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2006-07-04

国立大学や研究所などの先生方の懐具合

下世話な話だが、
 国立大学や研究所の先生方は、その地位に比して、給与が高くはない
のは、ほぼ常識だ。激烈な競争をくぐり抜けて現在の地位を獲得しているのだけれども、たぶん、民間に就職した同級生よりは、低い場合も少なくないだろう。

今年も、文科省が国立大学や研究所などに勤務する職員の給与を発表した。
文部科学省所管独立行政法人及び国立大学法人等の役員の報酬等及び職員の給与の水準(平成17年度)の公表について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06062713.htm

取りあえず、大学関係者以外に興味を引きそうな職場のurlを貼っておく。
 東京大学
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06062713/001/021.pdf
 京都大学
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06062713/001/051.pdf
国立大学法人の一覧(PDFファイルへリンクが貼ってある)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06062713/001.htm
 国際日本文化研究センター・国立民族学博物館・国立歴史民俗博物館・国立国文学資料館・総合地球環境学研究所
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06062713/002/090.pdf
 国立天文台・核融合科学研究所・基礎生物学研究所・生理学研究所・分子科学研究所
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06062713/002/091.pdf
 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06062713/002/092.pdf
 国立極地研究所・国立遺伝学研究所・国立情報学研究所・統計数理研究所
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06062713/002/093.pdf
 国立文化財研究所(東文研・奈文研)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06062713/014.pdf
 国立博物館(東博・京博・奈良博)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06062713/013.pdf
 国立科学博物館
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06062713/008.pdf
 国立美術館(東京国立近代美術館・京都国立近代美術館・国立西洋美術館・国立国際美術館・国立新美術館)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06062713/013.pdf

ま、こんな感じだ。以前はみんな国家公務員だったから、一律に「人事院勧告」で決まってたけど、今は
 公務員の人員削減
のために
 独立行政法人の職員
になったから、それぞれの機構もしくは機関ごとに給与が公表されている。
最近は、お勉強系の本は売れなくなったから、
 印税や原稿料で儲かる先生
は少なくなりつつある。儲かるとしたら
 産学協同のプロジェクトがうまくいってるところ
だろう。というわけで
 基礎研究と人文系はどんどん貧乏に、実学系はそれなりに金持ちに
なっている。これが中国なんかだと
 儲かっている実学系から、少し「上納金」を大学に出させて、自力では稼げない基礎研究や人文系などに研究費を回す「共存共栄」策
をとってたりするんだけど、日本じゃ、どうなんだろう? あんまりそんなボランティア精神のある話を聞かないのだが。

てことで、国立よりは、たぶん上位私立大学の方が、生涯賃金はいいんじゃないかな。私大の方が定年長いしね。これからは少子高齢化時代で、大学定員を充足するのは至難の業。となると、
 教養系の教員から、非常勤化もしくは大学コンソーシアム等の利用で教員の人員削減
というのは時の趨勢。そうなると
 定年の早い国立から私大へ再就職
という黄金ルートも、確保が難しくなってくる。
博士になったはいいけど、若い人は就職がなく、国立大学の先生になったはいいけど、国立定年後の再就職先はアテにならない、というのが、現在のところの大学関係者のお仕事事情だ。そりゃ、大学院進学者が様変わりするわけで、目端の利く学生は、たぶん、学部卒で就職するなり、なんなりしちゃうよね。以前は
 国立大学教授は無条件で叙勲
だったけれども、近年叙勲の基準が変わったので、そう簡単ではなくなった。恩師が
 僕は貰ったけれども、同期の人達はまだだと思うと、なんだか気が重い
と仰っていたのが何年前だったか。今後は
 共済も他の年金と一本化する
とか言ってるし、
 国立大学に就職してもいいことない
なんて印象を若い人達に与え続けていると、たぶん人材は別な分野に行っちゃうだろうな。
 教育のための人材育成
が、こんなことでおろそかになると
 科学技術立国危うし
だ。しかし、何でこの国は
 メンテナンスをする、あるいは育てる分野に金を回さない
のだろうね。

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コメント

はじめまして。
>何でこの国は メンテナンスをする、あるいは育てる分野に金を回さないのだろうね。

ですね。人を育てる、引き継ぐ意識がなければ停滞してしまいます。学校もサッカーも。人が財産と言いながら、税収の頭数としか考えていないのでしょうか。だったら悲しすぎます。

投稿: どんどん | 2006-07-04 19:00

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