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2006-08-28

世界遺産破壊計画進行中か 平城遷都1300年記念事業と京奈和道路平城宮跡貫通は抱き合わせの噂 道路行政と観光誘致の暴走

あくまでも小耳に挟んだ話なので、真偽は不明だが、表向きは別立てで進行しているように見える
 平城宮跡を通して「世界遺産」としての価値を損なう可能性のある京奈和道路建設

 平城遷都1300年記念事業
とは
 抱き合わせで行われている
という。
 平城遷都1300年記念事業
http://1300.jp/
 京奈和高速道路
http://www3.ocn.ne.jp/~nsih2001/keinawaruutozu.html

だいたい、
 平城遷都1300年記念事業は、平城宮跡に建物を建てられるかどうかの調査
は行われているが
1.  もし、目論見通り観光客が来た場合、大量に出る屎尿・施設排水や環境汚染物質を、平城宮跡地下の環境に影響を残さないように、どこに排出するか
2.  下水を通らないで、土中に浸透する、イベントによって発生する汚水や汚染物質が、平城宮会場でどの程度出て、どの程度埋蔵文化財に影響を与えるか
なんてことは一切考えられてないようだ。
 建物を建てられればOK
って、まさに
 土建国家日本の発想
ですね。箱ものさえ建てられれば、メンテナンスは考慮しないのだ。メンテナンスに意味があるというのに。

平城宮跡の地中には1300年前の奈良の人達が書いた木簡が埋まっている。木簡は
 現在の水位を保ち、かつ土壌や水が汚染されない
という条件で保存可能だが、このままだと
 イベント会場の汚水や汚染物質が埋蔵文化財を損ない、道路建設で水位が下がり、木簡そのものが永久に失われる
可能性があるのだ。
 平城宮が世界遺産であるのは、木簡を始めとする埋蔵文化財が評価されている
という点を奈良県は全く無視している。しかも、この
 遷都記念事業というお祭りに隠れて、着々と京奈和道路建設計画も進行中
で、
 この二つの事業は「抱き合わせ」
なのだという。

ふ〜ん。
そうすると、熱心に旗振り役をなさっておられる千田稔国際日本文化研究センター教授(奈良県立図書情報館館長)は、
 歴史学者としての立場より、「利益」優先
で、あちこちでお金集めに回ってるわけですね。ま、千田先生は、もう生の木簡を読まないだろうし、
 木簡より道路とイベント
なのですか。中公新書に書かれた、行基さんも道普請に熱心だったから、その跡を慕って、ご自分も道普請をなさいますか。
気の毒なのは、県内の歴史文化関係の機関で、県の事業だから代表者がつきあわされているのだが、恐らく中には、ご自分の研究ポリシーとは相容れないけれども「大人の事情」でおつきあいさせられている研究者もいるだろう。

まあ、奈良県らしい愚行ですね。
中国であちこちの遺跡を勝手に壊して、
 再開発して観光資源
にしてますが、
 奈良県のやってることも同じ
ですね。

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