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2006-08-14

中国産品の産地偽装 禁輸のはずの中国製木炭、相変わらず流通

これだから中国産品は信用できない。たとえ
 中国産じゃない
と書いてあったとしても、実際は
 中国産のものが堂々と輸入される
からなのだ。
 金になることは何でもやる
のが、中国だ。その点日本人は太刀打ちできないだろう。

朝日より。


「禁輸」の中国産木炭、なぜか出回る
2006年08月14日03時00分

 「森林保護」を名目に中国で輸出が禁止されている中国産木炭が、その網をかいくぐって国産の木炭を押しのけ、グルメブームやアウトドア志向の高まりで復活しつつある木炭需要を支えている。産地の後継者不足に悩む国産炭は価格競争に勝てず、シェアを奪われる一方だ。

 「輸出禁止?すっかり忘れていましたよ」

 都内の焼き鳥店の店主は懐かしそうに振り返る。店には「紀州備長炭使用」の木札が下がる。

 「炭がなくなる」。グルメブームで大量の木炭を消費し、その8割を中国産に頼っていた外食産業に衝撃が走ったのは04年10月。中国政府が天然木の炭の輸出を全面的に禁止した時だった。

 だが、それから1年半以上たったいまも焼き鳥店主は国産と中国産の備長炭を併用する。価格も禁輸前と同じ。「なくなるなんて話は、もう聞かない。輸入炭は安くて助かる」という。

 中国からの輸入は昨年、禁輸前の7割ほどに下がったが、依然、輸入炭の4割近くを占める。林野庁は、こうした中に中国側の禁輸の目を逃れて輸入される炭が多く含まれている、とみる。

 それを裏付けるのは日中両国の貿易統計の数字のずれだ。財団法人「林政総合調査研究所」が調べた中国側の統計では04年の日本向け木炭輸出量は約3万5000トン。一方で財務省の統計によると、同年の中国からの輸入量は約5万6000トンと、2万トン余りも差がある。

 また中国の隣国の「ミャンマー産」と表示した備長炭の輸入が禁輸の翌月に約6倍、今年3月には30倍以上に急増した。

主に中国の港から日本に届く。林野庁は、これらにも中国産が含まれている可能性が高いとみる。

 中国産備長炭をいまも輸入する北海道の炭販売業者は「リスクをいとわない中国の中小商社が扱っている。日本でも『禁輸』をチャンスとみて木炭輸入に新規参入した業者が多く、かえって競争が激しくなった」。

 中国産がいまも使われる背景には、ここ20年で約2・5倍に増えた木炭消費の高まりがある。

 消費は戦時中をピークに減り続けたが、飲食店やレジャー用などの需要で反転。だが国産炭は輸入炭に押され昨年、過去最低になり、20年前には9割以上だったシェアも昨年は3割程度に落ち込んだ。

 国内産地で増産やコスト減が進まず、国産炭の半額程度という輸入炭との価格差を詰められないためだ。最高級とされる紀州備長炭の産地、和歌山県木炭協同組合の日下善右衛門代表理事は「原木や、技術の高い職人の育成が需要増に追いつかない」と話す。

 担い手の高齢化も響く。比較的若いとされる国内最大の産地、岩手県でも平均年齢65歳以上。「増産に体力がついていかない。効率を上げようにも機械化が難しい」(県木炭協会)という。

 林野庁特用林産対策室は「中国産の輸入は日本では違法ではないが、現状では輸入量やルートが不透明で、自然保護や品質管理の面から好ましくない。国内産地への支援と輸入実態の把握に努めたい」としている。


備長炭がなくなるって話はすっかり消し飛んでいる。

これは炭の話だけれども、
 同じことは他の事例にも当てはまる
だろう。
 中国産品が何らかの違反で警戒されてチェックが厳しくなったら、周辺国の産品と産地を偽装して輸出
しているのは、ほぼ間違いないように思う。
各地の検疫所には、是非水際で
 日本の食品衛生法に違反した輸入食品を食い止めて欲しい
のだが、人数が少なすぎると聞いている。あとはわれわれ消費者が、
 表示のあるものについてはそれを確認する
しかないな。外食や中食で使われている食材については、もうチェックのしようがない。

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