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2006-07-11

白幡洋三郎教授 島台について 学術講演会@日文研 7/10

白幡洋三郎先生の講演で
 島台
といえば、面白くないはずがない。案内はがきが来てたので、速攻メールで申し込んでおいた。白幡先生は、指導教官のお一人(だったはず)。

日文研とは、最近あまり縁がないので、桂坂に行くのは久しぶり。京大工学部が移ってきてからは、ほとんど足を運んでない。
鐵ではないけど、たまたま
 JR→向日町→ヤサカバス→日文研→京都市バス西6→京大桂キャンパス経由→阪急桂→阪急→阪急烏丸→京都市営地下鉄→京都→近鉄→奈良交通バス
という、全経路ちがう交通機関で一回りすることになった。
桂坂のある洛西ニュータウンは、竹藪を切り開いてできた造成地なので、夏は異様に暑い。四年間、大枝に住んでたけど、
 ヒートアイランド現象
を、毎日実感する暑さだった。あまりに暑くて、日文研前の路上には
 地面から這いだして、日干しになる大量の蚯蚓
が毎年みられたくらいだ。

しかし、しらん間に
 花の舞公園
とかいう停留所が出来てるし。センスのないネーミングだけど、西武がつけたのか、住宅供給公社がつけたのか。日文研下の造成地は、やっと家が建ってきたところか? 相変わらず埋まらないけど。
京大桂キャンパスは、まだまだ工事中のところがあったり、思ったより学生の姿は外になかったり。ま、五時過ぎだし、理系は実験最中かな。京大桂キャンパスからバスに乗ってきたのは若い女性二人。学生だか、事務のおねえさんだかは不明。一応、桂坂の景観に配慮して、タイル張りの建物になっている。あそこは以前はなんにもないところで、東桂坂から御陵坂のドライブルートだったんだけどな。一番見晴らしのいい場所は、京大に持って行かれた模様。しかし、桂坂で
 Lune
の看板を見るようなことになるとは。

講演会の方は、月曜日にもかかわらず、
 ご年配の方々
が足を運んでいた。後から白幡先生にうかがったところでは、
 今回はあんまり宣伝しなかった
そうで、それでも結構な入りだ。

いつものように、講演は二本。最初は、渡辺先生のフランスの教育調査に関する研究。フランス人には悪名高い
 フランスの国語教育
について触れる。まだやってるんだな、あの
 綴り字嫌いになる国語教育
を。そっちの方が驚いた。フランスの教育程度の高い人達は別にして、勉強嫌いな庶民が、教養のなさを罵る言葉として
 あんた、もっと綴りの勉強した方がイイよ
というのが、大昔からあるんだけど、今でもたぶん使ってるだろうな。

白幡先生の
 島台について
というのは、古代からある庭園意匠の
 蓬莱
を象ったと思われる島台が、室内の宴のしつらいとしてつい最近まで存在した、というお話。いや〜、白幡先生が、
 画像表示ソフトを使って講演
されてるんですよ。(って、知ってる人以外にはあまり興味のない話だけど)あのソフトは便利そうだな〜。早川多聞先生から教えて貰った、ということだったので、こんどお尋ねしてみよう。
講演は大変面白かったし、自分のやってることと関連する話があったので、行ってよかった!

もう一つ、行ってよかったのは
 あんた、論文書いてへんやろ!
とご指摘を受けた件で、こちらがビックリ。
 え? 依頼きてませんけど
調べたところ、なぜか
 原稿依頼メールが不着
になってたことが判明。原因は不明だ。
(以下 業務連絡
というわけで、昨年のシンポジウム参加者の皆様、報告書の出版が遅くなったのはわたしのせいです。ごめんなさい。今週中くらいに原稿送りますので、お許しを。)

帰りのバスの中で、
 コンピュータ文化をやるつもりで日文研に行ったのに、いつの間にか古代史をやっている不思議
をかみしめた。

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