え、長年の絵画修養のうえに築き上げられた卓越したデッサン力、ヨーロッパルネサンス以来の数々の名画の模写、修復を通して獲得した素晴らしい構成、造形、表現力、そして豊かな感性を通して、詩的でドラマチックでロマン溢れる作品を描き続けています。当代屈指の画家です。

歴代実力者が受賞している安田火災(現在損保ジャパン)東郷青児大賞や洋画、日本画、現代美術の垣根をはずし、グレードの高い絵画全般のなかから選出される「両洋の眼展」河北倫明賞を受賞されるなど、近年美術界での評価も急上昇です。本年は、三重県立美術館、渋谷区立松涛美術館、茨城県つくば美術館の公立三館で個展開催中です。現役洋画家が同一年に公立三会場で個展を開催されることは稀有であり、画期的な出来事です。いま最も話題の画家として本コーナー第一回目にご紹介をさせて頂きます。また、10月には永井画廊にて和田義彦デッサン・挿絵展を予定しておりますので、是非お越し下さい。

略歴
1940 三重県に生まれる
1959 愛知県立旭丘高等学校卒業
東京芸術大学油画科入学
1965 東京芸術大学大学院油画科修了
国画会初出品、以後毎年出品(1972〜1977イタリア留学中を除く)
1972 イタリア政府給費留学生として渡伊。ローマ美術学校、ローマ国立中央修復学校にて修復技術及び古典技法を学ぶ
スペイン・プラド美術館、イタリア・ビーリア美術館にて研究模写を行う
(ベラスケス、ルーベンス、リベラ等)
1977 イタリアより帰国
1979,81,82 明日への具象展出品(日本橋高島屋)
1993 パリ国立美術大学、キャロン教室に招待される
2000 両洋の眼展出品(三越本店他)、以後毎年出品
2002 第25回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞
2005 両洋の眼—新美術主義の画家たち展(日本橋三越他)河北倫明賞受賞
和田義彦展開催(三重県立美術館、渋谷区立松涛美術館、茨城県つくば美
術館)
個展・グループ展多数開催
森村誠一著作装丁、表紙絵、挿画
現在、 国画会会員、日本大学総合科学研究所教授、武蔵野美術大学講師


今年1月には、和田義彦氏を含む三人の画家の絵を展示販売していた。これもキャッシュを拾っておく。

タイトル 「臥龍之會」馬越陽子・豊島弘尚・和田義彦 3人展

開催日 2006年1月13日(金) − 2006年1月27日(金)11:00〜19:00 日休
会期・会場2 永井画廊

コメント
 弊廊創業35周年、南青山移転10周年、鑑定団出演10周年を記念して、馬越陽子先生、豊島弘尚先生、和田義彦先生、当代実力画家3人及び私の名もとり「臥龍之會」を企画しました。当会のキーワードは“東西文化の超克”。
(略)
 和田先生は、イタリア留学で油絵研究、名画修復、模写を通して、油絵を極め、人間の生命の躍動、魂の叫びを描いています。現在新たに墨に挑戦中。由緒ある神官に生まれたルーツをふまえ、未来からの問いかけに現在東西の画材を極めることで答えようとしています。普遍的な人間実存の表現を前に祈るばかりです。
(略)
※ 「臥龍」とは、優れた能力を持ちながら世間に知られていない人物。在野の傑物。諸葛孔明の例え。 (日本国語大辞典〔小学館〕より)

和田義彦
『机上静物』 F10 油彩 945,000円
『龍の居る机上静物』 P50 油彩 1,890,000円
『バー』 F30 油彩 1,470,000円
『窓』 F6 テンペラ 525,000円
『森の中へ』 27×24 デッサン 189,000円

まあ、「臥龍」というと聞こえがいいが、早い話
 今はそこそこですけど、これから有名になって絵の値段が高騰する「有望株」ですよ! お利口なお買い物ですよ
と投機目的の絵画購入者を煽ってるのと一緒だ。骨董屋の
 これは化けまっせ
という耳打ちと品位という点ではあまり変わらない。

長年にわたる「盗作」を見抜けなかったのは
 「開運! なんでも鑑定団」鑑定士 永井龍之介氏
も同様で、
 「鑑定団」のレギュラーを下ろされないように、さっさと削除した
のか、と勘ぐってしまう。まさかね〜。
で、去年、今年と和田義彦氏の絵を積極的に売ってたんだけど、今回の一件で、顧客から文句言われたりしてませんか、永井画廊。テレビで得た名声は、失うのも早いですよ。

その点、大手の日動画廊は、まだ、和田義彦氏の名前を取り扱い作家から削除してはいない。
日動画廊 取り扱い作家

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