平成の大合併祝に歌謡ショー? 弥富市長の不思議な発想
地方の自治体にとって
NHKのど自慢を招致できるかどうか
は、大問題らしい。市政何周年とかの節目の年には、
威信を賭けて、あの手この手で誘致合戦
を繰り広げると聞く。以前、NHKスペシャルだったか、
NHKのど自慢誘致
を取り上げていて、無関係な者から見ると、驚くほどの情熱を傾けている様子には、茫然としてしまった覚えがある。そんなにのど自慢って大事なのか?、と。
たぶん、似たようなノリなのだろう。愛知県の二つの町村が合併したのを祝って、
歌謡ショーを企画
した市長がいる。議会に諮ったら、ブーイングの嵐で、ショーの予算を引っ込めたという。朝日より。
合併祝う歌謡ショーに2千万円 無駄と批判され予算撤回
2006年06月19日20時57分4月1日に愛知県の旧弥富町と旧十四山村が合併し、弥富市が誕生したのを記念した歌謡ショーを企画し、補正予算案に委託料2千万円を計上した同市の川瀬輝男市長が19日の市議会で、企画の中止を表明した。議員や市民から「財政難の中、無駄な支出だ」との抗議が相次いだためだ。市は同日、2日に提案した総額2942万円の補正予算案の撤回を提案し、議会も同意。市は歌謡ショー分を除いた予算案を再提出する異例の事態に追い込まれた。
19日の市議会本会議では、佐藤博議員が市の考えをただした。川瀬市長は「議会や市民など各方面から多様な意見をいただき、総合的に判断して補正予算案を撤回する」と答弁。「今後は二度とこのようなことを起こさないように気をつける」と陳謝した。
市などによると、合併前の旧弥富町時代の04年に同町は、周辺自治体との合併50周年を記念し、黛ジュン、三田明、あべ静江らの歌謡ショーや盆踊り、文化芸能大会などの記念事業費として当初予算に8400万円を計上し、それぞれ事業を行ったという。
そのため、市議会では佐藤議員から「町村合併50年周年記念事業はどう評価しているか」との質問も出たが、川瀬市長は「好感を持っている」と答弁。佐藤議員が「市民は不信感を抱く」と反発する場面もあった。
財政難なのに、
市になったから、2000万円かけて歌謡ショー
という発想には恐れ入る。こういうおじさん、おばさんたちが日本の自治体を牛耳ってるのかと思うと、
日本の国家的赤字体質
はいつまで経っても改善されるどころか、こうしたおじさん、おばさんたちが
自分たちだけイイ思いをして、莫大な借金を子孫に背負わせる
のではないか、という危惧がのしかかる。てか、少子高齢化なんだから、そうそう次世代の若者達は簡単に借金を返せませんよ? どうして政治家は目先のことしか考えないのか。
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